
分譲マンションの角部屋は高く売れる!内覧で良さをPRしよう
マンションの角部屋を売却しようと考えているけど、どうすればより高く売却できるか分からなくて悩んでいるという方もいるかもしれません。
ネット上の情報は信憑性に欠けるところもあります。例えば、「角部屋は敬遠される」「なかなか売れない」などと言った記事が出てきますが、そんなことはないです。
角部屋は、基本的に他のよりも価値が高いものです。
今回は、角部屋の売却についてまとめてみました。是非参考にしてみてください。
※マンションの査定・売却の基礎知識はこちらに詳しくまとめてあります!

マンションの角部屋を理解して売却すべし!
そもそも“角”ってどこのことを指すのでしょうか。その種類について紹介したいと思います。
マンションの部屋には「角」と「中間」の2種類があります。マンションの「角」以外は、すべて「中間」と言います。
こうした部屋の特徴として、外部に面している面が2面以上あるという点です。つまり、バルコニーの面と、それに垂直に面している面です。
一方で、中間の場合は、外部に面している面が1面しかないです。
角部屋は向きによって4種類に分かれる
さらに、バルコニーに面している面の向きによって種類が分かれます。
南東、南西、北東、北西の4種類です。
南向きバルコニーの方が売却のとき価値が高くて、次に東向き。西向き、北向きの順に売却の価値は下がっていきます。
最も売却の価値が高いのは、南向きのバルコニーで当面に壁面がある南東であり、次に売却の価値があるのは、やはり南向きのバルコニーをもつ、南西です。
北向きバルコニーは要注意
日当たりが悪くなってしまうので滅多にないですが、マンションの設計上しかたがなく北向きのものもあります。北向きバルコニーという時点で、大きく価値を落としてしまうので、マンション売却の中では、人気が相当ありません。
つまり、北向きバルコニーであれば、角であっても売却しにくいという面があります。
内覧時に北向きバルコニーであれば、寒くないか?と聞かれ、西向きバルコニーであれば、西日はきつくないか?と聞かれることはよくあります。
回答を用意しておかなければなりませんが、回答は変に嘘をつかないで、実際にやっていた対策等を伝えてあげることが望ましいです。
以上のように、角と一口に言っても、バルコニーの向きによって価値は変わるので、単純に売却しやすいというわけではないようです。
マンション売却は位置より何階かが大事?
マンション売却の価値を決める要素として、何階にあるか?という点が重要です。
マンション内の位置によって価値が異なることを表す言葉を「位置別効用比」、階数の違いによって価値が異なること表したものを「階層別効用比」と言います。
位置別効用比による端に位置する部屋の売却の価値は、新築マンションで5%、中古マンションで3%の加点があります。
マンションの価値は階の高さに比例
階層別効用比による価値の違いは、階数が高ければ高いほど加点されるようになります。
1階の方が最も低く、最上階がもっとも高いです。
なぜ1階の方が低いのかというと、防犯が弱い、景観が悪い、湿気が多い、日照時間が少ないなどの理由があります。
タワーマンションなどの超高層マンションであれば、角部屋であることよりも、階数を重視して購入したほうが、資産価値は高いまま維持することが可能です。
同じ階にある中間と比較すれば優位なだけであって、高い階の中間の方が、価値が高いこともあります。
角部屋の魅力とは?
マンションの角部屋のメリットは、下記のようなポイントが代表例として挙げられます。
- 日照時間が長い
- 室内が明るいことが多い
- 風通しが良い
- 隣からの騒音が少ない
- バルコニーからの景観が良い
- 自部屋の騒音の被害者が少なくて済む
- 緊急時に避難しやすい
- 構造の違いによる広さがある場合がある
これほどの多くのメリットがあります。
マンションの角部屋はゆとりのある設計になっている場合が多いです。
廊下の幅や脱衣所などのちょっとしたスペースにゆとりが感じられる部分が多いです。
間取りの図面を見慣れているプロが見ると分かるのですが、こうした部分は間取りを見ても価値が高いことが多いです。角部屋のアピールポイントとは?
こうした部分を売却するときの最大のアピールポイントは、通風の良さです。
日本の家屋は「夏をもって旨とすべし」と言われる格言があるように、昔から蒸し暑い日本では、家は夏に涼しく過ごせるように造りなさいという教訓があります。
マンションの構造上、この格言に全く当てはまらないのが中間になります。
日本人であれば、風通しの良い部屋に住みたくなるものです。
内覧時にはちょっとした工夫が大事
内覧時に、風通しの良さをアピールするために、実際に窓を開けてみせましょう。
風が抜けていく感じを体感させられれば、良いアピールができたと言って良いでしょう。
カーテンがひらりとして、風が通っている感じを可視化できればもう最高のアピールとなるでしょう。
