ルーフバルコニー付きマンションを売却する際の注意点
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不動産売却では、物件に他にはないメリットがあると売れやすいです。たとえばお洒落なデザイナーズマンションなら、好みの買い手が見つかりさえすればすぐに売ることができるといわれています。
→デザイナーズマンションは売れにくい?高く売るにはPR戦略が重要!
普通のマンションの場合は、ルーフバルコニーが付いている物件が人気です。
不動産の付加価値として十分なルーフバルコニーは、部屋についているのといないのでは価格に大きな違いが出ます。
しかし一方で、この付加価値の存在が不動産売却時に思わぬ障害となることもあるので注意しましょう。こうした、ルーフバルコニーのあるマンションを売却するときの注意点を解説します。
※マンションの高額査定・売却のコツ・方法はこちらに詳しくまとめてあります!
ルーフバルコニー付きマンションは高額売却可能?
前述の通り、このような設備付きのマンションは価値が高いです。
しかし、だからといって必ずしも高額で売却されるわけではありません。
なぜなら、マンションの個性と買い手の要求、感性が必ずしも適合するとはいえないからです。
特に、形状が個性的であったりすると、逆に敬遠されてしまうことも多いです。
バブル期は個性的な物件が良く売れたものですが、現在は価値観や景気の変化もあり、なるべくオーソドックスでリーズナブルな物件が良く売れます。
ルーフバルコニーが付いているから売れやすい、そんな簡単なことではありません。それが機能的であるかどうかも重要でしょう。
日当たりの良さをまずは確認すべし
ルーフバルコニーがついていることで買い手に喜んでもらえるかどうかは、まず日当たりがどうなっているかが大きく影響します。
日当たりというのは気にしない方は全く気にしない事柄ではありますが、気にする人は物件を決める最重要要素ぐらいに考えています。
特にルーフバルコニーは日当たりが悪いのであれば意義がない設備でもあるので、事前にしっかりチェックしておくことをおすすめしますよ。
「ルーフバルコニーが日当たり悪いなんてことあるわけないじゃないか」という方もいるかも知れません。もちろん、付帯設備が1こ多いという時点で普通のマンションよりも高価値なのは間違いがないです。しかし最終的に契約をする、価格を決めるのは買い手の意思なので、彼らが「日当たりがいまいちだ」と感じてしまったら意味はありません。
ルーフバルコニーが原因で売れない?
ルーフバルコニーは個人の所有物ではありません。
マンションの住人の共用部分にあたり、専用使用権がある同階の住人が優先的に使用料を支払うようになります。
そのため、同じマンションの同じ階でもルーフバルコニーが付いていることで価格が大幅に上がる可能性もあります。
また、広面積のルーフバルコニーの専用使用権を得たからといって、必ず自由に利用できるわけではありません。洗濯機や物置といった重量のものは特に、トラブルになりやすいということもあり制限が加えられていることが多いです。
ルーフバルコニーは雨漏り・水漏れが起こりやすい
ルーフバルコニーは降ってくる雨を処理するために端っこに排水口が付いていることが多いですが、面積に比べて排水口が小さい場合などもあり、詰まりやすくなっております。
詰まってしまった場合、水はけが悪くなり、下の部屋の湿度を上げるおそれもあります。
最悪の事態としては雨漏り・水漏れなども考えられます。
前述の通り、傾斜など設計の問題上仕方なくルーフバルコニーにしたというマンションも少なからずありますが、こうしたマンションほどトラブルが起きやすい傾向は高いと考えて良いでしょう
管理形態によってマンションを選ぼう
こうしたルーフバルコニーのトラブルを避けるためには、分譲ではなく管理人が共住しているマンションを選ぶことです。
管理人のタイプにもよりますが、こうしたマンションの方が日頃から掃除を行き渡らせていることが多いので、雨漏りなどが起きる可能性も比較的低いと考えられます。
どうしても最上階に住み、ルーフを有効活用したいのであれば、管理がしっかりしているマンションに住んだほうが自分のためになりますよ!
実際の生活を想定して売却の売出しをしよう
実際に、デザイナーズマンションやルーフバルコニー付きマンションのような個性的な物件は高値が付きやすいです。
デザインが奇抜である物件や、ハンモック付きの物件のような不動産はトレンドになりやすく、時代の流れに乗じて人気が出るということが良くあります。
しかし、こうした設備が本当に必要かといえば、かなり人を選ぶものでしょう。
実際に売却に出した方も、最初は良いと思っても管理費がとられて手放したというパターンなのではないでしょうか。
実用性をPRしよう
ルーフバルコニー付きのような物件であれば、普通のマンションよりも見映えが良いでしょう。
第一印象をアピールすることは大切ですが、買い手が一番知りたいのはその実用性です。
そこに何か荷物はおけるのか、他の人が走り回っているとうるさくないかといったリアルな情報を彼らは欲しがっています。
内覧や契約のときに質問されることがあると思いますが、「ルーフ付きなんてとてもオシャレで…」というような抽象的なPRは効果がないことも多いので注意しましょう。