門扉のリフォームにかかる一般的な費用は、30万円から50万円ほどとなります。

門扉のリフォーム費用の内訳は、主に以下の3つに分かれます。

• 門扉の修理費：3万円～10万円
• 門柱の設置費：10万円～20万円
• 門扉の設置費：15万円～25万円

門扉が一度壊れてしまったら、これらの作業をまとめて依頼するケースが多いです。

その他にもリフォーム業者の人件費などがかかってくるため、実際の費用は純粋な施工費よりも高くなります。

門扉の設置や交換リフォームをする場合は、扉本体の購入が必要になります。

門扉は様々なグレードに分かれており、費用もそれに応じて変わってきます。

ここからは、グレード別に門扉の本体価格相場を紹介します。

スタンダードな門扉の本体価格は平均4万円～25万円

ごく一般的な門扉の本体価格は、平均で4万円～25万円となります。

扉の開き方によっても価格相場は変わるため、予算に応じて選択する必要があります。

• 片開き：4万円～18万円
• 両開き：7万円～25万円

高グレードな門扉の本体価格は平均20万円～55万円

より意匠性や耐久性に優れた門扉の場合は、平均で20万円～55万円ほどかかります。

こちらの場合も、開き方によって価格は変わってきます。

• 片開き：20万円～25万円
• 両開き：25万円～50万円

また、夜間照明や防犯カメラ、自動開閉機能など、門扉に高性能なオプションを追加する場合は、10万円前後の追加費用がかかってきます。

門扉の劣化に多くの方が気付いても、実際にリフォームをした人の数は意外と少ないです。

ただ、劣化状態のまま放置していると更に高額なリフォームが必要になる可能性があります。

門扉のリフォームの目安を知っておき、状況を悪化させすぎないようにしましょう。

➀鍵や錠が故障したケース

門扉の開閉に必要な鍵や錠が故障してしまい、交換が必要なシーンも多々あります。

鍵・錠が故障した場合、考えられるリフォーム方法は次の2つです。

• 既存の鍵や錠を発注して交換する
• 鍵穴ごと交換する

メーカーの既製品を取り付けて利用している場合、新しいものを簡単に取り寄せられるのでスムーズです。

ただし、鍵・錠や門扉そのものが大量発注されていない場合、大掛かりな施工が必要になる可能性があります。

②扉の開閉が上手くいかないケース

門扉の立て付けが悪くなり、スムーズに開閉できないケースも多々あります。

門扉を設置してからしばらく経つと、蝶番(ちょうつがい)が錆びてしまって開閉がしにくくなる現象は高確率で起こります。

この場合は蝶番にオイルをさしたり、錆びを落としたりすれば、比較的簡単に状態を戻せます。

逆に、錆びを落とすくらいでは改善されないほど劣化している場合は、リフォーム業者へ依頼することをおすすめします。

門扉のリフォームを依頼する時は、事前に抑えておきたいポイントが存在します。

ここからは、門扉リフォームを成功させるためのポイントを紹介します。

耐久性の強い材質を選ぶ

せっかく門扉をリフォームしても、またすぐに壊れてしまったら意味がありません。

リフォームをするなら、今後も長持ちするように耐久性の強い材質を選びましょう。

門扉には木製や鉄製のものもありますが、木製は耐久性が弱く、強風や豪雨で破損してしまうことがあります。

また、鉄製の扉は頑丈ですが、長年放置をしていると錆びてしまいます。

門扉をリフォームする際は、耐久性があって錆びにも強いアルミ製をおすすめします。

位置変更には住居表示の届け出が必要

家の門がどこに位置しているかは、登記簿謄本にも記録されています。

もし門扉の位置を変更する場合は、自治体へ住所表示の届け出が必要になります。

登記や司法書士や不動産会社へ依頼するのが一般的ですが、知識のあるリフォーム会社に依頼をして、届け出までサポートしてもらえるとスムーズに済みます。

開き方は考えて選ぶ

門扉は両開きタイプと片開きタイプがあります。

周辺に障害物があって開けきることができなければ意味がないので、まずはどのタイプの扉ならしっかり開閉できるか確認をしましょう。

また、一般的には両開きのほうが防犯性に優れていると言われます。

意匠性と実用性を両立させる

門扉のデザインに凝ることで、家全体の意匠性をアップさせることができます。

ただ、いくら凝ったデザインでも、実用性がなければ意味がありません。

門扉が持つ実用性としては、以下が挙げられます。

• 防犯性の向上
• 子供やペットの飛び出し防止
• 目隠し(プライバシー保護)の役割

門扉リフォームではデザインだけでなく、実用性にもこだわりましょう。

実績豊富な業者に依頼する

坂の途中にある家などは、地面に対して斜めに門扉を配置してしまうケースも良く見られます。

この場合、扉の開閉の不具合や門扉の傾きなどが起こりやすくなるので、注意が必要です。

門扉を正しく設置するためには、基礎工事をしっかりとおこなう必要があります。

専門外の業者に頼むとこの辺の対応を疎かにされがちなので、実績のある専門業者へ依頼することをおすすめします。

門扉はリフォームの中でもそこまで高い工事ではありませんが、安くても10万円を超えることが多いので、できれば費用を抑えて依頼したいものです。

ここからは、門扉のリフォーム費用を出来るだけ安くするポイントを紹介していきます。

ネット通販などを利用して購入する

門扉は中小型のものならネット通販などでも販売されており、手軽に購入することが出来ます。

ネット通販で購入すればリフォーム業者や専門店から購入するよりも安く済むので、費用面ではお得です。

ただし、ネット通販は実物を確認してから購入できないので、いざ買ってみたら想像と全く違っていたなんてことも少なくありません。

購入する際は返金保証の有無などもチェックしておきましょう。

DIYでリフォームする

専門業者に依頼せず、DIYで門扉をリフォームしてしまうのも一つの手です。

リフォーム業者に依頼をすると純粋な工事費の他に人件費なども上乗せされるため、どうしても価格が高くなってしまいます。

門扉の交換や修理はリフォームの中でもそこまで難しくない部類なので、DIYも検討の余地があります。

素人が中途半端にリフォームをしてしまうとすぐに壊れてしまった挙句、短いスパンで再修理が必要になってトータルコストが高く付く可能性もあるので注意が必要です。

業者の見積もり価格を比較する

業者にリフォームを依頼するなら、必ず複数社の見積もり価格を比較しましょう。

業者ごとに人件費や移動費、保有する器具、実績などが異なるため、同じ工事でもかかる費用に差が出ます。

1社ずつ見積もりを依頼するのは時間がかかるので、Webの一括見積もりサービスを利用して、効率よく複数社へ査定を依頼しましょう。

門扉は外に晒されている部分なので、不備や故障がかなり起こりやすくなっています。

リフォームで安易な工事をすると、余計に壊れやすくなってしまう可能性も十分にあります。

門扉をリフォームする際は、すぐに壊れず長持ちする方法を選択しましょう。