サイディングとは?種類・費用やメンテナンスの方法を徹底解説

サイディング

最近多く普及してきているサイディングですが、実際にどんなものなのか知らない方も多いのではないでしょうか。

サイディングと一口にいっても細かく特徴が分かれており、解決したい事例にあわせた使い分けが必要です。

今回はサイディングの持つ特徴・種類・費用について紹介していきますので参考にしてください!

【2021年最新】外壁材メーカーおすすめランキング!人気商品の比較と失敗しない選び方を解説

塗装工事の見積もりをネットで比較する
※急に電話がかかってくることはございませんのでご安心ください。稀に当サイトより確認のご連絡を差し上げる場合がございます。
流れ

サイディングボードの基礎知識

サイディングとは、建物の外壁に使用する外壁材の一つです。多くの場合でセメントでできたものや、金属性のものを使用します。

サイディングはサイディングボードとも呼ばれ、板状のものを外壁に取り付けるというようなイメージです。

外壁の施工方には「湿式」と「乾式」の2書類あり、サイディングは乾式に含まれます。

施工する外壁の大きさに合わせてサイディングボードをカットし、それを外壁に張り付けていきます。

サイディングボードのつなぎ目はコーキングでしっかりと隙間を埋めます。

コーキングで隙間を埋めることで、サイディングボードと外壁の間に雨や湿気が侵入しなくなり、外壁が劣化してしまうことを防止します。

目地にコーキング材を充填する

目地にコーキング材を充填

サイディングボードを外壁へ貼り付けるとボードの間に空白が出来ます。

この隙間にコーキング材を充填し、空白を埋めることで外壁が完成します。

コーキング材はシリコンやポリウレタンで出来ており、缶やチューブから出したばかりの時は粘着性の高いゴムのような形状をしています。

これを隙間に流し込むと、硬化して頑丈な壁になります。

コーキング材は硬化した後も一定以上の弾力性を保持しており、サイディングボードが受ける衝撃を逃してくれます。

外壁塗装で重要なコーキング(シーリング)とは?役割と費用・耐久性を解説

直貼り工法と通気工法がある

サイディングボードの貼り合わせには、直貼り工法と通気工法という2種類の方法があります。

このうち、現在でサイディングボードの施工方法として主流なのが通気工法です。

通気工法は、外壁とサイディングボードの間に隙間を作り、通気性を確保した工法です。

これによって水分や湿気が壁の中に溜まる状態を回避し、腐食やカビの発生を回避することが出来ます。

一方の直貼り工法はサイディングボードを外壁へそのまま貼り付ける方法です。

工期が短く施工が簡単なのが魅力で以前は良く用いられていましたが、現在ではサイディングボードの劣化を早めるリスクを考えて、用いられることは少なくなっています。

サイディングボードの種類

サイディングには4つの種類があるので、それぞれの特徴を紹介していきます。

種類 特徴 紹介
窯業系
  • 地震に強い
  • 耐火性に優れている
  • デザインが豊富
  • 価格が安い
最近の住宅に使用されるサイディングのほとんどを占める。

レンガ調・タイル調などとデザインが豊富。

地震に強いうなど機能性も充実。

金属系
  • 長期間メンテナンス不要
  • 金属なので防水性に優れる
  • 耐候性に優れている
  • 価格が高い
メンテナンスに手間がかからない。

耐水性に優れているので浸水の心配不要。

気温変化の激しい寒冷地でおすすめ。

木質系
  • 木の暖かみある外観に仕上がる
  • 本物の木を使用
  • 水分を含むと腐ることも
本物の木を使用しているので、同じデザインのものは1つとしてない!自然でおしゃれな外観に仕上がる。

天然の木なので水に弱いことが少し懸念点。

樹脂系
  • 樹脂で造られているので耐候性に優れる
  • 目地の補修が不要
  • 軽量
  • 遮音性に劣る
アメリカでは外壁材の50%のシェアがある人気サイディング。

目地の補修が不要なので、コーキングの劣化に悩むことがない。

窯業系サイディングの1/10の軽さなので工事が捗る+外壁への負担が少ない。

窯業系サイディングボード

窯業系サイディングボード

日本の外壁材の多くが、セメントと木材繊維などを板状に加工した窯業系サイディングを使っています。

工場で大量生産できる加工品なので価格が安く、質のブレも発生しにくい特徴があります。

窯業系サイディングは現場で組み立てやすいように一定規格で加工されるので、施工費も安く済むというメリットがあります。

様々な色や柄に加工がしやすく、依頼者の希望通りのイメージに近づけやすいのも大きな魅力です。

その一方で、防水機能がない、熱を吸収しやすいというデメリットもあります。

金属系サイディングボード

金属系サイディングボード

金属系サイディングボードは、アルミやガルバリウム鋼板などで作られたものが使用されます。

金属なので非常に軽量で、地震時に住宅へかかる負担を軽減することが出来ます。

また、内側に断熱材が貼られているケースもあり、高い断熱効果を発揮してくれます。

以前までは金属特有の無機質な質感を嫌がる方も多くいましたが、最近では色味やデザインも多彩な表現が出来るようになってきています。

木質系サイディングボード

木質系サイディングボード

天然の木材を使ったサイディングボードで、価格は高めですが本物の木ならではの質感の良さを表現することが出来ます。

木質系サイディングボードを家全体に取り入れて山小屋やログハウスのようなデザインにする人もいますし、窯業系サイディングのアクセントとして使う人もいます。

天然の木を使うため防火性に難があり、追加で防火加工をすると費用が割高になってしまいます。

樹脂系サイディングボード

樹脂系サイディングボード

日本では用いられることの少ない外壁材で、塩化ビニル樹脂を主原料にしたプラスチックに近い素材です。

耐久性が高く、雪や凍害に非常に強いため、北米など厳しい寒さの地域では良く用いられます。

北海道・東北などでは比較的普及しており、施工に対応する業者も数多く存在します。

一方で、寒冷地域以外だと対応業者が少ない上、利用するメリットもそこまで大きくありません。

無機質で画一的な見映えになることが多く、デザイン性にこだわりたい方にはあまりおすめできません。

サイディングボードの耐用年数は最大40年ほど

サイディングボードの耐用年数は最大で40年ほどとなっています。

サイディングボードは4つの材質に分けられますが、どの種類も耐用年数にそこまでの違いはありません。

ただし、サイディングボードを約40年間も長持ちさせるには、定期的な手入れとメンテナンスが必要になります。

塗装メンテナンスの周期は5~10年

サイディングボードの表面に塗られている塗料は、新築から5~10年周期で塗り直しが必要になります。

塗装した膜がサイディングボードを紫外線から守ってくれますが、時間が経つと紫外線の影響を受けて表面が劣化していき、干からびてしまいます。

塗膜が干からびたまま放置すると、紫外線をサイディングボードが直接浴びて劣化が速まってしまいます。

また、サイディングの接合に使われるコーキング材は劣化しやすい素材なので、定期的に交換が必要です。

外壁塗装のベストなタイミング・時期はいつ?塗り替えに最適な季節・周期と抑えておきたいポイント

サイディングの費用は40~70万円

サイディングは4種類ありますが、それぞれ単価が違っているので紹介していきます。

種類 単価/㎡
窯業系サイディング 4000~6000円
金属系サイディング 3000~5000円
木質系サイディング 2000~3000円
樹脂系サイディング 3000~4000円

30坪の工事費用は全部で150万円程度

一般的な30坪(118.8㎡)の住宅で、窯業系サイディングを使用すると材料費だけで約47~71万円ほどとなります。

ここにコーキング工事費などサイディングボード取り付けのための工事費用を含めるとトータルで150~200万円ほど必要になります。

外壁塗装の塗料代はこれより安いですが、同じくらいに金額がかかってしまう場合はサイディングも検討しみていいのではないでしょうか。

サイディングボードの5つのメンテナンス方法

サイディングボードのメンテナンスは、主に4つの方法があります。

  • 塗装工事
  • 補修工事
  • 高圧洗浄
  • 重ね張り(カバー工法)
  • 張替え工事

それぞれ効果や費用が異なるため、状況に合わせた使い分けが必要となります。

ここからは、それぞれのメンテナンス方法の特徴を紹介していきます。

塗装工事

サイディングボードの劣化を手軽に食い止める手段として、外壁塗装がおすすめです。

塗装は色の変更やデザイン性の向上だけでなく、防カビ性の向上や雨風、紫外線のシャットアウトなど様々な効果が期待できます。

サイディングボードの天敵である紫外線は、塗装によってできた膜(塗膜)が食い止めてくれています。

塗膜が干からびてチョーキングが起こった場合、塗料の効果が切れて紫外線を直接浴びている状況になるので、塗り直しが必要です。

【2021年最新】外壁塗装の費用相場はいくら?坪数ごとの平均価格や見積もり依頼時の注意点を解説

補修工事

サイディングボードに大きな割れや反りが見られる場合などは、塗装ではどうにもできない部分があります。

この場合は、コーキングの打ち替え・打ち増しや釘の打ち直しなどの補修工事が必要です。

劣化が顕著に見られる箇所をピンポイントに補修することで、支払う費用を安く抑えられます。

高圧洗浄

専用の高圧洗浄機を使って、外壁の汚れを落とすだけでもメンテナンスとして一定の効果があります。

鳥の糞やカビなどの明らかな汚れの他にも、見えないダニやホコリが外壁に付着して悪影響を及ぼしているケースがあります。

目に見えない小さなゴミもヒビ割れ部分に詰まっていって亀裂をどんどん広げ、雨水が浸入した時に水を吸って腐食の原因になります。

高圧洗浄をすれば、こうしたゴミを一掃することが出来るのでおすすめです。

高圧洗浄は真水(水道水)をそのまま使うケースと、専用の洗剤と混ぜた水を使うケースがあります。洗剤と混ぜた水は価格が高めですが、しっかりとした洗浄効果が期待できます。

外壁塗装の掃除は簡単に出来る?洗浄方法の種類や費用・作業にかかる時間を解説

重ね張り(カバー工法)

劣化したサイディングを撤去せずに、上から新しいサイディングを重ね張りするのがカバー工法です。

劣化した窯業系サイディングの上に軽い金属系サイディングを重ねるカバー工事などは、比較的よく行われます。

カバー工法は、サイディングボードが劣化していても、下地・構造材は劣化していないことが前提となります。

上手くいけば手軽に外壁を強化でき、張替える手間やコストを抑えることが出来ます。

張替え工事

サイディングも下地も劣化している場合、張替え工事をして一新する必要があります。

張替え工事は既存のサイディングの撤去費用が含まれるため、他の工事に比べると非常に高額です。

ただし、張替え工事はサイディングボードの撤去後に外壁の内側を点検し、その後に新しいサイディングを設置するので、内側にある穴やヒビなどの根本的なリスクを解消することができます。

局所的なメンテナンスは費用が安上がりで済みますが、根本的な解決にはなっていない分、何度もメンテナンスが必要になる可能性もあります。

劣化の状態が一定基準を越えていれば、張替え工事をしたほうが将来的に安く済みます。

最新のサイディングボードの傾向

最新のサイディングボードの傾向

サイディングボードは専門に製造・販売をおこなうメーカーがいて、商品開発や価格競争に日頃から力を入れています。

新しい技術が生まれるサイクルも早く、以前の固定観念を大きく覆すような新商品も続々登場しています。

ここからは、そんな最新のサイディングボードの特徴を紹介します。

耐久性と長期保証が一般化

以前のサイディングボードの寿命が短かったのは、住宅そのものの寿命が今より短かったので、長い耐用年数が必要なかったというのも大きな要因です。

現在は建築技術が大きく進化しており、100年以上長持ちするロングライフ住宅も珍しくなくなっています。

これに合わせて、サイディングボードの耐久性も年々アップしており、昔のように頻繁なメンテナンスの必要はなくなっています。

最新のサイディングボードは変色や色褪せ、ひび割れなどが昔と比べて圧倒的に起こりにくくなっています。

また、寿命が一気に伸びたのを受けて、メーカー保証の期間も最大30年ほどまで長くなっています。

デザインの幅が大きく増える

以前は、サイディングボードは無機質で地味なデザインというイメージが強かったですが、最近では遠目で見ると木やレンガにしか見えないデザインのものも販売されています。

木やレンガのデザインは、次世代インクジェットと呼ばれる技術によって細かく再現されています。

デザインの幅が大きく広がり、希望の外観を実現しやすくなっています。

シーリング(コーキング)レスのサイディングが登場

シーリング(コーキング)レスのサイディング

近年ではシーリング(コーキング)を使わなくても使用できるサイディングボードが増えています。

サイディングボードのメンテナンスで意外と厄介なのが、劣化したコーキングの交換です。

コーキングはサイディングよりも劣化が早く、定期的にチェックをする必要があります。

また、ゴミが付着して汚くなりやすいので、美観の点でもあまり良いとは言えませんでした。

最新のコーキングレス材はつなぎ目が分わらない綺麗な見た目が魅力です。また、メンテナンスの手間が減り、コスト削減にも繋がります。

セルフクリーニング機能が一般化

少し前からサイディングボードに一般装備されているのが、セルフクリーニング機能です。

これは、雨が当たった時に表面の汚れを洗い流す機能のことです。メカニズムはメーカーや商品によって違うので、慎重に比較する必要があります。

以前に比べると、新築時の美しさを長く保てるのが大きな魅力です。

サイディングボードの劣化サイン

サイディングボードの劣化サイン

サイディングボードは、施工から年数が経過すると劣化していきます。

劣化したタイミングで塗装や交換をしないと、家全体の劣化に繋がりかねないので注意が必要です。

ここからは、見逃してはいけない劣化の主なサインを紹介していきます。

コーキング(シーリング)の劣化

サイディングボードの接合部分に流し込まれているコーキング材(シーリング)は、5年~10年経った段階で縮んで細くなっていきます。

コーキング材が知人でくると外壁のヒビ割れ、浮き、剥がれなどが発生します。防水機能が著しく低下するので、雨水が染み込んで内部から家が腐食するようなことも起こりかねません。

コーキング材が劣化しても耐用年数の長いサイディングボードを使っていれば、コーキングのみ交換するだけで済む場合もあります。

色褪せ・チョーキング

サイディングボードを設置してから時間が経つと、最初の色鮮やかさや艶が失われていきます。

新築の時のような美観を取り戻したいならサイディングを交換するのも手ですが、色褪せているからといってサイディングが劣化している訳では必ずしもありません。

ただし、色褪せたサイディングボードの表面からチョークのような白い粉が発生している場合は注意が必要です。

チョーキング

これはチョーキング現象といって、干からびた顔料が剥き出しになっている状態です。

通常は表面が塗膜に覆われているので顔料が出てくることはありませんが、紫外線を浴び続けて塗膜が劣化するとチョーキングが発生します。

チョーキングが新築から約何年で発生するかについては、エリアごとの気候も大きく関係しているので一概には言えません。

ただし、チョーキングが発生したということは塗装の効果がほぼなくなっているサインなので、塗り替えが必要になります。

サイディングボードの反り・浮き

設置したサイディングボードが反ってきて、外壁の密着面から浮いた状態になってしまうことがあります。

これは雨水を吸ったサイディングボードがゆっくりと形状変化を起こしているケースが多いです。商品によって撥水性や反りやすさが異なるので、慎重に選ぶ必要があります。

また、施工業者が釘を打ち忘れていたのが原因で反り・浮きが発生するケースも決して少なくありません。

爆裂・凍害

サイディングのヒビに入り込んだ水が氷ることで体積が増した結果、表面が爆発のように弾けて裂けてしまうことがあります。

小さめの損傷なら補修材を埋め込んでカバーすることもできますが、裂傷の規模が大きい場合は新しいサイディングへの交換が必要です。

爆裂が起こった外壁は損傷箇所を埋めても、周りに生じたヒビや剥がれはカバーできず見た目が悪くなってしまいます。

爆裂・凍害の修復は、必ず塗装もセットでおこないましょう。

サイディングボードを交換する時の注意点

古い商品は製造停止している可能性がある

製造停止の外壁材

劣化で反ったサイディングを交換しようと思ったら、同じタイプが既に製造停止されている可能性があります。

外壁材メーカーは商品開発のサイクルが早く、以前に販売していた商品の上位互換の性能を持つものなどが頻繁に新発売されています。

性能がより高く価格も変わらないなら古いタイプを使うメリットがないので、製造停止になって交換ができないことも多いです。

新商品は性能だけでなくデザインも一新されることが多いので、一部だけ明らかに異なる外壁材を使うことになり、違和感のあるリフォームになってしまいます。

中には業者に押し切られて、浮いている部分以外の外壁材も全て交換してしまい、費用が高額になってしまうケースもあります。

同じデザインが見つからない場合は、同じ材質の外壁材に交換をした上で、塗装をするのが最も安上がりです。

メーカーごとの条件を確認する

外壁材は、提供しているメーカーによっては交換や塗装の条件を設定しているケースもあります。

また、提供しているメーカー以外が補修工事を実施するのを規制しているパターンもあります。

サイディングボードを交換する際は、それぞれどのような条件を設定されているか確認しましょう。

サイディングの張り替えは誰に頼む?

工事内容 塗装業者 リフォーム業者 工務店 大手業者
塗装
サイディング張り替え
サイディング重ね張り

サイディングの張り替えは以上の表で丸がついている業者に依頼しましょう。

塗装業者は塗装がメインですので、サイディングの張り替えを依頼するのは少々不安です。

サイディングに興味にある方はぜひ業者に問い合わせてみてください!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

塗装工事の見積もりをネットで比較する
※急に電話がかかってくることはございませんのでご安心ください。稀に当サイトより確認のご連絡を差し上げる場合がございます。
流れ