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不動産買取とは?家の買取と仲介を徹底比較

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家の買取

家を売る主な方法は、不動産買取と仲介売却の2種類になります。

違いを簡単に説明すると、不動産買取を不動産会社に買い取ってもらう方法です。

短期間で売り渡せますが、価格は低くなりがちです。

一方、仲介売却は不動産会社の仲介のもと、家が欲しい第三者に向けて売る方法です。こちらは高価格での売却が見込めますが、成約まで平均3~6か月もかかってしまいます。

家を早く処分したい方には買取を、じっくり高く売りたい方には仲介をすすめることが多いですが、その他にも様々な違いが存在します。

そこで今回は不動産買取と仲介売却をさまざまな点で比較していきます。

不動産買取は仲介売却と比較すると大きく価格が下がる

不動産買取と仲介売却の最も大きな違いはその価格です。

買取価格は仲介売却の価格の6割程度が相場となっています。

仲介売却で1,000万円で売れる家は、600万円ほどでしか買い取ってくれないということです。

家を売る理由で最も多いのが「今の家を高く売って良い家に住み替えたい」というものなので、売却価格は重要になります。

買取価格の低さは、こうした方々にとってかなりのデメリットとなるのです。

仲介売却価格が値下げされることも

仲介売却の場合も、値下げをしないと売れないケースがあります。

仲介売却では6か月を一つの区切りとしており、これを過ぎると家を値下げすることが多いです。

値下げ幅は1度に50万円を下げるのが相場です。

成約が決まった後も買主が売却の値下げを要求することがあります。

価格の10分の1以内なら下げてしまうほうが良いといわれているので、その分も想定しておく必要があります。

実際は1,000万円で売れるはずだった家も800~900万円に落ち着く可能性は多いのです。

高額買取をしてくれる不動産業者も増えている

最近では、6割以上の金額で買取をしてくれる業者も増えっています。

そもそも買取価格が低い理由は、業者がリフォームをして再販売をする費用を確保するためですが、業者によっては自社の負担を増やすことでより高値で買ってくれるところもあります。

公式HPで「仲介価格に近い買取価格を目指す」と明言しているところもあるので、買取査定はなるべく複数社に依頼をして見積もりを比較することをおすすめします。

不動産買取には仲介手数料がかからない

仲介売却にかかる費用としてもっとも高額なのが仲介手数料です。

仲介手数料とは、仲介売却が成立した段階で業者に支払う報酬のことです。

この仲介手数料は、売却価格に応じて金額が決まっています。

取引額 仲介手数料(法定の上限額)
200万円以下 売却額×5%
200万円超400万円以下 売却額×4%+2万円
400万円超 売却額×3%+6万円

例えば家を1,000万円で売った場合、仲介手数料は36万円となります。かなりの高額ですね。

一方、不動産買取では仲介手数料は一切かかりません。その分だけ買取価格は低くなりますが、コストだけみれば買取のほうがお得なのです。

仲介手数料の相場はいくら?なぜ払うの?根拠・計算方法・値引きのコツ

不動産買取では譲渡所得税も発生しにくい

不動産の売却額が当時の購入費を超える場合、譲渡所得税という税金が発生します。

不動産売却後も税金が!譲渡所得税の仕組みと注意点

譲渡所得税=税率×{譲渡価格-(取得費+売却費用) }

譲渡所得税は上記の計算式で求めることができます。また、かかる税金に関しては家の所有期間5年を基準に以下のように決まります。

【短期譲渡所得】 【長期譲渡所得】
所得税 30% 15%
住民税 15% 5%

不動産は築年数が経過するごとに価格が下がるので、たいてい購入価格>売却価格となります。

この税金が発生するのは稀ですが、デザイナーズマンションのように築年数を除いても魅力のある物件は買った時よりも高く売れる可能性があります。

その一方で、不動産買取は売却価格が低く、譲渡所得税は発生しにくいです。

ただ、税金を差し引いても手取り額は仲介売却のほうが高いので、この比較はあまり意味がないと言ってよいでしょう。

不動産買取は仲介売却に比べて半年近く成約が早い

不動産買取の最大のメリットが換金までにかかる期間の短さです。

早ければ不動産会社に相談にいったその日に見積もり・契約をしてもらうことができ、最短2週間前後で引き渡しが可能です。

遅くても1か月未満で買い取ってもらえるので、転勤間近で処分を急ぐ人などにおすすめです。

一方、仲介売却は平均成約期間が3~6か月、場合によっては1年以上かかることもあります。

更に、仲介売却は相手あってのものなので、いつ終わるのか見当が付きにくいです。売り出し期間は長めに見積もっておくのがおすすめですよ。

家の売却は時間がかかる?売る手順・流れを解説

不動産買取と仲介売却の比較まとめ

売却方法 仲介 買取
内容 仲介業者に販売活動を依頼 不動産会社に買い取ってもらう
長所 高額で売れやすい 成約の可能性が高く、現金化も早い
短所 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) 利益が低い(仲介の2割減)

特別な事情がない場合は、仲介売却をおすすめしています。

不動産を売ると様々な税金・費用がかかりますし、住み替え希望の方はその後の引っ越し代・ローン支払いも考慮しないといけません。

何より、家は一般の人が持つ最高額の資産です。これを売ることをチャンスと捉えれば、少しでも高く売るほうが人生にプラスとなります。

一方で離婚の財産分与や遺産の分割などは、買取で早目に換金するほうが後々トラブルに巻き込まれません。また、家を処分することを誰にも知られたくないという方も買取はおすすめです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の事情・目的に合わせて方法を選びましょう。

買取・仲介以外にもある!知っておきたい4つの方法

不動産を売る時は買取・仲介のどちらかを選択することが多いですが、その他にもこちらの4つの方法があります。

  • 個人売買
  • オークション売却
  • 買取保証サービス
  • ハウス・リースバック

ここからは、それぞれの方法をわかりやすく解説していきます。

個人売買は親族間の取引でおすすめだがリスクも高い

個人売買とは、仲介業者を立てず個人間の合意で家を売る方法です。

個人売買する手続きの流れ!デメリット・注意点

個人では仲介業者がおこなうような大規模宣伝ができないので、親族間の取引で用いられることが多いです。

個人売買のメリットは、仲介手数料がかからないことです。ただ安全な不動産売却に必要な不動産知識・法知識がない分リスクもあります。

相続税対策で個人売買をする人も多いですが、親族間の取引といっても一定以上の価格で売買しないと認められないので注意しましょう。

オークション売却は後悔せず売りたい方におすすめ

ネットオークションに不動産を出品し、期間中に最高額で落札した方へ売ることもできます。

不動産をオークション(入札)売却する流れとメリット・デメリット

自分が設定した期間の中で最大額のパフォーマンスができるので、「もっと高く売れるはずだった。。。」と後悔することが少ないです。

ただオークション売却はまだまだ知名度の低い方法のため、マッチする買主がオークションサイトを見ていない可能性もあります。

また、仲介や買取では売主が売る相手を選ぶことができますが、オークションは落札者を選ぶことができません。素行の悪い買主と長期間付き合わなければならないリスクを十分考慮しましょう。

買取保証サービスは買取と仲介のいいとこどり!

最近人気を高めているのが、大手業者を中心に提供されている買取保証サービスです。

これは、一定期間は仲介売却をおこない、期間が過ぎると仲介業者に買い取ってもらう方法です。高額売却に挑戦でき、かつ売り残りも防ぐことができるという一石二鳥のサービスとなっています。

買取保証サービスは大手業者を中心に提供されており、まだまだ対応業者は少ないです。買取保証に対応している業者はこちらにまとめているので、参考にしてください。

買取保証対応のおすすめ大手業者ランキング!

ハウス・リースバックは売却後も住み続けられる

不動産会社に家を買い取ってもらい、お金を受け取った後も住み続けられるのがハウス・リースバックです。

家の売却後も住み続けることができるハウス・リースバックを徹底解説

まず、不動産会社に買い取ってもらい、所有権も譲渡します。その後、期限付きで賃料を支払いながら住み続けるのです。

生活費が苦しい方、固定資産税の支払いに困っている方、老後を豊かに暮らしたいシニア層などに人気のサービスとなっています。

ただ、住み続けるためには、買取価格1割程度の賃料を毎年払わないといけないので、長期間継続して住むのには向いていません。

そのため、2年ほどの計画で住む方におすすめしています。

まずは家の相場を知ろう!一括査定サイトがおすすめ

一括査定サイト

売る方法を検討する前にまずは家の相場を調べましょう。

相場を調べるおすすめのツールが一括査定サイトです。

簡単な物件情報を入力・送信するだけで平均最大6社(サイトによって違いあり)に査定を一括で依頼することができ、見積もりを比較することができます。

一括査定サイトの使い方はこちらに詳しくまとめているので、参考にしてください!

【2018年】不動産一括査定サイト33社を比較!評判・口コミで選ぶ最新おすすめランキング
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