シリコン塗料とは?他の塗料との特徴比較と使用時のメリット・デメリットを解説

シリコン塗料

シリコン塗料は人気の塗料と一般的に言われていますが、いったいどんな特徴をもった塗料なのでしょうか。

今回はシリコン塗料のメリット・デメリットを紹介していく中で、この塗料の特徴について確認していきましょう!

あわせて塗装にかかる費用や、塗料の種類についても紹介しているので参考にしてください!

外壁塗装の塗料の種類や特徴・耐久性・価格の違いを徹底比較

塗装工事の見積もりをネットで比較する
※急に電話がかかってくることはございませんのでご安心ください。稀に当サイトより確認のご連絡を差し上げる場合がございます。
流れ

シリコン塗料の特徴

シリコン塗料の特徴

シリコン塗料とは塗料の主成分である合成樹脂が、シリコン系の樹脂でできている塗料のことをいいます。

シリコン樹脂とはケイ素を核としたシロキサン結合をもっている無機化合物で、とても安定した性質をもっているのが特徴です。

数ある塗料の中でも人気が高く、現在の主流塗料となっています。

シリコン塗料のメリット

まずはシリコン塗料をしようするメリットを紹介していきますので参考にしてください。

コストパフォーマンスが高い

価格の割に耐用年数が長いので、コストパフォーマンスの高い塗料です。

後でも詳しく紹介するのですが、シリコン塗料の耐用年数は8~15年となっています。そして価格は2500~3500/㎡となっています。

この塗料より一つグレードの高いフッ素塗料は3500~4500円/㎡と価格がとても上昇するのでこの塗料は値段の割に高いパフォーマンスをすることのできる塗料と言えるのです。

とくに特別な機能がついているわけではないのですが、それをあまり気にしないようであればシリコン塗料はおすすめとなっております。

アクリル・ウレタン塗料にくらべて耐用年数が長い

シリコン塗料の耐久年数は8~15年となっていて、アクリル塗料やウレタン塗料と比べて約1.5倍も長く持ちます。

単価は確かにそれらの塗料と比べると高くなってしまいますが、耐久年数の長さを考えるとコストと耐久年数のバランスが整っているといえます。

また汚れにくい性質や耐熱性に優れているという特徴も持っているので、コストパフォーマンスの高い塗料と言うことができます。

さらに紫外線に強いという特徴も持っており、紫外線の影響の受けやすい立地や外壁の向きの場合に、とても力を発揮する塗料となっています。

外壁塗装の耐用年数は10年?塗料・外壁別の年数と減価償却の仕組み・寿命を長持ちさせるコツ

塗膜が汚れにくい

耐用年数が長いのに価格が手ごろと先に記していますが、それ以外に品質で優れている部分があります。

それは汚れが付着しにくいという点です。たしかに、より値段の高い塗料のように高級感を出すということはできませんが、防汚性ではフッ素塗料と比べてもとても優れています。

また透湿性があるので、塗膜の剥がれや建内部の結露を防ぐことができます。また、それがコケやカビを防ぐことにもつながっていきます。

このような特徴をもっていることからもシリコン塗料は人気となっています。

耐熱性に優れている

シリコン塗料は約600℃に耐えることのできる高い耐熱性を持っています。

ただアクリル樹脂と強縮させたアクリルシリコン樹脂では耐熱性が200℃に落ちてしまうので勘違いのないようにしてください。

それゆえ暑い地域でも問題なく塗装をすることができます。

塗膜の光沢保持率が高くツヤのある仕上がりになる

シリコン塗料は艶のある仕上がりとなっていて、その光沢が長く続いていく塗料となっています。

ウレタン塗料の光沢保持率に比べて約2割ほどシリコン塗料の方が高いという実験結果もあります。

より長い時間光沢を保つことができるので、長い間きれいな状態の外壁を維持しておくことができます。

艶あり・艶なし塗料の違いを徹底比較!外壁塗装ではどちらを選ぶのが正解?

塗料の種類が多い

シリコン塗料はいま一番主流の塗料となっていますので、その種類がとても豊富となっています。

シリコン塗料は、水性1液型、油性1液型、油性2液型と大きく3種類に分かれています。

その各種類の中で各メーカーがシリコン塗料を販売しているので種類が多いのです。

一番売れる塗料ということで当然塗料メーカーは「よりよいシリコン塗料を」ということで多く開発するのは納得できますよね。

その中でも主に使用されているのは水性1液型のものとなっています。

また、塗料がにくくよく撹拌しなければいけないという理由で扱いにくさが少しあるのですが、高い効果が期待できるのが油性2液型となっています。

【2021年】外壁塗装おすすめ塗料ランキング27選!目的・性能別に人気塗料を比較

シリコン塗料のデメリット

ここまでシリコン塗料のメリットを紹介してきましたが、反対にデメリットも確認していきましょう。

利点と懸念点を両方理解することが塗料選びで大切になってきます。

水性1液型は密着性が劣る

シリコン塗料の中でもよく使用される水性1液型塗料は、扱いやすい半面、耐久性や密着性に劣ってしまう傾向があります。

シリコン塗料で耐久性や密着性が高いのは油性1液型の塗料となっています。

また、油性の2液型は耐久性や密着性に優れていますが、硬化剤を混ぜる必要があります。

硬化剤を一度混ぜると一定時間内に塗料を使いい切らなければならないので、手間がかかってしまうことや扱いづらいということから、油性2液型を扱う業者が少ない傾向にあります。

シリコン塗料はどんな種類であっても、シリコンの含有率によって耐久性や性能が大きく異なってきます。

それゆえシリコン塗料の種類を選ぶ際はシリコンの含有率にも注目してみてくださいね!

基本的に含有率が低いものは耐久性が低い傾向にあります。

塗料が沈殿しやすく扱いにくい

低粘土の塗料のため、顔料が沈殿しにくく扱い方に注意が必要です。

頻繁に撹拌する必要があるので手間がかかってしまうことが予想されます。

また、密着性に劣っているのでDIY塗装には不向きと言えますので注意しましょう。

重ね塗りに不向き

シリコン塗料は塗膜が固くなってしまうので、密着率が悪く外壁にしっかり付着しないことがあります。

そのため外壁や塗料に適した下塗り材を使用することが必要になってきます。

これらをしっかり塗装することで塗膜の剥がれに対する問題は解決することができます。

以上のように塗装には少し手間と知識がいるので、シリコン塗料の上にさらにシリコン塗料を重ね塗りする場合には、信頼できる塗装業者に工事を依頼しましょう。

あまり知識のなさそうな業者や訪問業者にはこの手の塗装の依頼をしてはいけません。

ひび割れしやすい

シリコン塗料はほかの塗料に比べてひび割れが起きてしまいやすいという点があります。

塗装完了後は柔らかさのある塗膜となっていますが、塗装後数年~10年ほど経過すると塗膜が固くなってしまい、追従性の劣った塗膜となってしまいます。

そのため、塗装後に時間が経つとひび割れしやすくなっていますので注意しましょう。

建物に大きな動きがなければそれほど問題ではないのですが、地震など大きな力がかかってしまった際はヒビの発生がしやすくなっています。

シリコン塗料の単価は2500~3500円/㎡

シリコン塗料の平米単価は、先にも少し触れましたが2500~3500円/㎡となっております。

参考としてほかの塗料の価格と合わせて表にまとめますので確認しいていきましょう。

塗料の種類 単価/㎡
アクリル塗料 1000~1200円
ウレタン塗料 1800~2000円
シリコン塗料 2500~3500円
フッ素塗料 3500~4500円
光触媒塗料 5000~5500円

以上のようにほかの塗料と比べて平均的な価格であるといえます。

ウレタン塗料とは700~1500円ほどの違いですが、耐用年数に大きな違いがあります。

参考にほかの塗料うとの耐用年数の違いも見てきましょう。

塗料の種類 単価/㎡
アクリル塗料 4~7年
ウレタン塗料 6~10年
シリコン塗料 8~15年
フッ素塗料 15~20年
光触媒塗料 10~15年

シリコン塗料は全体で3番目に耐用年数が長い塗料となっています。

外壁塗装には大きなお金がかかってしまいますので、耐用年数がすこしでも長いというのは嬉しいポイントなのではないでしょうか。

シリコン塗料は価格もある程度抑えることができて、耐用年数が長いので一番主流となっていることがシリコン塗料が主流となっている理由の一つになります。

最大15年という期間に渡りあなたの家の外壁を保護してくれるのでおすすめの塗料です。

【2021年最新】外壁塗装の費用相場はいくら?坪数ごとの平均価格や見積もり依頼時の注意点を解説

シリコン塗料の塗装部分別相場

シリコン塗料は塗装する部分によって価格が異なることがあるので注意してください。

ここでは外壁、屋根の塗装にかかる費用について紹介していきます。

塗装部分 相場/㎡
外壁塗装 2500~3500円/㎡
トタン屋根 1800~2200円/㎡
コロニアル屋根 1800~2500円/㎡
瓦屋根 2300~2500円/㎡

以上が外壁塗装・屋根塗装でシリコン塗料を使用した際の㎡単価となっております。

屋根に関しては、その素材や材質によって価格が違ってきますので頭に入れておきましょう。

シリコン塗料の種類別に特徴を比較

シリコン塗料の種類別に特徴を比較

ここからは水性・油性塗料別の特徴を紹介していきます。

水性シリコン塗料

まず水性シリコン塗料には以下の特徴になっています。

  • 低汚染
  • 高光沢
  • 防カビ
  • 環境にも優しい
  • 高耐久

水性のシリコン塗料でよく使用されるのが「水性シリコンセラUV」になっています。

主にサイディングボードやモルタル外壁に使用されます。

低コストなのに高耐久で環境にも優しいということで、外劇塗装工事では一番多く使用される塗料となっています。

塗料メーカー シリコン塗料名称
日本ペイント
  • 水性シリコンセラUV(1液型)
  • パワーオーデフレッシュSi(2液型)
  • スーパーオーでフレッシュSi(1液型)
  • DANエクセル水性シリコン上塗(1液型)
  • オーデフレッシュSi100Ⅲ(1液型)
  • ハナコレクション(1液型)
エスケー化研
  • SKシリコンクリヤーW(1液型)
  • SKセラミファイントップ
  • セラミガード
  • 水性コンポシリコン(1液型)
  • 水性セラミシリコン(1液型)
  • 水性クリーンタイトSi(1液型)
  • 水性セラタイトSi
  • エスケープレミアムシリコン
  • 水性弾性コンポシリコン
  • 水性弾性セラミシリコン
関西ペイント アレスアクアシリコン
スズカファイン 水性シリコンユニ

このほかにも多くの水性シリコン塗料がありますが、ここでは主要メーカーのものを紹介していきました。

これだけあってシリコン塗料の1部を紹介しただけなのでシリコン塗料の多さを感じることができるのではないでしょうか。

ご覧になってわかるように、1つのメーカーから複数の塗料が初奪いされているのです。

外壁塗装をするお客様のニーズや外壁の状況に対応するために増えていった証拠であるともいえます。

油性シリコン塗料

油性シリコン塗料には以下のような特徴があります。

  • 高耐久
  • 高光沢
  • 雨水に強い
  • 塗料の密着性が高い
  • アルミの部分やステンレス部分にも直接塗装することができる

油性塗料は水性塗料に比べて高密着という特徴があるので、少し安心かもしれませんね。

しかし、油性塗料は先にもいったように低粘土質なので扱いづらい塗料となっています。

塗料メーカー シリコン塗料の名称
日本ペイント
  • ピュアライドUVプロテクトクリヤー
  • ニッペ ファイングラシィSi(2液型)
  • ニッペ 高弾性ファインシリコンフレッシュ(2液型)
  • ニッペ ファインシリコンフレッシュクリヤー(2液型)
  • ニッペ ファインシリコンフレッシュ(2液型)
  • ニッペ ファインシリコンフレッシュ FRP貯水槽外面塗装システム(2液型)
  • ハナコレクション200UVファイン(2液型)
  • ニッペ ファインSi(2液型)
  • ニッペ 1液ファインシリコンセラUV(1液型)
  • ハナコレクション100ファイン(1液型)
エスケー化研
  • 一液マイルドシリコン(1液型)
  • クリーンSDトップ
  • クリーンエレガントップシリコン
  • クリーンマイルドシリコン
  • クリーンマイルドシリコンCR
  • 弾性クリーンマイルドシリコン
  • セラタイトSi
  • リリカタイトエナメル
  • 弾性リリカタイトエナメル

ここでも油性塗料について主要メーカーが出しているものを紹介しました。

またこちらも同じ塗料メーカーから同じ種類の塗料が複数発売されていることがわかります。

それほどシリコン塗料の需要が多いということです。

シリコン塗料を使用する時の注意点

幅広い用途に使えて人気も高いシリコン塗料ですが、注意して契約をしないと誤った結果を招く可能性があります。

一般的な塗料である分、商品の質もピンキリなので、十分注意をして選びましょう。

ここからは、シリコン塗料を使用する際に注意すべきポイントを紹介します。

耐用年数が相場より短いことがある

シリコン塗料を外壁に塗装した時の耐用年数は10~15年ほどですが、中にはより耐用年数が短く設定されているものも存在します。

特に平均よりも安い価格で販売されているシリコン塗料は、パフォーマンスが悪いものも多くあるので注意が必要です。

シリコン塗料であれば皆同じような性質が担保されているという考えは持たず、しっかりと確認をしましょう。

使われる塗料の内容は必ず事前に調べる

塗料のメーカーと商品名が分かれば、ネット検索ですぐにどのような商品か調べることが出来ます。

ここで注意したいのが、メーカー名・商品名は完全一致したものを参考にするということです。

塗料には似たような名前のものが多数存在しており、早とちりで違う塗料と勘違いしてしまうケースも少なくありません。

いくら調べても出てこない塗料は、正規の商品ではない可能性があるので注意しましょう。

塗料について不明な箇所は必ず質問する

塗料の中には、どのような商品なのかが完全には分からないものもあります。

この場合は、分からない所を残したまま契約することはせずに、必ず質問して疑問を解決しましょう。

塗装業者自体に不信感がある場合は、消費者生活センターなどの公的な窓口へ相談するのも一つの手です。

外壁塗装の業界は劣悪な業者や悪徳業者の数もかなり多く、契約する際は十分注意をして見極める必要があります。

シリコン塗料がおすすめな方の特徴

耐用年数とコストのバランスを重視する方

耐用年数とコストのバランスを気にする方にとってシリコン塗料はおすすめの塗料となっています。

シリコン塗料の耐用年数は8~15年と長く、ほかのグレードが高い塗料に引けを取らない耐用年数となっています。

それゆえ塗装後は家のきれいな外観が長持ちしますよ!

アクリルやウレタン塗料に比べて価格は高くなってしまうのですが、耐久性やその品質を考えるとお得と考えることができるのではないでしょうか。

断熱塗料や光触媒塗料のように高い機能を求めないのであればとてもいい塗料となっています。

長期的にコスト削減としたい方

上記のように、コストを押さえて長い期間にわたって塗料に長持ちしてほしい方にとって、シリコン塗料はおすすめとなっています。

塗料の中で3番目に安い塗料ですし、アクリルやウレタンの1.5倍の耐用年数を誇ります。

それらの塗料は短い期間で複数回塗装をしなければならないのですが、シリコン塗料なら最大で15年に一度の塗装で済みます。

長期的なトータルコストを抑えたいという方におすすめです。

掃除やメンテナンスの手間を省きたい方

掃除やメンテナンスが面倒な方にとってシリコン塗料は向いているということができます。

防汚性に優れているので汚れが付きにくくなっています。

また付着した汚れも簡単に落とすことができるので手入れの手軽さを考えてもシリコン塗料はおすすめとなっています。

たしかに手入れやメンテナンスは手間と多少のコストがかかってしまうので、できれば避けたいですよね。

シリコン塗料あれば手入れを最小限に済ますこともできますよ!

塗装面に付いたゴミは水やブラシ、高圧洗浄機で落とすことができます。

光沢感のある仕上がりにしたい方

光沢感のある外観にしたいという方はシリコン塗料がおすすめです。

光沢が長持ちし、色あせしにくいのでツヤのあるおしゃれな外観にすることができますよ!

ツヤのような光沢がある反面、フッ素塗装のような高級感のあるすこしザラっとした質感は再現できませんので仕上がりのイメージによって塗料を選択しましょう。

迷ったらシリコン塗料を使うと失敗しにくい

迷ったらシリコン塗料を使うのがおすすめ

間違いないというのは、良くない表現かもしれませんが「無難」ということです。

シリコン塗料はとくに大きな特徴や機能を持っているわけではないのですが、越すとパフォーマンスがいいので選んで損をしない塗料となっています。

紹介してきた通り、値段の割に耐用年数が長く、メンテナンスも簡単であることからも選んで間違いない塗料と言うことができるのです。

外壁塗装の塗料選びで悩んだらシリコン塗料を選択するというのもいいかもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

塗装工事の見積もりをネットで比較する
※急に電話がかかってくることはございませんのでご安心ください。稀に当サイトより確認のご連絡を差し上げる場合がございます。
流れ