空き地を早く売りたい!3ヶ月以内で手放す4つの方法
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空き地を売る際に気になるのが、成約までにかかる時間です。
売ったお金を元手に引っ越しや経営改善を目指している方は、出来るだけ早く売ったほうが資金計画しやすいことでしょう。
ただ、空き地売却は予想以上に時間がかかるケースも多く、地方の不動産屋のHPでは2、3年経っても売り出し情報が掲載されているところもあります。
今回は、空き地を少しでも早く売るにはどうすれば良いのか、メリット・注意点も織り交ぜて解説していきます。
→空き地を失敗せず売る方法!売却・買取のコツから税金対策まで完全網羅空き地売却にかかる期間は平均3~6ヶ月
空き地を含め、不動産売却にかかる期間は平均3~6ヶ月ほどです。
ちなみに、不動産売却の手続きの流れをまとめると、以下の6ステップとなります。
- 査定
- 不動産業者との媒介契約
- 不動産売却開始
- 見学の受け入れ
- 条件交渉
- 売買契約
- 決済、引き渡し
内訳としては、査定から契約、売り出し開始まで1~2週間、見学~成約までが3~5ヶ月ほど、そこから決済、引き渡しまでが約1.5ヶ月となります。
→不動産売却の期間は平均3~6ヵ月!売れるまでのスケジュールと期間内に売るポイント
状態が悪いと1年経っても売れないケースも
空き地の状態が悪いと、1年経っても売れないケースがあります。
特に売れ残りやすいのはアクセスの悪い空き地で、田舎なら1年経っても売れないケースは多々あります。
立地の悪さは仕方のない部分でもあるので、プランを長めに見積もっておくことをおすすめします。
→空き地が売れない理由は使い道がないから?どうすれば売れる?空き地を早く売る3つのメリット
空き地を早く売れば、それだけ多くのメリットがあります。
ただ単にストレスが少なく、手続きがスムーズだというだけではないのです。
今回は特に大きな3つのメリットを紹介していきます。
ムダな税金を支払わなくて済む
空き地を所有している限り、固定資産税が毎年かかってしまいます。
これは毎年1月1日時点での登記簿上の所有者に課される税金のため、空き地の遠方に住んでいたり、放置していたりしても課税は免れないのです。
空き地が売り出し中の段階でも所有者は売り主のままですから、その間ずっと固定資産税がかかり続けることになります。
早く空き地を売ることが出来れば、その分だけコストを減らすことができるのです。
→空き地を持っているだけで固定資産税がかかる!早めに売るのがおすすめ
親族・夫婦間のトラブルを避けることができる
空き地の所有者は1人とは限らず、複数で共同所有しているケースもあります。
例えば親の空き地を兄弟で分割相続した場合や、夫婦で買った空き地が離婚で不要になった場合などです。
遺産トラブルで家族関係が引き裂かれるというのは良く聞かれる話ですが、このトラブルをスムーズに解決するには、空き地など分けられない資産を換金し、各人分に分けてしまえば良いのです。
早く換金・分割でお互いが納得でき、関係断絶という最悪の事態を免れることができます。
売り時を逃さず手放せる
2019年現在はオリンピック特需により地価が高騰しており、不動産の絶好の売り時と言われています。
ただ、オリンピックが2020年8月におこなわれるとすれば、それまでに売却をしなければ地価高騰の恩恵を享受することはできません。
空き地は1年経っても売れないケースも稀なので、今から売っても高く売れないケースも十分考えられます。
売り時を見極めたら、そのタイミングで売るためにも早期売却をする必要があるのです。
→土地売却の相場はいくら?土地を売る時の価格を決める要素と値段を自分で調べる方法空き地を早く売りたい!最短で売るコツ4選
では、ここから具体的に空き地を早く売るにはどうすれば良いのかを紹介していきます。
「空き地を早く売るなんて大変そう…」と思うかも知れません。
しかし、不動産売却が失敗したケースのほとんどは、売り主の協力不足で起きています。
つまり、あなたがコツをしっかり抑え、かつ実践することができれば、早く売ることは十分可能なのです。
ここからは、空き地を早く売る4つのコツを紹介していきます。
①空き地の見映えを良くする
同じ地域に自分の空き地Aよりもアクセスが良く、かつ面積の大きな空き地Bが売り出されていたとします。
普通だったら誰もが空き地Bを選ぶとお思いでしょうが、注意してほしいのは買主も不動産に関しては素人ということです。
素人はプロに比べて、第一印象に大きく影響されます。
これを逆手にとって空き地の見映えを最大まで高めておけば、条件の悪い空き地も早く売れる可能性は十分あります。
伸び放題の雑草を刈り取っておく
まずやるべきなのは伸び放題の雑草の駆除でしょう。
これをするだけで管理が行き届いている印象を与えますし、子どもの立ち入りや子どもの不法投棄なども一気に減ります。
遠方の空き地を売る時は作業が大変ですが、それでも契約前に一度は現地訪問しておくことをおすすめします。
更地に化粧砂を敷くと第一印象アップ!
業者が空き地の見映えを良くするために使うのが、化粧砂を敷く方法です。
化粧砂には真砂土と言われる、花崗岩が風化した砂が使われることが多いです。
業者に依頼して敷いてもらうことも出来ますが、ホームセンターなら4000円ほどで1㎥分の化粧砂が手に入るので、自分でやってしまっても良いでしょう。
②価格を低めに設定する
諸刃の剣ですが、空き地を適正価格よりも安く売り出せば、買主はお得と思って早く買ってくれます。
ただこれは利益が下がる分、必ずしもお得とは限らないでしょう。
利益を取るかスピードを取るか、慎重に考える必要があります。
更なる値下げを要求されることもあるので注意
自分としたら「もう限界!」というところまで下げて売り出したとしても、買主が交渉をふっかけてきて更なる値引きを求められるかも知れません。
実際、「値下げは嫌だ。でも、ここで断ったら後がない…」と追い詰められて1割ほど下げて成約を結んでしまうケースは多いようです。
こうしたことのないように、いくら値下げして売るとしてもゆとりは残しておきましょう。
→不動産売却で値下げ交渉を受けるタイミングと適正な値下げ幅とは?大幅値下げを回避する方法
③業者に買い取ってもらう
ここまで紹介したのは、不動産会社の仲介によって不特定多数の第三者に売り出す仲介売却という方法です。
これとは別に、不動産会社に直接空き地を持っていき、買い取ってもらう方法もあります。
この方法を使えば、最短1ヶ月弱で引き渡しまでいくことができます。
また、業者はプロなので、素人のように第一印象に惑わされる査定をしてくれます。そのため、仲介売却で売れ残った空き地も買い取ってもらえる可能性が高いです。
価格が4割下がる!注意が必要
ただ、空き地を買い取ってもらう際は注意が必要です。
それは、仲介売却に比べて利益が大幅に減ってしまうということです。
相場としては、買取価格は仲介売却の6割ほどにしかなりません。仲介売却で1000万円で売れる空き地は600万円ほどでしか買い取ってもらえないということですね。
こうなる理由としては、業者が再販する際に更地化や地盤・地質調査などの手続きに使う必要を差し引いているかです。
これも上で説明しましたが、価格を下げてまで早く売るのが本当に自分のためか、しっかり考える必要があるでしょう。
④一括査定サイトを活用する
空き地を売る際は、複数社の査定額を比較した上で契約先を絞り込むのがおすすめです。
→空き地の査定方法を解説!査定の注意点・抑えるべき5つのポイント
ただ、不動産会社に1社ずつ査定依頼をしていたら時間がかかってしまいますよね。こうした手間を省くのにおすすめのツールが一括査定サイトです。
空き地の簡単な情報を入力すれば、最大6社以上の査定を一括で比較できます。査定額を比較すればどこが最高額で売ってくれるか一目瞭然で、実際利用者の9割以上が売却を成功させています。
一括査定サイトを使えば、不動産会社を探す手間が省けるため早く売れますし、かつ高く売ることもできます!
※一括査定サイトの詳しい内容はこちら!
→【2024年最新】不動産一括査定サイトおすすめ比較ランキング!不動産売却におすすめの人気16社を厳選紹介】
空き地を早く売る際の注意点
ここまで空き地を早く売るポイント・コツを紹介しましたが、あまりに早く売ろうとして焦るのは禁物です。
ここからは、空き地を早く売りたい人が最低限抑えておいてほしい注意点を2つ紹介していきます。
早く売るのがお得とは限らない
仲介売却では、途中で売り出し価格を上げることはそんなにありません。
つまり、売り出し価格を決めたらそのまま売れるか、値下がり後に売れるかしかないのです。
安易に値下げをしてしまうと、もう高値で売れる可能性はなくなります。
「それでも早く売るためには仕方ないじゃないか!」と思うかも知れませんが、空き地売買は運・タイミングが物を言うので、極論を言えば値下げをしなくても次の日にベストマッチの買主が現れて買っていくかも知れないのです。
固定資産税は確かにネックですが、高く売ればコストを十分補えるくらいの利益が出ることでしょう。
そう考えると売り出し価格で売れることを信じ、じっくり買主を待つのも悪くはありません。
安易に早く売ろうとすることで損してしまうこともあるのです。
増税前に足元を見られることも
事業目的で利用していた空き地は、売却価格に消費税が課される可能性があります。
→空き地売却にかかる税金を徹底解説!最も税金が安くなる売り方と最新の税制・特別控除について解説
消費税は2019年10月1日に8%から10%へ増税される予定です。
例えば空き地が1000万円で売れた場合、増税前に売るか後に売るかで負担が20万円も変わってしまうのです。
不動産会社の中には増税前の駆け込み需要を狙ってキャンペーンを展開したり、「早く売らないと損ですよ!」とけしかけてくるかも知れません。
ただ、増税前は競合が市場にたくさん出回るため、必ずしも良いタイミングとは言えません、
また、事業用の空き地は事業利益+売却益-運用コストが最大化するタイミングで売りたいものですが、増税を意識しすぎるとこの計画が狂う可能性もあります。
たしかに節税は大切ですが、あくまで自分のタイミングで売ることを大切にしましょう。
→土地の査定方法は?査定の流れと査定額の決まり方・評価される11のポイント空き地を早く売る際は慎重に!
空き地をスムーズに売るとメリットも多いですが、早く売ることを意識しすぎると損することも多くなります。
スピーディさだけを重視するのは危険で、利益や安全性のバランスもしっかり取ることが重要になってきます。
また、「とにかく早く売りたい!あとはどうでもいい!」といった極端な顧客は、不動産会社の格好の餌食でもあります。
「早くは売りたい。でも損するくらいなら多少遅くなっても良い」というような現実的な視点を持つことも重要ですよ。
→土地査定は無料で出来る!コスト0で相場を自分で調べる方法と査定方法・注意点