外壁塗装のベストなタイミング・時期はいつ?塗り替えに最適な季節・周期と抑えておきたいポイント

外壁塗装のベストなタイミング・時期

建物にはマンション、一戸建に関わらず周期的なメンテナンスが必要です。

なかでも、外壁塗装のメンテナンスは建物の寿命に大きな影響を与えます。

この記事では、建物のメンテナンス時期について詳しく解説していますので、参考にしてください。

外壁塗装の耐用年数は10年?塗料・外壁別の年数と減価償却の仕組み・寿命を長持ちさせるコツ

外壁塗装の周期は基本的に10年

日本の住宅の場合、外壁塗装の塗り替えは基本的に10年ごとです。

そもそも日本の住宅は平均寿命が26年と言われているのに対し、イギリスの住宅は75年と言われています。

住宅の平均寿命にこれほどの差ができる原因は、日本が高温多湿であることです。

寿命の短い日本の建物ですが、その寿命を最大限持たせるためには定期的なメンテナンスが必要で、このメンテナンス周期が一般的に10年と言われているわけです。

10年が周期の理由は塗料の耐用年数

10年周期で外壁のメンテナンスが必要な理由は、日本の住宅のうち80%が窯業系サイディングボードという主成分がセメントの材料を使っているためです。

窯業系のサイディングボードには元々防水機能がないため、工場出荷時に防水機能を備えた塗料を塗装しています。

この塗料の防水機能が基本的に5~10年程で劣化してしまうため、外壁塗装の塗り替え周期は10年程になるわけです。

定期的なメンテナンスをしなければ、日本の住宅は本来の寿命程も持たず、早期に住めない状態になってしまいます。

また、外壁のメンテナンス期間は塗装される塗料によっても変わりますので詳しい情報はこちらをご覧ください。link

外壁塗装に関するアンケート調査の結果

先ほど、外壁塗装の必要性について解説しましたが、これを実際に認識している人はどれくらいいるのでしょうか。

ここではアンケートの結果について紹介していきます。

外壁塗装の理由は外観の劣化

まずは外壁塗装をした理由についてのアンケートですが、最も多かったのは外観の劣化です。

しかし、外壁塗装は本質的には住宅の耐用年数を短くしないために行うものなので、工事するかどうかを建物の外観で見極めることは避けてください。

建物の外観がきれいでも、実際は修繕が必要である場合は少なくありませんし、その逆も同様です。

20%が外壁の塗り替えが必要であると知らなかった

住宅を購入した人のうち20%が将来塗装の塗り替えが必要であることを認識していませんでした。

昔の住宅はモルタル外壁が多く、新築時に外壁を塗装するため認識できている人が多かったのですが、近年ではサイディングボード外壁が増えています。

サイディングボードは工場で塗装されたものが現場に運ばれ組み立てられるという工程のため、将来塗装が必要なことを認識している人が少ないといです。

外壁塗装のためにお金を貯めていた人は10%

外壁塗装が必要であると認識していた人のうち、外壁塗装費用を積立てていたのはわずか10%程でした。

マンションなどの集合住宅では修繕積立金として外壁塗装費が自動的に積み立てられていますが、一戸建て住宅の場合は自分で貯金しておかなければなりません。

口座から自動的に積立金が引き落とされるような仕組みを作っておかなければ、子育て世代である事からも貯金が進まないという状況に陥ります。

また、なかには積み立てが必要であると知っていたが、途中でやめてしまった人もいました。

外壁の塗り直しが必要なケース

先ほど解説したように、外壁塗装は10年おきにメンテナンスをすることが基本的な考え方ですが、外壁に下記のような症状が現れた場合もメンテナンスが必要なサインです。

外壁が変色している

外壁の変色は、紫外線や雨風が原因で外壁表面の塗料が色褪せている状況です。

外壁の表面が変色しているだけなので緊急のメンテナンスは必要ありませんが、塗装の劣化が始まっているという事は頭に入れておいてください。

外壁が汚れている

本来外壁の表面には汚れが付きにくくなるためのコーティングが施されていますが、汚れが付きやすくなっている場合には修繕が必要かもしれません。

外壁の表面には凹凸が多く元々汚れが溜まりやすいですが、放置しておくとカビやコケの原因になりかねませんので小まめな洗浄が必要です。

ただし、あまりにも汚れが付きやすい場合には塗装の塗り替えが必要かもしれませんので業者に相談してください。

チョーキングが起こっている

チョーキングとは、外壁の表面を触った際に粉のようなものがつく現象で、外壁が長時間紫外線や雨風にさらされ塗料の成分が分解されることが原因です。

チョーキングを放置してしまうと塗装が紫外線や雨風を防げなくなり、ひびや剥がれを引き起こします。

さらに、外壁に雨水が浸透すると外壁材の腐食やシロアリの発生が起こり、修繕費用が高額になりますので注意が必要です。

カビ・コケが発生している

外壁表面に汚れや雨水がたまることでカビやコケが発生します。

すぐにメンテナンスが必要というわけではありませんが、さらなる悪化を防ぐためにも小まめな洗浄を心がけてくだい。

自分で洗浄しても問題ありませんが、症状が激しい場合には業者に来てもらうことがおすすめです。

塗装のひび割れが起こっている

紫外線や雨風によって塗膜が削られひびが入った状態です。

塗装のひび割れには、幅0.3ミリ以下のヘアークラックと幅0.3ミリ以上の構造クラックがあります。

構造クラックの場合には雨水が塗装内部に浸透する可能性がありますので、業者に相談してください。

塗装の剥がれが起こっている

外壁の表面が剥がれている場合は早めに塗装を塗り替えてください。

本来塗料が持っている防水機能が失われており、すでに外壁内部の劣化が始まっている可能性があります。

少しでも早く業者に見てもらい、最適な修繕を施すことが必要です。

塗装の膨れが起こっている

塗装の内側に取り残された水分が蒸発し空気が膨張することで、外壁表面が膨れます。

ひびなどから雨水が入り込んでいる場合と、前回の塗装の際に手抜き工事をされている場合が考えられますが、どちらにせよ早めの修繕が必要です。

シーリングのひび割れが起こっている

シーリングとは外壁の受ける衝撃を吸収してくれる、弾力のある材料です。

シーリング材にひびが入っている場合は隙間から雨水が入る可能性がありますので、業者に見てもらい増し打ちや打ち替えをしてもらってください。

シーリングの剥がれが起こっている

シーリングの剥がれがみられる場合は目地との接着力が低下しています。

内部に雨水が入りやすい状況になっているため、この場合も業者に見てもらい増し打ちや打ち替えをしてもらってください。

外壁塗装に最適な季節

外壁塗装は降水量や湿度・気温によって工事のしやすさと仕上がりが左右されます。

外壁の塗装に最適な時期と言われているのが春と秋ですが、ここではその理由について解説していますので参考にしてください。

春は比較的降水量が少なく、湿度や気温も問題ない日が多いため外壁塗装をするのに最適な季節です。

また、養生で窓を閉め切ったとしても生活しやすいことから人気の季節になります。

さらに、新しい生活をスタートする区切りの時期でもあるため工事依頼が多く職人を確保するのが困難です。

春に外壁の塗り替えを検討している方は遅くても2か月以上前に予約しておいてください。

秋も春同様で降水量・気温・湿度などの条件が良く人気の季節になります。

また日本人は大きな物事を年内に済ませたいという風習があるため、工事依頼が多く職人の確保が難しいです。

秋に工事をしたい方は少なくとも3か月以上前には予約を済ませてください。

外壁塗装に不向きな季節

外壁塗装に最適な季節が春と秋であることは先ほど解説しましたが、反対に夏と冬が不向きと考えられている理由を解説します。

夏の序盤は梅雨で雨が多いため、工事ができません。

また、養生で窓を閉め切ると暑いことや、塗装面の温度が上がりすぎると塗装できないといった理由があります。

しかし、夏でも雨が降っていなくて湿度が85%以下の時は工事可能です。

気温が低いことや日照時間が短く工事が長引くことから外壁塗装には向いていない季節です。

霜や突然の雪にも注意が必要なため4つの季節の中では最も閑散期であると言われています。

ただし、秋が最適な理由でも解説したとおり日本人は大きな物事を年内に終わらせたいという風習があるため12月前半に限っては繁忙期です。

梅雨の時期

外壁塗装を雨季に行うのは避けるべきです。

理由としては、工期が長引くことと仕上がりが悪くなることが挙げられます。

外壁塗装は雨が降っていれば作業ができないため、晴れの日が続かない限り長い工事期間が必要です。

また、湿気の多い日が続くため塗装の仕上がりが悪くなってしまう可能がります。

外壁塗装を長持ちさせる4つの方法

外壁塗装の塗り替え周期を少しでも長くする方法を4点解説します。

簡単なことばかりなので、すぐにでも実行してください。

自宅の環境にこだわる

自宅の場所によっても塗料の耐用年数は変わります。

雨が多く湿度の高い地域に住んでいる場合は建物の周辺にものを置かず風通しを良くしてあげるだけでも耐用年数は大きく変わりますので、自宅の周辺にものがたくさん置いてある場合には可能な限り移動させてください。

また、サイディングなどの外壁材で建てられた住宅の場合は凍害が起こる可能性があります。

凍害とは湿気などによって外壁に含まれた水分が凍結と融解を繰り返すことで、外壁表面の劣化が進む症状です。

凍害も風通しを良くしてあげることで和らげることができるので、早めに配慮しておいてください。

塗料にこだわる

外壁塗装を長持ちさせるには塗料にこだわる事も大切です。

フッ素系などの高額な塗料を使うと頻繁に塗り直しができないため、コストパフォーマンスの良いシリコン系かラジカル系の塗料を使ってください。

外壁は定期的な塗装の塗り替えで長持ちするため、少しでも安い塗料を選ぶことが重要です。

どの塗料を選べばいいか分からないという方は、業者に相談して決めてください。

外壁塗装工事を丁寧にしてもらう

コストパフォーマンスの良い用塗料を選ぶことは大切ですが、業者の工事費用は安ければいいというものではありません。

優良な外壁塗装業者は熟練の塗装技能士と質の高い道具を使っているため、工事費用を大幅に安くすることは難しいです。

業者選びの際には、必ず複数社の見積もりをもらい内容を確認してください。

費用が安すぎる業者にあった場合は手抜き工事をされてしまう可能性があるので、中止が必要です。

外壁塗装は工事の質によって耐用年数が大幅に変わりますので、丁寧に工事してくれる業者を見つけてください。

塗装は3回塗り以上してもらう

外壁の塗料を塗る回数は一般的に3回塗りと言われていますが、これはあくまで最低回数にすぎません。

修繕予算との兼ね合いもありますが、できることならば4、5回塗りを依頼してください。

重ね塗りの回数を増やすことで厚く頑丈な塗膜が作られます。

塗膜が頑丈であればおのずとメンテンス期間も長くなり、トータル費用を抑えられる場合が多いです。

外壁塗装を安く出来る時期を紹介

外壁塗装の費用をとにかく抑えたいという方のために、比較的安く工事できる時期とその理由を紹介しますので参考にしてください。

4~5月

住んでいる地域によっては、自治体が外壁塗装に助成金を出してくれる場合があります。

助成金は10~25万円で、年度初めに発表される予算を使い切るまで応募可能です。

ただし、この助成金は倍率が非常に高いため毎年受付開始の4月から2か月程で終了してしまいます。

助成金でお得に外壁塗装したい方は4月には外壁塗装を行えるように早めに準備しておいてください。

梅雨・冬

先ほど解説したように雨季と冬は外壁塗装に向いていない季節のため、予定の空いている業者が多いです。

このような業者は依頼時に価格交渉に乗ってくれることが多く少しでも安く工事したい方にはおすすめです。

雨季や冬でも気温5度以上、湿度85%以下であれば問題なく工事は行えますが、安いからと言って手抜き工事する業者には注意してください。

外壁塗装費用は修繕時期を考慮して積み立てる

外壁の修繕は軽微なものであればそこまで高額になる事はありませんが、いずれ必要になる大規模な修繕に備えて費用を積み立てておくことは大切です。

10年ごとに外壁の修繕をする場合の具体的な積立金額としては月10,000~12,000円が目安です。

一般的な30~40坪の一戸建て住宅の場合、外壁塗装の費用は60~100万円程で、120か月(10年間)で割ると毎月8,300程の積立金額が必要という計算になります。

ここに、よく外壁の修繕と一緒に行われる水回りのメンテナンスやシロアリ駆除を含めて毎月10,000~12,000円を積立てておくと安心です。

外壁塗装の時期を考慮して家を長持ちさせる

外壁塗装は工事の時期によって仕上がりから費用まですべてに影響してきます。

これから外壁塗装をする予定の方は、この記事の内容を参考に自分の家の寿命を少しでも伸ばしてあげてください。

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