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マンションとアパートの違いとは?それぞれのメリット・デメリットと購入時の注意点を徹底解説

【更新日】2023-11-22
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マンションとアパートの違い
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マンションとアパートは一体どこが異なるのか。

初歩的な疑問でありながら、多くの方が正確に答えるのが難しいトピックだと思います。

今回は、マンションとアパートの基本的な違いから、メリット・デメリットや購入時の注意点まで分かりやすく解説していきます。

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マンションとアパートの違いとは?基本的な定義を比較

日本で集合住宅に住んでいる人の多くは、マンションとアパートのどちらかで暮らしていると思います。

では、マンションをアパートの違いとは、一体どこにあるのでしょうか?

マンションとアパートに明確な定義の違いはない

実際のところ、マンションとアパートに明確な定義の違いが存在する訳ではありません。

マンション・アパートと聞いて皆さんが想像するような複数階の集合住宅に対して、管理会社などがアパートか、マンションかを何となく区別して割り振っているだけなのです。

構造や階数によって区分されていると考える方が多いですが、実際は明確な違いが存在する訳ではないのです。

マンション・アパートは便宜的な呼び方に過ぎない

物件情報や管理関係は、登記事項証明書に記載されていますが、こちらにはマンションやアパートといった区分は存在しません。

つまり、マンションやアパートといった区分は一般向けに区別しやすくするためや、販売時のブランディングを目的とした名称という意味合いでしかないのです。

つまり、ある集合住宅があった時に、それがマンションかアパートか考える作業はほぼ不要と思って構いません。

マンションとアパートを分ける基準とは?

マンションかアパートかの区分はハウスメーカーや管理会社がそれぞれ定めている社会ルールによって決定されます。

つまり、同じ物件でも会社が違えば、マンションがアパートになることもあるのです。

正確・安全な不動産情報を提供することを目的とするRSC(不動産情報サイト事業者連絡協議会)では、マンションとアパートの違いを以下のように区別しています。

  • 【マンション】鉄筋コンクリート造/その他堅固な造りの建物
  • 【アパート】木造/軽量鉄骨造

このように、木造や軽量鉄骨の集合住宅をアパート、鉄筋コンクリートのようにより頑丈な構造のものをマンションと呼ぶパターンが最も多いです。

稀に、2階建てをアパート、3階建て以上をマンションと呼ぶパターンもあります。

定義が曖昧な物件はマンションと見なされることが多い

アパートで3階建て以上になるケースは少なく、逆に2階建て以下のマンションというのも少ないので、誰の目から見てもアパートと見なされる物件は多いです。

ただ、3階建て以上のアパート・マンションだと見た目での区別が難しいので、区分が曖昧になってきます。

更に注意したいのが、軽量鉄骨造の物件です。

軽量鉄骨は見方によってはマンション(頑丈)とアパート(脆弱)のどちらにも取れるのですが、不動産会社の多くはマンションと見なしています。

なぜなら、マンションのほうがアパートより頑丈で高機能というイメージが一般的にあるので、これを商業的に利用したいからです。

特に3階建て以上の軽量鉄骨造は、ほとんどの場合でマンションと見なされています。

マンションとアパートの一般的なイメージの違いを整理

マンションとアパートの違いには明確な差がないので、一般的なイメージだけ知っておけばOKでしょう。

一般的なイメージの違いを整理すると、以下のようになります。

  • 【アパート】2階建ての木造・軽量鉄骨住宅
  • 【マンション】3階建て以上の軽量鉄骨・コンクリート造住宅

ただ、前述の通り見た目で区別ができない物件に関して、不動産会社は出来るだけマンションと見てほしいという意図があることは把握しておくべきでしょう。

マンションとアパートのメリット・デメリットを比較

では、ここからは一般的なイメージでマンションとアパートを区分した上で、それぞれのメリット・デメリットにどのような違いがあるのかをチェックしていきましょう。

マンションのメリット・デメリット

マンションのメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

  • 耐震・防災に優れている
  • 防音性に優れている
  • グレードが高い

つまり、何かにつけてアパートよりもマンションのほうが優れているという訳です。

一方で、アパートと比べると相対的に家賃が高いというデメリットがあります。

実際のところ、マンションと銘打たれている物件でも中身はアパートと変わらないケースも多く、上記のようなメリットを享受できない場合も少なくありません。

アパートのメリット・デメリット

アパートのメリットは、以下が挙げられます。

  • 家賃が安い
  • 見た目がおしゃれ

築浅にも関わらず、マンションの2倍の広さで、かつ2分の1の家賃で都心に暮らせることなどもしばしばあり、コスパが高いという魅力があります。

また、木造アパートは鉄筋よりも見た目にこだわりやすく、木材を活かしたオシャレでかわいい外観のアパートも少なくありません。

一方で、アパートには以下のデメリットがあります。

  • 防音性に乏しい
  • 木造なので火災のリスクが高い

前述の通りマンションとアパートには中身に大きな違いがないケースもあるものの、社会的なステータスはマンション住みの方のほうが高いと見なされる傾向にあります。

また、100%の因果関係はありませんが、アパートのほうが入居者の質は低いと言われており、近隣トラブルが心配なケースが多いです。

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○○荘やハイツ・コーポなどに意味はあるの?

アパートやマンションの名称にハイツやコーポなど、よく付けられる単語がありますよね?

結論から言うと、これらの名前に意味はありません。○○ハイツという名前の物件に何らかの共通項目がある訳でもないので、気にする必要はありません。

特にマンションやアパートでは、以下のような単語が良く使われます。

名称語源・意味
ハイツ高台の集合住宅
コーポcooperative house(鉄筋コンクリート造りの集合住)の略
メゾン家(仏語)
レジデンス大邸宅

マンションとアパートは結局どちらがおすすめ?

マンションとアパートは前述の通りどちらも一長一短なので、希望・要望に合わせた物件選びが求められます。

ただ、特に何のこだわりもない方なら、マンションを選ぶのがおすすめです。

頑丈さや防災性の高さは、物件を選ぶ上で何物にも代えがたい部分ではあります。

その他のメリットとしては、以下で紹介していきます。

マンションがおすすめな人の特徴

マンションがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。

  • 防音性を重視したい
  • セキュリティを重視したい
  • 一定以上の耐震性を確保したい
  • プライバシーを確保したい

マンションのほうがアパートよりも費用が高くなりがちですが、一定以上の生活水準を確保するため、少し背伸びをしてマンションに住む方は多いです。

マンションと言っても鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄筋コンクリート造(RC)、軽量気泡コンクリート造(ALC)など様々ですが、どの構造でも木造のアパートよりは防音性・防災性が担保されています。

アパートがおすすめな人の特徴

  • 安い家賃で暮らしたい
  • 通気性を確保したい
  • 近隣住民が気にならない

地震・火災などの非常時にアパートが弱いのはもちろんですが、それ以外にも防音性が低く、マンションよりも近所付き合いが重要になる点は注意する必要があります。

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