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レインズとは?情報登録の仕組みと使い方・一般人もログインできる条件

【更新日】2021-02-09
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レインズ

不動産取引をする際に、レインズを避けて通ることはできないでしょう。

レインズは不動産売却をする上で欠かせないサービスです。

ただ、このレインズは正規の不動産会社しかチェックできないサービスとなっており、個人が閲覧することは原則できません。

では、レインズを活用するにはどうすれば良いのでしょうか?詳しく解説していきます。

レインズとは?基本的な内容を紹介

レインズの仕組みとしては、正規の不動産会社が契約している不動産情報をレインズに登録します。

仲介売却中の不動産はこれで全国の不動産会社に情報を共有されました。

ある不動産屋で「〇〇の地域の一戸建てを探している」というお客様が来たら、レインズで検索をした上で条件に合う物件を買主に紹介します。

つまり、レインズで売り出し物件の情報を公開することで、成約率が格段にアップするのです。

しかし、このレインズの利用はあくまで不動産会社がおこなうため、データを閲覧するには不動産屋に来店してお願いをしなければいけません。

レインズ(REINS)とは何の略?

レインズ(REINS)は、Real Estate Information Nekwork System(不動産流通標準情報システム)の略です。

レインズを運営しているのは、指定流通機構と呼ばれる4団体です。

この機構は1988年に宅地建物取引業法が改正されたことによって始まった組織で、東日本・中部圏・近畿圏・西日本の4つに分かれています。

この4団体の運営のもと、不動産の情報交換がレインズ上で、リアルタイムでおこなわれるのです。

レインズを利用すると不動産売却がスムーズになる

レインズがない場合、媒介契約を結んだ仲介業者は広告営業や周辺へのチラシ配りをしながら、地道に買主を探していくようになります。

しかし、レインズを利用すれば、不動産売却の流れがこのようにスピーディになります。

  1. 仲介業者がレインズに物件を登録
  2. 全国の不動産会社が閲覧可能になる
  3. 希望者を案内した不動産会社から連絡が来る
  4. 売買契約を結ぶ

このように、レインズに登録することで、いわば全国の不動産会社が味方になってくれるわけです。

中古の家やマンションを買うのは基本的に転勤者などですから、もともとどこに住んでいるか分かりません。

近所にチラシを配るより、レインズに登録したほうが全国の不特定多数に向けてアピールができるのです。

全国にある4つのレインズとは?

レインズは対象エリアによって4つに分けて運営されています。

名称だけでなく運営団体も異なるので注意が必要です。

名前運営団体
東日本レインズ (公財)東日本不動産流通機構
中部レインズ (公社)中部圏不動産流通機構
近畿レインズ (公社)近畿圏不動産流通機構
西日本レインズ (公社)西日本不動産流通機構

このうち、東日本レインズの運営団体である東日本不動産流通機構が中枢となっています。

レインズの組織体制

レインズの組織体制

東日本レインズの組織体制は、まず公益財団法人に所属するメンバーが理事会・専門委員会を構成しています。

その下にサブセンターがあり、こちらには東日本レインズを構成する不動産業団体が所属しています。

入退会手続きや会員情報管理、会員指導・研修などはサブセンターの所属業者がおこなっており、組織の一翼を担っています。

レインズの利用実績【東日本】

西暦・月 総登録件数 成果報告件数総アクセス件数
2018年1月 255005件 28634件 39879843件
2018年2月 252351件 34946件 41459363件
2018年3月 2859882件 346885件 476614676件
2018年4月 242221件 28097件 40251387件
2018年5月 277313件 24764件 39499730件
2018年6月 245489件 27591件 41770383件
2018年7月 240381件 26993件 41203656件
2018年8月 221358件 22112件 36482781件
2018年9月 237438件 26670件 41210842件
2018年10月 242822件 26891件 40719012件
2018年11月 240615件 27426件 41666534件
2018年12月 207633件 26221件 32453202件
2019年1月 258650件 29919件 38788457件
2019年2月 253084件 34570件 41186116件
2019年3月 2890078件 340660件 479512499件
2019年4月 235526件 27644件 38507358件
2019年5月 208967件 22895件 34539998件

スムーズにレインズへ物件を登録してもらうポイント

中古の不動産を売る際は、仲介業者がレインズに物件をいち早く登録してくれるのが理想的です。

購入希望者が不動産会社へ相談に行くと、その業者はレインズからデータを引っ張ってきて紹介します。

つまり、いかにレインズに登録してもらえるかどうかが、早期成約につながるポイントだと言えます。

ただ、媒介契約には契約後すぐにレインズへ登録する取り決めはなく、一般媒介契約に至ってはレインズへの登録義務そのものがありません。

  • 専属専任媒介:契約後5日以内にレインズへの登録義務
  • 専任媒介契約:契約後7日以内にレインズへの登録義務
  • 一般媒介契約:レインズへの登録義務なし

たとえ専属専任媒介契約を結んでも、契約後すぐに登録してもらえるかどうかは分かりません。

すぐにレインズへ登録してもらうためには、売主自らが不動産会社への働きかけをおこなう必要があります。

効果は見込めなくてもお願いしてみる

専属専任媒介の場合は5日以内に登録すれば良いので、契約後すぐに登録しなくても法的な問題はありません。

それでも早く登録してもらいたいなら、ひとまず要望を口にして伝えましょう。

不動産売却は多くの方が素人で、一刻も早く売りたい!というよりは、とりあえず面倒だから不動産屋に任せる…という方が多いです。

不動産会社もこれを分かっているので、「期限内に登録すれば問題ない」という認識でいるのです。

意外に早く登録して欲しいと伝えれば、業者も対応してくれます。

不動産売却時の媒介契約とは?専任媒介と一般媒介の違いとメリット・デメリットをわかりやすく解説

レインズは資格のない一般人は原則ログインできない

レインズは全国の不動産情報や過去の成約データの詳細が確認できるデータベースですが、注意して欲しいのは基本的に一般人はログインできないということです。

不動産会社が物件情報の登録・取得に使うものではあるので、いくら物件探しに便利でも利用できないので注意しましょう。

ただ、詳しくは後述しますが登録証明書を取得した方なら、個人でもログインすることができます。

REINS Market Informationは個人でも閲覧可能

不動産流通機構が運営している情報検索サイトには、レインズの他に「REINS Market Information」というものもあります。

こちらのサイトは一般人でも閲覧可能なので、情報収集をしたい方におすすめです。

最初にマンションか戸建かを選び、都道府県と地域を選びます。

検索をすると、直近の成約事例をグラフでチェックできます。

REINS Market Information

他にも、最寄り駅や専有面積、築年数などの詳細条件で絞込み検索が可能です。

ただ、本家のレインズと比べて以下のような違いがあるため、注意が必要です。

REINS Market Information の注意点
  1. 個人情報漏洩に関わる詳細情報は削除されている
  2. 直近1年間の取引情報しか確認できない
  3. 地方のデータ数が少ない

不動産ジャパンを使えばレインズの内容がほぼ確認できる

不動産ジャパン

レインズと同じく取引情報がリアルタイムで掲載されるデータベースが不動産ジャパンです。

この不動産ジャパンは、レインズとほぼ同じ情報を、個人でも閲覧できるシステムです。

他にも不動産の売り方などをまとめたコラムが掲載されていたりするので、少しずつ不動産知識を蓄えることが出来ます。

不動産ジャパンのサービス内容はこちらにまとめているので、併せてごらんください!

不動産ジャパンは全国の不動産が検索できる!仕組みとサービス内容を徹底解説

登録証明書がもらえたら一般人でもレインズにログイン可能

媒介契約を結ぶと、仲介業者からレインズの登録証明書というものをもらえます。

この登録証明書があれば、個人でもレインズにログインすることができます。

レインズの登録義務がある契約を結んでも登録証明書の発行がない場合、不動産会社が忘れているか、故意に登録していない(囲い込み)の可能性があります。

登録証明書をもらっていない方は、業者へ一度確認しておきましょう。

再発行が時間がかかることがあるので注意

不動産会社がレインズの登録証明書発行を忘れていた時は、管理画面の「自社物件一覧」にある「未取得証明書」から取得することが出来ます。

ただ、こちらは一定期間を過ぎると削除されてしまうので、その場合は所属する地域のレインズ運営団体に問い合わせる必要があります。

レインズで売主が売却物件を確認する方法

売り出した不動産がなかなか売れない場合、レインズへ登録されていない可能性が疑われます。

登録証明書が発行されているなら、レインズの売却依頼主無向けログインというボタンをチェックしましょう。

ここに確認用ID・パスワードを入力すれば、売主でも物件確認が可能です。

売却依頼主無向けログイン

ID・パスワードが分からない場合は、契約している仲介業者に確認をしましょう。

その際なかなかID等を教えてくれない場合は、囲い込みの可能性があるので第三者に相談しましょう。

レインズは一般人でもログイン・利用できる!

レインズは一般人には縁遠いものという印象がありますが、実は条件付きで個人でも利用することができます。

特に不動産売却では、レインズをチェックすることで囲い込みに未然に気付くことが可能です。

レインズにログインできることを知らないと、逆に騙されるケースが増えてしまいます。

不動産を売る際は、レインズの登録証明書を必ず取得するようにしましょう。

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