
屋根塗装の費用相場はいくら?平均単価の内訳と計算方法・安く依頼するポイント
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屋根塗装の相場はいくらくらいなのでしょうか。
ここでは塗料別・作用別・足場で必要になる費用相場を紹介していきます。
屋根塗装は塗装を施す面積によって工事費用が大きく変わるのですが、それぞれの作業は多くの場合で1㎡ごとに相場が決まっているのです。
その相場を一つひとつ計算していくことであなたの家の屋根塗装に必要な費用を大まかに計算することができます。
屋根塗装の費用を決める要因
屋根塗装にかかる費用は、依頼した環境によって大きく変わってしまいます。
何が塗装価格を大きく分けるのでしょうか?価格を決める主な要因を解説していきます。
屋根の数
屋根の数は家1件につき1つだと思っている方は多いでしょう。
ただし、例えば上の例のように屋根が前後で分かれている場合、塗装費用が余分にかかることが多いです。
塗装工事は基本的に繋がっていて平坦な面に対しておこなう方が効率良く終わらせることができ、費用も安くなります。
屋根が複雑に凹凸している場合などは、塗りにくさに加えて必要な塗料の量が増えてしまうので費用は高くなります。
屋根は表面だけでなく、屋根がはみ出ている部分の裏(軒天)と、屋根の切り口部分にも塗装が必要です。
そのため、上記の場合は屋根に段差があるタイプは軒天と切り口の面積が2倍になり、塗装代が多くかかってしまいます。
加えて、屋根の枚数が増えることで養生シートや足場などが余計に必要になり、面積以上にコストが増える可能性もあります。
屋根の面積
屋根の塗装費用は塗料の単価×面積で算出するので、屋根の面積が広くなると費用は高額になります。
屋根の面積を測る際はメジャーや図面を用いるケースや、実測が困難な場合は基礎や建物の外周などから計算式で求めることもあります。
図面には屋根面積が坪数で記載されているので、3.31をかければ㎡単位に直すことが出来ます。
屋根の勾配
屋根の勾配が大きくなるほど面積が大きくなりがちなので、塗装費用も高くなります。
更に急勾配の屋根だと足場が安定しにくいので、追加で足場代が必要になる可能性もあります。
ただし、地域によっては雪除けなどで急勾配の屋根が一般的なケースも多いです。この場合は価格が慣習的にそこまで上がらないこともあります。
屋根材の種類
同じ面積の屋根でも、どんな屋根材を使っているかで適した塗料や工法が変わるため、費用が異なります。
日本国内では、以下の5種類の屋根材のいずれかが使用されるケースが一般的です。
- スレート屋根
- ガルバリウム鋼板
- ジンガリウム鋼板
- 陶器瓦
- アスファルトシングル
5つの屋根材はそれぞれ特徴や価格に違いがあります。
項目 | スレート屋根 | ガルバリウム鋼板 | ジンカリウム鋼板 | 陶器瓦 | アスファルトシングル |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | 軽量で安い | 錆びに強い | 防音性が強い | 長持ちする | 防水性が高い |
価格/㎡ | 4,000円~8,000円 | 6,000円~9,000円 | 7,000円~12,000円 | 8,000円~12,000円 | 3,500円~16,000円 |
耐用年数 | 25年~30年 | 25年~30年 | 40年~50年 | 50年~60年 | 20年~30年 |
メンテナンス頻度 | 10年~15年 | 20年 | 40年~50年 | 50年~60年 | 10年~15年 |
一般的に高価な屋根材を扱っているほど扱いが慎重になるので、塗装工事の費用は高額になります。
塗料の種類
屋根塗装ではどんな塗料を使うかによって費用が大きく変わります。
塗料ごとの価格の違いは、以下の通りです。
種類 | 耐用年数 | 単価 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~7年 | 1400~1600円/㎡ |
ウレタン塗料 | 8~10年 | 1700~2200円/㎡ |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2300~3000円/㎡ |
ラジカル制御型塗料 | 10~15年 | 2500~3000円/㎡ |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3800~4800円/㎡ |
光触媒塗料 | 15~20年 | 4200~5000円/㎡ |
無機塗料 | 20~25年 | 4500~5500円/㎡ |
屋根塗装で最も良く用いられるのがシリコン塗料で、扱いやすく取り揃えも多いので業者に依頼しやすいのがメリットです。
価格が高いほど耐久性も高くなり、定期的にメンテナンスをする必要がなくなります。
20~25年の間にアクリル塗料を4回塗り直した場合と、無機塗料を1回塗り直した場合を比較すると、アクリル塗料は総額5,600~6,400円/㎡となるので、むしろ高くついてしまいます。
屋根の状態
塗装をする屋根の状態によっても、見積もり価格は変化します。
屋根の状態が悪いと、屋根のメンテナンスや修理、下地処理の手間が増えてしまい、料金が上乗せされます。
大きな劣化が起こる前に小まめにメンテナンスをおこない、大規模な工事が必要なほど劣化させないことが大切です。
地域による価格差
屋根塗装の費用相場は、地域によっても変わります。
特に、以下のような地域は塗装が剥がれやすいので塗り直しの需要が高く、費用も高めに設定されがちです。
- 雨が多い
- 雪が多い
- 台風が多い
- 海が近く潮風が当たる
- 直射日光が強い
環境的な要因によっても塗装費用が変わることを理解しておきましょう。
人件費
塗装を依頼した業者が設定している人件費に応じて、塗装の見積もり費用は上乗せされます。
特に塗装作業を他社やグループ会社に依頼している場合は、自社に職人をかかえる業者にはない中間マージンが発生するので、高価になりがちです。
塗装費用をできるだけ安く抑えたいなら、自社の職人が塗装をおこなう中小業者へ依頼することをおすすめします。
作業工程
1回の塗装工事でどのような作業を実施するかも業者によって異なります。
他社よりも作業が多い場合は、同じ工事でもかかる費用が多くなってしまいます。
屋根の点検や出来上がりのチェックなどはトラブルを回避するために重要ですが、必要以上に多い場合は無駄な費用がかかっている恐れがあるので注意しましょう。
屋根塗装の費用相場は50万円前後
2階建ての戸建ての屋根を塗装する場合、相場価格は足場代込の総額で50万円程度です。
実際の塗装費用は、塗装する面積や塗装に用いる塗料によって大きく異なります。
簡単に塗装面積で計算すると、次の価格がかかります。
延べ坪数 | 塗装面積 | 工事費用相場(総額) |
---|---|---|
10坪 | 25㎡ | 10万~20万円 |
20坪 | 50㎡ | 20万~40万円 |
30坪 | 75㎡ | 30万~55万円 |
40坪 | 100㎡ | 40万~75万円 |
50坪 | 125㎡ | 50万~95万円 |
60坪 | 150㎡ | 60万~125万円 |
当然塗料によっても変化するので、塗装面積は広くて価格を抑えたい場合は、塗料を工夫することで価格を抑えることはできます。
屋根塗装の金額 | 割合 |
---|---|
20~30万円 | 10.0% |
30~40万円 | 18.3% |
40~50万円 | 23.0% |
50~60万円 | 11.7% |
70~80万円 | 8.0% |
屋根塗装をした人の平均総額は、30~70万円の層が多いです。
資金や塗装方法にもよりますが、ある程度参考にしてみましょう。
屋根塗装の費用相場の内訳
屋根塗装にかかる費用を正確に知るためには、かかる費用の内訳を知る必要があります。
費用内訳はケースによっても異なりますが、以下のような割合になることが多いです。
- 塗料代:20%
- 人件費:30%
- 足場代:20%
- 工事費:30%
運搬や塗装など、工事そのものにかかる費用は全体の30%程度しかなく、それ以外は塗料や人件費、足場代が7割を占めています。
費用内訳のうち、工事費と足場代を削減することはおすすめしません。
工事そのものにかかるコストが減れば結果的に損をしてしまいます。また、足場は職人の安全性を確保するだけでなく、足場を安定させて精度の高い工事をするために必要です。
費用を削るのであれば、塗料代と人件費に目を向けましょう。
塗料代に関しては、費用の高い塗料ほど耐久性に優れており、更に遮熱性、低汚染性などの効果があることが多いです。
ただし、耐久性が5年しか変わらないのに全体の工事価格が20万~30万円も違うケースなどもあり、一概に高い塗料のほうが得という訳ではありません。
費用対効果を考えて、少しグレードの落ちる塗料を選ぶのも賢い選択でしょう。
その他では、意外とコスト削減をしやすいのが人件費です。
大手ハウスメーカーは実際の施工を下請けや孫請け業者に発注するので、その際に中間マージンが発生します。
中間マージンは地方の中小業者に依頼をすると発生しないので、大幅にコストを抑えることができます。
屋根塗装の相場を屋根材ごとに紹介
塗装前・中・後 | 工事費用形成項目 |
---|---|
塗装前 |
|
塗装中 |
|
塗装後 |
|
上記が屋根塗装に必要な全作業ですが、どの塗料を選ぶかで総額は大きく変化します。
まずは屋根の種類別にかかる塗料の費用を紹介します。
屋根の種類、塗料の種類によって相場が大きく変わることがあるので注意してくださいね。
トタン屋根の塗料別相場
トタン屋根に使う塗料の種類 | 相場/㎡ |
---|---|
アクリル塗料 | 1,200~1,400円 |
ウレタン塗料 | 18,00~2,000円 |
シリコン塗料 | 1,800~2,200円 |
フッ素塗料 | 3,300~4,500円 |
遮熱・断熱塗料 | 3,300~4,500円 |
トタン屋根とは瓦防屋根のことを言います。
屋根の傾斜がゆるく、つなぎ目が少ないのが特徴です。そのため、トタン屋根は雨漏りしにくいという強みがあります。
しかし、鉄板の厚みがあまりないのでサビやすいというデメリットがあります。
サビは、すぐにメンテナンスしなければ屋根に穴をあけてしまうこともあるので、早めの補修・塗装が必要です。
屋根塗装の価格としては、屋根の中で最も低価格に抑えることができますよ!
屋根は家を守るためにとっても重要な役割を果たしますので、快適な生活を長く続けるためにメンテナンスは怠らないようにしましょう。
スレート屋根の塗料別相場
スレート屋根は、カラーベスト・コロンにある屋根などとも呼ばれることがありますので混乱しないようにしてください。
この屋根は、粘土板岩を使用している屋根全般のことを言います。
表面は劣化しやすいのですが、素材は非常に丈夫なため永落するというのがスレート屋根の特徴です。
また、耐火性にすぐれていて、熱伝導率が低いという特徴があります。
スレート屋根に使う塗料の種類 | 相場/㎡ |
---|---|
アクリル塗料 | 700~1,000円 |
ウレタン塗料 | 1,500~2,000円 |
シリコン塗料 | 1,800~2,500円 |
フッ素塗料 | 3,300~4,500円 |
遮熱・断熱塗料 | 3,300~4,500円 |
また、スレート屋根はカラーが豊富で裁断しやすいので、屋根の構造が複雑でもその形に合わせて施工することができます。
さらに軽量なので重量をあまり気にすることなくデザイン性に富んだ屋根にすることができますよ。
瓦屋根の塗料別相場
瓦屋根はその名の通り瓦ぶきの屋根のことをいいます。瓦屋根の最大の特徴は耐久性です。
ほかの屋根材のように塗装による着色でないので、長期にわたってきれいで美しい状態を保つことができます。
また、断熱性にも優れており、夏は涼しく、冬は暖かく1年中快適に過ごすことができます。
瓦屋根に使う塗料の種類 | 相場/㎡ |
---|---|
アクリル塗料 | 700~1,000円 |
ウレタン塗料 | 1,800~2,000円 |
シリコン塗料 | 2,300~2,500円 |
フッ素塗料 | 3,100~3,500円 |
遮熱・断熱塗料 | 3,500~4,500円 |
屋根塗装でかかる塗料以外の工事費用
足場費用
足場代 | 600~800円/㎡ |
---|---|
飛散防止ネット | 100~200円/㎡ |
足場の相場は以上のようになっています。足場は職人さんの安全を確保するものであり、作業の効率・正確性を高めるものです。
もし、業者の方が「うちは足場不要だから塗装工事が安く済む」なんて言葉をかけてきてもつられないようにしてくださいね。
足場にかかる費用を計算する際、まず足場をかける面積(足場架面積)を算出します。
足場費用を求める計算方法は以下のとおりです。
足場架面積=[家の外周+8m]×高さ
そして算出した足場架面積に相場をかけて足場にすべてにかかる費用を算出します。
足場費用=足場架面積×(足場相場/㎡+飛散防止ネット相場/㎡)
以上で足場にかかる費用を算出することができますよ!
足場代はどこかもったいないように感じてしまいがちですがとても大切なものですので、もったいないと思わずしっかり足場を組んでもらうようにしましょう。
細かい工事の費用
作業の種類 | 相場費用 |
---|---|
高圧洗浄 | 100~400円/㎡ |
養生 | 250~400円/㎡ |
ケレン | 400~700円/㎡ |
さび止め | 600~800円/㎡ |
縁切り | 500~1,000円/㎡ |
破風 | 650~1,200円/㎡ |
雨樋 | 600~1,200円/㎡ |
雨戸 | 2,000~3,000円/枚 |
軒天 | 800~1,500円/㎡ |
以上がほかの作業にかかる費用相場です。
ケレンなどは場合によっては不要な場合がありますが、これらの作業も工事を効率よく進めていくために必要なものですので必ず必要になる費用であると思いましょう。
また、現場を管理する費用もかかりますので見積もり書の記載を見落とさないように注意してくださいね。
以下が屋根塗装時の現場管理費用、廃棄物処理費用の相場となっています。
現場管理費用 | 30,000~50,000円 |
---|---|
廃棄物処理費用 | 10,000~30,000円 |
上記はあくまでも相場ですので、工事を依頼する塗装業者によって価格に違いがあります。
それゆえ、相場費用に多少の違いはあると頭に入れておいてください。
しかし、ここで紹介している相場価格をはるかに上回る金額を提示してくる業者は悪徳業者である可能性がありますので十分注意してください。
リフォーム工事の費用
中には、屋根を塗装するだけでなく完全に張り替えてしまおうと考えている方もいらっしゃるかと思います。
また塗装一部分の補修修理をしようと考えている方もいらっしゃいますよね。
その方のために屋根リフォームにかかる費用相場を紹介します。
工事 | 相場/30坪 |
---|---|
屋根修理(雨漏り工事など) | 3~30万円 |
屋根の葺き替え | 60~200万円 |
カバー工法(重ね葺き) | 80~120万円 |
雨漏り修理の場合は、散水調査や発光液調査などの別途費用がかかる場合があります。
屋根塗装費用が高い地域の特徴
- 雨が多い地域
- 雪が多い地域
- 台風が多い地域
- 海が近い地域
以上のような地域は屋根塗装にかかる費用が普通より高くなってしまうかもしれません。理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- 屋根の劣化が早くなるため補修回数が増える
- 防水に強い塗料を使用する必要がある
- サビにくくする塗料を必要がある
- 雪を滑り落ちやすくする塗料を使用する必要がある
さまざまな機能性がある塗料の価格は一般的なものより高くなってしまうので、工事費用が高くなってしまうのです。
しかし、特殊な塗料を使うと費用がかかるという理由で一般的なものを使用してしまうと劣化スピードがはやくなってしまい工事回数が増えてしまいます。
この方がコストがかさんでしまうので特殊塗料を使用して工事回数を減らす方が費用を押さえることができますよ。
屋根塗装の費用相場を計算シミュレーション
屋根塗装を依頼したいけど、総額がいくらになるのか分からず不安に思う方も多いかと思います。
屋根塗装の費用を求めるのは素人には難しく感じますが、やり方さえ分かれば比較的簡単に算出することができます。
ここからは、一般的な30坪の屋根を塗装する際の、費用総額をシミュレーションしていきます。
➀足場代を計算
足場代は組み立てた時の敷設面積で価格を算出していきます。
基本的な計算は、700~1,000円/㎡(足場代の単価)×敷設面積となります。
30坪の屋根の場合、面積は200~250㎡が一般的なので、足場代は14万円~25万円ほどと想定できます。
②養生代を計算
塗料が飛散して車や隣家を汚すのを避けるために、養生シートを敷く必要があります。
養生代は、400円/㎡×屋根面積で算出することができます。
今回の屋根面積は30坪=約100㎡なので、養生代はおよそ40万円となります。
③コーキング代を計算
屋根塗装の前に、屋根の凹凸や傷を埋めるコーキング作業が必要になります。
コーキングは埋める必要がある箇所の長さで費用が算出されます。
一般的な計算式は、500~900円/m(コーキング代)×埋める穴の長さで算出できます。
屋根の横幅を10m、埋める穴を3mで計算した場合、コーキング代は1,500円~2,700円と想定できます。
ただし、屋根自体の劣化が進んでいる場合は費用がより高くなるケースも多いです。
④塗料の単価×面積を計算する
塗料の単価×面積で、塗装代を算出していきます。
屋根塗装で用いられることの多いシリコン樹脂は3,800円~4,800円/㎡が相場なので、塗装代は以下のように算出できます。
3,800円~4,800円×100㎡(30坪)=38万円~48万円
⑤合計額を算出する
ここまで計算した費用を元に、合計額を算出していきます。
- 足場代:14万円~25万円
- 養生代:約40万円
- コーキング代:1,500円~2,700円
- 塗装代:38万円~48万円
上記を合計すると、92万1,500円~113万2,700円がおおよその総費用となります。
実際の屋根塗装でも100万円を超えるかどうかが一つの基準になるので、業者との比較もしながら100万円以下に抑えることを一つの目標にしていきましょう。
屋根塗装をお得に依頼できる業者の見つけ方
屋根塗装工事では、優良業者に工事を依頼したいですよね。悪徳業者にあたってしまうと工事費用を無駄に取られたり、手抜き工事をされてしまったりします。
それではどのようにして優良業者と悪徳業者を見分ければいいのでしょうか。
優良業者の特徴
- 地域密着業者
- 相場に近い見積もり額
- あなた主体の工事プランを立ててくれる
- 必要書類はすべて用意してくれる
これが優良業者の特徴です。
この項目に多く当てはまっていれば優良業者と言えますので、見積もりや相談の段階で判断できるようにチェックしてみてくださいね!
悪徳業者の特徴
- 大幅な値引きを売りにしている
- 契約を急ぐ
- 契約書がない
- 細かな説明がない
- 相場より大きく低い・高い見積もり
以上のような場合は悪徳業者の可能性が高いです。
もし悪徳業者であると判断したときは速やかにお断りしましょう。
交渉が長引くと契約を結ばざるをえなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
屋根塗装にかかる費用を安く抑えるコツ
屋根塗装にかかる費用は決して安くないので、工事を依頼する際は出来るだけ安く抑える工夫が重要です。
ここからは、屋根塗装で発生する費用を安く抑えるポイントを紹介していきます。
複数社の見積もりを比較する
屋根塗装にかかる費用はどの業者も同じではありません。
利用できる塗料や工事の得意・不得意、設定している人件費などの違いから、同じ屋根でも大幅に費用が異なるケースは多いです。
屋根塗装にかかる費用をできるだけ抑えるためには、複数社に見積もりを依頼してどこが安いか比較する作業は必須です。
ただし、1社ごとに電話をかけて来店相談からの依頼をしていくと、何度も同じ話や書類の記入をしなければならず、時間と手間がかかります。
最近ではネットで簡単に申し込めるWebの一括見積もりを利用することで、スムーズに見積もり価格を比較できます。
他のリフォームと一緒に依頼する
外壁塗装などのリフォームと一緒に、屋根塗装を依頼すると費用が安く済みます。
特に地元の中小業者にいるような職人に依頼をすると、外壁から屋根までまとめてスムーズに塗装するノウハウを持っているので、工事も短期で完了しやすいです。
更に、デザインによっては屋根と外壁の色に統一感をもたせるため、同じ塗料を利用するケースもあります。この場合は塗料代なども削減できるでしょう。
補助金・助成金を活用する
自治体ごとに補助金・助成金を屋根塗装に活用できるケースもあります。
自治体が提供している補助金・助成金は先着順で最大20万円程度の支給を受けられることが多いです。
応募が殺到すると早く終わってしまうので、十分注意をして早めに申込みましょう。
屋根塗装が助成金を利用できるケースは塗り替えによって家の省エネ性が向上したケースなどであり、屋根の見栄えを良くするためのリフォームは基本的に支給対象にはなりません。
火災保険を活用する
最近では屋根塗装にかかる費用をお得にするために、火災保険を活用するケースも増えています。
災害などで屋根がダメージを受けた時に、火災保険を使って費用を実質0にする方法は多くの業者が推奨しています。
ただし、火災保険はあくまで災害を受けた時に利用できる保険制度なので、他に違う理由があったのに利用すると保険金詐欺とみなされます。
最近では火災保険を使った屋根塗装・外壁塗装を裏技のようにみなす業者もいますが、正当な方法で保険を利用しないと最終的にこまるのは申請者自身です。
屋根塗装の相場を把握しておくと失敗しにくい
屋根塗装にかかる費用は業者によって様々で、中には高額な見積もりに騙されて契約してしまうケースもあります。
こうしたことのないように、業者選びの前に屋根塗装の相場を事前に確認しておきましょう。
価格帯のイメージがつかめれば、どこに依頼するのがお得で、どこが損なのかが分かるようになります。