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注文住宅の坪単価の相場はいくら?ハウスメーカーと工務店の相場価格を徹底比較

【更新日】2023-12-20
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注文住宅の坪単価の相場はいくら?
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憧れのマイホームを建てるために、注文住宅をお考えの方も少なくないでしょう。

しかし、初めての注文住宅の依頼では「どこに費用がかかるのか?」、「坪単価って何?」など、わからないことがたくさんあるはずです。

また、「坪単価は小さい方が安い」など、間違った知識を持ってしまう方も少なくありません。

この記事では、そもそも坪単価とか一体どのようなものなのか、注文住宅を建てるうえで知っておくべき必要な情報を徹底解説します。

あわせて、日本全国の坪単価の相場や節約方法など、役立つ情報を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

坪単価の正しい知識を身につけ、夢のマイホーム建設にぜひお役立ていただけると幸いです。

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注文住宅の坪単価を詳しく知ろう

注文住宅では、建築費やその他手数料で全体的に費用がかかりますが、坪単価もその中に含まれます。

ここからは、注文住宅を依頼する際に、なぜ坪単価が重要なのか詳しく解説します。

坪単価について、あまり理解が深められていないという方は、ぜひ以下の3つの項目を参考にしてみてください。

そもそも坪単価とは?

坪単価とは、不動産や建築物の購入や売却、建設やリフォームなどの際に、価格を比較・見積もりを出す際に利用される面積を計算する単位のことです。

同じ地域内で坪単価を比較することで、物件の相場を把握することもできるのが特徴です。

ただし、坪単価は単純に面積と価格の比率でしかなく、物件の状態や立地条件、周辺環境などを考慮しないため、必ずしも同じ坪単価の物件が同じ価値を持つわけではありません。

そのため、物件を購入や売却する際には、坪単価だけでなく、物件全体の価値を考慮することが重要です。

坪単価と広さが価格に必ずしも比例するわけではない

注文住宅では、坪単価と広さが価格に比例しているわけではないということを理解しておきましょう。

それは、不動産の価格が決まる要因が単純な広さだけではなく、地域の需要と供給、立地条件、建物の築年数や設備、周辺の施設や環境など多岐にわたるためです。

同じ広さの土地でも、駅からの距離や周辺の利便性、景観などによって価格が大きく異なることも少なくありません。

また、建物の設備や築年数によって同じ広さの部屋でも価格が変わることがあり、さらに需要と供給によっても価格は大きく変動するでしょう。

以上のことから、家を建てる際には坪単価と広さだけでなく、多角的に考慮する必要があるのがわかります。

ハウスメーカーや工務店によって基準が異なる

坪単価は、ハウスメーカーや工務店によって基準が異なる場合がほとんどです。

これは、ハウスメーカーや工務店が採用する建材や設備、建築様式などによって、建築コストが異なるためです。

また、建築地の地形や地盤状況、建築条件によっても坪単価が変化することがあります。

複数のハウスメーカーや工務店を利用する際は、坪単価だけでなく全体の見積もりを比較し、適切な業者を選ぶことが重要です。

注文住宅の費用相場【坪数別】

ここでは、注文住宅の坪数(広さ)から、費用相場を解説して行きます。

また、国は、世帯人数に応じて快適な暮らしが実現できる誘導居住面積水準という住宅面積の水準を設けています。

注文住宅を建設するときの指標にしてみましょう。

世帯人数 坪数
単身 約16.6坪(55平米)
2人 約22.7坪(75平米)
3人 約30.3坪(100平米)
4人 約37.8坪(125平米)

20坪台の注文住宅の費用相場

20坪台の注文住宅は、都市部において人気のサイズであり、一般的には2LDKから3LDKの間で設計されます。

費用は設計内容、材料、使用する設備によりますが、大体1坪あたり約60万円から100万円程度が相場とされています。

したがって、20坪の注文住宅は、1,200万円から2,000万円程度となります。

しかし、高級素材を多く使用したり、独特なデザインを求めると、さらに費用は増加する可能性があります。

30坪台の注文住宅の費用相場

30坪台の注文住宅は、広めの3LDKから4LDKの間で設計され、多世帯住宅や夫婦+子供2人などの家族構成に適しています。

基本的には1坪あたり約60万円から100万円という相場は変わりませんが、坪数が増えるほど施工難易度やデザインの複雑さが増すため、場合によっては費用が増加することもあります。

したがって、30坪の注文住宅の費用は、1,800万円から3,000万円程度と見込むことができます。

35坪台の注文住宅の費用相場

35坪台の注文住宅は、より広い生活空間を求める家庭に向いており、4LDK以上の間取りが可能となります。

相場は1坪あたり約60万円から100万円ですが、広いスペースを有効活用するための設備投入や、複雑なデザインへの対応により、費用が上昇する可能性があります。

したがって、35坪の注文住宅の費用は、2,100万円から3,500万円程度を想定すると良いでしょう。

40坪台の注文住宅の費用相場

40坪台の注文住宅は、大きな家族構成や、豊かな生活空間を求める家庭に最適です。

これも基本的な費用相場は1坪あたり約60万円から100万円ですが、建築の規模が大きくなるとその分、設計や施工に時間とコストがかかるため、費用は増加します。

そのため、40坪の注文住宅の費用は、約2,400万円から4,000万円程度となります。

ただし、これらの費用はあくまで目安であり、個々の要望により大きく変動することを念頭に置いておきましょう。

【ハウスメーカー・工務店別】坪単価の平均額

前節で坪単価の求め方がハウスメーカーと工務店によって、基準が異なる理由を解説しました。

ここでは、坪単価の平均をハウスメーカーと工務店ごとにご紹介します。

【工務店】坪単価の平均

一条工務店など、地域密着型として顧客獲得数を伸ばしている工務店が提示する坪単価の平均は、50万円前後といわれています。

後述するハウスメーカーよりも価格が低く、費用を抑えて自宅を建てたい方や、土地にお金をかけて建築費用を抑えたい方におすすめです。

また工務店に注文住宅の施工を依頼した場合、ハウスメーカーに依頼するよりも住宅建築を自由に進められるメリットがあるものの、保証内容や建築技術が工務店ごとに異なります。

【ハウスメーカー】坪単価の平均

積水ハウスや三井ホームなど、業界大手のハウスメーカーが提示する坪単価の平均価格は70万円前後となります。

前述した工務店に比べると、20万円以上もの差があります。

価格に差があるのは、工務店が提供している保証よりも中身が充実していることや、住宅建築に使用する建材にこだわっているためです。

実際、ハウスメーカーの中には、鉄骨造を得意とするメーカー会社があったり、耐震性構造に力を入れているメーカーがあります。

お金をかけて安心と快適性を買うということにもなりますが、「高いからこそ住宅の品質もいい」とは一概に言い切れない部分があります。

【2023年最新】注文住宅の相場費用はいくら?費用の内訳やコストダウンの方法を解説

注文住宅の坪単価の相場【建材別】

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注文住宅の坪単価の相場は、建築を依頼する業者の種類によって価格が前後しますが、物件の構造を成す建材の種類によっても変わってきます。

以下は、国税庁が算出した地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和4年分用】を参考に割り出した坪単価の全国平均です。

構造 坪単価
木造建築 約56.8万円
鉄骨構造 約82.5万円
鉄筋コンクリート造 約85.8万円

木造建築

日本で最も一般的な建築構造である木造建築は、自然素材である木を用いて温かみのある家造りが可能です。

また、耐震性や断熱性にも優れ、熟練した大工による手作業により独特の風合いを出すことが可能です。

木造建築の注文住宅の坪単価は、一般的には約50万円~80万円程度とされています。

しかし、使用する木材の種類や工法、デザインなどにより、この価格は上下します。

自分の理想とする家を具体化する際には、バランスを考えつつ予算を決定することが大切です。

鉄骨構造

鉄骨構造は、堅固さと自由度の高い設計が魅力で、大空間のLDKやロフト空間の実現など、独特の生活スタイルを追求することが可能です。

また、火災に強く、耐久性にも優れています。鉄骨構造の注文住宅の坪単価は、約70万円から120万円程度となることが多いです。

特殊な形状やデザイン、設備の導入などにより、この価格は増加する可能性があります。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造(RC造)の家は、最も耐久性と耐震性に優れ、マンションなど大規模な建築物にも用いられる構造です。

また、防音性にも優れているため、都市部での住宅建築に適しています。

しかし、その堅牢さと対応力から、坪単価は一般的に最も高く、約100万円から150万円程度となります。

特別なデザインや高度な設備を導入する場合には、さらに費用が増える可能性があります。

これらのコストに見合うメリットを理解し、自分の生活スタイルや価値観に合った選択をすることが大切です。

坪単価と住宅建設費用が異なる理由

注文住宅を建てる際、多くの方が坪単価にかかる費用が家を建てる費用と同じだと思いがちですが、実際は異なります。

ここからは、なぜ坪単価と住宅建設費用が異なるのか、詳しく解説していきます。

仕様や設備で価格は変わる

坪単価は建築に使用される設備や仕様によって価格が異なるのが一般的です。

そのため、特に高級な設備や仕様を採用する場合は、坪単価が上昇する傾向があり、キッチンやバスルームなどの設備は、グレードの高いものを選ぶと坪単価が上がりやすいと言えます。

さらに、断熱性や耐震性などの性能も、坪単価に影響することがあります。

これらの設備や仕様は、建築費用の大部分を占めるため、選択によっては大幅な価格差が生じることがあるので注意が必要です。

希望する建物の仕様や条件に合わせて、複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、坪単価だけでなく全体の見積もりを考えながら計画することが大切です。

面積が小さくなるほど価格が上がる

実は、坪単価は面積が小さくなればなるほど価格が上がってしまう傾向にあります。

それは、土地面積が小さくなるほど、坪単価が上がり、建物を建てるための土地の取得価格が高くなるからです。

土地面積が小さい場合、建物の占める割合が大きくなるため、同じ土地面積でも建物の面積が大きくなり、建築費用が上がることになります。

また、都市部や人口密集地など土地が限られている場所では、需要と供給のバランスが崩れ、土地の取得価格が高騰してしまうことも少なくありません。

そのため、同じ建物を建てる場合でも、土地面積が小さい場合は建築費用が上がるため、坪単価も高くなってしまいます。

これらのことから、坪単価は「小さければ安い」というわけではないのがわかります。

延床面積と施工面積の2つで価格が決まる

坪単価は、建物の建設費用を評価する指標の一つであり、その価格は延床面積と施工面積の2つによって決まります。

まず、延床面積とは、建物の床面積を全階にわたって合計したものです。

これは、建物の使用用途や大きさを表す指標であり、建物の建設においては、基本的な計算単位となります。

また、建物の構造や設備などの仕様に応じて、坪単価が決定されます。

一方、施工面積とは、建物を構成する各部位の面積を合計したものです。

具体的には、外壁面積、屋根面積、窓面積、ドア面積などが含まれます。

施工面積は、建物の外観や性能に影響を与える重要なものであり、坪単価の算出にも大きく関わるでしょう。

したがって、坪単価は、延床面積と施工面積の2つによって決まると言えます。

これらの面積をもとに、建物の構造や設備などの仕様に応じて、坪単価が算出されます。

また、建築プロジェクトは、予算や仕様に合わせて坪単価を調整しなければならないため、価格が上がりすぎないよう注意が必要です。

坪単価をなるべく節約する方法

せっかく注文住宅を建てるなら、いいものを造りたいと考える方が多いです。

しかし、同じ価格で同じ仕上がりになるのであれば、なるべく価格は抑えたいものです。

ここからは、坪単価をなるべく節約するための3つの方法を紹介します。

出来る限り費用を抑え、以下を上手に節約するための参考にしてみてください。

不要な扉や壁を作らない

建物の建設費用を抑えるためには、不要な扉や壁を作らないことがポイントになります。

その理由は、建物の施工面積を減らし、坪単価を抑えられるからです。

建物内に不要な扉を設けると、その扉に必要な壁やドア枠、取っ手などが必要となり、建設費用がよりかかってしまうことになるでしょう。

壁で部屋をたくさん仕切るのも同様です。

一方で、不要な扉や壁を設けないことで、建物の間取りや動線をシンプルにできるメリットがあります。

無駄な扉や壁がないとよりスペースの有効活用ができ、建物の使い勝手が向上するでしょう。

建物内の照明や空調などの設備費用も削減できるので、将来的にさまざまな面でのコストの削減にもつながるはずです。

シンプルな外観にする

坪単価を節約するためには、シンプルな外観を選ぶのも有効な方法の1つです。

シンプルな外観にすることで、建物の施工面積を減らすことができ、坪単価を比較的抑えることができるのが基本です。

やはり、建物の外壁に複雑な装飾やデザインを施すと、その分の建材や施工費用が必要になり、坪単価が上がってしまう傾向にあります。

特に、複雑な形状の屋根を設けると、屋根材の切り出しや工事の手間が増え、大幅に費用が変わってしまうことも少なくありません。

また、シンプルな外観にすると、必要な建材や施工費用も削減することができるでしょう。

ただし、外観をシンプルにすることで、建物のデザイン性が低下する場合があるため、バランスを考えた設計が必要です。

複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを依頼することで、さまざまな業者を通して価格の比較ができるため、節約につながる可能性も高まります。

複数の業者から見積もりを取ると、それぞれの業者の価格を比較することができ、その中から一番安い見積もりを出してくれる業者を選べるメリットがあります。

これは、より安い価格で同じ品質の工事を受けられるということです。

また、見積もりを取ることで、施工内容や使用する材料の違いなども比較することができるため、それぞれの業者の提案内容を詳しく知ることができるのも魅力です。

しかし、見積もりを比較する際には、単純に価格だけでなく、業者の信頼性や技術力なども考慮することが重要です。

また、見積もり依頼や打ち合わせなどに時間がかかるため、余裕を持って計画を進めることが必要となるでしょう。

以上のように、複数の業者に見積もりを依頼することで、価格や提案内容を比較し、より良い条件で工事を受けられるため、必ず3〜4社の見積もりを取るのがおすすめです。

くれぐれも、業者の選定も慎重に行うようにしてください。

坪単価の節約ができれば理想に近い価格で自宅が建てられる

今回は、これから注文住宅を依頼する方に向けて、坪単価に関する正しい知識を詳しく解説しました。

住宅関係の知識は幅広く、その業界を専門としている方でなければ、なかなか理解し辛い分野といえます。

しかし、それらの知識をしっかりと理解した上で、選択していくことが、大きな買い物では特に重要となるでしょう。

この記事では、坪単価が全体にかかる費用と比例しないのはどうしてなのか、坪単価を少しでも節約する方法は何なのかなど、注文住宅で役立つ知識をたくさん紹介しています。

「注文住宅を建てる際に失敗したくない」、「なるべく損せず節約したい」という方は、ぜひこの記事も参考にしてください。

知識を持って上手に節約すれば、きっとより満足のいく価格で素敵な住宅ができあがることでしょう。

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