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ウレタン塗装を木材にするメリット・デメリット!オイル塗装・自然塗装との違いを解説

【更新日】2024-01-12
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ウレタン塗装を木材にするメリット・デメリット!オイル塗装・自然塗装との違いを解説
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私たちの生活の中には木材が溢れています。

机・椅子・家、様々なものに木材は利用されていますが、どの利用方法であっても生のままではなく塗装というコーティングが施されています。

利用方法によって塗装方法が異なり、それぞれに長所・短所があります。

今回はそんな塗装方法の一つであるウレタン塗装を木材にする長所・短所を解説していきます。

DIYや商品を購入する際の参考にしてください。

外壁塗装の塗料を9種類紹介!特徴と価格・耐久性の違いを解説
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ウレタン塗装とは

木材の表面にウレタン塗装をすることで、ウレタンの表面に硬いウレタン樹脂塗膜を形成することができます。

木材の表面についている細かい凹凸を樹脂がコーティングすることで滑らかでツルツルの表面にすることができます。

また、耐水・耐熱・耐薬性を高めることが可能です。

汚れや水分から木材を保護して耐久性を初心者でも簡単に上げることができます。

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ウレタン塗装を木材にするメリット

ウレタン塗装を木材にするメリットについて紹介していきます。

ウレタン塗装は塗装がしやすく初心者にもおすすめなのでDIYにもおすすめです。

  • 塗装がしやすい
  • 光沢感がでる
  • 汚れ防止に役立つ
  • 安価で手に入れやすい
  • 様々な素材に利用できる
  • 種類が豊富

それぞれを詳しく見ていきましょう。

塗装がしやすい

ウレタン塗装は他の塗料の中でも弾性が高く、伸縮性に優れている塗料です。

そのため手先が器用でない人や、これからDIYをやっていこうという人でも塗装がしやしです。

塗装で問題となるのがヒビ割れですが、伸縮性が高いという特徴でヒビ割れがしにくく簡単に塗装をすることが可能です。

光沢感がある

ウレタン塗装を木材にすることで、表面をコーティングして美しい艶がある素材にすることができます。

木材を高級感あふれる光沢ある素材に変えることができます。

汚れ防止に役立つ

木材の表面にウレタン樹脂塗膜を形成することで、細かい凹凸をウレタン樹脂がフラットな表面にすることができます。

そのため汚れが付きにくく手触りが良く掃除がしやすいものにすることができます。

汚れがついてしまった場合も表面のコーティングについている汚れを落とすだけで綺麗な見た目にすることが可能です。

安価で手に入れやすい

ウレタン塗料の塗装費用は1,700~2,200円/㎡です。

シリコン塗料よりも2割程安い価格で手に入れることができます。

また、一般の人が利用するホームセンターなどに置いているので専門店に行かずとも手に入れることが可能です。

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様々な素材に利用できる

ウレタン塗装は木材だけでなく、その他の様々な素材にも利用することができます。

鉄・塩化ビニールなどにも利用することができるので、木材の塗装のために購入したものを他の塗装に流用させることも可能です。

様々なところの塗装に利用することができるのもウレタン塗装の長所の1つです。

種類が豊富

ウレタン塗装は、主流の塗装方法の1つであったため、様々なメーカーがウレタン塗料を販売しています。

大手のメーカーだけでなく中小メーカーからも塗料が販売しているのでえ、自分の好みに合わせて利用する塗料を選ぶことができるのも魅力の一つですね。

利用する塗料によって、同じ塗料タイプでも粘土や光沢感に差異があるので同じ塗料だからと言ってどのメーカーを利用するかは慎重に判断するようにしましょう。

ウレタン塗装を木材にするデメリット

ウレタン塗装を木材にするデメリットについて紹介していきます。

  • 紫外線によって変色しやすい
  • 耐用年数が短い
  • 梅雨の時期は塗装がしにくい

それぞれを詳しく見ていきましょう。

紫外線によって変色しやすい

ウレタン塗装は他の塗料と比較すると紫外線の影響によって劣化・変色がしやすいです。

紫外線による影響を受けたウレタン塗膜は薄汚れた黄色に変色をしてしまいます。

変色した塗膜は見た目が悪く改善するためには、塗膜を一度剥がして再度塗装をし直す必要があります。

耐用年数が短い

ウレタン塗装は他のシリコン、フッ素塗料と比較すると耐用年数が8年~12年と短いです。

手に入れる際の値段は安価に抑えることができますが、繰り返し塗装をし直す場合などのコストパフォーマンス面で見ると他の塗料の方が経済的です。

ただし、初期費用を抑えて塗装をしたい人にとってはとてもおすすめな塗料です。

梅雨の時期は塗装がしにくい

ウレタン塗装をする際の硬化剤は水と反応しやすいものであるため、雨が降った日やその次の日、梅雨の時期などは塗装をするのに向いていません。

湿度のある時期に塗装をしてしまうと、ウレタン塗装本来の機能を充分に発揮することが出来ない可能性があるので塗装を行う時期については調整を行うようにしましょう。

木材へのウレタン塗装手順

ウレタン塗装を木材にする手順については次の通りです。

  1. 素材研磨
  2. 下塗り
  3. 中塗り
  4. 上塗り

それぞれを詳しく見ていきましょう。

素材研磨

ウレタン塗装をする木材の表面を滑らかにしておきましょう。

塗装をする前に木材の表面を研磨することで仕上がりの質を大きく向上させることができます。

木材の硬さによって利用する研磨(サンドペーパー)などの種類は適切なものを選ぶようにしましょう。

下塗り

下塗りはウレタン塗装を木材にくっつける役割をしています。

また、木材が持っている本来の色を落とさない役割も担っているため、下塗りをしっかりとすることでウレタン塗装を木材にうまくすることができます。

木材は他の素材と異なり熱や水分で伸び縮みするので木材専用の下塗り素材を利用するようにしましょう。

中塗り

下塗りの後は、塗膜に厚みを設けるための中塗りを行います。

中塗りをすることで木地が透けることなく、美しい仕上がりになります。

木目を生かした仕上がりにしたい場合は、中塗りがない場合もあります。

利用する塗料の使用方法に従った形で塗料を正しく利用するようにしましょう。

上塗り

上塗りは最終仕上げです。

上塗りをすると完成になるので仕上がりを意識して塗装をするようにしましょう。

中塗りがしっかりと乾いた状態で行うようにしましょう。

紫外線が当たりやすい部分に塗装をする場合は繰り返し塗装をする場合もあります。

ウレタン塗装が向いているケース

ウレタン塗装が向いているケースとしては、次の3つが当てはまります。

  • 予算を抑えたいとき
  • ベランダの塗装
  • 色の再現性を求めるとき

ウレタン塗装の特徴を理解したうえで利用しましょう。

以下にそれぞれのケースを解説します。

予算を抑えたいとき

ウレタン塗装は、外壁塗装の中で比較的低価格な選択肢とされています。

ウレタン塗料は耐候性や耐水性に優れているとともに、価格も手ごろなため、予算を抑えたいときには適しています。

一方で、他の塗料に比べて耐久年数は少ないとされています。

しかし、定期的にメンテナンスを行うことで、長期的な耐久性も確保できます。

予算と耐久性のバランスを考えるときには、ウレタン塗装が有効な選択肢となります。

ベランダの塗装

ベランダは日々の生活で頻繁に使用され、また日差しや雨風に直接晒されるため、耐候性や耐水性が求められます。

ウレタン塗料はその両方の性能を持っており、塗装後の乾燥が速く、施工後すぐに使うことができるため、ベランダの塗装には特に適しています。

加えて、ウレタン塗料は弾性があり、床面での歩行による微細なひび割れにも対応できます。

色の再現性を求めるとき

ウレタン塗装は色の再現性に優れています。

特定の色を求める場合や、特殊な色彩表現を求めるデザインの場合にはウレタン塗装が適しています。

さらにウレタン塗装は光沢感が出やすいため、高級感を出したいときにも向いています。

美観を重視し、同時に費用を抑えたいときにはウレタン塗装は最適な選択肢となります。

ウレタン塗装に向いていないケース

反対に、ウレタン塗装に向いていないケースとしては次の3つが当てはまります。

  • 長期的に使う建物
  • 塗料にこだわりがないとき
  • 高温や強い日差しに晒される場合

以下にそれぞれ解説します。

長期的に使う建物

ウレタン塗装は比較的安価であり、その色彩や塗布性には優れていますが、耐久性については他の塗料に比べて若干劣る面があります。

長期的に使用する建物の場合、頻繁なメンテナンスや再塗装を避けたいと考えるなら、ウレタン塗装よりもシリコンやフッ素などの高耐久性塗料を選択する方が適しているでしょう。

塗料にこだわりがないとき

ウレタン塗装は比較的塗料の価格が手頃である一方、耐久性や防汚性については他の塗料に劣る場合があります。

もし塗料の選択に特にこだわりがなく、あくまで品質や耐久性が優先されるのであれば、他の塗装手法を選択する方が良いかもしれません。

高温や強い日差しに晒される場合

ウレタン塗料は高温や強い日差しによる影響を受けやすい特性があります。

長時間にわたって強い日差しに晒される地域や、夏季に特に高温になる地域の建物の場合、色あせや劣化が早まる可能性があります。

このような環境下では、UVカット機能を有した塗料や高耐久性のフッ素塗料等を選択する方が適しているでしょう。

ウレタン塗装以外の木材塗装を比較

木材への塗装はウレタン塗装以外にも様々な塗装方法があります。

目的によって最適な塗装方法を選ぶようにしましょう。

ここでは木材への塗装方法としてよくある、オイル塗装・自然塗装とウレタン塗装を比較していきます。

ウレタン塗装 オイル塗装 自然塗装
値段 1,200~1,700円/㎡ 2,500~7,000円/㎡ 1,500~10,000円/㎡
塗装法 吹付 直接塗布 直接塗布
撥水性 弾く 弾く シミ
耐久性 普通 高い 普通
光沢 あり(艶なしも) あり なし
匂い 無臭 あり あり
メンテナンス 必要 必要 必要

オイル塗装と自然塗装を詳しく見ていきましょう。

オイル塗装

オイル塗装をすることで木材が持っている本来の色を引き出すことができます。

さらっとした仕上がりにすることができます。

ウレタン塗装と異なり木材の表面にコーティングを作るわけではないので木材は呼吸をすることができます。

ツルッとした手触りにしたい人にオイル塗装はおすすめです。

自然塗装

素材となる木材の木目を生かした仕上がりにしたい人に自然塗料塗装はおすすめです、

経年劣化によって風合いが変わってくるので、革製品のように使っていくうちの変化を楽しむことができます。

ただし、自然由来の塗料のため人によっては合わず、アレルギーの原因や匂いが苦手という場合もあるので、自分や家族、利用する人が苦手かどうかは事前に確認をしておく必要があります。

ウレタン塗装は木材にも向いている

ウレタン塗装は木材にも向いている塗装方法です。

木材だけでなく、その他の塗装にも利用でき汎用性が高いのがウレタン塗料の特徴です。

材料に塗り付けるのではなく吹き付けるためしっかりと行わないと塗装ができていない部分ができてしまう可能性がありますが、これからDIYをしていこうとする人にもおすすめの塗料です。

他の塗料・塗装方法との違いをしっかりと確認した上で、自分が求めている塗装方法を行うようにしましょう。

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