タワーマンション売却は難しい?高く売るコツや注意点を解説
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2021年に開催した東京五輪効果もあってか、都心部の不動産市場、特にマンション市場は順調に推移しています。
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特にタワーマンションは、普通の分譲マンションよりも人気が高く、盛んに売買されているようです。
分譲と違った特徴を持っているので、売却時は特徴や、高く売れるコツを把握しておくのがおすすめですよ!
なかなかお得情報を見つけるのが難しいタワーマンションの売却。この記事では、メリット・デメリットなどに焦点をあてて解説します。
※マンションの査定・売却の基礎知識・方法・コツはこちらで詳しくまとめてあります!
売却前に確認!タワーマンションの特徴
従来のマンションに比べて際立って高いマンションを正式には住居用高層建築物と呼びます。
その中でも際立って高いマンションをタワーマンション(超高層マンション)と呼ぶことが多いです。
あくまでも俗称なので明確な定義はありませんが、建築基準法から高さが57mを超えるものや、環境アセスメント条例が適用される97m以上のものを指すことがあります。
居住用として利用する場合は1部屋の賃料は安くても10万円以上になるのが一般的です。
充実設備だから中古でも高値売却可
タワーマンションには、オーブンや床暖房、パーティールームなどの豪華設備がはじめから用意されていることも多いです。
こうした設備は都内だとなかなか準備が難しいので、暮らしをより充実させたい方におすすめですよ。
不動産は築年数によって価値が下がり、維持費が増加します。
そのため、築年数が経過するほど売却しにくくなってしまうという問題がありますが、こうした付加価値がついていれば、たとえ物件が古くても高値で売れることが多いです。
2021年がタワーマンション売却のピーク?
2021年に東京で開催されるオリンピックは、もちろん世界的に注目されているイベントでした
この大会に乗じて都心の地価が高騰することは容易に考えられるので、海外の投資家がタワーマンションを買い占めるといったことも予測されていました。
特に中国、台湾の投資家の購入意欲は高いと言われており、これからは一層、彼らをターゲットに売却をする必要があります。
ただ、タワーマンションは普通の物件よりも地震で揺れやすく、特に東京直下型地震が予測されている今はそれを不安に思う海外投資家も多いようです。
五輪前にタワーマンションを売却すべし
東京五輪前にくるといわれているのが、本格的な人口減少です。
特に、少子高齢化によって30~40代といった不動産の主な購買層が激減します。
五輪までの地価高騰を受け、マンションはどんどん増えていくので、五輪後にはマンションの供給過多が起こってしまいます。
タワーマンションは著しく高収入の方を対象としているので、こうした外的要因に影響はされにくいとは思いますが、少しでも売却を検討している方は早めの決断がおすすめです。
タワーマンションを売却しづらい理由
タワーマンションは通常のマンションに比べて売却しづらい理由がいくつかあります。
以下にそれぞれの理由を解説します。
価格が高い
タワーマンションは一般的に価格が高く、売却が困難になっています。
大きな投資が必要なため、限られた数の買い手だけしか高価なマンションを購入することができません。
また、経済状況や市場の変動により、売却価格が購入価格を下回る可能性もあります。
管理費・修繕費が高額
タワーマンションは一般的に共用施設が多く、その維持管理には大きなコストがかかります。その結果、管理費や修繕積立金が高額になりがちです。
購入を検討している人々にとって大きな負担となり、売却を難しくする要素となります。
ロケーションがいいとは限らない
タワーマンションは通常、都市の中心部に建設されますが、必ずしも良いことではありません。
一部の人々は都心の生活を避け、静かな郊外の生活を好む傾向があります。
また、地震等の自然災害リスクがある地域では、タワーマンションは売却しづらい可能性があります。
タワーマンション売却のメリット・デメリット
タワーマンションを売却する場合は、現在の自分の経済状況を鑑みることが大切です。
購入時は羽振りが良かったが、その後は事業に失敗し、手放すことにしたという方などは特に注意が必要です。
不動産売却で利益が生まれると、譲渡所得税という税金を支払わなければなりませんが、課税額は不動産代金に比例して大きくなります。
そのため、奮発して購入した不動産を売るときは、相応の資金がないと非常に危険なので注意しましょう。
タワーマンション売却のメリット
タワーマンションは戸数が多いので、過去の取引事例が見つかりやすいです。
そのため、査定額も正確なものになります。
また、高収入の方が節税目的で購入するケースも多く、買い手が見つかりやすいという特徴があります。
特に、都心の好立地にある物件は、どれだけ高価格のものでも購入希望者があらわれる可能性が高いです。
日本の中でもトップの高所得者が買い手となるので、高すぎて売れないということはまずないでしょう。
タワーマンション売却のデメリット
タワーマンション売却のデメリットとしては、管理費や修繕積立金が高いことがあげられます。
賃料に関しては前述の通り、いくら高くても買い手はつきますが、管理費や修繕積立金は築年数の増加によって自動的に値上げするものです。
いくら支払えるとはいえ、これらの出費と投資額の兼ね合いを見て損失のほうが高いと判断されてしまったら、買い手はつきません。
特にタワーマンションはリフォームや修理のできる業者が限られており、彼らに依頼をすると相当な高値がついてしまいます。
日頃から綺麗に使うことを心がけておきましょう。
タワーマンションをできるだけ早く高く売却するコツ
タワーマンションは売却しづらい物件ですが、できるだけ早く高額で売却するために以下に紹介するコツを実践してみましょう。
それぞれ詳しく解説します。
良い印象を作る
買い手がマンションを訪れたとき、初めて見る環境は非常に大きな影響を与えます。
清潔さは必須であり、汚れやホコリは買い手に悪い印象を与え、物件の価値を下げてしまいます。
また適切に配置された家具は空間を広く見せ、居住イメージを高めることもできます。
しかし、必要以上に多い家具や装飾品は逆にスペースを狭く感じさせるため、不要なものは排除しましょう。
さらに、故障している設備や補修が必要な箇所があれば、売却前に修理することも重要です。
価格設定を正確にする
価格設定は一見難しく見えますが、マーケットリサーチにより容易になります。
類似の物件や周辺の不動産の売却価格、地域の地価動向を把握し、専門家の意見も参考に設定します。
価格設定は競争力を保つためにも重要であり、高すぎれば見向きもされず、低すぎれば利益を損ないます。
また価格設定は一度決定したからといって固定されるわけではなく、市場状況によって適宜調整する柔軟さも求められます。
不動産会社や専門家に協力を依頼する
不動産の売却は複雑なプロセスであり、市場の動向を理解し、適切な戦略を立てるための専門知識が必要です。
不動産会社は、あなたの物件を最適な価格で売却するための戦略を提案し、宣伝や契約手続きを手伝ってくれます。
また専門家に質問すると、物件を魅力的に見せるためのアドバイスを提供し、買い手に良い印象を与えることで売却価格を上げる可能性があります。
タワーマンション売却はターゲット意識が大切
タワーマンションの売却は、普通の不動産取引とは大きく異なります。
その一番の要因がやはり、買い手が高収入であるということです。
また、都心にあるタワーマンションは市場の変化に大きく影響されるという注意点があります。
投資家が買い手についた場合などは、付け焼き刃の知識はまず通用しないでしょう。
高収入で不動産知識の豊富な相手を想定ターゲットに考えて、準備をしていきましょう。