トタン屋根の塗装のポイントとは?塗り替え時期の目安や費用相場・リフォーム時の注意点

トタン屋根の家

トタン屋根は経年劣化によってサビやコケが発生してしまうことがあります。その場合は、塗装工事によってメンテナンスを加えないと劣化が進行してしまいます。

劣化を放置してしまうと、屋根の葺き替えや重ね葺きが必要になってしまうので工事費用がかさんでしまします。

しかし実際にトタン屋根の塗装を検討しても「いつ塗装すれば良いの?」「トタン屋根の塗装費用はいくら?」と心配になる人も居ますよね。

今回は、トタン屋根の塗装を塗り替える時期や費用相場を詳しく紹介します。

正しい時期にトタン屋根の塗装をおこなって、できるだけトタン屋根を長く利用できるようにしましょう。

トタン屋根の塗装を塗り替える時期

トタン屋根を塗り替える時期

トタン屋根は日本瓦に比べて安価で施工期間も短いので、1950年代に全国の住宅で使用されていました。

2021年現在は、他の屋根材の普及もあり、トタン屋根の住宅を見ることはほぼありませんが、雪に強い屋根材なので北海道や東北の住宅で採用されていることがあります。

トタン屋根の劣化には段階があり、初期の劣化であれば塗装にて補修することができます。進行の激しい場合は塗装での補修が出いなくなってしまうので、葺き替えや重ね葺きが必要になってしまいます。

葺き替えや重ね葺きは工事に大きなお金がかかってしまいますので、塗装で補修できるうちにメンテナンスをおこないましょう。

最適の塗装タイミングをのがさない為にも、トタン屋根のチェックを定期的におこないましょう。

コケやカビの発生

トタン屋根は金属で出来ているので、トタン屋根にコケやカビは発生しません。

しかし、トタン屋根に乗っかってくる「砂・ホコリ」が付着してコケ・カビが発生するケースがあります。

コケやカビは塗装の塗膜劣化を早めてしまうので、定期的に拭き取る必要があります。

塗膜の劣化が確認できる場合は、拭き取りだけでなく塗装もします。

チョーキングの発生

塗膜表面が白い粉になって現れるとチョーキングが起きています。

チョーキングは、雨風や紫外線などの環境で塗料が劣化すると発生します。

トタン屋根のような金属系屋根はチョーキングが発生しやすく、放置すると塗膜が一気に劣化してしまうので注意が必要です。

トタン屋根を定期的に業者に点検してもらって、チョーキングが発生していないか確認しましょう。

ひび割れ・色あせ・サビの発生

トタンにひび割れ・色あせ・サビが発生している場合は塗り替えが必要です。

特にひび割れている場合、屋根の劣化が激しいので早急に対応する必要があります。

サビも一気に屋根全体に広がる可能性があるので早めに対処しましょう。

サビ・ひび割れが進行して穴が開くと、塗装ではなく大規模な工事が必要になるので注意してください。

5~10年ごとにメンテナンスする

一般的にトタン屋根の塗装周期は5~10年がいいとされています。トタン屋根を長持ちさせるために、サビが進行しないうちに補修工事をしましょう。

そのため、定期的に屋根の状態を確認しましょう。塗装業者に依頼すれば屋根の状態を確認してもらえます。

屋根の状態を確認するには屋根に上ることが一番です。しかし素人が屋根に上ると大変危険ですのでやめましょう。

どうしても自分でチェックしたいときは、地面やベランダから見える範囲で確認しましょう。双眼鏡を使うと屋根のへりの状態を確認できます。劣化が屋根に見られれば塗装を検討しましょう。

トタン屋根のリフォーム方法は塗装以外にもある

トタン屋根のリフォーム方法

トタン屋根のリフォームは塗装以外にもあります。

  • 塗装
  • カバー工法
  • 葺き替え

カバー工法・葺き替えは塗装にくらべて費用が高くなるので、トタン屋根のリフォームを安く済ませたいと考えている人は、劣化がひどくなる前にリフォームすることを心がけましょう。

カバー工法

屋根カバー工法は既存のトタン屋根の上に新しい下地と屋根をかぶせる工法です。

費用相場は25坪で約40~80万円で、トタン屋根のサビ除去などを目的にしています。

塗装よりも費用がかかりますが、トタン屋根の状況次第ではカバー工法が採用されます。

葺き替え

屋根の葺き替えは既存のとたん屋根を取り除いて、新しい屋根材に替えます。

費用相場は一番高く、25坪で約140~250万円になります。

トタン屋根の劣化が酷く、塗装で対処出来ない時に採用されます。

葺き替えをおこなると、ガルバリウム銅板に葺き替えるのが一般的でメンテナンスが楽になります。

トタン屋根の塗装費用相場は30~60万円

トタン屋根の費用相場

トタン屋根の塗装にかかる費用は、屋根の痛み具合、劣化具合、塗装面積によって金額に差が出てしまうのですが、

30万円~60万円ほどとなっています。

トタン屋根の塗装費用相場
塗り替えの施工費用 約1,000円〜1,200円/㎡
トタンの塗装の下地処理の費用 約400円〜500円/㎡
養生費用 約300円〜400円/㎡
足場設置費用 約700円〜1,000円/㎡

この金額は、一般的な住宅のトタン屋根を塗装した際のものになります。だいたい10~30坪の住宅とお考え下さい。

金額に大きな差がありますが、金額が安い場合は劣化がそんなに激しくない、金額が大きい場合は劣化が激しいと考えればわかりやすいかもしれません。

30~60万円という金額よりも安い場合は、悪徳業者の可能性があるので注意しましょう。

トタン屋根の塗装費用相場も紹介します。

アクリル塗料 約1,200円〜1,500円/㎡
ウレタン塗料 約1,600円〜2,000円/㎡
シリコン塗料 約2,500円〜2,800円/㎡
ラジカル制御形塗料 約2,800円〜3,000円/㎡
フッ素塗料 約4,000円〜5,000円/㎡
光触媒塗料 約4,500円〜5,000円/㎡
無機塗料 約4,500円〜5,500円/㎡

塗料の費用は、高品質な塗料である物は値段が高くなっています。

予算を抑えたい人はアクリル塗装・ウレタン塗装をおすすめしますが、メンテンナンス頻度が多くなってしまうので、長い目で見ると高品質の塗料で塗装してもらう方がお得になります。

トタン屋根の塗装方法

トタン屋根の塗装方法

トタン屋根の塗装では、どのような工程が必要になるのか見ていきましょう。

紹介する工程をきちんと踏まない業者は、悪徳業者の可能性があるので注意です。見積の段階で作業工程を聞くなどして悪徳業者に引っかからないように対策を取りましょう。

1:ケレン

ケレンという作業は、劣化した塗膜をきれいに取り除いたり、サビている部分を取り除く作業になります。劣化した塗膜が残っていたり、サビを残したまま塗装すると、新しく塗った塗料がきれいに密着しないので大切な工程になります。

トタン屋根の場合は素材が鉄板なので、高圧洗浄では汚れがきれいに落ち切らない場合があります。そのため、トタン屋根の塗装工程の1つ目としてけれんが必要になります。

ケレンについて詳しくはこちらをご覧ください!

外壁塗装工事で重要なケレン作業とは?内容・作業手順・かかる費用について解説

2:高圧洗浄

ケレン作業にてサビや旧塗膜を取り除いたら、細かい汚れを落とすために高圧洗浄をおこないます。塗膜の剥がれた小さなカスでも、きれいにとり除かないと塗装の完成度に関わります。

ケレンでは大きなごみを取り除きましたが、高圧洗浄では細かい汚れを取り除くというイメージです。

高圧洗浄機にてトタン屋根を洗浄したら、しっかり乾かし次の工程に移ります。

3:下地処理

高圧洗浄での水気がきれいに飛んで、屋根がしっかり乾いたら、浮いている釘を打ちなおしたり、ひび割れ補修をして塗装に備えます

塗装後にひび割れを補修したり、釘の打ち直しをすると、せっかくとす下塗膜が割れたり剥がれたりしてしまうので、塗装前に下地処理をおこないます。

この作業も塗装の完成度に関わる作業工程になりますので、業者の方にしっかりおこなってもらいましょう。

屋根に登るのは難しいと思いますが、前もって劣化部分がわかっている場合は、先に伝えておいていいでしょう。

4:下塗り(さび止め)

トタン屋根の下塗り工程は、主にサビ止め塗料の塗布となります。さび止め塗料には以下のような種類があります。

  • 一般サビ止め塗料
  • シアナミド鉛サビ止め塗料
  • 1液エポキシ樹脂錆止め塗料
  • 2液エポキシ樹脂錆止め塗料

サビは発生してしまうと広がっていき屋根を痛めてしまうので、サビ止め塗料は一番効果の高い2液エポキシ樹脂錆止め塗料がおすすめです。

5:中塗り・上塗り

サビ止めの塗料は、塗装面に密着する力やサビの抑制力効果に優れていますが、紫外線に弱いのでしてしまいます。

なので、下塗りに対する保護のために中塗り・上塗り塗料を塗っていく必要があります。それぞれ1回ずつ、計2回塗装していくことで最大の効果を発揮することができます。

またが外壁塗装用の塗料は溶剤系(油性)から水性塗料への移行が進んでしますが、鉄部分への塗装に水性塗料は適していません。トタン屋根は鉄板ですので、油性塗料での塗装をおすすめします。

トタン屋根をリフォームする時の注意点

トタン屋根をリフォームする時の注意点

トタン屋根をリフォームすると言っても、劣化具合によって費用も異なりますし工期の長さも違います。

大規模工事すると費用が高くなってしまうので、劣化が酷くなる前にメンテナンスすることをおすすめします。

他の屋根材でリフォームする方が良い

トタン屋根を葺き替え工法でリフォームする場合は、他の屋根材でリフォームすることをおすすめします。

トタン屋根は安価で取り付け易い素材ですが、耐久性が無いので他の屋根材に取り替えましょう。

現在は安価で耐用年数の長い屋根材が豊富に揃っているので、リフォーム業者と相談して判断してください。

トタン屋根はメンテナンス頻度が多いので注意

トタン屋根は劣化が早く定期的にメンテナンスしないと、屋根に穴があいてしまったり耐久性が低くなって大規模工事をしなければならない事態になります。

トタン屋根をなるべく長く利用するには、定期的メンテンナンスが必要となります。

サビの発生やひび割れは、最悪の場合葺き替えしなければならないので注意しましょう。

トタン屋根は劣化が激しいので塗装タイミングに注意

トタン屋根は他の屋根材に比べて、劣化するのが早いので塗装タイミングを見逃さないようにしましょう。

塗装の費用と葺き替えか・カバー工法の費用を比較すると、塗装の費用が一番安くなっています。

劣化のチェックが自分で出来ないという人は、業者に相談して点検してもらうことをおすすめします。

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