初めて外壁の塗り替えをする時に知っておきたいポイント

外壁の塗り替え

自宅の外壁を塗り替えた経験のある方は意外に少ないです。

外壁は新築からしばらく経ったタイミングで塗り替えたほうが良いとは言いますが、本当のところどうなのでしょうか?

外壁を塗り替える必要性は様々なところから証明されており、特に持ち家に住む方なら今後のことも考えてやっておかなければいけない作業でもあります。

ここからは、外壁を塗り替える必要性や、初めてでも失敗しないポイントを解説していきます。

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外壁を塗り替える効果・役割

外壁をペンキで塗り替えるのは、決して壁の色を綺麗に保つことだけが理由ではありません。

外壁塗り替えることは、美観の維持・向上以外にも様々な効果があります。

ここからは、外壁を塗り替える重要性を詳しく解説していきます。

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紫外線・風雨・衝撃から外壁を保護する

外壁を塗り替えると、塗料が塗膜を形成して表面に薄く膜を張った状態になります。

あなたの家の外壁も決して剥き出しになっている訳ではなく、塗料によって薄くコーティングされているのです。

外壁は紫外線を浴び続けると色褪せなどの劣化が発生しますが、塗膜でコーティングされていることで直接浴びるのを回避しています。

また、雨風やカビ・ホコリなどの汚れも外壁に直接付着するのを防ぎ、劣化を遅らせています。

人や石などがぶつかった時の衝撃も、塗膜がクッション代わりになって和らげてくれています。

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外壁に様々な機能を与える

外壁そのものは土・砂や金属、樹脂などで構成された製品なので、素材以上の働きは見込めません。

ここに機能・性質を持つ塗料を塗ることで、外壁に新しい機能を付けたり、元々あった機能を高めたりすることが出来ます。

塗料が持つ効果としては、以下が代表的です。

  • 耐候性(耐久性・耐候形)
  • 防カビ・防藻性
  • 耐アルカリ性
  • 耐酸性
  • 透湿性
  • 防汚染性(低汚染性、耐汚染性)
  • 弾性
  • 遮熱性
  • 断熱性
  • 親水性
  • 耐水性
  • 撥水性
  • 意匠性
  • 耐衝撃性
  • 耐洗浄性

それぞれの特徴に合わせた塗料で塗り替えることで、より優れた外壁にすることが可能です。

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外壁を塗り替える前に整理すべきポイント

外壁を塗り替える前に整理すべきポイント

外壁の塗り替えを初めて依頼する時は、相談した塗装業者の言われるままに契約をしてしまうケースも少なくありません。

相手が優良業者だと見込んで信頼し切るのは必ずしも悪いことではありませんが、依頼者と業者のイメージが違うと納得いく塗り替えにはなりません。

外壁の塗り替えを業者へ依頼する際に、まずは以下の項目を整理しましょう。

本当に塗り替えるべきか考える

外壁を塗り替えることで美観を向上させたり、本来はなかった機能を付加できたりするのは大きな魅力です。

ただし、外壁自体が劣化している場合は、塗料がもたらせる効果は非常に限定的です。

外壁に雨水が浸透して腐食した状態なら、防水塗料で塗り替えても根本的な解決にはなりません。それよりも、外壁を張り替えてしまったほうがトータルコストは安く済みます。

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外壁の塗り替えが効果的なのは、外壁やその下地が劣化していないことが前提です。

塗り替えの目的をはっきりさせる

塗料は成分や耐久性、価格によっていくつかの種類に分けられますが、どれも一長一短で全てのニーズに合わせた塗料というものはありません。

デザイン性に優れた塗料は耐久性に難があったり、逆に防水性の高い塗料は色のバリエーションが少なかったりするケースが良くあります。

何のために外壁を塗り替えるのかをはっきりさせた上で、業者に相談をしましょう。

塗り替える色は好みだけで決めない

外壁を塗り替える時は、塗料が持つ色のバリエーションの中なら基本的に依頼者の希望通りに塗り替えてくれます。

ただ、好みの色を選んでも屋根とのバランスや周辺環境などを考えると、違和感のある仕上がりになりかねません。

色見本で見た発色と塗り替えた壁の色に差を感じることも多いので、注意して色を発注しましょう。

また、グレーは色が目立たない、白は熱を吸収しにくいなど、色そのものが持つ効果にも注目する必要があります。

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外壁を塗り替える流れ

外壁を塗り替える流れは、基本的にこちらの4ステップで進んでいきます。

  1. 簡易チェック・相談
  2. 業者による診断
  3. 見積もり・契約
  4. 塗り替えの実施

作業を一つずつ、順序に沿ってみていきましょう。

【Step1】簡易チェック・相談

新築時に塗り替えた塗料の耐用年数を過ぎた場合や、汚れ・剥がれ・雨漏りが気になった場合などには、まず住民自身が外壁の状況をチェックしましょう。

目視できる範囲でも問題があれば、整理をして業者へ相談しにいきます。

住宅の状況をチェックする際に、一人で危ない箇所に昇るのは危険なので控えましょう。

【Step2】業者による診断

相談をした後、業者が実際に外壁の状況を詳しく調べてくれます。

外壁の診断は無料で依頼できるケースがほとんどで、診断結果によって塗り替えが不要となれば契約を結ぶ必要はありません。

診断によって塗り替えが必要となった場合は、実際にどれほどの工事費が発生するのか見積もりがおこなわれます。

【Step3】見積もり・契約

見積もりを依頼すると、塗装や足場組立、下地処理など工事にかかる様々な費用と総額の見積もりをしてくれます。

見積もりの結果は書類にまとめて報告されます。見積もり書の内容を隅々まで確認して、金額が妥当か、抜けている作業はないかをチェックしましょう。

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見積もり書への具体的な記入を避けて、契約を有利に進めようとする業者も存在します。

こうした業者に引っかからないように、見積もり書のチェックをしっかりおこなうだけでなく、他社にも見積もりを依頼して内容を比較しましょう。

見積もりに納得したら、契約を結んで塗り替えを進めていきます。

【Step4】塗り替えの実施

塗り替えを実施する際は、まず外壁の高圧洗浄や、ヒビや剥がれなどの下地処理から進めていきます。

最初の作業が完了したら、ようやく塗り替え作業を進めていきます。この際、ほとんどの場合で足場の組立も必要になります。

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塗り替えにかかる期間は天候にもよりますが、戸建ての場合は最大2週間程度かかります。

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塗り替えが完了したら費用を支払います。費用は使った塗料の内容にもよりますが、一般的な大きさの住宅なら100万円前後が相場です。

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外壁の塗り替えで失敗しないコツ

外壁の塗り替えが初めての方は、何が正解なのか分からないまま契約をするケースも多いです。

ただ、初めて依頼した外壁塗り替えを失敗すると、その後すぐに再度塗り替えが必要になるなど、時間や費用のコストが発生してしまいます。

初めてでもどうすれば失敗しないかを知った上で、慎重に塗り替えを依頼しましょう。

ここからは、初めての人が外壁の塗り替えで失敗しないコツを紹介します。

外壁には自分で手を一切加えない

外壁に穴や剥がれが見えた時に、応急処置として自分でDIY塗り替えなどの対応をするのは避けましょう。

塗装業者が塗り替える際は、壁に付着した不純物を全て取り除く作業からおこないます。

DIYで対応した部分が上手くいってなかったり、壁のヒビから安い塗料や接着剤が流れ込んでしまって固化していたりすると、下地処理代が平均より高くなる恐れもあります。

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劣化した外壁の塗り替えを業者へ依頼する場合は、その前後で一切の手を加えないことをおすすめします。

業者の実績もチェックする

外壁塗り替えを業者に依頼する時に、取り扱う塗料、工事費用だけで選ぶのは危険です。

外壁の塗り替えはリフォームの中でも担当者の技術を要するものです。安さや希望の塗料の有無だけで選んでも、満足できない結果で終わる可能性は十分あります。

業者選びでは、それぞれの業者がこれまで何件の塗り替え実績があるのか、実際にどのような出来栄えになっているのかなどをしっかりと確認しましょう。

長い目で業者と塗料を選ぶ

外壁の塗り替えに使う塗料は安価なものほど耐用年数が短く、高いものほど長持ちします。

高価な塗料は塗り替えの周期が長いのはもちろんですが、住民自身がおこなう洗浄などのメンテナンスの頻度もかなり少なく抑えられます。

長い目で見て塗り替え費用を安く抑えたい方や、メンテナンスの手間を減らしたい方なら高い塗料を選んだほうが最終的にお得になります。

業者の同じで、安く施工してくれる業者ほど実績が少なかったり、塗り替え後のメンテナンス保証やアフターサポートが手厚くなかったりします。

今の家に一生暮らしたいと思っている方なら特に、長い視点で塗り替え工事を依頼しましょう。

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外壁塗り替えの重要性は年々上がっている

以前は、外壁を塗り替えずに放置する人も少なくありませんでした。

外壁を塗り替える重要性が正しく伝わっていなかったことも要因ですが、住宅そのものの耐久性が低く、一緒に外壁が劣化しても違和感がなかったことも関係しています。

しかし現在はロングライフ住宅と呼ばれる最大100年以上長持ちする住宅が開発されたり、外壁材の耐久性も新技術で向上しています。

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塗料の耐久性はそこまで高くないため、定期的に塗り替えておかないと逆に塗膜の劣化が目立ちやすくなってしまいます。

せっかく高い費用をかけて長持ちする住宅を購入しても、定期的なメンテナンスをしなければ本来の寿命まで維持することはできません。

住宅や外壁材の進化とは裏腹に、耐用年数が50年を超える塗料などはまだ開発されていません。

住宅の性能を維持するためには、定期的な塗り替えを今まで以上に考えておきましょう。

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