風災で屋根が被害にあってしまった。瓦屋根の劣化で割れが見えたり、ズレが起きてしまった。
ということがありますよね?
この状態では雨漏りしてしまい、健康被害に直結するさまざまな被害が起こってしまいます。
修理はDIYという方法もありますが、安全な業者に頼んでみてはいかがでしょうか。
この記事ではどんなときに屋根修理が必要なのか、屋根修理にはどんな費用がかかるのかということについて解説していきます。
もくじ
瓦屋根修理が費用なタイミングは4つ
瓦劣化の原因とは
経年劣化の代表的原因は以下の通りです。
- 瓦の浮きやズレ、割れ
- 漆喰が剥がれている
- 板金が劣化している
- ルーフィングが劣化している
これらの4つの劣化が見られる場合はそろそろ修理することを視野に入れましょう。
これは代表的な劣化として紹介していますので、「もしこの劣化は大丈夫かな?」と不安になった場合は信頼できる業者や保険会社に相談することをおすすめします。
瓦屋根の劣化を放置するのは危険!
もし劣化を放置したままにしておくと雨漏り発生のリスクを高めることになってしまいます。
雨漏りは室内に雨水が降ってくるだけでなくカビ発生の原因になったり、シロアリの発生、漏電火災などあらゆる被害の原因になってしまいます。
健康被害にもつながりかねないので、早急な対応が必要です。
瓦屋根の葺き替え工事費用の相場は約150万円
葺き替え工事の内訳
葺き替え工事では、葺き替える屋根の面積の大きさから費用の計算をします。
だいたいの費用を知るためには屋根の面積を図っておくと良いでしょう。
各工事の相場は1平米あたり以下のような価格になっています
- 足場の設置費 約700円
- 修理前の屋根の撤去費 約2,800円
- 瓦の設置工事 約5,500円
- 工事中発生した廃材の処理費 約800円
漆喰の塗り直しや板金については、距離で計算されるため、平米単価ではなくメートルで単価を出します。
100平米の場合は上記の費用の100倍程度で、住宅の高さなどで価格は変化しますが、2階建ての建物の場合約150万円が相場と言われています。
火災保険で瓦屋根修理や葺き替え工事ができる
瓦屋根修理に火災保険を適用する条件とは
風災は火災保険によっては被害の補償をされますが、他にどんな災害にあったら保証対象になれるのでしょうか。
はじめに、風災の対象を確認しておきましょう。
これは台風に限らず突風など強風での被害も風災の保証対象となります。
しかし、老朽化や破損による劣化などと判断されてしまっては保険金が補償されません。
もし、風災として被害を申請して場合でも申請が通らず、保険金がおりないことも可能性として考えられます。
それは、保険会社が行う調査の結果で決まってしまうからです。
申請する場合、申請期間があることも忘れないようにしてください。
三年の保証期間を過ぎてしまった場合は保険金が支払われません。
屋根に被害が起きてしまった場合はまず、保険会社に連絡し、条件や申請内容の確認を取りましょう。
火災保険で屋根修理無料を推す業者には注意
どの業界にでも存在しますが、被害者に漬け込んだ悪徳な商売をする業者がいます。
強風があった近日に保険の手数料を狙ってリフォーム業者を装った悪徳業者が自宅を訪問してくることがあります。
このような業者は、保険会社から委託を受けたかのようなふりをして自宅を訪問してきます。保険の内容から工事を勧めてきて、必要ない箇所の修理をしたり、無駄な工事費をかけたりと明らかに高い工事費用を請求してきます。
基本的に保険会社は加入者からの依頼がない限り調査に動くことはないため、このような怪しい業者が訪問してきた場合は、一度保険会社に調査の内容を確認し真偽を確かめることが必要でしょう。
DIYは危険が伴うので業者に依頼しよう
屋根修理などの修理を行う場合は自分の立ち位置に注意が必要です。
瓦を踏む位置によっては割れてしまいます。
こうなっては危険なので、屋根修理は業者に依頼しましょう。
プロならしっかりとした原因を追求し、適切な修理方法で対応してくれます。
自分で修理を行ってケガをしてはいけないので経験がない方はお金を払ってしっかりと修理をしましょう。
業者の屋根修理方法
屋根修理の方法はもちろん被害の状況によって変わっていきます。
ここでは大まかな屋根修理について説明します。
瓦のズレ、割れの修理
ずれたものをもとに戻し、割れたものを新品に交換する。といった基本的な修理です。
固定方法はラバーロック工法を使用します。
誤った方法で行うと雨漏りの原因になるので注意が必要です。
・破れた防水シートの交換
防水シートにもきちんと寿命があることを覚えておく必要があります。
・劣化した板金の修理
谷板金等に穴が空いた場合は周囲の瓦を一旦外し、工事をします。
・剥がれた漆喰の修理
剥がれた漆喰は早急に修理が必要です。
小さい被害であれば劣化した部分以外に漆喰を再度詰めるという部分的な修理で終了することもあります。