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住宅ローン審査に通らない理由と落ちた時の対処法

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住宅ローン審査に通らない理由と落ちた時の対処法

家を購入する人の多くは、併せて住宅ローンを利用するようになります。

持家がある人の多くが住宅ローンを利用していますが、一方でローン審査に通らない人も少なからずいます。

住宅ローンに通らない人にはどんな特徴があるのでしょうか?また、万が一審査に落ちた時はまず何をすればよいのでしょうか?

詳しく解説していきます!

審査の甘い住宅ローンランキング!審査のゆるい銀行を見抜くコツ

住宅ローン審査に通らない5つの理由

住宅ローン審査に通らない人の特徴を見ていると、不思議なことに共通する傾向があります。

ここからは、住宅ローン審査に通らない主な理由を紹介していきます。

住宅ローンの審査基準を徹底解説!見られる項目と落ちる理由

①金融機関の定める条件を満たしていない

住宅ローンの申し込み条件は、金融機関によっても異なります。

人気住宅ローンの申し込み条件(年収、勤続年数)を比較した表がこちらです。

住宅ローン名 前年度の年収 勤続年数
楽天銀行「フラット35」 約100万円から 1年以上必要
ARUHI「フラット35」 約100万円から 1年以上必要
住信SBIネット銀行「フラット35」 約100万円から 1年以上必要
イオン銀行住宅ローン 約100万円から 3年以上必要
じぶん銀行住宅ローン 200万円から 3年以上必要
au住宅ローン 200万円から 3年以上必要
三菱UFJ銀行住宅ローン 200万円から 3年以上必要
新生銀行住宅ローン 300万円から 2年以上必要
ソニー銀行住宅ローン 400万円から 3年以上必要
楽天銀行住宅ローン(金利選択型) 400万円から 2年以上必要
住信SBIネット銀行ネット専用住宅ローン 安定収入が必要 3年以上必要
みずほ銀行ネット借り換え住宅ローン 安定収入が必要 2年以上必要

申し込み条件を満たしていない住宅ローンに申し込んでも、確実に審査に落ちてしまいます。

金利や限度額に目がいきがちですが、条件をしっかりチェックしておきましょう。

②年収の低さが最も大きな理由

住宅ローン審査に通らない最も大きな理由は、やはり年収が低いことでしょう。

ローン(貸金業)は、貸したお金を利息込みで返してもらわないと事業として成り立ちません。

そのため、申込者の年収というのは非常に厳しく審査をします。

重要なのは年収額より返済能力

申込者の収入が重要といっても、年収が高ければ審査に通るという訳ではありません。

高年収でも返せるかギリギリの借入れを希望すれば審査に通らないですし、逆に低年収でも余裕で返済できるくらいの額を希望すれば審査に通る可能性は高いです。

これは返済負担率(収入に占める返済額の割合)といい、単純な収入額よりも審査では重要な項目になります。

最高年収より継続性・安定性が評価される

住宅ローンの申し込みで共有するのは1年間の収入ですが、金融機関は返済能力をたった1年の収入で判断しません。

住宅ローンは20年、30年という長いスパンで返済していくので、今後も途切れず収入を得られそうか、安定的に収入が上がっていきそうかも見られます。

収入の安定性をチェックする際に参考になるのが勤続年数勤務先の規模です。

勤続年数が長いほど今後の離職率は低く、重要なポストに今後つく可能性も高まります。

また、勤務先の規模が大きいほど今後の倒産や減給の可能性は低いですし、福利厚生がしっかりしているので万が一の時の収入も確保できます。

歩合給の方は特に給与の変動が起こりやすいので、源泉徴収や給与明細を数ヶ月~数年分提出してもらい、その平均値で判断するようになります。

③信用情報にキズがついている

信用情報にキズがついていても、住宅ローンの審査には落ちます。

信用情報にキズがつく理由としては、過去のローン延滞や借金、債務整理の経験などが挙げられます。

個人の信用情報は、JICC、CIC、JBAという3つの信用情報機関に登録され、金融機関は住宅ローン審査の時に開示して、審査の参考にします。

金融事故の情報にはそれぞれ登録期間があり、それを過ぎると履歴から削除されます。

事故情報 JICCの登録期間CICの登録期間 JBAの登録期間
支払いの延滞に関する情報 最大5年以内5年を超えない期間5年を超えない期間
  • 債権回収
  • 債務整理
  • 保証履行
  • 強制解約
  • 破産申立
  • 債務譲渡など
5年を超えない期間(債権譲渡に関しては、発生から1年を超えない期間)決定から10年を超えない期間
不渡り情報 発生から6ヶ月を超えない期間(取引停止処分の場合は処分日から5年を超えない期間)
クレカやローンへの申込情報 照会日から6ヶ月間照会日から6ヶ月間照会日から6ヶ月間
クレジット情報 契約期間中~終了後5年以内契約期間中~終了後5年以内契約期間中~終了後5年以内
利用記録 利用日より6ヶ月間利用日より6ヶ月間利用日より6ヶ月間

登録期間を過ぎると、信用情報はクリーンな状態になり、再び審査に通るようになります。

金融事故を起こしてしまった時は、削除されるのを待ってから申し込むのが理想的です。

クレジットカード延滞が住宅ローン審査に通らない理由に?

信用情報に登録されるのは、ローンの借入れ状況や滞納など思っている方は多いです。

しかし実際には、クレジットカードや奨学金の支払い滞納なども信用情報機関に掲載されます。

お金に関するサービスの利用状況全般が、信用情報としてチェックされると考えたほうが良いでしょう。

信用情報をクリーンに保つには、日頃からこうしたサービスの利用には気を配っておく必要があります。

CICに「異動」とあれば審査にほぼ通らない

金融機関の指定信用情報機関になることの多いCICですが、開示した時に「異動」という文字があれば審査に通る見込みはほぼありません。

この異動というステータスは、返済の滞納が61日以上続く場合などを指します。

こうなってしまうと、大企業に務める高収入の方でも住宅ローン審査には通りません。

CICの信用情報は個人でも開示請求できるので、不安な方は一度「異動」があるかチェックしておきましょう。

④他社借入れが多い

すでに他の会社からローンを借りている場合、新規の借入れ審査に通りにくくなります。

返済負担率には、他社借入れの返済も含まれます。

つまり、A、B社からお金を借りていて、C社からもお金を借りる時、C社の審査では年収に占めるA、B、C社の返済総額を返済負担率とみなします。

つまり、審査に落ちる可能性が非常に高くなるのです。

また、例えば1社から100万円を借りるよりも、3社から30万円ずつ(計90万円)借りるほうが、金融機関の評価は低いと言われています。

たとえ総借入額が低額でも、何社からもお金を借りている時点で審査に通るのは難しくなってしまいます。

⑤申し込み内容で嘘をついた

申し込み内容で嘘をついても、それが100%バレる訳ではありません。

特に数字を記入する項目の場合、金融機関によっては概算値でOKと言っているところもあるので1万円以下まで正確に記入しないと審査に落ちるという訳ではないようです。

ただ、あまりに現実とかけはなれた額を記入すれば、故意に嘘をついているとみなされ、問答無用で審査に落とされてしまいます。

ローン商品の口コミには「年収で嘘をついてもバレずに通った」という内容のものが良くありますが、その方の年収水増しは実際にはわずかで、嘘をついていなくても通っていた可能性が高いです。

少しばかり年収を水増ししても審査の結果が良くなる訳ではありません。リスクを考えると嘘をつかないほうが無難でしょう。

住宅ローン審査に落ちた時の対処法

ここまで住宅ローンの審査に通らない理由を紹介しましたが、実際に落ちてしまった時はどうすれば良いのでしょうか?

最初の審査に通らなかった場合、もう二度と住宅ローンを借りられない訳ではありません。

ただ、審査に落ちたらすぐ他社のローンに申し込んで良いという訳でもなく、いくつか注意するポイントがあります。

ここからは、住宅ローンに落ちた時はまず何をすべきかを解説していきます。

なぜ住宅ローン審査に落ちたのか原因を考える

まずは、住宅ローン審査に落ちた理由を自分なりに考えていきましょう。

金融機関は住宅ローン審査の内容を一切公開していないので、「何が理由で審査に落ちたのか」を100%知ることは出来ません。

それでも上記の主な理由などを参考にしながら、どこが理由で落ちて、何を改善すべきか分析しましょう。

意外と自分で気づかないのが信用情報のキズです。

例えばCICの信用情報は、以下の流れで個人でも簡単に開示できます。

  1. CICの公式サイトを開く
  2. 手続き前の確認事項をチェック
  3. 受付番号の取得
  4. お客さま情報の入力
  5. PDFファイルで信用情報をダウンロード

落ちた理由が全く分からない場合、信用情報にキズがついている可能性が高いです。今後のためにも開示することをおすすめします。

再申し込みまで一定期間を空ける

同時に複数の住宅ローンへ申し込んだり、住宅ローン審査に落ちてすぐに申し込んだりすると、審査に通りにくくなります。

理由としては、審査に通したところで他社と契約されるリスクがあること、お金にだらしない印象を与えることなどが挙げられます。

早くお金を借りたい気持ちもわかりますが、一度審査に落ちたら一旦時間を取り、しっかり落ちた原因を分析してから再申し込みをするようにしましょう。

より審査の甘い住宅ローンへ申し込む

審査落ちの原因を分析し、改善したからといって、次の審査に必ず通る訳でもありません。

一度審査に落ちてしまうと、それも次の審査へ悪影響を与えます。原因を改善してもトータルの評価は以前より下がっている可能性が高いのです。

審査落ち後に違う住宅ローンの審査に申し込む時は、以前より審査の甘いところへ申し込むことをおすすめします。

特にフラット35や、信用金庫の住宅ローンは審査が甘いと言われています。審査が甘いからといってサービスが悪い訳ではないので、ぜひ幅広く検討してみてください。

信用金庫の住宅ローンは審査が甘い!年収が低い方も通りやすい

住宅ローン審査に通らない時は冷静に対処しよう

住宅ローン審査に通らないからといって、今後も通らない訳ではありません。

「どうしよう!すぐお金をかりなきゃ!」と思い過ぎて、金利の高いカードローンや信用できない人を頼ったり、中には闇金に手を出したりする人もいます。

こうしたものに手を出すと、借金地獄、自己破産という最悪のケースへまっしぐらです。

そうなれば、新居での新生活どころではなくなるでしょう。

冷静に審査落ちの原因を分析し、的確に対処することをおすすめします。

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