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平屋は売却できない?特徴と売るときにかかる税金・高く売却するためのコツを紹介

【更新日】2023-11-27
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平屋は売却できない?特徴と売るときにかかる税金・高く売却するためのコツを紹介
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1階建ての平屋は高い人気があり平屋が良いという人は一定数います。

2階建てよりも災害に強く、年をとってからも利用がしやすいという魅力があります。

ただし売却をする観点から見ると2階建ての方が、売却価格が高くなりやすく、平屋だという理由で売却価格が相場よりも低くなってしまう現実もあります。

そこで今回この記事では平屋を売却すると金かかる税金と高く売却するためのコツを紹介します。

平屋の売却を考えている人はぜひ参考にしてください。

【図解付】不動産売却の流れ全8ステップを手順に沿って解説!全体図から必要事項まで完全網羅

平屋の売却が難しいと言われている理由

平屋は特定のニーズには適していますが、一般的な住宅市場においては売却が難しいとされることがあります。

以下は、平屋が持つ特徴から売却が難しいと言われている理由です。

売却が難しい理由
  • 居住スペースが狭く部屋数が少ない
  • 防犯上の不安がある
  • 水害に弱い

ここからは、上記3つの理由について解説して行きます。

居住スペースが狭く部屋数が少ない

平屋は一階のみで構成されているため、二階建ての住宅と比較して居住スペースが限られます。

これにより部屋数も少なくなるため、家族が成長したり、多世代での共同生活を考慮する場合、スペースが不足すると感じられがちです。

広さや部屋数が十分な平屋は人気がありますが、一般的な平屋はこの点で不利になることが多いです。

防犯上の不安がある

平屋は建物の構造状一階建てであるため、周りをブロック塀などで囲っていない限り周囲の情報が入りやすく、外からも見やすい構造です。

また平屋は住民の生活を把握しやすいため犯罪者は侵入する前の下調べで生活リズム等を調査したり、どこに貴重品を隠しているかを把握しやすいです。

犯罪の被害にあわないためにも窓の2重ロックや、そもそも利用する窓を防犯ガラスにするなどの対策が求められます。

また、家の周りに防犯砂利を引いたり、センサーライトを設置する事でも防犯に繋がります。

水害に弱い

平屋は災害に強いと言いましたが、水害には弱いというデメリットがあります。

1階建ての建物のため川の近くや海の近くにあるような、水害の被害にあいやすい家は、水害による被害にあってしまう可能性があります。

2階建ての建物であれば水害の被害にあいやすいものを2階に避難させる方法もありますが、平屋の場合は水害から被害を守る場所がありません。

また、床上浸水をしてしまうと生活エリアがすべてダメになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

平屋の特徴

平屋の特徴は次の通りです。

平屋の特徴

  • 地震に強い
  • 老後の負担が少ない
  • 子育てしやすい
  • 広い土地が必要

それぞれを詳しく見ていきましょう。

地震に強い

平屋は高層ビル違い重心が低い位置にあるため地震などの災害が来た際も被害にあいづらいというメリットがあります。

また、台風などが起きた際も風は高い位置の方が影響をうけやすいですが、平屋は1階建てのため影響を最小限にすることが出来ます。

平屋が低いからこその特徴の一つです。

老後の負担が少ない

不動産は人生の中においても繰り返し売買することが少ない物です。

一度の人生において一度もマイホームを持たないという人もいます。

若い時は平屋が嫌と考える人もいますが、平屋は階段などがないため年をとった時も階段などの日常生活の中で危険になるものが少ないです。

そのため体が不自由になった時も快適に生活を送りやすい環境が整えやすいです。

子育てしやすい

平屋は建物の性質上、家の全てが把握しやすいという特徴があります。

小さいお子さんや赤ちゃんから目を離すことが出来ない家庭では、平屋だからこそ子供を目に届く範囲においたまま家事や生活がしやすいです。

ただし子供が成長した際は、思春期等の問題に発展する可能性も十分にあります。

広い土地が必要

平屋は1階建てのため、2階建ての物件と同じくらいの専有面積を作るためには長くする必要があります。

そのため縦に伸ばす分の横方向への土地が必要です。

土地を準備するためには、予算や住宅ローンを利用するなら借入金を増やす必要もあるため無理をしない範囲で実施する必要があります。

平屋を高く売却するコツ

平屋を高く売却するコツ

平屋は人気がありますが、売却する際は相場価格の7割程での売却になります。

ただし、そんな平屋でも高く売却することが出来るコツがあります。

平屋を高く売却するコツ

  • 一括査定を利用して相場を調べる
  • リフォームする
  • 更地として売却する

それぞれを詳しく見ていきましょう。

不動産売却は複数社に依頼できる?複数社に売却依頼する際の特徴と上手く売るコツを解説

一括査定を利用して相場を調べる

平屋だけでなく不動産を売却する際は、不動産一括査定サイトを利用して相場を確認しておくのが重要です。

平屋を高く売却するためにも相場が分からなければ適正な売却価格も分からないという形になってしまいます。

不動産一括査定サイトであれば一度の査定依頼で複数の不動産業者から査定を行ってもらうことが出来ます。

不動産を売却する際は必ず一括査定サイトなどを利用して不動産の相場価格を調べておくようにしましょう。

リフォームする

築年数が経ってしまった平屋の場合は平屋自体に不動産には資産価値が低く売却してもいくらにもならない場合があります。

特に一戸建ての場合は築年数が15年以上経過してしまうと、不動産としての資産価値はほぼない形になってしまいます。

そのためリフォームをすることで価値を生み出し売却する際の価格を上げることが出来ます。

特に水回りのリフォームがオススメで、トイレ・お風呂・洗面台・キッチンのリフォームが可能であれば実施をしましょう。

ただし、リフォームにかける費用が売却した際にかかる価格の増加よりも低い場合はリフォームをしない方が良いとなってしまうので慎重に判断する必要があります。

更地として売却する

築年数の経過した平屋は不動産としての資産価値が低く、そもそも建物付きだと売却自体が難しい可能性があります。

その場合は建物部分を解体して土地として売却をすることで売却価格を上げることが出来る可能性があります。

ただし、建物を解体するには解体費用が掛かってしまうため土地として売却するか土地付き建物として売却するかは状況に応じて判断する必要があります。

平屋の売却がしやすいおすすめの売却先

平屋の売却は特定の市場やニーズに合わせることで、売却の成功率を高めることが可能です。

以下の売却先は、平屋の特性を活かし、適切な買い手を見つけるのに役に立ちます。

平屋の売却がしやすいおすすめの売却先

  • 高齢者や小さいお子さんがいる家族
  • 古民家などの趣のある物件を探している方
  • 平屋の買取・再販が得意な業者

これらの売却先は、平屋の特性や市場のニーズを考慮することで、売却を成功に導く可能性を高めます。

ここからは、おすすめの売却先について解説します。

高齢者や小さいお子さんがいる家族

高齢者や小さいお子さんがいる家族は、平屋のメリットを最大限に活用できるターゲットです。

階段のない平屋は、足腰に負担をかけずに済むため高齢者に優しい住環境を提供します。

また、小さな子供がいる家庭では、子供の見守りやすさもポイントとなります。

これらの利点を強調することで、買い手にとって魅力的な選択肢となり得ます。

古民家などの物件を探している方

古民家やレトロなデザインに魅力を感じる人々は、平屋の独特な魅力に惹かれる傾向があります。

木造の建築や古い時代の風合いを残した内装は、特定の買い手にとって非常に価値があります。

趣のある家を求める人々に対して、平屋の歴史的価値や独自の魅力をアピールすることが、売却成功の鍵となるでしょう。

平屋の買取・再販が得意な業者

不動産買取業者は、市場での需要に関わらず直接買い取りを行い、後でリフォームや再販を通じて利益を得ることが多いです。

そのため、通常の不動産市場では売りづらい平屋であっても、買取業者にとっては魅力的な物件となる可能性があります。

買取業者は、速やかな売却や現状のままの売却を希望する売主にとって、効率的な選択肢となります。

平屋の売却にかかる税金

平屋の売却にかかる税金

平屋だからと言って売却する時に特別にかかる税金はありません。

不動産を売却する時と同じように次のような税金がかかります。

  • 住民税
  • 譲渡所得税

それぞれを詳しく見ていきましょう。

不動産売却の税金対策13選!知らないと損する節税方法

住民税

平屋を売却した際にかかる税金の一つは住民税です。

売却して得た利益は譲渡所得とみなされ1月1日に住民票がある自治体から納税が求められます。

売却した平屋の所有期間によって課税率が異なり、5年未満であれば9%・5年以上であれば5%の課税対象となります。

譲渡所得税

不動産を売却した際は譲渡所得税も納税する義務があります。

住民税と同様に不動産の所有期間によって課税率が異なり、5年未満であれば30%・5年以上であれば15%になります。

譲渡所得税は、不動産を売却して利益を得たタイミングで課税対象となり住民税とは課税のタイミングが異なるので注意が必要です。

不動産売却は短期譲渡のほうがお得?長期譲渡税との税率の違いを解説

3,000万円以下の特別控除

平屋を売却した際に得た譲渡所得が3,000万円以下の場合は税金の特別控除を受ける事ができます。

3,000万円以下の譲渡所得である場合譲渡所得がなくなります。

夫婦で共有名義の不動産を所有している場合は各々3,000万円ずつ合わせて6,000万円までの控除を受ける事が可能です。

平屋を解体した時にかかる費用

平屋は、特定のニーズを求める入居者に需要がある不動産ですが、売りに出す平屋の状態次第では一向に買い手がつかない場合もあります。

リフォームやリノベーションを施しても価値が上がらない場合は更地にして売りに出すのが最適です。

無論、更地にする場合、平屋の解体費が発生します。

解体費用は、平屋の建材や大きさ、構造、立地条件などによって異なります。

解体費用

  • 木造:2.5~6万円/1坪
  • 鉄骨造:3.4~7万円/1坪
  • 鉄筋コンクリート造:3.5~8万円/1坪

また、平屋の解体を依頼すると以下のような費用が発生します。

平屋を解体した時にかかる費用

  • 仮設工事費
  • 解体工事費
  • 整地費用
  • 廃材処分費
  • 諸経費

ここからは、解体で発生する費用について解説します。

仮設工事費

解体工事を始める前の準備工程にかかる仮設工事費は、解体現場の安全確保や近隣への影響軽減のために不可欠です。

これには、防塵シートや防音シートの設置、仮設トイレや電気・水道設備の設置、安全のためのフェンス設置などが含まれます。

これらは解体工事の効率と安全性を高め、近隣住民とのトラブルを避けるために重要です。

解体工事費

解体工事費は、建物の解体に直接かかる費用です。

重機を使用する場合と手作業の場合があり、特に狭い場所や密集地域では手作業による解体が必要になることもあります。

解体工事費は、工事の難易度や手間によって費用が大きく変わります。

整地費用

解体後の敷地を平らに整えるための整地費用も重要です。

残された破片や建築廃材の処理、土地のレベル調整などが含まれます。

整地の方法は、解体後の土地の利用計画によって異なります。

廃材処分費

解体によって発生する建材などの廃材処分には、相応の費用がかかります。

これらの廃材は法的に決められた方法で分類し、適切に処分する必要があります。

廃材処分は解体費用の大きな部分を占め、不法投棄を防ぐためにも適切な処理が求められます。

諸経費

諸経費には、解体工事に伴う近隣への挨拶や工事保険の加入、工事車両の駐車代などが含まれます。

これらの費用は解体工事の場所や条件によって異なり、全体の費用に影響を与えることもあります。

平屋売却は一括査定を利用して相場を抑えてから売却しよう

平屋売却はよくある2階建ての物件よりも売却価格が相場の7割程度になってしまうため、高く売却するためのコツをしっかりと押さえて実施する必要があります。

売却を成功させるためにも事前に査定を依頼しておき、平屋を売却した際の価格相場はいくらくらいになるのかを把握しておくことが大切です。

不動産一括査定サイトであれば、わざわざ1社ずつ査定の依頼をすることなく複数社から1度の申請で査定を行ってもらうことが出来ます。

平屋売却の際はまずは、相場価格を知ることから始めましょう。

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