ディンクス向けマンションとは、結婚後も子供を持たずに夫婦共働きをする世帯に向けたマンションです。

「Double Income No Kids」の頭文字をとった世帯のことを指し、現在は徐々に割合が増えてきました。

意図的に子供を作らない世帯を指すため、将来的に家族構成が変化することが少なく、最初から夫婦二人にとって最適な間取りを準備すればいいことになります。

そのため、単身者用のマンションより広く、ファミリー向けマンションよりも狭い50㎡程度の広さのマンションが対象となっています。

また夫婦が共働きになるため、妻が料理を作って夫の帰りを待つような生活スタイルとは異なります。

仕事終わりに買い物がしやすいように、駅から近いことや夜遅くに営業しているスーパーがあるなどの生活利便性が重視されます。

昼間に不在のため、日照などの条件はそれほど重視されない点も特徴です。

グローベル国立　ザ・スイート/ザ・プレイスは、国立駅南口から徒歩5分程度の位置に建築予定の新築分譲マンションです。

国立駅周辺としては珍しい1LDK中心の間取りとなっているので、ディンクス向けのマンションとしても注目度が高くなっています。

部屋は角部屋・南向きで、あたたかな陽光を取り入れたリビングで過ごすことができます。

またグローベル国立ザ・スイートでは内廊下設計も採用しており、プライバシー性にも優れたつくりとなっています。

グランドメゾン国立富士見通りは、国立駅から徒歩10分の位置に建築される新築分譲マンションです。

2LDK～3LDK中心の間取りで、ディンクス向けのマンションとしては多少規模が大きくなっています。

周辺には邸宅街が広がっており、落ち着いた暮らしが期待できます。

部屋にはウォークインクローゼットも備え付けられており、収納も完璧です。

サンクレイドル国立Ⅱは、国立駅からバスで11分の場所に位置する新築分譲マンションです。

間取りプランは3LDK中心ですが全28タイプと幅広く、ディンクス向けの間取りも用意されています。

建物の周辺にはスーパーやコンビニがあり、生活利便性も高いです。

セイガステージ国立SOUTHは、南武線谷保駅から徒歩3分の立地にある築4年の築浅マンションです。

住宅ローン減税が利用できるマンションなので、節税が可能です。

また設備としては床暖房がリビングに備え付けられているため、あたたかな暮らしが期待できます。

ペット可のマンションなので、すでにペットを飼っている人も気兼ねなく利用可能です。

ディンクス向けマンションを購入するメリットとしては、次の内容が挙げられます。

• 比較的購入しやすい価格帯の物件が多い
• 資産価値が落ちづらい
• 出口戦略がとりやすい

ディンクス向けのマンションはほかのマンションに比べていくつか特徴があるので押さえておきましょう。

以下にそれぞれのメリットを解説します。

比較的購入しやすい価格帯の物件が多い

ディンクス向けのマンションは、30㎡～50㎡程度の広さのマンションを指します。

そのためファミリータイプのマンションに比べると狭いため、購入しやすい価格帯の物件が多いです。

ファミリータイプのマンションの住宅ローンが組めなかった人でも、ディンクス向けのマンションであればローンが組める可能性があります。

またローンの金利によっては賃貸で借りるよりも住居費を抑えられることもあるので、費用面で非常に優しいです。

資産価値が落ちづらい

ディンクス向けのマンションは共働き世帯に向けて設計されているため、駅までのアクセスがよい地域に建築されます。

駅までの距離が近く利便性が高い物件は資産価値が高い状態で維持されやすいです。

周辺にドラッグストアやスーパー・コンビニがある場合も資産価値は高く維持されます。

ディンクス向けのマンションは20～30代の世代だけではなく、幅広い世代から需要があるので、売却しやすい点も魅力です。

出口戦略がとりやすい

資産価値が維持しやすい物件は、売却する際に高値で売ることができます。

その他に、賃貸に出すという選択も取れるので、活用方法は多いです。

ただし、自宅を賃貸で貸し出す際は住宅ローンを借り換える必要がある点は把握しておきましょう。

ディンクス向けのマンションを購入するデメリットは次の通りです。

• 住宅ローン減税の適用外のケースがある
• 住み替え資金繰りが難しい

費用面で困難になるケースがあるので、事前に確認しておきましょう。

以下にそれぞれのデメリットを解説します。

住宅ローン減税の適用外のケースがある

ディンクス向けのマンションでは、住宅ローン控除が受けられない可能性があります。

定められている面積要件が「住宅の床面積が40㎡以上」とされているため、面積によっては住宅ローン控除が受けられません。

税負担を軽くできる制度ですが、使えない場合は大幅に費用が掛かってしまいます。

住み替え資金繰りが難しい

ディンクス向けのマンションを購入する人の中には、住み替えを前提としている人も多いです。

その中でも、住宅ローンの残債が多く残っている場合は資金面での負担が大きくなるので気を付けましょう。

自宅の住宅ローンが残っていると、新居の住宅ローン審査に通らないことがあります。

また自宅を早めに売却しなければならなくなるケースもあるので、スケジュールが厳しくなると安値で売却しなければならなくなります。

資金計画をきちんと立てたうえで、住み替えを検討してください。

国立駅周辺には、ディンクス向けのマンションがいくつか建築予定です。

ディンクス向けのマンションは共働き世帯のためのマンションであるため、立地が良く利便性が高い点が魅力です。

これから引っ越しを検討している人は物件の特徴を調べておきましょう。