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農地査定は無料と有料の2種類!無料査定のメリットと注意点

【更新日】2024-01-30
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農地の無料査定
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農地を売却したくても、どのように売ればいいのか分からないという人もいます。

農地は普通の土地とは違い売買には制限があるので、正しく理解して取引することが大事です。

また、価格を知るためには査定をする必要があります。

農地査定には有料と無料の2種類がありますが、無料の方がおすすめです。

ここでは農地査定について、無料査定のメリットや注意点などを紹介していきます。

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農地査定は無料査定と有料査定(鑑定)がある

農地は売却するときに制限はありますが、売れないわけではありません。

ただ、売る前に価格を知ることは必要です。

そのため、査定をしてもらいましょう。

査定をするときには無料と有料のものがあり、どちらでもある程度の価格を知ることができます。

ただし、住宅地の土地のように流動性が高いものではないので、買い手がつかないことも少なくないです。

そうなると、有料で正確な査定をしても、その通りに売れるとは限らないです。

買い手次第で値段が決まることもあります。

不動産査定は料金無料と有料の2種類!無料査定を依頼する際のポイント・注意点

無料査定は机上(簡易)査定と訪問査定の2種類

無料査定は2種類あり、簡単にできるのは机上査定です。

ネットで依頼するだけで農地の価格を出してくれます。

もう一つの訪問査定では訪問するスケジュールを決めたりしなければいけないので手間がかかります。

訪問査定の方が農地の状況を把握できるため、より正確な価格を出すことができるのです。

どちらの査定も無料ですので、手間をかけても正確な価格を知りたい人は訪問査定を選びましょう。

簡単に査定をしてほしい人は机上査定が合っています。

机上(簡易)査定はネットで簡単に依頼できる

机上査定は簡単に依頼できるのがポイントです。

ネットで必要事項を記入するだけで、査定ができます。

基本的には色々な状況が加味されない査定ですので、周囲の農地と比較した価格になります。

土地の状況によっては査定価格よりも安くなることもあるでしょう。

机上査定の価格を必ずその額で売れるとは思わないことが大事です。

参考価格として考えておけば、実際の売却価格が安くなったとしても不満には思わないです。

内部の傷や凹みは査定評価にふくまれない

机上査定では申込み内容をデータとして査定するので、実際の状況は評価外になります。

実際には土地の価値が低い場合もありますが、それは机上査定では分かりません。

あくまでも一般的な土地として査定をしているのが机上査定です。

詳しい査定をしてほしいなら、机上査定以外を選びましょう。

状況に合った正確な査定価格が分かります。

訪問査定はより精度の高い査定額を算出できる

訪問査定は農地を実際に訪問して、査定を行うスタイルです。

そのため、農地の状況を確かめることができ、精度の高い査定額を算出できます。

ただし、手間がかかることには注意が必要です。

机上査定のようにネットへ申し込んで、すぐに査定価格が出るわけではありません。

鑑定人と会って、農地について話をすることも多いです。

農地の価値はどのような状況かでも変わってくるので、情報収集は欠かせない手順です。

集めた情報を踏まえて、査定を出します。

訪問査定はスケジュール設定が必要

訪問査定では依頼者がスケジュールを調整する必要があります。

鑑定人が空いている日と依頼人のスケジュールを合わせて、訪問日を決めます。

繁忙期は避けて、比較的暇な時期ならスケジュールを合わせやすいでしょう。

急いで売る必要がないのであれば、査定も慌てないでじっくり進めることが大事です。

また、訪問査定をしてもらうのであれば、鑑定人の意見も聞いておくと参考になります。

農地を売るときに役立つ情報を得られるかもしれません。

有料査定(鑑定)は不動産鑑定士によっておこなわれる

有料査定は資格を持っている、不動産鑑定士が行います。

不動産鑑定士は合理的で正確な鑑定を行いますので、有料査定で出た査定価格はかなり信頼できるものです。

ただし、農地に関しては必ずしも合理的な価格が取引価格になるとは限りません。

一般の不動産であれば買い手が不特定多数いて、その中で売却価格が決まります。

その時に不動産鑑定士が出した合理的な価格は基準になります。

しかし、農地では買い手が限られていて、必ずしも合理的な価格で取引される訳ではないのです。

不動産査定は不動産鑑定士に依頼すべき?鑑定費用はいくらかかる?

鑑定費用は事務所が独自に定めている

不動産鑑定士に査定を依頼すると、鑑定費用がかかります。

費用に関しては事務所ごとに独自で決めていることが多く、費用には幅があります。

鑑定士の査定があればその価格で売れるというのであれば、高い費用でも支払う価値はあります。

ただ、査定価格は参考になるだけのものです。

高い費用を支払っても、査定価格で売れるとは限らないです。

高い費用を払って、売れない可能性もゼロではありません。

そう考えると、費用を比べて安い不動産鑑定士に依頼する方が無難でしょう。

個人が農地を売る場合は無料査定がおすすめ

不動産鑑定人が鑑定した方が証明力や精度は高いです。

しかし、農地の売買は買い手がいて成り立つものです。

そう考えると、必ずしも査定価格通りに売れない可能性もあります。

査定額はあくまでも参考程度に考えるべきでしょう。

参考程度でいいのであれば、無料査定で十分です。

費用を支払った査定があれば、その価格で必ず売れるというなら有益です。

ただ、現実にはそうならない確率が高いでしょう。

それであれば、無理に有料の査定を依頼しなくても問題はありません。

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不動産会社が農地を無料査定してくれる理由

不動産会社はボランティアではありませんので、意図があって無料査定をしています。

見返りがなければリソースを使っている分だけ、損をすることになります。

まず、不動産会社が無料査定している理由として考えられるのは、お客さんの発掘でしょう。

不動産会社ではなかなか新規のお客さんを見つけられません。

そのような状況ですので、無料査定をしてお客さんを見つけているのです。

ここでは不動産会社が無料査定をしている理由について詳しく解説していきます。

農地の無料査定は営業的な側面が強い

農地の無料査定は、気軽に査定をしてもらえるという特徴があり、人が集まりやすいです。

無料査定は集めた人に営業をして契約から成約に結び付けることを目的にしているのです。

このように、無料査定は営業的な側面が強く、集客に利用しているとも言えるでしょう。

そのため、無料査定を依頼すると営業の電話がかかってくるパターンは多いです。

本気で売るつもりなら、営業の電話であっても不動産会社の話を聞くことは大事です。

有益な情報を入手できるかもしれません。

根拠のない高額を提示する悪徳業者も

無料査定をしている業者の中には高い査定額を提示して、「ウチならこれくらいで売れますよ!」といって契約を取ろうとする業者もいます。

他の査定価格とあまりにかけ離れている場合は用心する必要があるでしょう。

そこまで高く売れる根拠があれば別ですが、理由もなく高く売れることはありません。

こうした悪徳業者にひっかからないよう、査定価格の根拠は常に意識すべきです。

明確な根拠を示せないようであれば、悪徳業者の可能性があります。

悪徳・悪質不動産業者の営業手口を紹介!免許番号を調べてリスク回避

農地の無料査定で使われる3つの方法

農地の無料査定をするときには、以下の方法があります。

ここではその方法について解説していきます。

  • ①取引事例比較法
  • ②原価法
  • ③収益還元法

①取引事例比較法

取引事例比較法は対象の土地と条件が近い取引事例を参考にして、査定額を出す方法です。

事例を収集して、個別の要件が似ているものや状況が近いものを取捨選択していきます。

明らかに投機的に売られているものなどは排除して、正確な価格を算出します。

同一圏内の農地に関する取引例などがあると、参考になることは多いでしょう。

ただし、この方法は感覚的な部分がありますので、鑑定士によって価格が変わる可能性があります。

不動産業界では一般的に使われている評価方法です。

②原価法

原価法は同じ土地を再取得するにはいくらかかるかを計算する方法です。

そこから価値を低下させる要因を差し引く原価修正を行うことで、査定を算出します。

基本的に農地を再取得するときの価格を算出するのが難しいですし、原価修正も上手くできない可能性があります。

そのため、農地の評価額を算出する方法としては向いていません。

建物や設備がある不動産に関しては原価法が有効な場合は多いですが、土地だけの評価にはあまり向かないです。

③収益還元法

収益還元法は将来不動産から得られる収益を計算して、現在価値に割り引いて評価する方法です。

基本的にこの方法はアパートやテナントビルなどで収益が見込める物件を評価するときに使います。

アパートであれば、定期的な家賃が見込めるからです。

しかし、住むための住宅や分譲マンションではほとんど使われません。

農地も同様で、将来の収益を計算することが難しいため、あまり使われることはないです。

農地の場合は、土地があるだけで稼げる訳ではないからです。

農地の無料査定でよく見られるポイント

農地の無料査定ではよく見られるポイントが決まっています。

ここでは見られるポイントを解説していきます。

  • ①面積
  • ②地形
  • ③高低差
  • ④前面道路の幅員
  • ⑤間口・奥行

①面積

面積は基本的に広い方が価値があります。

ただ、広すぎると売りにくくなるため、面積はある程度の大きさが求められます。

狭いと農地として活用するのが難しくなるので、転用などをする方法で不動産会社はチェックするでしょう。

そうなると、転用できる土地なのかなどもチェックする必要があります。

このように、面積はただ広ければ評価されるというものではありません。

活用しやすい面積なのかということがポイントになります。

②地形

無料査定では地形は重要なポイントとして見ています。

地形が悪いと農業をするのが困難になります。

例えば、コの字型の土地では大型機械が入れにくいです。

形が整っていることや正方形に近い形であれば、評価を受けやすいでしょう。

ただ、地形が整っていても面積が狭かったりすると、評価は低くなります。

形は重要ですが、同じくらい面積も求められます。

特殊な地形でない限り、形だけで低く評価されることは少ないです。

③高低差

農地の場合、高低差がある可能性もよくあります。

これは農地全体に水を行き渡らせるために必要だったからです。

高低差が大きすぎると、評価が低くなることもあるでしょう。

農地として利用する場合は活用しやすいです。

しかし、他の方法で土地を使うのであれば、高低差がある土地は利用しにくいです。

大きな高低差がある場合には土地の改良が必要になるので、費用がかかってしまいます。

そこまでして土地を求める人は少ないと不動産会社は考えて、低い評価を下します。

④前面道路の幅員

前面道路の幅員が4メートル以下だと評価が下がる可能性があります。

道路の横幅は4メートル以上になるように義務付けられているので、それ以下になっていると、自分の土地であっても利用できない部分が出てきます。

また、地域によっては道路の幅員が8メートルという地域もありますので、それ以下だと評価が大きく下がるでしょう。

幅員を計算してみると、基準に達していないこともあります。

そうなると、評価が低くなります。

⑤間口・奥行

間口が広い土地は評価が高いです。

同じ土地の面積でも間口が6メートルと20メートルであれば、20メートルの方が評価されやすいです。

均整のとれた土地の方は使い勝手がいいため高い評価を受けます。

また、奥行がある土地も評価が高くなる可能性があります。

これは道路からの奥行きがあると色々な方法に活用できるためです。

農地の場合は間口が広いことが多いので、高い評価を受ける確率は高いでしょう。

土地査定の方法ガイド!評価される8つのポイントと損しないため注意点

農地の無料査定の注意点

農地を査定するときには無料のものはおすすめですが注意点もあります。

まず大事なのは、査定価格通りには売れる保証がない点です。

査定価格はあくまでも見積もりですので、買い手がその値段で買うと言わなければ売れることはありません。

また、無料査定は不動産会社の私見という点にも注意が必要です。

それぞれの不動産会社で査定価格が違うこともあります。

ここではそのような無料査定の注意点について、詳しく解説していきます。

査定額通りに売れる保証はない

農地の無料査定をしたからと言って、その値段で不動産会社が買い取るわけでありません。

査定は一般的に評価したときの農地が持つ価値です。

買い手がその値段では買わないと言い出せば、査定価格で売れることはないでしょう。

また、無料査定で大事なのは何も保証していないということです。

例えば中古車の査定を依頼したら、査定価格で買い取ってもらえます。

しかし、農地の無料査定では買い取る保証がないです。

その点には注意が必要でしょう。

無料査定はあくまで不動産会社の「私見」

無料査定で注意する点としては、あくまで不動産会社の私見だということです。

法的な証明能力が一切ないため、買い手が査定通りに必ず買わなければいけない義務はありません。

買い手が決めた値段の方が優先されるケースの方が多いです。

無料査定を受けるなら参考程度に考えることが大事です。

無料査定の価格にこだわっていると売れない物件になるかもしれません。

農地売却はまず無料査定に出すことから始めよう

農地売却を考えているならまずは無料査定で価格を知ることが大事です。

価格が分かれば、それを参考にして交渉することができます。

参考価格が分からなければ、いつまで経っても適正価格で農地を売ることができないでしょう。

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