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イエローカットって何?イエローカットの役割や交通ルールについて徹底解説

【更新日】2023-12-19
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イエローカット
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交通ルールは、非常に複雑で車やバイク、自転車等を毎日使用していても、目に入る標識や標示がどのような意味を持っているのかについて、すべてを理解している人はごく少数です。

今回取り上げる「イエローカット」とは、主に車線変更に関する交通ルールを意味しており、当然、ルールを破れば減点・罰金が科せられます。

また、軽い気持ちでルールを破れば、大惨事につながるケースもあります。

今回は、イエローカットが持つ意味と役割、ルール違反をするとどうなるのかについて解説します。

イエローカットとは

イエローカットとは、片側6m未満の道路の中央に引かれている黄色の実線(イエローライン)を追い越し目的で車線からはみ出して走行することを指します。

無論、イエローラインが引かれている場所での追い越しは、交通法17条5項4号「右側部分はみ出し追い越し禁止」に抵触します。

また法律中には、「軽自動車を除く」という記載もないので、自転車でイエローラインを超えるのも違反になります。

イエローカットを行ったときに科せられる罰

イエローカットが禁止されている場所で追い越しを行うと進路変更禁止違反となり、減点1に加えて、罰金が科せられます。

車種 罰金
普通自動車・二輪車 6,000円
原付 5,000円

もしくは、通行区分違反として処理される可能性もあります。

通行区分違反とは

進行方向が指定されている車線で、進行方向を無視して走行したときに適用されるルール

通行区分違反として処理された場合、減点1に次いで、普通自動車なら9,000円、二輪車なら7,000円、原付なら6,000円の罰金が科せられます。

イエローカットをしてもいいケースがある

原則、イエローラインが引かれている場所での追い越しは厳禁となっています。

しかし、よける対象が歩行者や自転車などで中央線を越えない場合に限り、追い抜きが可能になっています。

とはいえ、イエローラインが引かれている場所は、道幅が狭く、安全の確保が難しい場所です。

無理に追い越そうとすれば、対象者の命を危険にさらす恐れがあります。

よって、十分な安全が確保されない場合は、追い抜きをやめたほうがいいでしょう。

また、道半ばに停車中の車や工事表示、落石などの障害物が道路上にある場合は、やむを得ないということで、中央線を越えた追い越しができます。

追い越しと追い抜きの違い

  • 追い越し:車線変更をして前方を走る車を追い抜いて再び元の車線に戻ること
  • 追い抜き:車線変更をせず、前方の車を追い抜くこと

知らないじゃ済まされない「追い越しと追い抜き」に関するルール

ここでは、曖昧になりがちな「追い越しと追い抜き」に関するルールをまとめて紹介します。

白の実線も追い越しは禁止

交通ルールにおいて、白の実線が引かれている道路では、通常、追い越しは禁止されています。

この線は「進行方向の変更を禁じる線」を意味し、この線を超えて対向車線に出る行為、つまり追い越しは違反となります。

ただし、追い抜きは可能ですが、追い越しは禁止と覚えましょう。

黄色の実線と白色の破線適用されているルール

黄色の実線と白色の破線が併用されている場合のルールは少々複雑です。

黄色の実線は通常、対向車線を示し、この線を越えての追い越しは禁止されています。

一方、白色の破線は、追い越し可能な部分を示します。

ただし、黄色の実線側から白色の破線を越えての追い越しは禁止されています。

つまり、白色の破線側からのみ追い越しが可能というルールになります。

白の実線に適用されているルール

白の実線は「進行方向の変更を禁じる線」と定義されています。

この線が描かれている場合、対向車線に出る行為、つまり追い越しは違反となります。

また、白の実線が引かれている交差点では右折も左折も禁止となります。

一方、白の実線の間隔が広くなっている場合、すなわち破線になっている場合は、その間隔がある限りでの進行方向の変更(追い越し含む)が許可されています。

黄色の実線2本と白の実線に適用されているルール

黄色の実線が2本引かれ、その間に白の実線が引かれている場合、その区間では全ての方向への車線変更や追い越しが禁止されています。

黄色の実線2本は中央分離帯を表し、白の実線は進行方向の変更を禁じる線を意味します。

これらの組み合わせは、通常、対向車線の存在しない高速道路などで見られ、特に安全性を高めるためのものです。

黄色の実線2本と白の破線に適用されているルール

黄色の実線が2本引かれ、その間に白の破線が引かれている場合、白の破線の区間では車線の変更や追い越しができます。

しかし、黄色の実線の部分ではそれらの行為は禁止されています。

この規則は通常、高速道路や一部の幹線道路で見られます。

黄色の実線と白の破線の組み合わせは交通の流れをスムーズにし、同時に安全性を確保するために設けられています。

ゼブラゾーンに適用されているルール

ゼブラゾーンとは、歩行者用の横断歩道のことを指します。

自動車はゼブラゾーンに進入する際、歩行者が横断していないことを確認する必要があります。歩行者が横断している場合、自動車は停止しなければなりません。

また、ゼブラゾーン上での停止や駐車、そして追い越しも禁止されています。

これらのルールは、歩行者の安全を最優先にするために設けられています。

イエローカットを行うと大惨事につながる可能性がある

繰り返しになりますが、イエローカットとは、黄色の実線で引かれた中央線をはみ出して、前方を走る車を追い越したときに適用される交通ルール違反です。

違反すれば、減点や罰金などの処罰を受けるだけじゃなく、対向車線を走る車との接触事故に巻き込まれる可能性もあります。

また追い越し・追い抜きに関する交通ルールは、複雑なうえ、車線に引かれている線の色や特徴によって適用されているルールが異なります。

曖昧な状態でルール内容を把握していると、予期せぬ事故に巻き込まれる可能性もあります。

分からないことや曖昧な部分がある場合は、今一度、交通ルールに関する教本を読み返して、ルールの再確認を行いましょう。

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