シーラーの外壁塗装における役割とは?種類と特徴・費用について紹介
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一般的に下塗り材のことをシーラーといいます。このシーラーにはどんな役割があるのでしょうか。
今回はシーラーについて役割や費用の紹介をしていきますので参考にしてください!
シーラーとは
シーラーとは外壁や屋根の塗装面に一番初めに塗るものです。一般的には下塗り材といわれています。
このシーラーには中塗り・上塗り材を外壁や屋根にしっかり密着させる役割があります。上塗材は密着性に欠けているので、シーラーはその手助けをするために大切な塗料なのです。
また、傷んでしまっている外壁は塗料を吸い込んでしまうことがあります。そうならないためにも「シーラーを一番に塗っておく必要があるのです。外壁の痛みがひどい場合は、通常1回の塗装のところを2回塗っていくことになります。
万が一外壁や屋根にシーラーを塗らなかった場合、外壁が中塗り剤や上塗り剤を吸い込んでしまいます。そうすると密着性がなくなってしまい、すぐにj塗料がはがれてしまったりヒビ割れを起こしてしまったりすることが考えられます。また、中塗り剤・上塗り材自体の耐久性やツヤにも悪影響が出てしまうことがあります。どんなに高価でいい塗料を使ってもシーラーがしっかり塗られていないと、まったく意味がありません。
シーラーの種類
シーラーには大きく3種類あります。
種類 | 性質 | 紹介 |
---|---|---|
合成樹脂エマルジョン型シーラー | 水性 | 一番普及している一般的なシーラーです。このシーラーは比較的吸収性が低い塗装面に使用するのに適しているといわれています。このシーラーは水性なので、中塗り・上塗りにも同じ水性塗料を使用するのが理想です。 |
熱可塑性合成樹脂系溶液型シーラー | 油性 | 合成樹脂エマルジョン型シーラーより浸透性があるので、傷んだ外壁や屋根の下塗り剤に向いています。しかし、痛みや吸収性の強い塗装面に塗った場合、しっかり浸透性が発揮できない場合もあるので注意しましょう。前述のシーラーよりは中塗り・上塗り材との密着性を高めることができます。 |
溶剤型熱硬化性合成樹脂シーラー | 油性 | 下地に浸透しやすく、硬化する際に高分子化するため下地を補強する効果があります。このため吸収性が極度にある塗装面に向いている下塗り剤ということができます。 |
以上がシーラーの種類となっています。この種類の中で各塗料メーカーが多くのシーラーを発売しています。
水性と油性とは
シーラーには水性と油性があるといいましたが、それぞれどのような特徴をもっているのでしょうか。基本的には劣化の状況や前回の塗装に合わせてシーラーを選びます。
種類 | 特徴 |
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水性シーラー |
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油性シーラー |
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下地の状態が良ければシーラーは不要というよう塗料もあるのですが、必ず下塗り(シーラー)はおこないましょう。確かにシーラーを省くことができれば費用の削減になりますが、下塗りはしっかりおこないましょう。長い目で見た時に下塗りは必ず必要になってきます。
単価
シーラーでは代表的なものに、日本ペイント株式会社が出しているファイン浸透シーラーなどがあります。この単価は600~900円/㎡となっています。
決して安いというものではないですが、中塗り・上塗りの塗料に比べると価格は低くなっています。
フィラーとは
フィラーもシーラーと同様下塗り材として使用されます。フィラーとの大きな違いはモルタル壁にヘアクラックがある場合や、下地に凸凹や多少の段差がある場合に使用されるという点です。
そのためフィラーは厚く塗る必要がるので、通常下塗り材の塗布量の2~3倍ほど多く下塗り剤を塗布します。この際使うローラーも砂骨ローラーといってより多く塗料を塗るのに適したものを使用します。
フィラーには水性タイプのものしかないので、下地の劣化が激しいときはシーラーを染み込ませてからフィラーを塗布していくこともあります。また、サイディングボードにフィラーは基本的に塗らないので覚えておきましょう。
微弾性フィラー
微弾性フィラーとはモルタル壁に使う下塗り材で、シーラーとフィラーの機能を合わせ持ったものです。ヘアクラックがある場合はこの下塗り材が多く使われます。こちらの塗料も厚く塗る必要があるため砂骨ローラーを使って塗布していきます。
こちらの価格は900~1,200円/㎡となっています。
下塗り材は業者が選んでくれる
下塗りに使う塗料にはさまざまな種類がありますが、あなたの家の外壁にどの塗料があっているかは業者が判断してくれます。それゆえ、お客様が下塗り剤について必ず覚えておく必要はありません。
多くの種類があるということを知っているだけで充分です。
もし下塗り材について希望や指定のある場合はその旨を業者に伝えましょう!