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シェアハウス経営は儲かる?メリット・デメリットや初期費用・始める条件を解説

【更新日】2023-12-27
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シェアハウス経営
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アパートやマンションの経営以外の変わった賃貸経営の選択肢として、シェアハウスの経営がにわかに注目されています。

最近では地価の高い中心部でも安く借りられるシェアハウスは若者中心に注目を集めており、上手くいけば大きな収益を得られる可能性があります。

ただ、アパート・マンションとは異なる部分も多いため、経営を始める際は注意が必要です。

シェアハウスとは?

シェアハウスとは

1つの家の部屋を利用して複数人が居住できる形態の建物がシェアハウスになります。

よく、複数人で一つの部屋に住むことを「シェアハウスする」などと言いますが、1つの部屋に複数人が同居するのはルームシェアであり、こちらは複数人で住む想定をしていない部屋で同居しているケースが多いです。

一方、シェアハウスはリビングやお風呂や共用になっているものの、入居者それぞれのプライベートな個室が用意されているなど、もともとシェアすることを想定したタイプの物件になります。

シェアハウス経営のメリット

費用対効果が高い

シェアハウス1件に2人が入居した場合、物件は1件なのに家賃は2人分支払われます。

シェアハウス経営は通常の戸建て経営よりも収益性が高いのが大きな魅力です。

シェアハウスという形態である以上、1世帯に貸す場合より家賃は低く設定します。

ただ、月10万円で1人入居していたのを、たとえば月6万円で3人入居してもらうように変更したら、収益は月18万円で2倍弱になります。

シェアハウス経営が上手くいけば、かなり効率よく収益を上げることができます。

シェアハウスの“看板”は取り外しが容易

マンション・アパートは入居者が減ったらダイレクトに損失に繋がります。

ただシェアハウスの場合は、途中で入居者が減った時、1人用の物件として募集し直すのが容易です。

マンション・アパートの場合はこうした対応が難しいですが、シェアハウスの場合は家賃が上がっても、その分スペースを広々使えるというメリットを提供できるので不満が出にくいのです。

この特徴を利用すれば、賃貸経営の大きなリスクヘッジになります。

プラスアルファの価値を提供しやすい

シェアハウスに入居する人は、自分と近い境遇の仲間を見つけたいと思っていることが多いです。

立地によっては入居者をクリエイター、デザイナー、芸術家などに絞って募集することで、収益をアップさせることも可能です。

同業者との貴重な出会いの場も提供できれば、物件の価値はどんどん高められます。

シェアハウス経営のデメリット

物件選びが難しい

シェアハウスに向いている物件というのは中々ありません。

1戸の中にトイレやキッチンが複数あるような造りの家は探しても中々見つかるものではなく、やっと見つけても他の人に買われてしまう恐れがあります。

物件の目途がたっていない方は、まず物件探しから始めましょう。

トラブル・クレーム対応が大変

シェアハウスは知らない他人が密接なスペース内で暮らすので、トラブルが起きる可能性はかなり高いです。

「同居人の○○を注意して欲しい」といったクレームは管理人に頻繁に来るので、精神的負担は大きくなりがちです。

シェアハウスはとにかく管理が大変ということを覚えておきましょう。

コストが高くなりやすい

シェアハウス経営は通常の戸建て経営よりも収益性が高いですが、その分コストも高額になりやすいです。

初期費用や設備の質・数、経営のランニングコストが高い傾向にあり、ケースによっては採算が取れないこともあります。

シェアハウス経営を始める条件

生活最低限の設備が整っている

シェアハウス経営は共有部分と個室部分、どちらの準備を先に進めるか悩んでしまいがちです。

結論としては共有部分の整理が間に合っていなくても個室部分があれば生活できるので、個室の設備から整えましょう。

入居募集開始に設備が間に合わず、追って整備を進める場合は入居希望者を知らずのうちに逃しているケースが多いので注意が必要です。

エアコン・ベッド・クローゼットなどの備え付け設備は最優先で整備しましょう。

家具・家電を用意しておく

シェアハウスは普通の戸建てと違って、調理器具や炊飯器、ドライヤーといった家具・家電がもともと置いてあるケースが多いです。

こうした器具の準備がないと他のシェアハウスに入居者が流れてしまうので、暮らしやすさを考えて最低限の生活必需品は用意しておきましょう。

募集人数に合わせる

設備や部屋の数は、募集人数に合わせておくことをおすすめします。

部屋が募集人数より少ないのは当然NGですが、部屋が多すぎるのもランニングコストが高くなるのでおすすめできません。

想定する入居人数がちょうど暮らしやすいような環境作りが大切です。

シェアハウス経営を成功させるコツ

方向性・ターゲットを明確にする

シェアハウス経営を成功させるには、物件の方向性と想定入居者を明確にする必要があります。

シェアハウスに入居する人は、以下のような理由のことが多いです。

  • 出来るだけ安く住みたい
  • 特殊な業種と知り合いたい
  • 1人だと防犯上の怖さがあるので、誰かと同居したい(独身女性)
  • 外国語を習得したい(外国人と同居)

このうち、どのターゲットに焦点を合わせたら良いのか考えることがシェアハウス経営では非常に重要です。

周辺の生活環境などもチェックしながらターゲットを絞り込みましょう。

ルールを設定・管理する

シェアハウスは最初にルールを設定しておかないと、迷惑な入居者が現れた時に対応しにくくなります。

最初に共有部分の使用ルールなどを設定しておき、違反した場合のペナルティなども考えておきましょう。

より厳格に入居者をコントロールしたいなら、定期借家契約を結んで期限を過ぎたら全員退去するようにしておくのがおすすめです。

理想の入居者像を持っておく

シェアハウスでは他人に迷惑をかける人を入居させるリスクがアパート・マンションより高いので、大家自身が細心の注意を払わなければいけません。

どんな人が迷惑をかける人かを書類から把握することは出来ないので、ある程度コミュニケーションを取った上で見抜くスキルも必要になってきます。

入居者の質を見極めるためにも、入居者と定期的なコミュニケーションを取っておきましょう。

シェアハウス独自のポイントは強みにも弱みにもなる

シェアハウス経営では、シェアハウス独自のポイントが短所にも長所にもなります。

シェアハウス経営で結果を出すには、ならではのポイントをいかにプラスに変えるかの戦略が重要になります。

事前にターゲットやニーズの調査をした上で、どのようなシェアハウス経営をおこなうのかの計画を立てておきましょう。

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