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デザイナーズマンションは売れにくい?高く売るにはPR戦略が重要!

【更新日】2024-01-22
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マンションを売却するときには、比較的シンプルな間取りやデザインのほうが売れる傾向がありました。

しかし、近年は少子高齢化による人口減少と反比例して新築数が増加しているので、デザイナーズマンションなどの付加価値がある物件が人気を集めています。

デザイナーズマンションの中には通常のマンションと変わらない値段でおしゃれなものも多いので、買い手からすれば嬉しい物件ですよね。

この記事では、デザイナーズマンションを売却するコツを解説します。

※マンションの査定・売却の基本情報・高額売却のコツはこちらに詳しくまとめてあるので、合わせてお読みください!

マンションを売る方法!初めて売るなら知っておきたい売却のコツ

マンション査定の方法とは?4種類の査定方法と計算方法・査定の流れ

デザイナーズマンションは売却がしにくい理由

独創的なデザインと間取りを持つデザイナーズマンションは、若年層を中心に高い人気を博しています。

しかし、転勤などの理由で物件を手放すとなった場合、物件を売却して住み替えを行われるわけですが、一般的な分譲マンションに比べて、デザイナーズマンションは、売れにくい傾向にあります。

ここでは、デザイナーズマンションが一般的な分譲マンションに比べて売却がしにくい理由を4つ紹介します。

独創的なデザインが人を選んでいる

デザイナーズマンションは、その名の通り、独創的なデザインや、スタイルに基づいて建てられた物件です。

デザインやスタイルが、内覧した人全員の好みかということはありません。

例えば、Aというデザインやスタイルが好きという方がいれば、AじゃなくBいうデザインが好きという人がいるように、購入したマンションのデザインが気に入る人も限定されてしまいます。

また内覧を申し込んだからといって、100%媒介契約に繋がるという保障もありません。

価格が高い

デザイナーズマンションには、一般的な分譲マンションとは違った設計技法と建材が使用されているため、販売価格がやや高めに設定されています。

物件を購入する方の多くが、予算の範囲内で購入を進めているのは、購入するときに組む住宅ローンで自身の生活にかかる負担を軽減するためです。

デザイナーズマンションが他の物件よりも高価格という特徴を持っていることが原因で、購入者を制限してしまい、「売却がしにくい」という状況を作り出しているのです。

維持コストがかかる

デザイナーズマンションの多くは、特殊な素材や設計を用いているため、一般的なマンションと比べて維持や修繕に高額な費用がかかることがあります。

実際に売却を検討されている方の中にも、維持・管理費の支払いが厳しいなどの理由で売却を行う方もいます。

マンションの維持・管理費は、築年数を経るごとに上昇していきます。

それは、デザイナーズマンションも例外ではありません。

快適な暮らしを実現させるために購入したにもかかわらず、負担になる未来が起こりえることから、売却がしにくいという要因を作っていると考えられます。

流行の変化

マンションなど、物件のデザインは時間とともに変化し、時代の移り変わりと同時に「流行」も変わっていきます。

一度は人気だった特定のデザインも、時間が経つと古臭く見えることから、売却が難しいのです。

デザイナーズマンションの需要が高い理由

売り上げや利益が優先されている一般的な分譲マンションに比べて、デザイナーズマンションは、独創的な内装デザインや間取り、仕様などの付加価値がありながら、供給量が限定されています。

それでも、デザイナーズマンションを購入したいという方がいる以上、デザイナーズマンションにも需要はあるといえます。

ここでは、デザイナーズマンションの需要が供給量よりも高い理由を5つ紹介します。

独自性と個性

冒頭でも触れたように、デザイナーズマンションは、一般的な分譲マンションとは異なり、その独特なデザインや特徴から購入希望者の興味・関心を引き寄せます。

デザイナーズマンションが売上や利益を追求している一般的な分譲マンションとは異なる風貌をしているのは、物件オーナーが自分自身を表現するための1手段としているためです。

また独特のデザインや設計が供給量に制限がかかっていることに繋がります。

建材の品質が高い

デザイナーズマンションは、専門的なデザイナーや建築家によって設計され、建築には、高品質な建材と製法が用いられます。

使用している建材の質と技法が噛み合うことによって、マンションの耐久性と使いやすさが向上し、長期的な価値を生み出します。

ただし、使用しているものが限定的なモノであったり、希少性を伴うものを使用した物件の建築には、相応の時間とコストを要するので、供給量が一般的なマンションに比べて低くなります。

限定的な供給

デザイナーズマンションは、その特異性と高品質な作りのせいで、一般的なマンションに比べて量産されにくいという特徴を持っています。

特定の地域、特に都市部では、都市計画法などの法規制による制限や面積に限りがあるため、新たなデザイナーズマンションの建築が限定されています。

つまり、法規制による制限がエリアごとに設けられているため、供給量が限定的になってしまうのです。

ステータスシンボル

デザイナーズマンションの購入を検討されている方の中には、物件をステータスシンボルとして見ている方もいます。

そもそもマンションを購入すること自体が、一種の贅沢品とされます。

しかし、一般的な分譲マンションに比べて、供給量が少ないデザイナーズマンションを購入することに意味があります。

供給量が少ない物件を持つことで、己の社会的地位の確立ができるという考えが需要を高め、その結果、供給を上回る一因を築いたとも考えられます。

投資価値

デザイナーズマンションは、その独自性と希少性から、今後資産価値が上昇する可能性があります。

供給量が限定的である以上、デザイナーズマンションの資産価値は、一般的な分譲マンションに比べて、使用されている建材の質や製造技法が異なります。

加えて、物件が建つエリアも今後需要があるなどの見方から、投資家や資産家は、これらのマンションを貴重な投資商品として見るでしょう。

デザイナーズマンションは個別性に強みあり

デザイナーズマンションは個別性に強みあり

不動産売買において重要なキーワードに個別性というものがあります。

不動産は構造と地域を組み合わせて考えると、すべて唯一無二のものです。

そのため、物件の特徴がどれくらい高需要かが売却結果を左右します。

こうした個別性が求められる比率は、家(戸建て)に比べてマンションは一般的に低くなっています。

リーズナブルに魅力的な物件を買える

しかし、近年では特に首都圏を中心にライフスタイルが変化しており、わざわざ高額を出してマイホームを購入するということにこだわらない人が増えてきました。

こうした現象は不動産に限らず消費行動全般にいえることですが、その一方でおしゃれなものへの訴求が高いのも若者の特徴です。

こうした背景から、マイホームほど高額ではなくおしゃれにすめるデザイナーズマンションの需要が非常に高まっているといえるでしょう。

付加価値次第で超高額売却も

通常、不動産業者はデザインなどは加味せずに査定額を算出します。

マンション査定の方法とは?4種類の査定方法と計算方法・査定の流れ

しかし、たとえば有名デザイナーが手掛けたデザイナーズマンションとなれば、物件の状態に関わらず超高額で売れる可能性もあります。

査定額はプロの業者が客観的に算出するものですが、最終的な代金は買い手が主観で決める部分も大きいので、人気物件であれば査定額を大幅に超えた額で売れる可能性も十分ありますよ。

デザイナーズマンションの個性はデメリット?

現在需要が増加しているデザイナーズマンションですが、その個性の強さがデメリットになることも良くあります。

基本的に住まい目的で購入される不動産は、地域と面積をもとに選別されます。

そのため、買い手からすれば普通に住まいを探していたのに、あまりに個性的な物件が出てきてがっかりされる可能性も十分あります。

デザイナーズマンションによってはシンプルに利用できるものも多いですが、特に年配の方だと忌避されることが多いので注意しましょう。

売り込み方を考えよう

上記のようなデメリットが発生する原因としては、売り出し方が適切でなかったという理由が挙げられます。

デザイナーズマンションは個性が売りなのに、通常のマンションと同じような宣伝をしてしまうと、買い手は勘違いすることが多いです。

業者の中では、おしゃれなWebページを使ってデザイナーズマンションを若者向けに宣伝しているところもあります。

老舗業者に依頼してビラで宣伝するよりは、こうした宣伝方法のほうがデザイナーズマンションには適しています。

売買契約前に、それぞれの業者がどのような売り込み方をしているのかは確認しておきましょう。

デザイナーズマンションは大手に依頼すべき?

不動産業者は得意・不得意な販売活動というものがあります。

たとえば、大手のフランチャイズ系業者はネットを使った大規模宣伝に定評がありますが、地方の物件売却は不得手としています。

一方、地方の老舗業者は土地情報に詳しく、丁寧なフォローに強みがありますが、紙媒体の宣伝を中心にしているところもあったりと、宣伝力に難があります。

特に地方のデザイナーズマンションを売却するときは悩みそうですが、宣伝力のある業者に依頼するのがおすすめです。

他地域からも買い手が付きやすい

「自分にあった空間で、日々の生活を楽しみたい」「かっこいい部屋に住んで友達に自慢したい」というような願望を持った人がデザイナーズマンションを選びやすい傾向にあります。

ほかの不動産と比較すると、立地や築年数といった条件が理由になりにくいので、他地域からも買い手が付きやすいです。

そのため、たとえ地方にある物件だったとしても、大手業者に依頼して全国的な宣伝をしてもらうほうが利益になりやすいでしょう。

物件の価値をPRしよう

不動産売却は個別性のPRが大切ですが、デザイナーズマンションの場合は特にこれが重要になります。

普通のマンションに比べてどこが違うのかをしっかりと言えるようにするだけでなく、実際に住んだ経験から強みを言えるようにしましょう。

また、あまりに早く売り出すと、「おしゃれではあるけど住みにくいのでは?」という懸念を持たれかねないので注意しましょう。

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