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坪単価とは?平均の相場はいくら?どう計算する?ハウスメーカー・工務店の坪単価を比較

【更新日】2020-11-16
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坪単価

坪単価とは、1坪(約3.3㎡)あたりの建築費のことを指します。

良く平米単価と混同されますが、こちらは1㎡あたりの金額となるので注意しましょう。

坪単価は、建物価格から延床面積を割り引いて算出します。

例えば、1,000万円の物件の延床面積が100㎡の場合、だいたい30坪と見積もって計算をすると、坪単価=1,000万円÷30坪=約33.3万円と計算することができます。

坪単価の平均相場・計算方法は費用によって違う?ハウスメーカーと工務店を比較

ハウスメーカーと工務店の坪単価の違い

坪単価の金額は依頼した企業によって異なるので注意が必要です。

ここからは、ハウスメーカーと工務店の坪単価を算出する仕組みや相場を比較していきましょう。

【前提】どんな工程で住宅を建てるかによって坪単価は変わる

どんな工程でどんな構造の住宅を建てるのかによっても坪単価は変わってきます。

同じ面積でもコストを抑えて建てた物件の坪単価のほうが低くなるのは、ある意味当然と言えるでしょう。

特にハウスメーカーはローコスト住宅を得意としているところと高性能住宅を得意としているところがあるので、坪単価の相場は結構な開きがあります。

性能のことを考えると、坪単価が安いほど良いという訳ではないのです。

ハウスメーカーの坪単価は30万円~90万円以上

ハウスメーカーはローコスト住宅を得意とするところと、高価格住宅を得意とするところに分かれます。

ローコスト住宅が得意な、主なハウスメーカー
  • アエラホーム
  • アイダ設計
  • アイフルホーム
  • タマホーム
高価格住宅が得意な、主なハウスメーカー
  • 住友林業
  • 三井ホームズ
  • ヘーベルハウス

ローコスト住宅の場合は坪単価30~50万円が一般的な相場となります。

最近ではデザインや建材のコストを抑えたシンプルな物件も多く提供されています。

一方、高級住宅の場合は坪単価が70万円以上になります。

高級住宅がローコスト住宅と大きく異なるのは、キッチン・トイレ・浴室といった設備と、構造(高断熱・高気密)の2つが主です。

工務店の坪単価は50万円以上

工務店に依頼した場合は、一般的にハウスメーカーへ依頼した際の7割ほどに抑えられると言われています。

そのため、同じくらいの物件をハウスメーカーと工務店に依頼した場合、工務店のほうが価格をリーズナブルに抑えることができます。

全体の坪単価の相場で見ると、50万円以上となります。

ハウスメーカーの坪単価が工務店より高い理由

同じグレードの住宅を建てた場合、ハウスメーカーのほうが工務店に比べて、坪単価が割高になる傾向にあります。

ハウスメーカーのほうが割高になってしまうのは、建築費用以外にも理由があります。

理由①ショールーム・モデルハウスにかかる人件費がかかるから

ハウスメーカーはショールームやモデルハウスを使って物件を宣伝していきますが、この人件費も物件の費用にかかってきます。

費用に関しては、常置しているスタッフの人件費などが含まれています。

理由②独自の維持管理の仕組みに費用がかかるから

大手ハウスメーカーの場合、地震や経年劣化に備えた独自の商品開発をおこなっています。

この研究等でかかる費用がかかってきます。

また、大手の場合は全国に建材を輸送するので、その分の費用も含まれてきます。

理由③宣伝費用がかかるから

大手ハウスメーカーの場合、有名人を広告やCMに起用しているので、宣伝費が高くつきます。

大々的に宣伝していた物件シリーズなら、価格に含まれるこうした費用は多くなってきます。

企業によって坪単価の定義は曖昧!単価に差が生じる理由

ハウスメーカーと工務店の坪単価の相場差を紹介しましたが、そもそも坪単価の定義自体がかなり曖昧で、企業によって全く違う考え方を持っていることもあります。

なぜこのようなことが起こるのか、主にどこが違うのかを紹介していきます。

違い①坪単価に何を含めるか

物件の建築や取得にかかる費用は、広義の意味で解釈をすれば内覧会のスタッフの人件費など、様々な費用を含めることができます。

このうち、どこまでを坪単価に含めるかは企業の方針に左右されますが、正直な企業ほど坪単価が高く、逆に良くみせようとしている企業ほど坪単価が低くなるというジレンマがあるので注意しましょう。

坪単価が低くなるほど買い手からのウケは良くなるので、手数料などの細かい費用は含まないケースが多いのです。

違い②追加費用を坪単価に含めるか

建築工事の工程は、まず物件を建て、その後に設備や器具の細かい部分の追加工事をおこなうことが多いです。

坪単価を計算する際は、この追加工事にかかる費用が含まれていないケースも多いです。

例えば、雨戸や照明器具などの取り付け等にかかる費用は、計算に含まない傾向にあります。

違い③総合施工床面積はどれくらいか

そもそも、延床面積とはどこからどこまでを指すのかという定義も、企業によってかなり違います。

特に、坪単価の計算にはバルコニーなどまで含めた総合施工床面積と建物価格で計算することがあります。

この場合は実際の延床面積より広くなる分、坪単価が下がります。

物件の坪単価を安く抑えるコツ

坪単価を抑えるには、内装より外装に注目したほうが良いです。

なぜなら、外構などは比較的簡単に建築費を抑えることが出来るからです。

内装にお金をかけるのは安定した生活を送る上で不可欠な部分でもあるので、逆に削りすぎてしまうのも良くありません。

1階と2階の床面積を揃える

1階と2階の床面積が異なる場合、凹凸が増えるので外壁量が多くなります。

1階と2階の床面積が異なる場合の外壁量の違い

この仕組みを簡単に図示したものが上記となります。

Aの場合は1階と2階の面積が同じですが、Bは2階の面積が1階よりも狭いので、赤い部分の外壁が加えて必要になってきます。

このように、物件の凹凸を出来るだけ無くすことで、広い面積を維持しつつ坪単価を抑えることができます。

壁紙など将来的に交換が必要なものに費用をかけない

壁紙などは、5年~10年のスパンで張り替えるものと言われています。

また、水回りの設備も15~20年で交換・修繕が必要と言われます。

物件を購入する際に奮発してこの辺にお金をかける人は多いです。悪いことでは決してないのですが、長い目で見るとどうせ交換が必要なものに対してお金をかけすぎるもの少し勿体ない気がします。

長期的な視点で劣化の早い部分を安価に抑えれば、坪単価も安く済みます。

片流れの屋根も検討する

切り妻式と片流れ式

従来の住宅では、切り妻式の屋根が一般的でした。

しかし最近では、図の右側のような片流れ式の屋根の人気が拡大しています。

片流れの屋根はシンプルでおしゃれな印象を与えるため、デザイナーが手掛ける物件などにも良く見られます。

片流れは継ぎ目が少なく雨漏りも少ないので工事費用が安く済みます。

その一方で屋根が一面しかないので、豪雪地帯などだと雪が積もりすぎて重みに耐えられなくなる可能性もあります。

坪単価を抑えるためには建築にかかる総費用を常に考える

建築費用が安くなるよう抑えているはずでも、他の部分に費用をかけた結果、トータルコストが高くつくことが良くあります。

建築にかかる費用は多岐に渡り、かつ自由度が高いので、トータルでいくらかかっているかが分かりにくいケースも多くなります。

建築費用の工面をする場合は、常にトータルコストがいくらになるのかから計算することをおすすめします。

坪単価だけで選ぶのはNG!業者を正しく選ぶ方法

上記のように、坪単価には業者ごとにカラクリがあるので注意が必要です。

また、坪単価を安くできたと思っても、良く調べてみれば更に安い業者が見つけるケースは多々あります。

ここからは、業者を賢く選ぶ方法を紹介していきます。

見積もりは複数社へ依頼するのが不可欠

安い坪単価で良い住宅を購入したいなら、複数社の見積もりを比較することが不可欠です。

ただし、前述のように坪単価をどのような基準で算出しているかどうかもしっかりチェックしていきましょう。

一社が3つのグレードを用意している場合、それぞれのグレードの価格と、上のグレードになった時の費用の上がり具合を比較すると損をしそうかどうか分かりやすいです。

将来のメンテナンス費用を見極める

前述の壁紙などのように、いくら費用をかけても将来的に交換が必要なものもあります。

ただ、必ずしもそういった設備や器具ばかりではありません。初期費用を投資したほうがコストを抑えられるケースも多々あります。

また、ハウスメーカー・工務店の検査・補償の充実度によってもランニングコストは大きく変わります。

初期費用の安さだけでなく、長期的な視点でも比較をおこないましょう。

坪単価・建築費用は予算の範囲内で選ぶのが重要

意外と忘れがちですが、建築費用は予算の中から支払える範囲内で算出することが何より重要です。

持ち家に引っ越すと住宅ローンや固定資産税の支払いが意外に重く、初期投資をし過ぎていると家計が破綻する恐れもあります。

理想の物件を求めるあまり、無理な支出をおこなわないように注意しましょう。

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