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不動産買取とは?業者買取と仲介売却のどっちがお得か徹底比較

【更新日】2021-03-09
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不動産買取とは

家を売る主な方法は、不動産買取と仲介売却の2種類になります。

違いを簡単に説明すると、不動産買取を不動産会社に買い取ってもらう方法です。

短期間で売り渡せますが、価格は低くなりがちです。

一方、仲介売却は不動産会社の仲介のもと、家が欲しい第三者に向けて売る方法です。こちらは高価格での売却が見込めますが、成約まで平均3~6か月もかかってしまいます。

家を早く処分したい方には買取を、じっくり高く売りたい方には仲介をすすめることが多いですが、その他にも様々な違いが存在します。

そこで今回は不動産買取と仲介売却をさまざまな点で比較していきます。

不動産買取は仲介売却と比較すると大きく価格が下がる

不動産買取と仲介売却の最も大きな違いはその価格です。

買取価格は仲介売却の価格の6割程度が相場となっています。

仲介売却で1,000万円で売れる家は、600万円ほどでしか買い取ってくれないということです。

家を売る理由で最も多いのが「今の家を高く売って良い家に住み替えたい」というものなので、売却価格は重要になります。

買取価格の低さは、こうした方々にとってかなりのデメリットとなるのです。

仲介売却価格が値下げされることも

仲介売却の場合も、値下げをしないと売れないケースがあります。

仲介売却では6か月を一つの区切りとしており、これを過ぎると家を値下げすることが多いです。

値下げ幅は1度に50万円を下げるのが相場です。

成約が決まった後も買主が売却の値下げを要求することがあります。

価格の10分の1以内なら下げてしまうほうが良いといわれているので、その分も想定しておく必要があります。

実際は1,000万円で売れるはずだった家も800~900万円に落ち着く可能性は多いのです。

高額買取をしてくれる不動産業者も増えている

最近では、6割以上の金額で買取をしてくれる業者も増えっています。

そもそも買取価格が低い理由は、業者がリフォームをして再販売をする費用を確保するためですが、業者によっては自社の負担を増やすことでより高値で買ってくれるところもあります。

公式HPで「仲介価格に近い買取価格を目指す」と明言しているところもあるので、買取査定はなるべく複数社に依頼をして見積もりを比較することをおすすめします。

不動産買取の8つのメリット

不動産買取は仲介売却に比べると利益が低いですが、逆にこちらの8つのメリットがあります。

  • 仲介手数料がかからない
  • 譲渡所得税も発生しにくい
  • 仲介売却に比べて半年近く成約が早い
  • 瑕疵担保責任が免除される
  • 内覧のための掃除・簡易リフォームが不要
  • 理不尽な結果に終わることがない
  • 離婚など知られたくない売却理由を隠し通せる
  • 引き渡し後の資金計画が立てやすい

ここからは、それぞれのメリットを詳しく見ていきます。

仲介手数料がかからない

仲介売却にかかる費用としてもっとも高額なのが仲介手数料です。

仲介手数料とは、仲介売却が成立した段階で業者に支払う報酬のことです。

この仲介手数料は、売却価格に応じて金額が決まっています。

取引額 仲介手数料(法定の上限額)
200万円以下 売却額×5%
200万円超400万円以下 売却額×4%+2万円
400万円超 売却額×3%+6万円

例えば家を1,000万円で売った場合、仲介手数料は36万円となります。かなりの高額ですね。

一方、不動産買取では仲介手数料は一切かかりません。その分だけ買取価格は低くなりますが、コストだけみれば買取のほうがお得なのです。

仲介手数料の相場はいくら?なぜ払うの?根拠・計算方法・値引きのコツ

譲渡所得税も発生しにくい

不動産の売却額が当時の購入費を超える場合、譲渡所得税という税金が発生します。

不動産売却後も税金が!譲渡所得税の仕組みと注意点

譲渡所得税=税率×{譲渡価格-(取得費+売却費用) }

譲渡所得税は上記の計算式で求めることができます。また、かかる税金に関しては家の所有期間5年を基準に以下のように決まります。

【短期譲渡所得】 【長期譲渡所得】
所得税 30% 15%
住民税 15% 5%

不動産は築年数が経過するごとに価格が下がるので、たいてい購入価格>売却価格となります。

この税金が発生するのは稀ですが、デザイナーズマンションのように築年数を除いても魅力のある物件は買った時よりも高く売れる可能性があります。

その一方で、不動産買取は売却価格が低く、譲渡所得税は発生しにくいです。

ただ、税金を差し引いても手取り額は仲介売却のほうが高いので、この比較はあまり意味がないと言ってよいでしょう。

仲介売却に比べて半年近く成約が早い

不動産買取の最大のメリットが換金までにかかる期間の短さです。

早ければ不動産会社に相談にいったその日に見積もり・契約をしてもらうことができ、最短2週間前後で引き渡しが可能です。

遅くても1か月未満で買い取ってもらえるので、転勤間近で処分を急ぐ人などにおすすめです。

一方、仲介売却は平均成約期間が3~6か月、場合によっては1年以上かかることもあります。

更に、仲介売却は相手あってのものなので、いつ終わるのか見当が付きにくいです。売り出し期間は長めに見積もっておくのがおすすめですよ。

家の売却は時間がかかる?売る手順・流れを解説

瑕疵担保責任が免除される

仲介売却の場合、引き渡しから一定の期間までにシロアリ・雨漏りなど未共有のトラブルが発覚すれば、買主は売主に賠償請求できるという決まりがあります。

この制度を瑕疵担保責任といいます。

仲介売却は、瑕疵担保期間が終わるまで安心はできないのです。

いっぽう、瑕疵担保責任が免除されるので、引き渡し後にトラブルが発覚しても買主が何か賠償する必要はありません。

早く処分して安心したい人はもちろんのこと、状態の悪い物件を業者に引き渡して責任を回避したい方にも買取は向いています。

内覧のための掃除・簡易リフォームが不要

仲介売却では、売主が売り出し物件にリフォームなどを施す必要はないと言われています。

ただ、実際はそうとも限りません。売り出されている類似物件が周辺にある中、買主は数件に絞り込み、あとは第一印象で決めていくのです。

買主の厳しい基準をクリアしようと思えば、掃除やリフォームをどれだけしても安心は出来ません。

高く売ろうと熱心な人ほど費用と労力を使ってしまい、ストレスでダウンするケースもあります。

いっぽう、不動産買取は100%そのまま引き渡し可能なので、準備費用を0円に抑えることができます。

「とは言え、やっぱり掃除をしたほうが高く買い取ってくれるよね?」と訝しむ人もいますが、買取業者は不動産のプロなので、第一印象に惑わされず構造などをしっかり見て評価してくれます。

理不尽な結果に終わることがない

仲介売却の相手は素人なのに対し、業者買取の相手は不動産会社です。

仲介売却では相手を選べないので、強く値下げを要求してくる人や、素性が怪しい人に当たることも十分あります。

人によっては契約直前でキャンセルされたり、良い物件なのに売れ残ったりと、理不尽な目に合うことも多いです。

仲介売却中に「なんでこんな目にあわなきゃいけないの!」と思っても仕方がありません。そもそも不動産の需要と供給のマッチングは非常に難しいですし、買主には値下げや契約キャンセルの権利があるからです。

その点、不動産買取はプロが適正価格で買い取ってくれるので不満が出にくいですし、引き渡しまでのスケジュールも業者が決めた通り進んでいきます。

離婚など知られたくない売却理由を隠し通せる

不動産買取は業者と依頼者のやり取りで進んでいきます。物件の訪問調査でも、調査員は社名を隠した車でこっそり来てくれるので、気づかれても周りからはリフォーム業者と見分けがつきません。

いっぽう、仲介売却はスーモやアットホームといったアクセスの多いサイトに売出情報を掲載しますし、近所に買主募集のチラシを配ることもあります。

仲介売却を依頼すれば、近所の人に知られず引っ越しをするのは困難です。

借金返済や離婚など、理由を知られたくない人は不動産買取をおすすめします。

引き渡し後の資金計画が立てやすい

仲介売却でいくらもらえるかは、買主と契約を交わすまで分かりません。

査定額のまま売り出しても、途中で下げたり、買主からさらに値下げを要求されたりすることがあるからです。

いっぽう、不動産買取は最初の査定額と実際の買取価格はほぼ同じなので、利益をどう使うかの計画を綿密に立てられます。

利益自体は仲介売却のほうが大きいですが、いくら高利益でも直前まで金額が確定していないと次の手続きを進めることはできません。

仲介売却のこの辺を嫌がって、不動産買取を選択する人もいます。

不動産買取の3つのデメリット

不動産買取には多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。

  • 売却価格が安くなる
  • 価格に納得できないことがある
  • 誰の手に移ったか分かりにくい

一つずつ見ていきましょう。

売却価格が安くなる

不動産買取の最も大きなデメリットが、仲介売却に比べて価格が大きく下がってしまうことです。

買取を依頼すると仲介売却に比べて価格が7割前後まで下がるので、不動産の平均価格帯を考えると数百万円の損失も珍しくありません。

不動産は多くの一般人にとって所有している最も高額な資産であり、ほぼ全ての方が少しでも高い価格で売れたほうが良いと思っているでしょう。

そのような背景を考えると、買取を依頼すべきケースというのはかなり限られているのが分かります。

価格に納得できないことがある

家の買取価格は、各社が各々で設定しているため、なぜこの金額になっているのか納得できないケースも多いです。

仲介売却の場合、過去の取引事例や周辺の売り出し価格も鑑みて設定されます。

仲介売却は不特定多数に対して売り出すので、価格設定が曖昧だと買い手を他の物件に取られて売れ残ってしまいます。

ただ、業者買取の場合は業者と売主の双方での契約になるので、売主は他の事例をみて金額が適切かどうか評価しにくいのです。

なぜこの価格なのか曖昧なまま取引しないといけないのも買取のデメリットの1つです。

ただ、裏を返せば相場が低くても高額を提示してくれる1社を見つけさえすれば高収益が見込めるということでもあります。

誰の手に移ったか分かりにくい

買い取ってもらった不動産はその会社の手によってリフォームされ、再販される訳では必ずしもありません。

買取後に他の業者へ転売される事例も少なくありません。

愛着のある不動産が最終的に誰の手へ渡ったか分からないことにたいして、不満を覚える方もいるでしょう。

低い価格で買取をおこない、他社へ高値で転売している業者もいますが、売主は買取後のこうした末路を調べることがほぼ出来ません。

買取に向いていない不動産の特徴

中には、不動産買取をすると明らかに損をするものもあります。

買取に向いていない不動産には、大きく分けて2つの傾向があります。

  • 価値・人気の高い不動産
  • 再販の難しい不動産

詳しく見ていきましょう。

価値・人気の高い不動産

築年数の浅い建物や、アクセスが非常によい不動産は非常に高値で売れる可能性があります。

こうした不動産はあえて買取に出すより、じっくり仲介売却をおこない高額利益を得るほうがお得です。

仲介売却をしたくても、近く転勤などがあるなら、引っ越し後に空の元住居を仲介売却でじっくり売っていく買い先行がおすすめです。

買い先行は一般的に不利と言われていますが、人気の物件なら引越し費用を全て回収しても余るくらいの金額で売れますよ。

再販の難しい不動産

敷地が分割できない大きな土地など、業者が再販しにくい不動産は買取を断られることもあります。

買取のハードルは仲介売却よりずっと低いので、買取を断られても仲介で売れるケースは稀です。

ただ、特定の備付設備のリノベーションに業者がちょうど対応しておらず買取を断るケースもあります。この場合は他社なら売れる可能性もあるので、相談してみましょう。

不動産買取と仲介売却の内容比較まとめ

売却方法 仲介 買取
内容 仲介業者に販売活動を依頼 不動産会社に買い取ってもらう
長所 高額で売れやすい 成約の可能性が高く、現金化も早い
短所 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) 利益が低い(仲介の2割減)

特別な事情がない場合は、仲介売却をおすすめしています。

不動産を売ると様々な税金・費用がかかりますし、住み替え希望の方はその後の引っ越し代・ローン支払いも考慮しないといけません。

何より、家は一般の人が持つ最高額の資産です。これを売ることをチャンスと捉えれば、少しでも高く売るほうが人生にプラスとなります。

一方で離婚の財産分与や遺産の分割などは、買取で早目に換金するほうが後々トラブルに巻き込まれません。また、家を処分することを誰にも知られたくないという方も買取はおすすめです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の事情・目的に合わせて方法を選びましょう。

不動産買取と仲介は結局どちらが良い?

紹介してきた通り、基本的には高く売りたい人が仲介売却、早く売りたい人が不動産買取を選ぶのがセオリーです。

ただ、理想をいえば「高く早く売りたい」という方がほとんどでしょう。

時間と利益のどちらを優先すべきか分からないなら、他の視点で方法を選ぶのも一つの手です。

ここからは、買取・仲介売却を選ぶべき人の特徴を紹介します。

不動産買取を選ぶべき人の特徴

  • 時間に余裕がない
  • 利益をあまり気にしていない
  • いつまでにお金が必要か確定している
  • 売却準備に力を入れられない
  • 不動産の築年数が古い
  • 売却を知られたくない理由がある
  • 仲介売却で失敗した

時間に余裕がない

時間に余裕がなく、早めに物件を処分したいなら迷わず不動産買取を選ぶべきでしょう。

 時間に余裕がないケースは転勤間近な場合が多いですが、兄弟と不動産を分割相続した時や、離婚後に夫婦名義の物件を持て余している時なども当てはまります。

1つの不動産に対する権利は均等に分割されますが、建物は均等分割できないので不満が出やすいです。

例えば、実家を3兄弟で分割相続したにも関わらず、結局最後まで親と同居していた3男が家を独占しており、他の兄弟が不満を持つパターンなどです。

【実家売却の体験談】親の死後に相続した実家を売るかで揉めた友人の話

こうした場合は、買取に出して早めに換金すれば文字通り均等分割できるので、トラブルをスムーズに解消できます。

利益をあまり気にしていない

「どうせ、うちのボロ家は高く売れないから、処分できれば何でも良い」と考える人は意外に多いです。

利益にこだわりがないなら、早期に処分できる不動産買取がおすすめです。

ただ、何も考えず不動産買取を選ぶ人の中には、仲介売却に比べて買取価格が低いことを知らないケースも多々あります。

何も考えず買取を選び、後から後悔することのないようにしましょう。

いつまでにお金が必要か確定している

まとまったお金が必要なイベントが1年以内にあるなら、不動産買取を選ぶのが無難です。

仲介売却にかかる期間は平均3~6か月と言われていますが、いつ売れるかはマッチング次第なので1年経っても売れ残っているケースは0ではありません。

それでも高額利益を求めたいなら、最初に仲介売却で売り出し、期限が来たら買い取ってもらう買取保証サービスがおすすめです。

売却準備に力を入れられない

仲介売却はマッチングなので、内覧で気に入ってもらおうとしたら、掃除・整理整頓・リフォームなどやることにはキリがありません。

どんなに状態の良い物件でも、中が非常に汚れていれば売れる可能性は低いです。

整理整頓などの売却準備に時間が使えないなら、買取を選ぶのも一つの手です。

不動産の築年数が古い

頑丈で良い間取りの建物でも、築年数が30年、40年を超えていれば高いお金を払って住もうとは思わないものです。

築古でも状態が良ければ売れる可能性はありますが、成約までには時間がかかると思っておいた方が良いです。

仲介売却に賭けるまででないなら、築古物件は業者に買い取ってもらうのが無難です。

売却を知られたくない理由がある

「プライバシー徹底保護の上で仲介売却します!」とPRする業者はいますが、販売営業をしていく上でどうしても情報は漏れてしまいます。

人に知られたくない理由があり、こっそり引っ越したいという方は買取を選ぶ必要があります。

仲介売却で失敗した

仲介売却は難易度が高く、失敗するケースも多々あります。

ただ、一度仲介売却に失敗した不動産でも買取に出せばスムーズに換金できる可能性が高いです。

仲介売却を選ぶべき人の特徴

  • 時間的な余裕がある
  • 何より高く売れることを優先したい
  • 内覧が来ても気にならない
  • ハウスクリーニングなどに割けるお金がある
  • 不動産の築年数が浅い
  • 人気のエリアに不動産がある

何より高く売れることを優先したい

高額売却を第一の目標にしているなら、迷わず仲介売却を選択しましょう。

時間はかかってしまいますが、買取時の2倍近い利益を得ることが出来ます。

時間的な余裕がある

「自分は特にお金はいらない」という方でも、引き渡し後にかかる細かい引っ越し費用や将来の生活費を考えると、少しでも高く売るに越したことはありません。

人生のうちで数千万円の臨時収入が入ってくるチャンスは、家を売る1回だけかも知れません。

時間に余裕があるのであれば、まず仲介売却を検討しましょう。

内覧が来ても気にならない

業者の仲介で売り出すと、希望者が内覧に訪れるようになります。

大変ですが、基本的には内覧のたびに掃除・整理整頓をして見栄えをよくするのが理想的です。

また、中には食事時に内覧に来たりするのを嫌がり、借家に一度引っ越して空にしてから内覧を募集し、売れたらそれを元手に新居を購入して再度引っ越す…という人もいます。

しかし、この方法は余分にコスト(家賃や往復の引っ越し代など)がかかるのでおすすめできません。

内覧が来ても気にしないような性格の人のほうが仲介売却に向いているのかも知れません。

ハウスクリーニングなどに割けるお金がある

前述の通り、購入希望者に気に入られるには様々な準備をしても、やりすぎるということはありません。

でも、準備費は売れるかどうか分からない段階で貯蓄を削っていくわけですから、負担は大きいですし、お金に困る方には向いていません。

仲介売却を臨むなら、ハウスクリーニングなどの諸準備用のお金が15万円前後用意できていることが理想的です。

不動産の築年数が浅い

不動産の価値に影響する最も重要な項目は築年数です。

築年数が15年以下の物件なら、仲介売却で早く高く売れる可能性が大きいです。

逆にこうした築浅物件を買取に出すのは損なので注意しましょう。

人気のエリアに不動産がある

首都圏や地方の大都市、そのベッドタウンにある不動産は高く売れる傾向にあります。

こうした物件も仲介売却でじっくり高く売ることをおすすめします。

不動産買取を成功させるには業者選びが重要

不動産買取はどこに依頼しても結果は同じと考えている人も多いですが、それは大きな間違いです。

実際は、いつまでにいくらで買い取るかというのは業者の裁量で決まる部分が大きく、ある業者のルールは他の業者で通じないケースも多々あります。

地方だと不動産関係の手続きは全て地元の不動産屋1社に依頼しているという方も多いですが、買取に出す際は、このやり方は損です。

必ず複数社の査定額や対応を比較するようにしましょう。

買取価格・換金スピードは買取業者によって異なる

買取価格は査定を依頼する業者によって異なります。

参考にするデータや実績の違いが、価格に反映されるからです。

特に買取価格は本来の価値から再販費用を引くので、リフォームに対してどんな方針を持っているかも重要です。

業者のリフォーム方針 売主への影響再販時の買主への影響
①骨組みから徹底的に見直してリフォーム マイナス(利益が大きく引かれてしまう)プラス(安心して住むことが出来る)
②もともとの物件の良さを生かして最低限のリフォームプラス(利益の下がり幅が小さい)マイナス(安全性に不安が残る)

また、申込からどれくらいの期間で換金してくれるかも業者によって異なり、最短翌日のところから3週間以上のところまで様々です。

ただ、公式サイトに上記のように書いてあっても、物件の状況や営業マンが抱えている案件の数によってはもっとかかるケースもあるので注意しましょう。

買取時の特典・キャンペーンなども業者によって異なる

業者によっては、契約してくれた人向けにキャンペーンを実施しているところもあります。

買取を成功させるのが第一ですが、どうしても2、3社で迷って選べないならこうしたキャンペーンで選ぶのも一つの手でしょう。

不動産売却・査定キャンペーンを総まとめ!

信頼できる不動産買取業者を選ぶコツ

不動産の買取価格は業者によって異なります。

これは不動産の見方・評価が業者によって異なるというのもありますが、少しでも高く買い取りたいというモチベーションの有無も大きく関係しています。

また、業者がどんな物件の買取を得意としているかでも、結果は変わってきます。

自分の不動産を高く買い取ってくれる業者を探すには、どこに注目すれば良いのでしょうか?業者選びのポイントを紹介していきます。

まずは各社の買取査定額をチェック

何はともあれ、買取査定を複数社に依頼し、その金額を比較してみるのが最重要です。

買取の場合は査定額と実際の利益はほぼ同額なので、比較すればするほど成功率は高まります。

また、買取に出す際はほぼ手続きをするだけで、引き渡せばそれで終わりです。

買取は仲介売却のように相続・税金の相談や書類作成、説明、検査・保証といった様々なことを求められないので、査定額で比較しやすいという側面もあります。

買取査定は無料なので、大手、中小のさまざまな業者へ気軽に依頼してみましょう。

タイプ別の買取実績の確認も忘れずに

不動産会社によっては、買い取る物件はほぼ全て家、ほぼ全てマンションというところもあります。

過去の買取の99%がマンションの不動産会社に一戸建て買取を依頼するのは何となく避けたいですが、相手からすれば一戸建て買取はやったことはないけど、出来ない訳ではないので、間違って買取依頼をすればどんどん手続きを進められてしまいます。

さらにややこしいのが、買取業者の多くが公式サイトに「昨年の買取実績は驚きの〇〇件!」というように、不動産タイプに触れず件数だけ述べていることです。

都会の1Rマンションやアパート買取をメインにやっているところが件数は多くなりやすいので、特に一戸建て買取の場合は公式サイトの言葉に惑わされないようにしましょう。

タイプ別の実績を聞くのは別にタブーではないので、勇気を出して質問してみましょう。

物件の短所や買取のデメリットも教えてくれる

不動産会社に相談しにいくと、「その物件は非常に良いので今すぐ買取に出さないと損ですよ!」と強く契約に流されるケースもあります。

こうした押し売り系の業者は物件の短所や買取のデメリットをあえて教えず契約を結ぼうとするので危険です。

「この物件は設備が故障しているので相場より少し安くなりますね…」とか、「この物件なら仲介売却に出した方がいいですよ…」とかを正直に言ってくれる業者のほうが信頼できます。

客観的に不動産を見て評価できるということは、相場勘や観察力に優れていることになります。

この2点が備わっている会社ほど、適正価格で買い取ってくれる可能性は高いです。

査定価格の根拠がしっかりしている

査定額の根拠が初心者でも納得できるくらいしっかりしていることも重要です。

買取の話し合いは密室で味方のいない状態でおこなわれるため、メチャクチャな価格を提示されても突っ込んで拒否できるのはあなたしかいません。

必ず査定額の根拠を、納得できるまで質問しましょう。

大手と中小の優良業者の割合はほぼ同じ

買取業者を知名度・人気だけで決める人もいますが、会社の規模と買取価格はあまり関係がありません。

大手支店の査定額より、近所の老舗業者の査定額のほうが高いケースは山ほどありますし、中小=実績がないという結び付けは危険です。

確かに大手の資金力は魅力ですが、地域密着型の中小には詳しい地域の知見や、地域の独自ネットワークといった強みもあります。

まずは大手、中小という偏見を持たず、フラットな目線で業者選びをすすめていきましょう。

買取保証とは?

最近、対応する不動産会社が増えているサービスに、買取保証サービスがあります。

買取保証とは、最初は仲介で売り出し、一定期間を過ぎても売れなかったら業者が直接買い取ってくれるという仕組みです。

売主の中には、仲介売却に挑戦したいけど転勤期限が近くて売れ残るのが怖いという方がいます。

買取保証の場合は売れ残るリスク0で高額売却に挑戦できるので、大きなメリットと言えます。

買取保証を依頼できる不動産の条件

買取保証が出来る不動産は、一定水準以上の条件をクリアしている必要があります。

もともと売れる見込みのない物件は買取保証の対象にならないことが多いので注意しましょう。

買取保証の条件として良くあるものは以下の内容です。

項目 制限
対応エリア特定の営業エリア内
対象戸建て・土地・マンションのみ
広さ敷地面積40㎡以上、専有面積30㎡以上
築年数築30年以内
媒介条件 専属専任媒介契約
売却保証額 査定した価格の〇%

買取保証を依頼するリスク

買取保証を依頼する場合は注意が必要です。

まず、買取保証制度を利用する場合は専属専任媒介契約を結ぶため、途中での契約解除や業者変更が難しくなります。

何となくお得感のある仕組みですが、結果的に買取になれば、大した利益は売主には入ってきません。

中には買取保証を結ばせた上であえて安く自社買取できるよう営業活動を制限し、買取後に他社へ高く転売するケースもあるので注意しましょう。

不動産買取を検討すべきケースを整理

不動産買取を検討すべきケースはそこまで多くはありません。

前述のような買取向きのケースに当てはまる方なら、買取を選ぶのも一つの手でしょう。

ただそれとは別に、買取でしか売れそうにない物件というのも存在します。

買取でしか売れない物件の特徴
  • 仲介で売り出して1年以上売れない
  • 築年数が古すぎる
  • 立地が悪すぎる
  • 建築基準法に違反している
  • 過去に事件・事故があった

このような条件に当てはまる場合は、最初から買取を依頼するのがスムーズでおすすめです。

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