1畳=1.62㎡で計算されるため、8畳の場合は総面積12.96㎡となります。

ただ、総面積8畳だとすると水回りや収納が加わるため、生活スペースは最大でも6畳以下になります。

生活スペース8畳+水回り・収納の場合は27㎡以上・1K以上の間取りになるので、一人暮らしならかなり十分な広さを確保できます。

8畳のイメージは形によって異なる

1畳の基本的な大きさは182 cm×91cmなので、8畳なら単純計算で1,456 cm×728 cmとなります。

ただ、計算して縦横の合計が約1.62㎡であれば1畳と計算されるので、より横長・縦長の部屋も8畳と見なされます。

正方形に近くない部屋だと、ベッドや大型の家具・家電を搬入しにくく、自由に使えるスペースがかなり制限されてしまいます。

8畳といっても広さの印象はかなり変わるので、実際に内覧に行って確認することをおすすめします。

8畳の部屋は、一人暮らしには十分な広さになります。

ただ、間取りによって8畳の部屋の使いやすさは大きく変わります。

8畳の1Rの場合は、玄関から奧の寝室の端までが8畳になります。

そこに水回りや収納が入ると自由に使えるスペースが5～6畳程度しかありません。

物件広告の間取り図は、玄関・洗面所・収納・キッチンの他に、洋室(〇帖)と書かれたスペースがあります。

洋室が実質的な生活スペースなので、8畳のスペースを確保したいなら洋室(8帖)と書かれている必要があります。

生活スペースが8畳の部屋は一人暮らしとしては比較的広めのスペースです。

場所によっては1Kでも洋室が8畳あれば十数万円の家賃になってしまうこともあります。

家賃相場を見て十分支払えるなら、引っ越しを検討して良いでしょう。

8畳は一人暮らしでは十分な広さですが、大きい荷物を置けば制限されてしまいます。

今持っている家具・家電を搬入して十分な広さを維持できるのであれば、8畳はかなりおすすめです。

ただ、荷物が今後増えてくる可能性も考慮して、十分な収納スペースがあったほうが良いでしょう。

一人暮らしで8畳の部屋に暮らすのはそこまで大きな問題ではありません。

ただ、子ども連れの家族が8畳で一緒に暮らすとなると、様々なことを考慮しなければいけません。

小さな子供のいる夫婦が8畳の部屋で暮らすのは、決して無理ではありません。

ただ、平均的なサイズのファミリー向け物件であれば、リビングの広さや、十分な大きさの子ども部屋の配置など、様々なところで支障が発生してしまいます。

8畳の部屋でも暮らせる方は、まず以下の方針に合っているかどうかをチェックする必要があります。

• リビングはそこまで大きくなくても良い
• ベッドサイズを考慮しても十分な広さだと感じる
• 子供部屋の配置を考慮しても十分な広さだと感じる

8畳の部屋のレイアウトで失敗しないために抑えておきたいポイントを紹介していきます。

極端に縦長・横長の部屋は避ける

8畳の部屋のレイアウトを考える前に、極端に細長い部屋はなるべく避けましょう。

家具・家電の配置が難しく、自由に使えるスペースが狭くなってしまいます。

面積だけを考えると変わらないように思いますが、生活導線(洗濯の際の洗濯機→バルコニーへの移動経路など)を失ってしまいやすく、一気に暮らしにくくなります。

1K8畳は大きな家具・家電を端におく

1K8畳の場合は、大きな家具・家電を端に置くのがおすすめです。

大きな物を端に据えることで、広さを確保することができます。

ソファー・ベッド・テレビは高さや色合いを統一させることで、おしゃれで落ち着いた雰囲気にすることが出来ます。

ワンルーム8畳はコンパクトな家具・家電で統一

ワンルーム8畳は部屋の中にキッチンが入ってくるので、料理を頻繁にする方は臭いが気になるため注意が必要です。

あまり料理をしない方にとっては、ワンルーム8畳でも十分暮らせるでしょう。

それでも1K8畳に比べると絶対的な広さが確保できないので、家具・家電はコンパクトな物を使い、出来るだけ広く見えるようにしましょう。

ワンルーム8畳でもベッドの下に収納ボックスを置くなどの対応をすれば、スペースを活用して広々と暮らすことができます。

1Kの場合は家具の配置だけでなくデザインにもこだわれば、おしゃれな空間を演出することも十分可能。そこまで狭さを感じることはありません。

家賃を比較的抑えつつ、快適に暮らすには工夫が必要な広さにはなってしまいますが、その分やり甲斐があっておすすめですよ。