机と椅子のベストな高さとは?計算するポイントや最適なバランス・選び方を紹介
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会社員の人は1日のほとんどの時間を費やしているデスクワーク。
また新型コロナの影響でリモートワークを強いられる会社も増え、家でもデスクワークしている人が増加しました。
そのため今後のデスクワークのために、机や椅子を購入しようと考えている人も多いはず。
今回は机や椅子の購入の際に気を付けたい、机と椅子の最適な高さを解説します。
またデスクワーク以外の場合の最適な高さや、机と椅子の高さの悪さから引き起こされる健康障害についても見ていきましょう。
最後には机と椅子のおすすめの選び方やメーカーを紹介しているので、これからい机や椅子の購入を考えている人は参考にしてみてください。
机と椅子の最適な高さを見極めるポイント
机と椅子を最適な高さにすることが大切であることは分かりましたが、最適な高さはどのように決めれば宜しいのでしょうか?
最適な高さは人間工学を理解することで知ることができます。
人間工学とは、仕事や家庭においてより快適な生活を実現させるための学問です。
近年では人間工学を取り入れた製品も増えてきており、簡単にその製品を購入することができます。
それでは、具体的に人間工学に基づいた机と椅子を最適な高さにするためのポイントについて解説します。
最適な高さは椅子を基準に計算する
机ではなく自分にあった椅子から購入するのが理想です。
机を購入してしまうと、自動的に下に入る椅子を選ぶようになります。
まずは体にあった椅子を見つけ、その上で適した机を購入するのがおすすめです。
着席時に足裏が付くようにする
椅子の高さを決める基準として椅子に座った際に、足裏全体が床についているかどうかというのが一つの基準となってきます。
一方で座面の高さが床から40㎝前後が良いという基準もあります。
しかし、こちらの基準は身長が高い人と低い人とがいるのと同様に、一概にこの基準があっているとは言えません。
椅子の高さを足裏全体が床につく高さにすることによって、体重を腰だけでなく足裏にも分散させることができます。
そのため、姿勢がよくなり腰への負担が軽減されるのです。
もし上下への昇降機能がない椅子を持っている人は、座面にクッションを敷いたり、足元に踏み台を設置したりするのも一つの解決策です。
床に足裏全体を付けることができるようになり、椅子を最適な高さに設定することができます。
肘の角度が90度になるようにする
机の最適な高さを考える際の基準として、机に腕を下した際に肘が90度になっているかどうかというのがあります。
椅子の高さを上で開設した通りに設定し、腕を自然に机の天板へと降ろした際に肘の角度は90度になっていますでしょうか?
これが90度未満であれば机が高く、90度以上であれば机の高さが高いことが考えられます。
この肘の角度が90度になっていないと、パソコンの画面を見るために姿勢が丸まってしまったり、パソコンの画面との距離が近すぎて目が疲れやすくなったりします。
机を適切な高さに設定することで姿勢も正され、パソコンの画面との距離も適切に保つことができるため、注意しておきたいポイントですね。
差尺を目安に考える
机と椅子の最適な高さを求める際に差尺で考えるという考え方があります。
差尺とは何のことでしょうか?
差尺というのは椅子の座面から机の天板までの長さのことを意味し、ベストな長さは27~30㎝です。
この数値だけを信じるというのは少し軽率ですが、机と椅子の最適な高さを求める際には参考にしておきたい指標ですね。
差尺を参考とすることによって、正しい姿勢を確保することができます。
簡単にできる差尺の調整方法
ここで簡単に実践できる差尺の調整方法を紹介します。
まずは座面にクッションを敷くことです。
座面にクッションを敷くことによって天板と座面の距離を縮めるができます。
またフェルトなどの記事を机の下に敷くことです。
机の高さを微妙に調整したいときにはこの方法が活躍します。
天板の高さが高くなるため差尺の長さを長くすることが可能です。
机と椅子の最適な高さの計算方法
続いて机と椅子の最適な高さを求めるための計算式を解説します。
あくまで数字上の最適値なので最後には自分自身の感覚が頼りにはなりますが、一つの参考として利用してみてください。
- 自分の身長×0.25-1=最適な椅子の高さ(座面)
- 自分の身長×1/6=最適な差尺の長さ
この計算式によって自分にとって最適な机と椅子の高さ、並びに差尺の長さを求めることができます。
身長が182㎝の人を例にして実際に机と椅子の最適な高さを計算してみましょう。
- 182×0.25-1=44.5㎝(椅子の最適な高さ)
- 182×1/6=30.333…㎝(最適な差尺の長さ)
- 44.5(椅子の最適な高さ)+30.333…(最適な差尺の長さ)=74.833…㎝(机の最適な長さ)
上記のようにこの計算式を用いることによって、最適な差尺の長さと最適な机と椅子の高さを求めることができます。
実際に皆さんも計算式を用いて、机と椅子の最適な高さを算出してみましょう。
デスクワーク以外の机と椅子の最適な差尺
机と椅子の差尺はその用途によって異なるものです。
例えば、デスクワークに最適な差尺を食事や団らんの場所にも適応していると使い勝手が悪かったり、姿勢が悪化したりする原因になることがあります。
ここでは、デスクワーク以外の机と椅子の最適な差尺について解説します。
食事時の最適な差尺
食事の際に最適な差尺は25~30㎝です。
食事の場合はデスクワークと近い値が出ています。
理由をしては、食事もデスクワークと同じように机上の道具を使いながらその行為を行うからです。
差尺が短いと目の前に料理があることになり不衛生ですし、逆に長すぎるとお箸やフォーク・スプーンが使いにくくなってしまいます。
リラックスするために最適な差尺
続いて、リラックスするための差尺です。
リビングにソファーとローテーブルを設置し、リラックスできる空間を作ることは一度は誰でも憧れますよね。
このように座面が低いソファーと天板が低いローテーブルを設置する際の差尺はどれぐらいの長さがいいのでしょうか?
このケースの差尺は0~15㎝の差尺が望ましいです。
家でリラックスするシチュエーションでは、テーブルの上のものを度々使うようなことはないですよね。
そのためテーブルの差尺が0㎝でも不便に感じることはあまりありません。
逆にテーブルが視界に入ってこないため、テレビの視聴の邪魔にもなりませんし非常に快適です。
お酒を飲むための最適な差尺
最後にお酒を飲むために最適な差尺です。
おしゃれなバーにはバーカウンターと言われる、机と椅子の高さが非常に高い珍しい家具が配置されています。
このように机と椅子両方とも高さが高い場合、差尺はどれぐらいの長さに設定するのが適切なのでしょうか?
実はバーカウンターの場合でも差尺は食事の際と同じく25~30㎝が望ましいとされています。
お酒を飲むときにもテーブルの上のコップを頻繁に取ることになるため、差尺は食事の際のものと同じ大丈夫なのですね。
高さのミスマッチが原因で引き起こされる健康障害
机と椅子の高さが悪いと疲れやすくなったり、健康障害を引き起こされたりすることがあります。
ここからは姿勢が悪くなることでもたらされる健康障害について説明します。
自分の健康に関わることなので注意しておいてください。
むくみや冷え性
長時間のデスクワークはむくみや冷え性を引き起こす原因です。
座りっぱなしの状態が長い時間続くことによって、血液や筋肉が固まり体内での血液の循環が悪くなります。
一昔前は女性に多い症状と思われていたむくみや冷え性ですが、現代ではデスクワークの普及により男性の発症も目立ち始めました。
身体を動かすことによって、筋肉の固さや血液の流れも良くなり血液の循環が良くなるため、むくみや冷え性の予防をすることができます。
肥満
おそらくこの症状は想像がつくと思いますが、デスクワークのし過ぎは肥満の原因になります。
そもそも座り仕事はカロリーの消費がゼロに等しく、食事で補ったカロリーは筋肉に消費されることなく蓄積されるのです。
また上記でも説明したように血液の循環も悪くなるため、基礎代謝は下がることになります。
デスクワークをしている人は休日などを使って定期的に運動をするなど、カロリーを消費するための行動を習慣付けましょう。
姿勢が悪くなる
机や椅子の高さが悪いと姿勢が悪くなってしまい、前傾姿勢のような背骨が丸まった姿勢になってしまいます。
また姿勢は正しくても長時間座ることによる疲れで段々と背骨が曲がってきてしまい、姿勢が悪くなってしまうこともあります。
これに対する改善策としては、机と椅子を最適な高さに設定するのと気づいたときに姿勢を正すことしかありません。
普段から姿勢が悪くなったと思った時にはすぐに姿勢を整える。
この意識付けがあるかないかで、姿勢を保つことができる時間が変わってくるので習慣付けにチャレンジしてみましょう。
肩こりや頭痛
最後に肩こりや頭痛です。
肩こりと頭痛は順を追って発症するもので、むくみや冷え性などと同じく長時間のデスクワークによる血液循環の悪化によって発症します。
定期的に首の周辺をストレッチしたり、マッサージしたりすることが重要です。
1時間に1回はしっかり動かすようにしましょう。
とはいっても、正しい姿勢でデスクワークに臨むことも非常に重要です。
他の健康障害と同じく意識的に姿勢を正すように心がけましょう。
外国人の体格を想定した海外製に注意
海外製の机や椅子はデザイン性も高く、品質も良いため購入を検討する人も多いはずです。
しかし、海外製品には体格の違いという落とし穴があります。
日本製の製品は、基本的に日本人の標準的な体型に合わせて設計しています。
しかし海外の製品はその国の標準体型に合わせて設計されているため日本人の私たちには大きさや高さが合わないことが非常に多いです。
机や椅子を最適な高さにするという意味では、私たちの体型には合わない海外製品の購入は避けるべきでしょう。
しかし、海外製品の中にも日本人の体型に合っている製品もありますので、しっかりと調べることが前提で検討してみてもいいかもしれません。
最適な机と椅子を選ぶポイント
机と椅子を購入する際には、高さや差尺が重要ということが理解できたと思いますが他にも選び方として知っておくべき点があります。
意外と見落としているポイントもあるので、机や椅子を購入する際には、注意しておきましょう。
机の選び方
まずは机の選び方のポイントについてまとめます。
机の選び方のコツとしては天板に目を付けることです。
それでは以下で机の選び方について見ていきましょう。
天板の素材は木材・木質ボードがおすすめ
天板の素材についてはあまり考えていない人が多いかもしれません。
オススメとしては木材や木質ボードです。
最近ではガラスの机なども流行ってきていますが、ガラスだと表面が滑らかなためマウスが上手く機能しないことがあります。
一方、木材や木質ボードであれば表面に多少凹凸があるため、マウスも反応しやすくなにより木の温かみがありオススメです。
天板の幅と奥行きは60㎝×100㎝
天板の素材と同じく天板の幅や奥行きも机を選ぶ際には重要な要素となります。
用途に応じて必要な幅や奥行きも異なるため、採寸は忘れず行うようにしましょう。
またデバイス(ディスプレイなど)をどれくらいの数設置するのか考えるのも大切です。
オススメとしては奥行き60㎝、幅100㎝の天板がゆとりもあり、デバイスも複数設置することができるため非常に使い勝手がいいです。
椅子の選び方
続いて椅子の知っておきたい選び方について解説します。
以下でその選び方について見ていきましょう。
素材のおすすめはメッシュ
椅子は素材で座り心地が変化するといっても過言ではありません。
主な素材の材料としては布・メッシュ・皮革が挙げられますが、この中でもオススメはメッシュです。
長時間座ったままのデスクワークでは、椅子との接触面のムレや湿気が気になりますよね。
布や皮革は比較的熱がこもりやすくムレや湿気が発生しやすいです。
しかしメッシュは通気性が良く、ムレや湿気がこもりにくいので長時間のデスクワークにはもってこいの素材となっています。
昇降機能付きを選ぶ
椅子を選ぶ際、必ず注意しておきたいポイントが昇降機能付きかどうかというポイントです。
昇降機能付きの椅子であれば、椅子の高さや差尺も調節することができるため安定した正しい姿勢を保つことができます。
また机を買い替える際にも、机の高さに応じて椅子の高さを変えることができるため新しい椅子を購入することもなく家計にも優しいです。
おすすめの机・椅子のメーカー3選
それでは最後に筆者がオススメする机と椅子のメーカーを紹介します。
これらも参考にして、何が自分に合って何が合っていないのか確認してみましょう。
オカムラ
オカムラは日本を代表する家具メーカーで少し高価格帯ですが品質が非常に良いです。
こだわりを持ったものづくりを行っている国産メーカーは信頼がおけますね。
コンテッサというモデルは世界中にもファンが多く、身体に自然とフィットする構造になっています。
ハーマンミラー
ハーマンミラーからは人間工学を取り入れた椅子が多く販売されており、中でも代表的製品がアーロンリマスタードです。
身体へのフィット感が素晴らしく、メッシュ素材を採用しているため通気性も抜群です
エンボディチェアというストレスを軽減させるモデルなども採用しており、要注目の海外メーカーです。
LOWYA
上で紹介した高価格帯の家具メーカーとは打って変わって低価格帯で家具を提供しているメーカーがLOWYAです。
低価格帯というものの、品質も非常にこだわりをもっているメーカーとなっています。
またデザイン性にも優れており、トレンドを意識する人はぜひ参考にしてみてください。
最適な高さの机と椅子でデスクワークを快適に過ごそう
最適な机と椅子の高さは、仕事を捗らせるだけでなく私たちの健康にも良い影響を及ぼします。
自分自身の身体に関わることなので、本当に自分に合ったものを選びたいですよね。
この記事を参考にデスクワークに適した机と椅子を購入してみましょう。
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