
武蔵小杉のタワーマンション(タワマン)が台風19号の浸水被害で停電・断水・トイレ禁止!災害の被災に弱すぎて後悔続出
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先日襲った大型台風。史上最大規模という前触れにしては倒壊被害もそこまでありませんでした。
ただ、その中でも目立ったのがタワマンの被害です。
特に甚大な被害を受けたのが武蔵小杉のタワマン。みんなのあこがれのムサコで何が起きたのでしょうか?
→タワマン(タワーマンション)の定義って何階建てから?住むメリット・デメリットを解説
武蔵小杉のタワマンが浸水により配電盤が壊れたことで停電・断水
タワーマンションが多く立ち並ぶ川崎市の武蔵小杉駅近く。
この辺が先日の台風によって甚大な浸水被害を受けました。
ある47階建てマンションは地価の配電盤が壊れて、多くの部屋で停電・断水被害を受けました。
武蔵小杉は冠水しやすいエリアだった
高級住宅街として有名な武蔵小杉のタワマンですが、今から10年前のタワマンラッシュで街は様相を変えました。
それまでは工場跡地だった武蔵小杉ですが、元々は一帯が沼地だったこともあり冠水しやすく、地盤も決して頑丈ではないのです。
台風被害を受けた高層階の住民の話を聞くと、「風でグラグラして、倒れるかと思いました。」とのことです。
1億円を超える分譲マンションでこんな被害が出るなんていたたまれませんね…。
三井不動産によると復旧まで1週間かかる見通し
特に被害が大きかったタワマンを管理している三井不動産によると、復旧まで1週間はかかるとのこと。
これは今回の台風の甚大さを物語ってもいますが、それ以上に地下の狭いエリアから無理やり最上階まで電気を引っ張っているタワマンの構造の甘さが見てとれます。
停電によりエレベーターが使えず47階まで階段を使うハメに
停電したタワマンはエレベーターが止まってしまったため、住民は階段利用を余儀なくされるようです。
40~50階近い部屋からエントランスに向かうためにはとんでもない階数を経なければいけません。
セカンドライフを送るためにタワマンに引っ越した老夫婦などは、近くの親戚の家に一旦避難しているそう。
停電被害によって大きな被害を受ける、タワマンの脆弱さが浮き彫りになった例でしょう。
武蔵小杉のタワマンで1か月トイレ禁止に!「うんこ禁止令」「停電ざまぁ」の声も
ある武蔵小杉のタワマンでは、トイレの復旧まで1週間以上の時間がかかるそう。
住民のインタビューでは「簡易トイレを使っていたが、いっぱいになったので外のトイレを使うしかない」という声がありました。
防災設備を揃えていても、こうした防災設備が足りていないケースが多くの家庭で見受けられました。
特にタワマンは窓を全開にすることができず、においなどがこもりやすい状況にあります。
5ちゃん・Twitterで「うんこ禁止令」「停電ざまぁ」の声相次ぐ
武蔵小杉のタワマンうんこ事件のコピペめっちゃ好き pic.twitter.com/Gm7X4zj8PD
— おおるい大百科 (@ooiur) 2019年10月13日
このニュースが報じられると、5ちゃんねるやTwitterで「うんこ禁止令」「停電ざまぁ」の声が相次ぎました。
強烈なものには、「武蔵小杉のタワマン住民は下水まみれ」というものも。
もちろん、特定の人たちへの誹謗中傷は看過できないですが、日頃から“一般人”がタワマンに抱いている様々な思いが顕在化された出来事ではないでしょうか。
武蔵小杉のタワマン被災は全国にどんな影響を及ぼすのか?今後の予測・見通し
台風19号は日本に大きな被害をもたらしましたが、特にピックアップされたのが、この武蔵小杉のタワマン被害です。
このニュースが全国的に取り上げたことで、恐らく不動産業界全体に2次被害、3次被害があってもおかしくありません。
ここから、被害がもたらす影響を解説していきます。
大手不動産会社の無責任さが浮き彫りに
タワマンブームは「ヒルズ族」などがはやった2000年代初頭にブームになりました。
タワマンに住むことは青年実業家たちにとって成功の象徴であり、ステータスだったのです。
大手不動産会社も首都圏にこぞってタワマンを建てましたが、その時の宣伝文句は「1クラス上の暮らし」といったもので、災害への脆弱さといったデメリットには一切触れていないものでした。
今回の被害も、「50年安心して暮らせる」と不動産会社が銘打ったタワマンエリアで簡単に起こった事件です。
これを機に、住民の安全を考えない不動産会社の利益重視の姿勢が批判されてもおかしくありません。
→タワマンに住むと99%後悔?「タワマンの悲劇」「タワマン貧乏」を引き起こすデメリット
タワマン住民の振る舞いを注視すべし
前述の通り、タワマン住民全体がSNS等で揶揄されています。
ひょんなことから成功し、タワマンに住んで一般人を見下す人たち。タワマン住民に対するそんな偏見から誹謗中傷は生まれているのでしょう。
今後、タワマン住民の中でTwitterなどで言い返す人が現れ、炎上などしたら、風評被害で武蔵小杉以外のタワマン住民もうがった見方をされることでしょう。
セレブ芸能人の炎上が、タワマン人気を大きく下げる可能性もあります。
タワマン全体の需要が下がる可能性も
今回のニュースを見た人は、恐らく「タワマンは全てこうしたリスクがあるのだ」と感じるでしょう。
つまり、大阪でも名古屋でも福岡でも、全国的にタワマンの需要が低くなる可能性があります。
これで特に被害を受けるのは、中古のタワマンを売ろうとしてる人達です。
タイミングによっては「タワマンなのに売れ残る」ということがあってもおかしくはありません。
タワマンを買って後悔したなら覚悟をもって売ろう
今回のニュースでタワマン購入を後悔したなら、売り払ってしまうことをおすすめします。
今後、大規模な地震が起これば被害は武蔵小杉のタワマンの比ではありません。そのことを改めて実感したなら、購入してすぐでも売って、引っ越すことをおすすめします。
今後は、自分のライフイベントや経済状況、環境などに応じて住まいを柔軟に変えるのが賢い生き方だと言われています。30~40代で奮発して買った住まいにとらわれる人ほど、取り残されていく時代が来たのです。
住宅ローンの残債が気になるところですが、超低金利の住宅ローンや住み替えローンはまだまだ便利に使えるので、大きなリスクにはなりません。
→審査の甘い住宅ローンランキング!審査のゆるい通りやすい銀行を見抜くコツ
大災害があれば、食料を備蓄したり、家具を固定したりしたところで限界があることを思い知らされた方は、早期売却をおすすめします。
→タワーマンションを売るコツ!タワマンのベストな売り時はいつ?