タワマンのママカーストは本当にあるあるなの?実話から読み解くマウンティングの実態
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「ママカースト」、一時期とても話題になりましたね。覚えていますでしょうか?
数年前放映された、菅野美穂さん主演の金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」。
タワーマンションに住むママたちによって繰り広げられるカースト問題がとても印象的でした。あのドラマを見て、タワマンへのイメージが変わった方も多いと思います。
もし、タワマンに住むことを考えていた人がいるなら、きっと住みにくくなったのではないですか?そうでなくとも、タワマンに住むことはやめようと思われた方もいるのではないでしょうか。
そんな人達のために、実際にタワマンでのカーストは存在するのか、タワマンの実態についてお話していきます。
→高層階病って本当にあるの?高層マンションに住むことで起こる体調不良・健康被害と子育て(育児)の影響などを検証タワマンのカーストとは?
そもそもタワマンとは、高さが60m以上もしくはおよそ20階以上のマンションのことを指します。
→タワマン(タワーマンション)の定義とは何階建てから?住むメリット・デメリットを解説
その中で、高層階に住んでいる人と下層階に住んでいる人との間に生まれる格差をタワマンカーストといいます。
純粋に、「階層が高いお部屋は家賃も高いから、上に住んでいれば住んでいるほど偉い!」といった思考のことですね。確かに私達の間でもなんとなく、階層が高いと家賃も高くなるのかなという印象はあります。
カーストの中心にいるのはやはりセレブ妻たち
そんな中でも、特にカーストを気にするのはやはり奥様方。
男の人は、普段ご近所付き合いをすることは少ないので、誰かの目を気にすることもなければ、そもそもそんな事実を知らないのではないでしょうか。
となると、当然家にいる時間が長かったり、近所とのコミュニケーションをとったりするのは大体女の方ですね。
「ママカースト」というのはそんな奥様たちへの言葉です。
タワマン内の見えない格差
高層階に住んでいる人と同じエレベーターになりたくない・・・」「高層階に住んでいる子供に自分の子は笑われないだろうか・・・」「ゴミ出しに行くときにもきちんとした服を着なきゃ」など、様々な声がネットでも飛び交っています。
お子さんがいるならば、自分だけでなく周りから子供がどう見られるのかも気になりますよね。
この、目で見えるような格差ではなく、見えない格差がかえって不安を掻き立てる原因となっているのかもしれません。
タワマンのママカーストの実態
ママカーストとは、階層以外にも、夫の年収や学歴、子供の習い事、ママの持ち物などによっても決められます。
子供の習い事の中でも「ヴァイオリン」「バレエ」「英会話」などは上位に上がってくるようです。
品のある優秀な子供を育てていますよというアピールですね。
一見呆れるような内容が並んでいますが、ママ友間ではそういったやりとりもなくはないようです。
ママ友とは、子供を通して仲良くなった友達ですので、自分の分が悪くなると子供にも影響するのではないかと心配になります。
ママの見栄の張り合いがこのようなママカーストを生み出しているとも言えます。
タワマンの格差はどこで付くの?
また、あるTV番組で「どこでママ友を格付けしているか」を100人のママに聞いたところ、以下のような結果となりました。
- 1位:子供の習い事
- 2位:旅行先
- 3位:普段の持ち物
- 4位:ランチ・外食
- 5位:住居
1位:子供の習い事
先にも上げたように、「ヴァイオリン」「バレエ」は上位に上がってきます。習い事の内容の他に数も重要視されるようです。
2位:旅行先
休みの間にどこに行っているか、どれだけ遠出しているかがポイントになります。
また、それだけ家族を大切にしていますよ、というアピールを周りに行う機会として使われます。
3位:普段の持ち物
普段どのようなブランドの服を着ているか、持ち歩いているかもよく見られています。
いかにさりげなくブランド物を取り入れるか、同じものばかり使っていないかなどママ友の目は常に光っています。
また、母親だけでなく、子供がどんな服装をしているかということも見られています。
いつどこで見られているかわからないため、これが「ゴミを捨てに行くときもちゃんとした服を着なければならない」につながっているのですね。
4位:ランチ・外食
外食の場所は、回数は、ランチにはよく行くのかなど、ご飯に時間とお金をかけることで余裕があるなしを判断されています。
カーストはどれだけお金をかけているかで決まる!
つまるところ、日常にどれだけお金をかけているか、ですよね。お金をかけられる=お金持ち=偉い!といったところでしょうか。
高層階のほうが偉い、と同じように裕福な家庭ほどヒエラルキーの上位であり、それを適度にアピールすることも必要となっています。
子供の生まれ月・性格でもカースト順位をつけられる
上記の他にも、子供の生まれつきにも序列があったり、子供の性格で判断されたりします。
早生まれの子は、成長で遅れを取るため不利だと考えられています。4~6月は上位になりますね、この考えだと。より早く生まれたほうが有利であるという風潮があります。
また、おとなしい子は下、活発な子は上!という小学校の教室内のような階層がおとなになっても存在します。嫌になってしまいますね。
カーストはどこにでも存在する
このようなカーストのランク付けは、幼稚園、小学校に限らず中学校、高校になっても存在します。塾などの、ランクが明確になりやすい場所でも同じようなことが起こります。
どこにいってもカーストを気にする人はいますね。気にしないことが大事です。
タワマンのカースト問題が起こる理由
階層的な住民構成
タワマンは一般的に、高い階層に位置する住戸ほど高額であり、より広いスペースや豪華な設備が提供される傾向があります。
このような住民構成により、収入や社会的地位に基づく階層が形成され、格差や差別が生じる可能性があります。
エレベーターなどでほかの住民と一緒になると、自分の住んでいる階が知られてしまうことで起こります。
共有施設の利用制限
タワマンには共有の施設や設備(プール、ジム、パーティールームなど)がありますが、一部の住民による制限や優先利用が行われることがあります。
上位の住民だけが利用でき、下位の住民は利用に制約を受けるという不平等感が生じることもあります。
社会的な繋がりとネットワーク
タワマンでは、住民同士の交流やコミュニティ形成が重要です。
しかし、一部の住民が既存の社会的ネットワークやつながりを持って入居し、特定のグループが形成されることがあります。
内部での情報共有や交流が偏り、特定のグループが優遇される状況が生じる可能性があります。
物理的な要素
タワマンの構造や配置によっても、カースト問題が引き起こされることがあります。
例えば、高層階に位置する住戸は景観や眺望が良く、プライバシーも確保されていることが多いです。
一方、低層階や裏側に位置する住戸は景観面ではそれほど利点はないので、住環境の質に差が生じることがあります。
タワマン格差に悩むのは嫌だ!回避するには?
ママカーストにのみこまれないためには、住人との距離感がとても重要になってきます。
一度仲間に加わってしまうと抜けることはとても大変です。プライベートな事にはなるべく頭を突っ込まず、適度な距離を保って接することが一番です。
また、人前で誰かへのマイナスな発言も控えましょう。いつだれから伝わってしまうかわかりませんし、敵だと判断されかねません。
距離の近い住人には聞き手に回ることによって問題を事前回避しましょう。
まとめると、距離を詰めすぎない、聞き手に回る、です。
カースト問題はタワマンに限らない
正直なところ、カーストがあるところはあるだろうし、ないところはないと思います。
それはタワマンに限った話ではなく、団地やアパート、どこに住んでいても起こりうる話ではないでしょうか。
カーストというのはマンションが決めているのではなく、そこに住む人間同士が生み出しているものに過ぎません。
住人によって構築されるので、タワマンに住んだからといって、常にカースト問題がついてくるということはありません。
高層階の家賃が高いというのはデマ
そもそも、高層階が一番家賃が高い!なんていうのもデマです。
確かに、景色は綺麗だし下層階よりも上層階のほうが価値があるように思えます。しかし、それは全部屋が全く同じマンションに限り、だと思います。
例えば、間取り、面積、向きetc…など値段を決める条件は高さ以外にもたくさんあります。
20階よりも4階のお部屋のほうが広ければ、どちらが値段が高いかなんてわかりません。
タワマンに必ずしもカーストがあるわけではない!
ママカーストなんてものも、あるところには存在するし、ないところにはないとしか言いようがありません。
それも住人が変わればまた変動します。
結局、人間同士で格付けを行っているような人たちは、そこまでの器ではありません。
もしもそんな人に出会ってしまったら、器が狭いな・・・と心の中で思っておきましょう。
タワマンのカーストが多い地域はどこ?
そうは言っても、やはりそんなマンションはなるべく回避したい、引き当てたくない、という方へ、ちょっとした耳寄り情報です。小耳に挟んだ程度に思ってください。
現在、東京の豊洲や有明は開設され、次々とタワマンが建てられている建設ラッシュ地帯です。湾岸エリアとも言われ、海が近いため景色も良さそうですね。
そこには、地方出身者が多いとも言われています。地方から上京し、成功した人が選ぶことが多い場所のようです。
そういった地方出身者は、タワマンに住むことが自分のアイデンティティであり、高層階に住んでいるほど偉いと思う傾向にあるようです。
もちろん一概にとは言えませんが。なので、人間関係でタワマン選びに失敗したくない人はあえてここを選ぶ必要はないと思います。
強い意志があればカーストで悩むこともない
繰り返しにはなりますが、カーストというものは人間同士が作り出しているものです。自分と相手を比べることで自分のメンツを保とうとしているのです。
どこにでもそういった人は存在しますし、自分をしっかりともち、ヒエラルキーなんかに負けないという強い気持ちをもっていれば大丈夫です。
タワマンに住んだからといって、カースト云々に巻き込まれてしまうということはありません。
タワマンだけで起こることでもありません。考えてみてください。いつも誰かと誰かを比べては順位をつけている人、すぐそこにいませんか?
他人と比べて上位だと、自分のものさしでしか物事を測れないような人にはならないようにそういった人から学びましょう。
自分の住みたいところに住むのが一番です!
これからタワマンをご検討されている方は、見栄の張り合いなんてものにとらわれず、好きな場所を見つけてくださいね。
重複しますが、タワマンだから、カーストが出来上がっているなんてことはありません。マンションに罪はありません(笑)
皆さん、ドラマの影響を受けすぎないように!