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アルミサッシの塗装は業者に依頼可能?アルミ製素材の塗装方法と費用相場を解説

【更新日】2023-11-07
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アルミサッシの塗装
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窓の枠であるサッシは、塗装によって補修して長持ちさせることができると知っていますか?

塗装や屋根だけでなく、サッシや雨樋のような細かい部分にも施すことができるのです。

今回はサッシの塗装について詳しく紹介していきます。

サッシの種類や塗装することのメリット、塗装の際の注意点などについて説明していくのでぜひ参考にしてください!

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流れ

サッシ塗装の役割・効果

外壁や屋根の塗装をおこなう際、外壁や屋根だけでなく窓枠のサッシも一緒に塗装をおこないます。

窓枠サッシは外壁とは違う素材が使われていて、その種類はアルミサッシ・木製サッシなどとさまざまです。

また、欧米で主流となっている樹脂サッシも現在では寒冷の地域を中心に多く広まってきています。

サッシは外壁や屋根と同じように汚れやヒビ・サビなどの劣化がみられるようになってしまうので補修が必要なのです。

しかし、これまではサッシに塗装することのできるような耐久性の高い塗料がなかったのでサッシごと交換するというのが少し前までは基本の工事方法でした。

このため、家全体のサッシを交換することもあったので費用が多くかかってしまのがネックだったのです。

最近ではサッシ専用の耐久性の高い塗料が開発されているので塗装による低コストの補修ができるようなりました。

防音・防寒・断熱効果も見込める

空気の振動はわずかな隙間からでも部屋の中に入ってきてしまいます。

そのためサッシの隙間対策は防音効果を高めるためにとても重要です。

もし防音効果がないという場合は、サッシの劣化が原因か、サッシ周りのコーキングが古くなってしまっている可能性があります。

その結果サッシの効力が弱まってしまい、騒音が室内に入ってきてしまっているかもしれません。

また、剝がれかけた塗料を塗り直すことで、塗料に含まれる成分が作用して、防寒効果・断熱効果も見込めます。

夏は熱が入りにくく、冬は寒気を室内に入れないという効果があります。※塗装の効果については、塗料の成分・グレードによって異なります。

アルミサッシ塗装のポイント

アルミサッシへの塗装は、塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまうという特徴があったため、あまりおこなわれていませんでした。

しかし、アルミサッシでも塗装方法を間違えなければ塗装を施し劣化を遅らせることができるのです。

最近では専用塗料が出てきたのでアルミサッシにも塗装ができるようになりました。

サッシ全部を取り換えるより塗装の方が安く済むので塗装が主流になってきています。

塗装・補修が必要な症状

アルミサッシ自体の耐用年数は長いのですが、時間の経過とともに塗装は剥がれてきてしまいます。

その際は塗装によって補修することができます。

以下が、塗装が必要な症状となりますので確認しましょう。

  • サッシの劣化・腐食・サビ
  • 白い斑点(酸化アルミニウム)の発生
  • サッシから雨漏りがする
  • チョーキング
  • 塗装の剥がれ
これらの症状が現れたらまずは掃除をしましょう。

それでも劣化症状が収まらないようであれば塗装で補修することを検討しましょう。

サッシが腐食する原因

サッシが腐食してしまう原因にはガス腐食というものが考えられます。

給油機の排気ガスがサッシに直接かかる部分に発生してしまうものです。

燃焼ガスに含まれる硫黄酸化物、窒素酸化物が雨水と反応して硫黄や硫酸となって腐食に繋がってしまうのです。

そのほかにも腐食の原因は多く考えられますが、定期的に掃除することで腐食が進行してしまうのを防ぐことができるので定期的なメンテナンスが必要です。

アルミサッシに塗装が必要なサイクル

塗装ができるとは言いましたが、アルミサッシの耐用年数は非常に長いです。

それは電着塗装という塗装方法に秘密があります。

強力な耐候性を持っており、耐用年数は25~40年もあるので塗装なんて必要ないと思われても仕方がないことなのです。

また、塗装は正しい方法でないとすぐに剥がれてしまうので塗装は必要ないと考える方が多くいるようです。

しかし劣化が激しい場合は、塗装によってカバーすることができるので、必ずしも塗装は不要ということではないので覚えておいてください。

※電着塗装:直流電流を流し塗装をおこなう方法

地域ごとのメンテナンス頻度の違い

アルミサッシのサビは海に近い地域で多く発生してしまいます。

潮風がアルミをサビさせてしまう原因となってしまうのです。

このことから、海に近い地域の方は年に1~6回の掃除をおこなうことが推奨されています。

周辺環境 メンテナンス(掃除)回数
海の近く 年1~6回
工場が近くにある 年1~3回
周りが住宅地 年1~2回
周りになにもない 年0~1回

アルミサッシを塗装するメリット

アルミサッシを塗装するメリットは以下の2点が挙げられます。

  • 腐食を防止することができる
  • 綺麗な外観を保つことができる
  • イメージを変えることができる
そのほかに、アルミサッシ自体のメリットは以下のとおりです。

  • 耐候性に優れている
  • 耐火性が高い
  • 気密性が高い
以上までがアルミサッシの塗装から得ることのできるメリットになります。

デメリットとしては断熱性が低いこと、外気が入り込みやすいということが挙げられます。

サッシとしては一般的なものですのでそういう意味では一番信頼のあるサッシなのではないでしょうか。

塗装だけでなくコーキングもおこなう

サッシの塗装のみでは完全に雨漏りや防音効果ができているとは言えません。

コーキングも一緒におこなうことが必要です。

コーキングとは、サッシと外壁をつないでいるゴム素材のもので、これがあることによってサッシと外壁が隙間なく密着することができています。

このコーキングも時間の経過とともに劣化してしまい、割れてしまったりします。

そうするとそこから外気や水が入ってきてしまうのです。

このようなことを完全になくすためにコーキングも意識しましょう。

木製サッシの塗装のポイント

木製サッシは、古住宅で使用されていることが多いですが、おしゃれな雰囲気の演出やエコの観点から新築住宅に使われることもあります。

この木製サッシは、おしゃれな雰囲気を演出することができるということで人気なのですが、材質が木であるために水分を吸ってしまうという性質があります。

水分を吸うと木は縮んだり伸びたりして動いてしまいます。

このため、ほかのサッシに比べて劣化のスピードが早くなってしまうのです。

防水塗装をおこなったとしても5~6年で効果が落ちてきてしまいます。

そのため、木製のサッシはメンテナンスがとても大切なのです。

木製サッシの劣化症状

木製サッシの劣化症状として以下のことが挙げられます。

もしあなたのサッシにこのような症状がみられる場合は塗装や補修を検討しても良いかもしれません。

木は腐りやすいですので早めの補修が必要ですよ!

  • 割れ
  • 縮み
  • ヒビ
  • 腐食
  • 水分を吸ってしまう
  • 黒ずんでしまっている

以上が木製サッシにみられる主な劣化症状です。

この症状に当てはまる場合は塗装を検討しましょう。

下地調整が重要

木製サッシの塗装では、下地調整の工程が最も重要な工程といえます。

無垢材など木目を生かす塗装がなされている塗装を施している場合は、薬品を使って木についた汚れやシミを落としていきます。

通常の塗装がおこなわれている場合は古い塗装をヤスリやサンドペーパーを使って落としていきます。

もしこの作業がしっかりなされずに古い塗料が残ってしまっていると、新しい塗料がうまく接着できなくなってしまいます。

3回塗りが基本

木製サッシの塗装では、床材などにも使う木部専用の溶剤塗料や水性塗料を使い3回に分けて塗っていくのが基本です。

劣化がひどい部分は塗料が気に多くしみ込むことも考えられるため、状況に応じて3回以上塗料を塗っていくこともあります。

また木の木目や素材感を活かしたい場合は、透明のクリア塗料や木に浸透していく塗料を塗装していくことになります。

樹脂サッシの塗装のポイント

樹脂サッシは主に塩化ビニール樹脂を使用しているサッシです。

アルミ製サッシと比べ熱伝導率が低いので断熱性に優れています。

このため暖かい室内環境を作り出せるということで寒冷地を中心に多く使用されています。

樹脂製なので木製のサッシに比べて高い耐久力をもっているのですが、年数が経ってくると紫外線などの影響で色あせや変色現象が起きてしまうことがあります。

またサッシの表面にひび割れやチョーキングが起きてしまうこともあります。

※チョーキング:塗膜の剥がれが原因で、手で触ると白い粉がついてしまう現象

サッシが劣化してしまうと、雨水が室内や建物の内部構造に侵入してしまい、雨漏りなどの原因となったりもします。

樹脂サッシの塗装には技術が必要

樹脂サッシの塗装は難しく、塗装にミスや不備がある場合は剥がれや膨れが発生してしまいます。

現在では樹脂サッシ専用の杜陵があるので比較的簡単に塗装ができようになったのですが、高い塗装技術が求められることに変わりはありません。

また樹脂サッシも木製サッシと同様に下地処理が非常に大切な工程となっています。

塗装を業者に依頼する場合は信頼できる業者を見つけましょう。

サッシ塗装の流れ

サッシを塗装する際の流れについて紹介していきます。

手順 説明
1:養生 まずは塗装の前に、塗料がついてはいけない場所を保護するために、塗装部分以外にビニールのシートを張ります。

サッシ塗装の場合、サッシ以外の部分に養生シートを張っていきます。

2:下地処理 塗装面を綺麗にする作業です。

塗装では、塗装面がきれいになっていないと新しい塗料がうまく馴染みません。

塗料がサッシに馴染まなければすぐに塗料がはがれてしまう原因となってしまいます。

サッシの塗装を業者に依頼する場合は、下地処理がしっかりなされているか確認しましょう。

3:塗装 サッシは外壁塗装と同様に、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りが基本となっています。

こうすることで塗料の強度が増し、塗料の持つ効果を最大限に引き出すことができます。

場合によっては4回、5回と重な塗りをすることもあります。

4:仕上げのコーティング剤を塗る 塗料が完全に乾いたら、仕上げとして防水やクリア系のコーティング剤を塗っていきます。

塗装の目的に合ったコーティング剤を選択しましょう。

5:養生を外す コーティング剤が完全に乾いたら、最初に張っていた養生シートをとって塗装完了となります。

サッシ取り換えの流れ

サッシは塗装ではなく交換・取り換えという工事をおこなうことも多いので、取り換え時の流れも確認しておきましょう。

  1. 古いサッシを取り外す
  2. 新しいサッシをとりつける
大まかなサッシ取り換えの流れは以上になります。

サッシ取り換えの工程はとても簡単なのですが、取り換え・交換には大きな費用が必要になります。

一般的にサッシの交換には数十万円ほどかかってしまいます。

業者の提案や工事内容によって価格の変動はありますが、塗装より大きなお金がかかってしまうことは間違いありません。

サッシの塗装に有効な塗料

  • 水性スーパーコート
  • アルミ補修スプレー
  • アルミカラースプレー
  • 水性ビッグ10多用途
  • 油性アルミ用下塗り材
  • 油性超耐久屋外用ニス
  • 2液ウレタンスプレー

このほかにも多くの塗料が存在していますが、その中でサッシの塗装に有効なものを紹介させていただきました。

サッシの種類によって使用できる塗料が異なりますので、塗装の際は必ず専門知識を持ち合わせている業者に依頼しましょう。

サッシ塗装の費用相場

サッシの塗装相場は4~6万円/1箇所となっていいます。

サッシの交換では数十万円かかってしまいますが、現在のサッシの状態をみて判断しましょう。

塗装ではこの先5~10年ほどの耐久年数ですが、交換であれば長いもので30年ほどの耐用年数があるものがあります。

目的や将来的な工事も考えたうえで、いま最適な工事を検討しましょう。

塗装費用をすこしでも削減するポイント

サッシは取り換えであっても、塗装であってもけっこうな費用が掛かってしまいます。

1箇所のサッシで4~6万円ほど塗装にかかってしまうので、家にあるすべてのサッシを塗装すると大きなお金になってしまいます。

この費用を少しでも削減するために、外壁塗装工事と一緒に塗装してもらいましょう。

単体で工事をおこなうより、なにかほかの工事と同じタイミングで工事をおこなうことで、人件費や移動費、養生代の節約になりますよ!

工事費用が高いと感じる方は、外壁塗装や屋根塗装工事のタイミングで補修をおこないましょう。

サッシの色を変える時の注意点

塗料の色のバリエーションは非常に豊富で、サッシの色も好みに合わせて自由に変更することが出来ます。

サッシの色が変わることで、建物全体のイメージが大きく変わります。

内装だけでなく、外装の印象へ与える影響も非常に大きいです。

定期的にサッシの色を変えるのは、気分転換としてもおすすめです。

ただ、好きな色にサッシを塗装することが、必ずしも良いこととは限りません。

外壁や屋根の色のバランスが重要

サッシの色を変える時は、外壁や屋根の色とのバランスが重要です。

外壁と相性の悪い色に塗装をしてしまうと、外から見た時に悪趣味な家という印象を与えてしまいます。

外壁とサッシの色の組み合わせとしておすすめなのが、以下の10パターンです。

  • 黒×アイボリー
  • 白×青
  • 赤×アイボリー
  • グリーン×白
  • グレー×黒
  • ベージュ×黒
  • 赤茶×グリーン
  • ブラウン×ベージュ
  • アイボリー×グレー
  • 黒×ブラウン

これらの色の選択は無難な印象も与えてしまいますが、長年住むことを考えるとこれらの組み合わせを選択することをおすすめします。

サッシの塗装は業者に依頼するのとDIYのどちらがおすすめ?

窓枠のサッシは足場の組立などをしなくても塗装できるので、DIYで塗り替えてしまう人も多くいます。

もちろん、業者に依頼をしたほうが綺麗に塗装できますが、低コストで自分好みに塗装できるという点では、DIYも検討の余地があります。

ただし、DIYで中途半端に塗装をした結果、長い目で見て損をしているケースも多いので注意が必要です。

DIYで窓枠を塗装する場合、材料を安く見積もっても1~2万円の出費は必要になります。

DIYで塗装をして失敗したら、すぐにまた依頼をする必要が出てします。

業者にアルミサッシの塗装を依頼した場合は1つ3~6万円ほどかかりますが、長持ちする密着性の高い塗装工事をおこなってくれます。

専用の高圧洗浄機が必要

外壁を塗装するときと同じように、サッシもまず高圧洗浄作業が必要になります。

この作業はとても重要で、きれいな塗膜に仕上げるために汚れを隅々まで落とさなければなりません。

汚れが残ったままでは、塗料の剥がれや浮きが起こりやすくなります。

そのためにおこなう高圧洗浄ですが、市販の高圧洗浄機では網戸やゴム部分を破壊してしまう危険性があるのです。

そのため、塗装会社が持っている専用の機械での洗浄が理想となります。

専用の高圧洗浄機なら、網戸などを傷つけずに汚れを落とすことができます。

美観やセンスが合う業者に依頼する

DIYで窓枠を塗装する時のメリットは、自分の美観にあったデザインや色味を選択できることでしょう。

老舗のペンキ屋などは、塗装の腕前は確かかもしれませんが、例えば「北欧風のオシャレな窓枠にしてください」と言った時に、イメージ通りの仕上がりにしてくれるかというと、なかなか難しい部分があります。

ただし、塗装業者の中にはデザイン性に優れた美観を実現してくれる業者も少なくありません。

もちろん、デザイン性は個人によって異なるセンスなので、100%依頼者と同じ感覚を望むのは非常に難しいです。

塗装業者の公式HPには実際の施工例が載っているので、見比べてみることをおすすめします。

高所の窓枠は必ず業者へ依頼する

サッシ塗装をDIYでやる分には問題ありませんが、地面や床に足を付けられるような、安定した足場の作業に限定することをおすすめします。

屋根付近のサッシなど、足場が不安定な箇所の塗装は、DIYで作業するのは非常に危険です。

塗装業者は足場の組立からしっかりとおこなう上、不安定な足場でも作業できるノウハウを持っているので、安全に作業が出来ます。

素人が足場の不安定な部分を塗装しても、上手く施工できないことが多い他、最悪の場合、落下のリスクがあります。

サッシの塗装には高い技術が必要

サッシの塗装には技術力が必要になります。

それゆえ、中には「うちはサッシの塗装をしていません」というような業者さんもいるようです。

このように最初から工事を断る業者は良い業者なのですが、中には知識も技術もないのにお金のために工事を引き受ける業者がいます。

そのような業者に工事をおこなってもらっても、すぐに塗装が剥がれてしまうことになります。

そうならないために、サッシの塗装ができる優良業者を見つけましょう!塗装業者は一括見積もりサービスを利用すると簡単に優良業者に巡りあうことができるのでぜひ利用してみて下さい!

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