ワンルームマンションを売るコツを紹介していきます。

今回紹介するコツを抑えることでワンルームマンションをスムーズに高値で売却することが出来ます。

しっかりと確認をしていきましょう。

マンションのローン残高を確認する

ワンルームマンションを住宅ローンで購入している場合は、マンションを売却することによってローンをすべて完成できるかを事前に確認しておく必要があります。

住宅ローンを利用してマンションを購入している場合は、抵当権がマンションについています。

抵当権を外さなければマンションを売却することが出来ないので、事前に住宅ローンの残高はいくらくらいかを確認しておきましょう。

マンションの売却価格よりも住宅ローン残高が多い場合は自己資金を準備しておく必要があります。

媒介契約の内容を確認する

不動産仲介会社を利用する場合は、マンションの買主を探す前に媒介契約を結びます。

媒介契約を結ぶことで、不動産仲介業者が不動産の買主を見つけてくれます。

媒介契約には3つの種類があるのでどの契約をするかは慎重に選ぶようにしましょう。

• 一般媒介契約
• 専任媒介契約
• 専属専任媒介契約

仲介売却と買取の違いを理解する

ワンルームマンションを売却する際に、不動産仲介業者を利用するのか不動産買取業者を選ぶのかをしっかりと選びましょう。

ワンルームマンションを早く売却したい場合は不動産買取業者に依頼することで、スムーズに不動産を売却することが出来ます。

しかし、不動産仲介業者よりも売却する際の価格が低くなるため利益が少なくなってしまいます。

対して、不動産仲介業者を利用した際は買主との交渉次第でマンションを高値で売却することが可能です。

ワンルームマンションの売却までに時間がかかってしまうのが短所ですが、ワンルームマンションをすぐに売却しなければいけない特別な理由がないのであれば不動産仲介業者を利用した方がマンションの売却価格は高くなります。

業者選びを疎かにしない

ワンルームマンションに限らず不動産を売却する際に最も大切なのは良い不動産会社を見つけることです。

不動産の買取価格を決める際に、売却予定の不動産に共通した査定価格は付けず、各不動産会社のルールに則って不動産の査定価格が決まります。

そのため、A社では2,000万円、B社では2,500万円、C社では1,800万円と値段に差が生まれてしまいます。

高値で不動産を売却したいなら良い不動産会社を見つけることが重要です。

周辺の売り出し状況を考慮する

不動産などの売却は繁忙期があり、ワンルームマンションであればマンションの売却を考えるタイミングが被ることは珍しくありません。

そのため自分が売却している時に同じマンションの別の部屋が売却に出されてしまう可能性があります。

同じマンションであれば値段の安い物を購入したいと買主は考えるので、マンションを売りに出している人同士でマンションの値段競争が始まってしまいます。

マンションの購入希望者と値段などの交渉をする際に交渉がしづらくなってしまうので、同じマンションで別の部屋が売りに出されているタイミングでのマンション場合は売却のタイミングをずらしましょう。

売却前のリフォームは原則不要

リフォームをすることで部屋が綺麗になり売却した時の価格が上がると考える人もいますが、リフォームにかかった費用を回収することは難しいです。

また、中古のマンションを購入して自分好みの仕様にリノベーションする目的で購入を検討している人もいるため、リフォームはしないでワンルームマンションの売却をしましょう。

部屋の中だけをリフォームしてもマンション自体の耐用年数もあるためリフォームによって大きな付加価値をつけることは難しいです。

価格だけでなく期限も意識する

ワンルームマンションなどの売却では、中々売却が出来ないと売り出し価格をどんどん引き下げてしまいます。

3ヶ月以内であれば大きな値下げをする必要がなくワンルームマンションを売りに出すことが出来ます。

早期決着することが出来れば、ワンルームマンションを高値で売却することが出来ます。

中々売れないから行動するのではなく、売りに出した直後から買主を積極的に見つけるようにしましょう。

囲い込みに気を付ける

不動産仲介を利用してワンルームマンションの売却をする場合は、仲介契約の種類によっては囲い込みに注意する必要があります。

1つの不動産仲介会社が少しでも大きな利益を得ることを目的として、売主・買主両方から手数料を取ろうとするものです。

違法ではなく、実際に売主・買主両方から手数料を取っている不動産業者は多く存在します。

そのため、囲い込みを行っている業者は売主・買主どっちつかずの対応となってしまい、少しでも高く売りたい売主、少しでも安く購入したい買主どちらの要望も叶えることが難しいです。

利益が少ないような安価な値段の物件であれば、不動産仲介業者が本気になって買主を見つけてくれなく、なかなか売却が進まないなんてことになってしまう可能性もあります。

費用や税金を把握しておく

ワンルームマンションを売却したら、売却金額がすべて自分の手元に入ってくると考えている人もいますが、不動産の売却には費用や税金がかかるのでワンルームマンションの売却価格と手元に残る金額は異なります。

居住用のワンルームマンションか賃貸として貸し出しているワンルームマンションかによって税金は異なります。

主にかかるものは以下のものです。

• 仲介手数料
• 印紙代
• 抵当権抹消費用
• 登録免許税
• 繰り上げ返済手数料
• 譲渡所得税

このうち譲渡所得税は、物件の所有している期間が5年未満かどうかで税率が倍近く変化するので不動産を売却するタイミングは注意しましょう。

査定の根拠を確認する

実は、不動産の査定には明確なものがなく同じ物件であったとしても依頼した不動産業者によって査定結果が異なります。

査定額の根拠をしっかりと聞いておくことで、合い見積もりをした際や利用する不動産会社選びの材料となります。

物件の種類によって販売力の差もあるので不動産によって変わらないようにしましょう。

不動産一括査定サイトであれば、一度の申し込みで複数の不動産会社に査定の依頼を出すことが出来るので、簡単に合い見積もりをすることができます。

不動産仲介には時間がかかる

不動産売却であれば、スムーズに不動産の売却をすることができますが、不動産仲介を利用してワンルームマンションを売却する場合は半年～1年程の期間がかかることが多いです。

中には長期間をかけても不動産を売却することができないなんてこともあります。

不動産の売却にどれだけの時間がかかるかは、売却する物件・不動産仲介会社の実力・不動産を売却するタイミングなど様々な要素があります。

しかし、不動産仲介は不動産売却よりも高値で売却することができるという魅力があります。

時間的に余裕があり、ワンルームマンションを高く売却したい場合は不動産仲介を利用するのも一つの手です。

悪質な不動産会社もいる

不動産会社はとても多く中には悪質な不動産会社もいます。

本来、ワンルームマンションが持っている資産価値、相場と比較して安価な値段で売主から騙しとるような不動産トラブルも多発しています。

このような業者に捕まってしまうと、せっかくの不動産売却がスムーズに行かず不利益を被ってしまいます。

合い見積もりをすることで、悪質な不動産会社を省き、高値でワンルームマンションを買い取ってくれる不動産会社を見つけることができます。

一社一社にワンルームマンションの査定依頼をするのは労力がかかるので、不動産一括査定サイトを利用することで、簡単に合い見積もりをすることができます。

ワンルームマンション売却の注意点12選！売るタイミングの見極め方と高く売るコツを紹介

売却のタイミングを見計らう

ワンルームマンションなどの不動産は時期によって需要が大きく変動をします。

大学入学や、新社会人と言った人が増えるような人は4月から新天地での生活が求められる人もいます。

そのため、引っ越しの時期の需要に備えるために、不動産会社は2，3月にできるだけ多くの物件を確保したいと考えます。

需要が高まる時期は、普段つけられる査定額よりも高めの金額を提示してでも不動産を確保しようと走るので、需要に備える時期に合わせて不動産の売却を検討してみてください。

不動産仲介業者の実績を確認する

不動産仲介業者を利用してワンルームマンションを売却する場合は、利用する不動産仲介業者の実績を確認するようにしましょう。

不動産仲介業者を利用することで、不動産買取業者よりも高値で不動産を売却することができます。

ワンルームマンションを売却するためには、まず購入希望者を見つけ出す必要があります。

しかし、業者によっては購入希望者を見つける際に作成するサイトやチラシ作りが不得意で、思ったように買主を見つけることができない可能性があります。

実績を確認して、利用予定の不動産仲介業者は売却する・購入希望者を見つける力量があるのかをしっかりと確認した上で利用するかどうか判断するようにしましょう。

合い見積もりをする

ワンルームマンションだけでなく不動産を売却する際は、必ず合い見積もりをするようにしましょう。

不動産の査定を行う際は、基準となる明確な指標等はなく各不動産会社によって査定における重きが異なります。

そのため、同じマンションであっても売却先の不動産会社によって査定金額がことなります。

合い見積もりをすることで、高値で売却できる不動産会社を簡単に見つけることができます。

合い見積もりを行う際は、不動産一括査定サイトを利用することで手間なく合い見積もりをすることが可能です。

オープンハウスの利用を検討する

オープンハウスとは、販売しようとしている物件の内部を一定期間公開し購入希望者に内見してもらうことです。

担当営業員が常駐して、購入希望する顧客に販促活動を行います。

物件購入時には物件の詳細を知りたいという人も多いので、購入してもらえる可能性も高くなります。

可能であれば不動産業者と相談してみてください。

売却理由を明確にしておく

ワンルームマンションを売却する際は、理由を明確にしておきましょう。

なぜ物件を売り出したのかを説明できれば、購入希望者に対して信頼感を与えることができます。

物件の不備等があって売り出したのではないかと不安に感じる購入者もいるので、売却理由がはっきりしていると購入者も安心して物件を検討できます。

また売却理由を明確にしておくと、売却のスケジュールや価格設定などをしやすくなるメリットもあります。

契約書の内容をよく確認する

物件を売却する際の契約書には、重要事項が記載されています。

契約書の内容をしっかり確認し、不明点や疑問点があれば不動産業者に確認しましょう。

事前に確認しなければ、後でトラブルになることもあるので注意しましょう。

契約書に記載された内容を、契約者自身が正しく理解しておくことが重要です。

売却後の住居先を計画する

ワンルームマンションを売却する際は、物件の売却後にどこに住むかを計画しておきましょう。

売却後のスムーズな引越しや生活再開に繋がります。

新居を購入する場合や賃貸物件に住むかなどを事前に決めておくことで、売却後の生活に不安がなくなります。

売却益をどのように使うか決めておく

ワンルームマンションを売却する際は、売却益の使い道を事前に決めておくことも重要です。

物件によっては売却益が高額になることもあるので、決めておかなければ無駄な支出が出る可能性があります。

売却益の使い方としては新居の購入資金やリフォーム費用、貯金に回すなどが考えられます。

売却益の使い道を明確にしておき、無駄な支出を防ぎましょう。

物件の魅力をアピールする

売却時には物件の魅力を紹介することで、購入希望者の興味を引くことができます。

立地や間取り、設備など、物件の特徴を強調して、魅力的な物件であることをアピールしましょう。

また実際に住んでいた経験から生活の利便性や周辺環境の良さなどをアピールすることも効果的です。

不動産会社とも相談して、物件の魅力をアピールしましょう。

売却時の家具や家電の処分を考慮する

売却時に家具や家電をどのように処分するかを事前に検討しておきましょう。

方法としては、「購入者に引き継いでもらう」「別途処分する」などの方法があります。

事前に決めておくと、滞りなく売却活動を進めることができます。

また処分方法を検討する際に、処分にかかる費用も見積もっておくと良いです。

売主の責任を理解する

不動産を売却する売主として、物件の瑕疵（欠陥）に対する責任があります。

瑕疵担保責任を理解し、物件の状況を正確に伝えなければなりません。

売却した物件に瑕疵があった場合、後で賠償責任が発生することもあります。

瑕疵があった場合は必ず報告しておきましょう。

売却活動を周囲に知らせる

売却活動を始める際は、友人や知人に売却活動を知らせておくことも重要です。

知人からの繋がりや口コミで購入希望者が見つかることもあります。

SNSやメールで物件情報を告知すると、意外なところから購入希望者が現れることがあります。

売却活動を長引かせないためにも、告知しておくことは大切です。

不動産業者とのコミュニケーションを大切にする

ワンルームマンションを売却する際は、不動産業者とのコミュニケーションを大切にしましょう。

定期的に連絡をとりあって物件の状況や進捗を把握することで、売却活動を効果的に進めることができます。

また連絡を取り合っておくと不動産業者からのアドバイスももらいやすくなります。

気になる部分は質問して、疑問点は解消しておきましょう。

ワンルームマンションを売却する際は、今が高く売れるタイミングなのか、売却して得するタイミングなのかの見極めも重要となります。

ここからは、ワンルームマンション売却のタイミングを見極めるポイントを紹介していきます。

価格が上昇しているかどうか

ワンルームマンションの価格が全体的に上昇しているタイミングが、売却の絶好のタイミングとなります。

2022年現在は、以下の理由からマンション価格や地価価格が高騰しています。

こうした状況から、現在は絶好の売り時と言えます。

ワンルーム投資熱が高いかどうか

ワンルームマンションの活発な取引は、主に収益物件として行われます。

そのため、世間でワンルーム投資に人気が集まっているかというのも注目したいポイントです。

ワンルーム投資は不動産投資の中でもリスクが少なく、投資初心者が挑戦するのに最適な投資方法です。

近年では老後の不安から資産運用に興味を持つ方が増えており、ワンルーム物件の購入需要が拡大しています。

収支がマイナスになりそうか

ワンルームマンションは、築浅時は入居者が付きやすいので、まとまった家賃収入を得やすいです。

しかし、築年数が経過していくと維持費が高くなったり、人気が落ちたりするので収支がどんどん下がっていきます。

ワンルーム投資では、収支がマイナスに切り替わる前に売却をすることで、利益のキープと損切りを同時におこなうのがコツです。

事前に売却相場を調べる

ワンルームマンションを売る際は、いきなり不動産会社へ相談するのではなく、まずは相場を調査して価格のイメージを掴んでおくのがおすすめです。

不動産会社の算出する査定額は、業者によってズレがあります。

そのため、平均の価格帯を把握し、各社の査定額を比較しなければ、どの業者と契約すれば高く売れるか見抜くのは困難です。

売却相場を調査する際は、不動産ポータルサイトで周辺の売り出し価格を調べたり、国土交通省が提供する「土地総合情報システム」で過去の成約事例を調べたりするのがおすすめです。

運用状況を改善しておく

ワンルームマンションを売却する方法は、空室100％のマンションを売るやり方と、入居者がいる状態でオーナー権を売るオーナーチェンジの2種類があります。

オーナーチェンジの場合は、現状で収益が見込めそうな物件に人気が集まるので、入居率が高くて今後も収益性が期待できる物件が高値で購入されやすいです。

運用に力を入れていなかった物件を売却する場合は、売る前に入居者を募集するなどして、条件を良くしておくことをおすすめします。

ワンルームマンションを売る際は、CMが人気の超大手業者や、最寄りの不動産屋に依頼すれば良い訳ではありません。

例え規模が小さくても、ワンルームマンションをしっかり高く売ってくれる業者と契約をすることが重要なのです。

地域によっては、上で挙げた業者が売却に対応しているとは限りません。場合によっては自分で優良業者を見つけ出す必要があります。

ここからは、ワンルームマンション売却に強い業者を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

収益物件の専門業者を選ぶ

まずは、不動産投資に詳しい業者を選ぶようにしましょう。

特に利回りやレントロールなどの知識は、ワンルームマンションを売る際は必須になります。

地方には、普通の一戸建て・宅地のような居住用不動産ばかり扱っている不動産会社もあります。こうした会社はワンルームマンション売却には向かないので注意しましょう。

周辺の業者以外も調査する

前述の通り、ワンルームマンションの買主は基本的に投資家になります。

投資家が最も多いのは東京で、彼らは全国各地の紹介物件を選別し、購入・経営しています。

市場がそこまで盛り上がっていない地方のワンルームマンションなどは、東京で宣伝をした方が売却の成功率は高いです。

収益物件専用の不動産会社なら、都心に会社を構えながら地方の売主と契約し、東京の投資家に向けて売却を進めてくれます。

東京の不動産会社が100％良いとは言えませんが、地元の業者と東京の業者を必ず比較するようにしましょう。

リスクも話してくれる業者を選ぶ

ワンルームマンションを売るのはメリットばかりではありません。

失敗する可能性も高く、高価な固定資産をやすやす手放すことにもなりかねません。

こうしたデメリットやリスクも正直に説明してくれる業者のほうが、信頼して物件を預けられます。

売却期間は平均3～6か月になり、その間は担当者と2人3脚で手続きを進めていく必要があります。

人柄が合う業者を選ぶのも、売却を成功させるためには重要です。

ワンルームマンション売却を成功させるポイントとは？

物件種別を問わず、不動産を売却した経験のある方はあまり多くありません。

まずは不動産を売る基本的なルールを知るところから始めましょう。

→ マンションを売る方法！初めて売るなら知っておきたい売却のコツ

ルールやポイントを知ったら、次に重要なのが契約する仲介業者の選定です。

信頼できる業者を選び、現在おかれている状況や目標を相談しながら、悔いのない売却を進めていきましょう。

→ マンション売却に強いおすすめマンション売却業者はどこ？評判の高い会社ランキング・業者選びのコツ

ワンルームマンションの売却で注意したい点とは？

ワンルームマンション売却は、業者選びや契約方法なども含めていくつかの選択肢があるため、間違わないようにすることがまず重要です。

→ マンション売却の注意点20選！売る流れや費用・税金など失敗しないためのポイントを紹介

次に注意したいのが業者選びですが、査定額だけ高くても実際の売却額とは乖離のある業者は多数存在します。

こうした業者と契約を結ばないためにも、事前に相場を調べておき、足下を見られないようにすることが大切です。

→【2023年最新】マンションの売却相場はいくら？地域別の価格相場や築年数の関係・市場動向を解説

ワンルームマンションを実際に売るのは契約した不動産会社です。

あなたがいくら「高く売るぞ！」と意気込んでも、それだけでは売却価格が上がることはないので注意しましょう。

また、高利益を確保するためには、税金や手数料、賠償金などを抑えることも重要になります。

検査サービスや特典を設けている不動産会社を選ぶのも、ワンルームマンションを売って高利益を得る一つの手です。