WealthParkビジネスは不動産管理をどう変える?担当者にインタビューしました!
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WealthPark株式会社は上海・台北・香港・ニューヨークにも拠点を持つ企業であり、不動産管理会社向け業務支援システム「WealthParkビジネス」を主要なプロダクトとしています。
今回は、その特徴と導入のメリット・今後の見通しについて、WealthPark株式会社の山地様に話を聞いてみました!
※この記事は、Webインタビューの内容を再構成したものです。
会社名 | WealthPark株式会社 |
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資本金 | 707百万円 (2020年2月29日時点, 資本準備金含む) |
社員数 | 90人(2020年2月1日時点) |
会社公式サイト | wealth-park.com |
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グループ会社 |
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WealthParkビジネスってどんなサービス?
―まずWealthParkビジネスの概要について教えてください。
WealthParkビジネスは、不動産オーナーと管理会社をつなぐツールで、現在60社、60万室以上の管理会社に導入いただき、1万人近い投資家が利用しています(2020年4月時点)
導入していただいている管理会社の顔ぶれは様々で、三菱地所ハウスネット様や東急住宅リース様といった大手不動産のグループ会社から、各地域の大手管理会社、投資不動産の売買仲介を主事業にされている会社まで幅広くご利用いただいています。
このWealthParkビジネスは、①管理会社様にとってはオーナーCRM(顧客管理)システム②不動産オーナー様にとっては資産管理アプリという両面があります。
不動産オーナーはWealthParkのアプリを利用することで、物件情報・キャッシュフローを一目でチェックしたり、チャット機能を使ってすぐに管理会社にコミュニケーションを取ることができます。
管理会社は集約された情報を一覧で確認できるので、オーナー様の保有物件や収益データを社内で共有しながら、オーナー様に向けた様々な提案を行う事が出来ます。
多くの場合、管理会社の担当の方々は日々の物件管理に忙殺されてしまっていますが、本来、不動産管理業はオーナー様の大事な資産をお預かりする「資産管理業」であり、オーナー様の収益最大化に向けて最適な提案をすることが大切だと考えております
管理会社・オーナー双方が効率化を促進できる
―WealthParkビジネスによってもたらされる効率化とは具体的にどんなものでしょうか?
現在、管理会社とオーナー様のコミュニケーションは電話やFAX、LINEなど、それぞれの担当が個別の方法で行っている事が多いです。
これではデータが残らないので履歴を遡ることができません。
WealthParkビジネスを使う事で、社内で共通のチャットを使ってコミュニケーションを行い、その履歴が集積されるので、いつでも過去の内容を確認することができます。
また、オーナー様への収支報告の電子化も大きなメリットです。
管理会社の多くは、毎月の収支明細を郵送で報告されていると思いますが、宛先のダブルチェックや封入業務など非常に工数が大きく、また郵送代などのコストもかさみます。
抱えるオーナーが数十~数百人の場合でも大変な手間がかかりますし、オーナーが数千~数万人いる会社だと途方もない手間となります。
当社のサービスをお使いいただいている管理会社であれば、ワンクリックで収支明細がオーナーのアプリに共有されるので、手間やコストが大幅に効率化されます。
―業務効率化を見込んで導入される管理会社様が多いのですね。
業務効率化を最初のステップとして期待いただく事が多いですが、やはりその先には、「オーナーと繋がることが出来る」「オーナーに様々な提案をしていく」という事を見込んで導入いただく事が多いです。
例えば自社で管理している物件でも、売却の相談や査定依頼が他社にされてしまうケースが結構あります。
双方の信頼関係が上手く築けなかったことや、状況をみて最適な時期に売却査定を提案できなかったこと、また様々な理由で提案が遅れたことが考えられますが、オーナーとしっかり“繋がる”ことで、こういった機会損失を防げる可能性があります。
また、アプリを通してのセミナー案内や物件紹介、あるいはオーナー毎の運用利回りなどをふまえながらのリフォーム案内と言った「オーナー提案」を積極的に行う事で、オーナーの満足度向上に繋がります。
もちろん管理会社自身にとっても収益機会となるため、売上拡大も期待できます。
また最近は、コロナウイルスの影響からテレワークの必要性も高まっており、これまで以上にWealthParkビジネスの導入を決めて下さるお客様が増えていますね。
WealthParkビジネスを導入している管理会社の実際の声
―WealthParkビジネスを導入した企業からはどんな感想が寄せられていますか?
まず反響として大きいのは、「業務の生産性向上」の部分です。
実際に、収支報告業務の工数が90%削減されたという声や、オーナーとのコミュニケーションが一本化されて部署間連携が強まったという声、WealthParkビジネスを導入した事で管理戸数を倍くらいまで増やせそう、といったお声をいただいています。
また、WealthParkのアプリは英語や中国語でも利用いただける仕様になっているので、海外のオーナー向けに提供している不動産会社さまも多いです。
WealthParkビジネスを使ってのオーナー提案は、まだお客様が取り組み始めたところですが、すでに面白い兆しが出はじめてきているので、具体的な事例が色々と出てくるのではないかと思います。
WealthParkビジネス開発の背景・問題意識
―WealthParkビジネスは不動産管理の画期的なシステムですが、そもそもこのビジネスモデルを思いついた背景・問題意識はどこにあったのですか?
WealthParkでは、今後オルタナティブアセットに対する投資需要が増えていくという仮説をもとに事業展開をおこなっています。
株式や債券といった伝統的な資産運用ではなく、ワインやアートなどですね。
国内で投資需要が増加している感のあるコインランドリーや太陽光発電などもこの部類です。
流動性がない、評価の難しいこうした資産は、大きなマーケットの可能性があるにも関わらず市場がアナログで新規参入が難しい側面がありました。
こうしたリアルタイムで資産価値を把握するのが難しいものをテクノロジーによって表現したいというのが、この事業を始める始めの一歩でした。
非流動資産をテクノロジー導入によって可視化し、効率的な運用を実現したい。
そんなビジョンの元、最初に参入したのが不動産領域だったんです。
WealthParkビジネスの今後の見通し
引き続き、管理会社、不動産オーナー双方にとってより利便性の高いプロダクトにすべく、様々なアップデートをしていく予定です。
例えば、前述の売却査定機能の実装もありますし、4月には金融機関との連携も発表させていただきました。
また今年1月にはスイスのAI不動産査定の会社(PriceHubble AG.)と業務提携を開始しており、WealthParkビジネス内でもAIを使った査定が出来る機能を実装する予定です。
従来、収益物件の現在の価値は類似物件を見て見積もるケースが多かったですが、AI査定を随時利用することで、よりスムーズに価格を知ることができるようになりました。
これは管理会社にとってのメリットだけでなく、オーナーにとっても、現在の価値を参考にして家賃を設定できるといったメリットがあります。
このように、プロダクトをより進化させていただきながら、まずはWealthParkビジネスが日本中の不動産会社に導入されること、そして多くの不動産オーナーに利用いただいている状態を目指しています。
<インタビューは以上となります。>
WealthParkビジネスは不動産管理の仕組みを大きく変えるツールであるだけでなく、不動産管理ツールと売却査定ツールを一つに集約するという仕組みも画期的に感じました。
これまで、管理や売却査定のように事業を跨ぐサービスは同じ不動産業でも相いれないことが多かったです。
ただし実際は業者や個人の希望・要望によって何通りものやり方があるのが不動産業界。
WealthParkビジネスはシンプルながら、様々なケースに対応することを想定している点に強みを感じました。