不動産売却で一般媒介契約を選んだほうがいいケースとは?
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不動産売却は、業者と媒介契約を結んで行われます。
媒介契約には、専属専任媒介、専任媒介、一般媒介という3つの契約方法がありますが、ほとんどの方は、専属専任媒介か専任媒介を選びます。
情報サイトでもよく「一般媒介はメリットがない」という記事をみかけますが、ケースによっては、専任媒介よりメリットがあることもあります。
この記事では、一般媒介の内容と、おすすめの不動産売却事例を紹介します。
一般媒介は複数業者に不動産売却の仲介依頼ができる
一般媒介契約は、複数の不動産業者に売却の仲介を頼む方法です。
数に制限なく依頼ができる一方で、仲介手数料を支払うのは売買契約に至った一社だけで良いので損をすることもありません。
はじめて不動産売却をする方には、仲介業者の営業姿勢を評価するのが難しいので、担当者が手抜きをしていて損をしても気付かないことがあります。
一般媒介なら、複数業者を比較することができるので、客観的な分析をした上で、それぞれに指摘をすることができます。
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→【2018年】大手不動産会社ランキング!売上高・売却仲介件数・評判を比較
REINSに登録されない・報告がないという恐れも
一般媒介契約の最大のデメリットはREINSへの登録義務がないことです。
REINSとは全国の不動産取引情報が掲載されているサイトであり、不動産業者も、ここに登録されている物件を優先的に、購入希望者へ紹介することが多いです。
REINSに登録されていると系列会社以外でも紹介してもらえるので、登録義務がないことは大きな痛手です。
また、業者から売却希望者への報告義務も設けられておらず、どんな宣伝活動をしているのか、問い合わせは1日何件きているのかということが把握しにくいので、売れるまでどのくらかかるのか予想することができません。
おすすめのケース
一般媒介契約はデメリットが大きく、扱いが難しい方法でもあります。
そのため、特徴を上手に活かすことができるのは、不動産の中でも特定のケースに限られてしまいます。
また、複数業者と契約できるからといって、実績があり信頼できる業者1社と、適当に選んだ業者3社の計4社と契約したとしても、良い結果を生むことは難しいです。
それぞれの業者としっかりと面談し、絞り込みをした上で、複数と契約するようにしてください。
ここからは、しっかり業者を絞り込んでいることを前提にした上で、おすすめのケースを紹介します。
囲い込みが多い業者と契約したいときに効果的
囲い込みとは、両手仲介(売買者2人の仲介を同一の1社で行うこと)をするために他社へ不動産を紹介しなかったり、不当に値下げをしたりする悪質な手法のことです。
専任媒介契約は仲介業者が1社なので、業者が両手仲介を実現させるためにわざと時間を取っていたとしても、気付きにくいです。
一方、一般媒介は時間を取っていれば他の業者が買い手を見つけて売却してしまうので、囲い込みができません。
宣伝に強い大手不動産会社ほど契約者数が売却・購入希望者ともに多いので、囲い込みが起きやすいと言われています。
複数の大手と契約したいときには特におすすめです。
業者をしっかり比較・選別したいときにもおすすめ
一般媒介契約は業者が仲介手数料を取得できる確証がないので、売却準備にかける費用やモチベーションが低くなりがちだといわれます。
しかし、手数料をもらえるかわからないからといって中途半端な働きしかしない業者には、たとえ専任媒介契約を結んだとしても高いパフォーマンスを期待することはできません。
最終的に仲介先を絞り込みたいのであれば、複数業者の営業姿勢を見極めた上で、1社と専任媒介契約を結ぶというのも、賢い方法です。
知識を増やして決断に役立てる!
リフォームをするか、古家を立て壊すか、土地の整地はしておくかといった難しい決断は、業者によってアドバイスの内容が違うので、最終的に売り手に一任されることが多いです。
このときに、さまざまな業者の言い分を聞いておけば、自分なりに納得のいく決断がしやすいです。
一般媒介契約は複数業者の意見を比較できるので、不動産に関する知識を早く多くつけることができます。
この知識は、結果を左右する決断にも、不動産売却後にトラブルがあったときにも役立ちます。
「いかに業者を競争させるか」がカギ!
一般媒介契約は、不動産売却において敬遠されがちです。
しかし、複数業者と契約できるという特徴を活かせれば、高額売却も夢ではありません。
そのためにやっておきたいのが、仲介業者間の競争を盛り上げることです。
「A社はもっと宣伝費を使ってくれた」「B社の不動産広告の方が良いデザインだった」というように、不動産業者同士を比較・指摘することで、全体的なパフォーマンスを上げることができます。
不動産売却においては、業者と売却希望者のモチベーションの高さが必要になってきます。
不動産の種類・状態にかかわらず、熱心に売り込みをしてくれる業者を選びましょう!