外壁塗装で助成金・補助金は受給できる?交付条件や申請方法・必要書類を解説

外壁塗装の助成金イメージ

住宅のリフォーム工事では、国や自治体から助成金が出ることがあると知っていますか?

多くの場合は、耐震工事などに対して支払われるのですが、外壁塗装工事ではどうでしょうか。「なんとなく助成金は出ない気がするけど…」という方が多いのではないでしょうか。

ということで、今回は外壁塗装での助成金について解説してきます!

外壁塗装は助成金・補助金の受給対象

外壁塗装工事では、各自治体によって外壁・屋根塗装などの補修工事やリフォーム工事に関して助成金(補助金)を出してくれる場合があります。

申請することで、国や自治体から受け取ることができ、工事後に受け取ることができます。

しかし、各自治体によて助成金の適用条件や申請方法が異なっているので、事前に住んでいる自治体の助成金システムについて調べておく必要があります。阿合によっては自治体が指定する業者による施工でないと、助成金の適用ができないこともあります。

助成金と補助金の違い

外壁塗装工事は10年に1度がいいとされていますが、長い期間に1度と考えても工事費用は意外と高くつきます。

助成金(補助金)の受け取り方法を紹介する前に、助成金・補助金の違いについて確認していきましょう。

助成金と補助金は「同じようなものでしょ」と考えられがちですが、実は少し性質が違っているので事前に把握しておくことをおすすめします。

助成金

助成金は、自治体や国が提示する条件を満たしていれば誰でも受け取ることができます。

特定の条件は、

  • 塗料の種類
  • 業者

など自治体によって異なります。

補助金

補助金は、受け取りに際して審査があります。審査に通った場合にのみ受給できます。助成金より受給条件が厳しいので、金額が少し高い特徴があります。

補助金・助成金はどちらも返済不要なので、受給条件に合う方は積極的に活用しましょう!

外壁塗装の助成金・補助金制度は自治体によって異なる

助成金・補助金の受給条件は各自治体によって異なります。そのため、外壁とす工事の際は受給申請を出す自治体の条件を調べておきましょう。

減額率 補助金上限 適用条件
東京都世田谷区 工事費用の10% 20万円 屋根を断熱塗料で塗装
東京都八王子市 工事費用の20% 20万円 耐震性を高める工事
静岡県 工事費用の10% 10万円 窓断熱・節水トイレ・高断熱浴槽
埼玉県上尾市 工事費用の10% 20万円 断熱・遮熱塗料による塗装工事

住宅の工事に関しては以上のような補助金システムになっています。中には、住宅リフォームに関する補助金について言及していない自治体もありました

もし自分の地域の自治体のホームぺージに、補助金に関する記載がない場合は問い合わせてみましょう。

外壁塗装で助成金・補助金を受ける条件

それでは、助成金・補助金をもらうための条件を確認していきましょう。

➀施工前に申請している

助成金・補助金の申請は工事開始前におこないましょう。工事が始まってしまった後や、工事完了後に申請しても時すでに遅し。助成金・補助金は受給できなくなってしまうので注意しましょう。

申請に関しては、自治体に助成金受給の旨を伝える必要があります。受給希望者多数の場合は抽選にて受給者を決める場合もあります。

申請後、初めて工事を始めることができます。

塗装工事の開始時期に関して、塗装業者と事前に話し合っておくことも必要になります。

②同一の会社の工事にかかった費用が申請条件をクリアしている

助成金や補助金の受給にあたって、工事費用に最低ラインが設けてあることがあります。

例えば、「200万円以上の工事じゃないと、助成金を出しません」のように。また、助成金額の上限が20万円のような設定がある場合もあります。

助成金の受給にあたって制限があると、

「工事費用190万円だったな~。あと10万円で助成金もらえるしほかの工事のしておこう」

「上限ぎりぎりまで工事しておこう」

のように、新たな工事をして工事費用をかけようとする人がいるのですが、異なる業者による工事の合計金額が高くなっても意味ありません。

助成金は同一業者による工事費用に対して支払われるものです。助成金が欲しいがために不要な工事をしても公開するだけですので注意しましょう。

③図面の提出ができる

申請する自治体によって異なりますが、助成金を申請する際にリフォームをおこなう場所の写真・平面図・立面図など必要なことがあります。

工事前の写真ならすぐに撮影することができますが、見取り図や平面図に関しては準備に時間がかかることもあります。申請にあたってどのようなものが必要なのか自治体に確認しておきましょう。

ちなみに、平面図や立面図の作成をプロに頼むと10000~15000円ほどかかります。

④税金を滞納していない

当たり前の話ですが、税金などを滞納している方には助成金が下りません。自治体から出るお金ということで助成金は税金でまかなわれていると簡単に想像できますね。

自治体に貢献できない人には、お金は出ません。それだけの話ですね。

⑤自治体内に工事する住宅がある

こちらも当たり前の話になりますが、自治体に助成金をもらうには、その地域に住宅がなければなりません。

貸家に関しては、所有者が親族であれば助成金の対象になるなど、条件付きで認められている場合があります。

また、工事する建物が自治体内にあるものの、これから引っ越すからまだ住んでいないという場合は対象になる場合があります。

転入後のリフォーム工事に関しては、助成金の上限を上げてくれる自治体もあるので、引っ越し後の工事に関しては、引っ越し先の自治体に確認してみましょう。

⑥工事内容が条件に沿っている

塗装工事に関して、シリコンやウレタンのような一般的な塗料による塗装工事ではなく、地球環境に配慮した工事であれば助成金を出すという自治体もあります。

具体的に言えば、遮熱・断熱塗料による塗装工事などが地球環境に配慮しているといえます。

断熱塗料や遮熱塗料が地球環境になぜ良いのかは、こちらをご覧ください。

https://www.gaiheki-ranger.com/thermal-barrier/

簡単に言えば遮熱塗料や断熱塗料は、電気や暖房の使用料が減ることが期待でききるので、地球にやさしいといわれています。

塗料種類に関して認識の違いに注意

業者が作っているオリジナルの塗料などは、業者が「これは遮熱塗料です」といえば遮熱塗料として塗装されることになります。しかし、そのオリジナル塗料は、自治体からしたら遮熱塗料ではないかもしれません。それゆえ、自治体に認められない場合は助成金が下りないので注意しましょう。

また、オリジナル塗料を進めてくる業者はほとんど悪徳業者ですので、オリジナル塗料を進めてくる業者に出会ったらほかの業者を探しましょう。

遮熱塗料・断熱塗料の利用で申請をおこなう際は、どんな塗料を使っているかも伝える必要がありますので注意です。

塗料は有名3大メーカーの塗料がおすすめ

オリジナル塗料は危険と紹介しましたが、「塗料なんてどれも同じじゃないの?」と疑問に思う方もいますよね。

有名メーカーの塗料とオリジナル塗料は全然違います。

なにが違うって、質から塗料の性能まで全てです。本当に同じ商品なのかってくらい違うと考えてください。

塗装工事に失敗しないために利用すべき塗料は以下の3メーカーから出ているものです。

  • 日本ペイント
  • 関西ペイント
  • エスケー化研

以上のメーカーから出ている塗料なら安心ですし、間違いないです。

⑦条件を満たした施工業者に依頼している

助成金や補助金を受け取るためには、工事依頼者が条件を満たすだけでは足りない場合があります。外壁のリフォームをおこなう業者にも条件が課される場合があるのです。業者側に対する条件も自治体に確認しましょう。

主に、外壁塗装業者に求められる条件は、助成金を出してくれる自治体内に本店がある法人か個人事業主ということが多いです。また、助成金を受けられる組合を指定している場合があるので、指定組合じゃないと助成金を受けられないこともあります。

助成金を受けるまでの流れ

助成金を受けるまでの流れは自治体によって多少の違いはありますが、大体以下のようなイメージですので参考にしてください。

  1. 自治体で助成金の申請をする
  2. 決定通知書が届く
  3. 塗装工事開始
  4. 塗装工事終了
  5. 工事終了の報告書を提出
  6. 工事後の住宅確認
  7. 決定通知書が届く
  8. 助成金の受給

地域密着の地元業者だと、助成金の手続きを代行してくれることもありますので、塗装業者に確認してみると申請がスムーズに進むことがありますよ。

外壁塗装工事には大きなお金が必要になりますので、助成金によって少しでもお金が返ってくると助かるのではないでしょうか。

何度も言いますが、助成金・補助金の適用条件は地域各自治体によって異なりますので、細かい内容については各自確認が必要です。工事業者を決める前に、お住まいの自治体、ホームページをチェックしましょう。

➀自治体で助成金の申請をする

まずは、自治体で申請書類を用意して、提出をおこないます。

申請から交付が決定するまで、数日で終わる場合もあれば1か月近くかかる場合もあります。

かかる期間を厳密にコントロールすることはできませんが、提出書類が不足していたり、記入ミスがあったりする場合は遅くなる傾向にあるので注意しましょう。

②決定通知書が届く

申請が通ったら、決定通知書が届きます。

通知書の交付が済んでから、塗装業者と正式な契約を結ぶのが一般的です。

③塗装工事開始

正式な契約を結んだら、本格的に塗装工事を開始します。

④塗装工事終了

外壁塗装工事は、開始から最短10日ほどで完了します。

悪天候が続く場合などは目安よりも長い時間がかかってきてしまうので注意しましょう。

⑤工事終了の報告書を提出

工事が終わると、工事終了の報告書(実績報告書)を作成して自治体に提出します。

報告書の中には施工前・施工後の写真を添付します。

報告書の提出は完工から1~2か月以内が期限のケースが多いので、スムーズにおこないましょう。

⑥工事後の住宅確認

助成金の交付が決定される前に、工事後の住宅を実際に担当者がチェックすることもあります。

⑦決定通知書が届く

書類審査に通過した場合、交付確定通知書(決定通知書)が届きます。

その後、補助金交付申請書という書類を提出すれば、助成金・補助金の振込準備をしてくれます。

⑧助成金の受給

補助金交付申請書を提出してから2週間~1週間以内に助成金が振り込まれているケースが多いです。

ただ、振込にかかる時間も自治体によって異なるので注意しましょう。

外壁塗装の助成金・補助金申請に必要な書類

外壁塗装で助成金・補助金を申請する際は、以下の書類が必要です。

  • 工事に関する見積書
  • 建物の登記事項証明書(建物の所有者を証明するもの)
  • 施工前の建物写真
  • 税金に未納がないことの証明の書類

ただ、ケースによっては追加で以下のような書類が必要なので注意しましょう。

  • 塗料の性能に関する証明書類
  • 委任状
  • 貸主の承諾書

これはあくまで例であり、自治体によって提出書類が統一されている訳ではありません。

申請をする際は必ず管轄の自治体が発信している情報をチェックしましょう。

外壁塗装で助成金・補助金を使う際の注意点

申請に時間がかかることがある

外壁塗装やリフォーム工事の助成金については国の管轄となりますので、申請に時間がかかる場合があります。

そのため、助成金の申請はゆっくりと時間に余裕をもっておこないましょう。

希望者が多いと締め切られる可能性がある

助成金は自治体の予算から算出されているので、申請者が予想より多いと早めに締め切られる可能性もあります。

助成金を利用したいなら、早めに動く必要があります。

遮熱性塗料がおすすめできないケースもある

自治体の中には、遮熱性塗料を利用することが助成金の受給条件であるケースも少なくありません。

国・自治体は基本的に家の遮熱性・断熱性をリフォームで向上させ、省エネ効果が見込まれることを支援しているので、塗装の場合もその方針にあった条件になることが多いです。

ただ、遮熱性塗料は暑さ・寒さをカットするだけではなく、冬場の暖かな日光などもカットしてしまうので状況によっては冷暖房は予想以上に必要になり損をすることもあります。

助成金欲しさにシミュレーションをせず塗料を選ぶと損してしまうので注意しましょう。

助成金を申請することが最もお得とは限らない

外壁塗装の費用を安くする方法は、助成金を申請することだけではありません。

以下の方法を利用すれば、助成金を使う以上に費用がお得になる可能性があります。

  • 火災保険を適用する
  • 相見積もりをして最安の業者に依頼する

逆に言えば、助成金の申請を受けられたとしても、他の面を安く抑える努力をしなければ、最大限お得にはならないので注意しましょう。

事前に外壁塗装の助成金・補助金制度を把握しておこう

ここまで外壁塗装工事で受け取れる助成金について紹介してきましたがいかがでしたか?条件がありますので、簡単に受け取れるものではありませんが、工事の内容・自治体の条件次第では助成金を受給できるかもしれません。

それゆえ、外壁塗装工事を検討する段階で、一度自分の住む自治体に対して助成金・補助金について確認しましょう。

助成金を受け取ることは恥ずかしいことではないので安心してください。むしろ、耐震や環境のために高い工事費用を払っているのだから、助成金を貰えて当然です。

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