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楽天銀行住宅ローンの落とし穴とは?人気ローンのデメリット・リスクと後悔しない方法

【更新日】2024-01-19
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楽天銀行住宅ローンの落とし穴
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楽天銀行住宅ローンはネット銀行住宅ローンの中でおすすめに挙げられることも多く、何かと注目される住宅ローンです。

「楽天経済圏」という言葉が最近話題になっているように、併せて様々な楽天サービスを利用して優遇やポイントGETを受けられるという魅力もあります。

今回は、そんな楽天銀行住宅ローンの口コミ・評判やメリット・デメリットを紹介していきます。

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楽天銀行住宅ローンの5つの落とし穴

ネット銀行の中でも最大手の企業が運営を務めている楽天銀行が提供している住宅ローンには、大手が持つブランド力ゆえの信頼があります。

しかし、先のメリットばかりを気にして、楽天銀行を選んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があります。

ここでは、楽天銀行住宅ローンの5つの落とし穴について解説します。

落とし穴➀審査基準が比較的厳しめ

住宅ローンを組む際には、銀行側が借り手の信用情報を審査します。

楽天銀行の住宅ローンは、その審査基準が比較的厳しいとされています。

楽天銀行住宅ローンの申し込み条件

  • 借入時の年齢が65歳6ヶ月未満で、かつ完済時の年齢が満80歳未満の方
  • 日本国籍を有する方、または永住許可等を受けている外国人
  • 前年度の年収が申込人と連帯債務者合算で400万円以上の方
  • 本件借り入れとその他の借入金を合わせた、すべての年間返済額の年収に占める割合が30%~35%以下での方

これらは借り手が将来的にローンを返済できる能力を銀行が判断するための基準であり、それらが厳しければ厳しいほど、住宅ローンの承認を得るのは難しくなります。

特に、安定した収入がない場合や勤務年数が短い場合などは、審査が難しくなります。

また、事業主やフリーランスなど自営業者の場合も、確定申告の内容や事業の規模などにより審査結果が左右されます。

審査基準が厳しいということは、それだけ多くの人々が住宅ローンの審査に落ちるケースもあります。

そのため、楽天銀行で住宅ローンを検討する際には、その点を十分に考慮しなければなりません。

落とし穴②ネット銀行水準だと金利が高めで更に上限金利が適用されるリスクも

楽天銀行はネット銀行の一角にして、一部の特殊なケースを除き、通常は対面でのサービスを提供していません。

そのため、他行よりも金利が高めに設定されています。

これはネット銀行としての運用コストを補うための一部であり、借り手にとっては返済負担が増えてしまいます。

さらに、金利は、審査結果により決定され、審査結果が芳しくない場合には、上限金利が適用されるリスクも存在します。

これは、借り手の信用状況により返済可能性が低いと判断された場合に、銀行がリスクを補償するために高金利を適用することを意味します。

この上限金利が適用された場合、返済額が予想以上に増加し、経済的な負担が増します。

これらの金利に関するリスクを理解し、計画的に住宅ローンを組む必要があります。

金利の影響を最小限に抑えるためには、自身の返済能力を高めるための対策を講じること、もしくは適切な返済計画を立てることが求められます。

落とし穴③がん保障特約に入れない可能性がある

楽天銀行住宅ローンには、がん保障の特約が用意されています。

その中でメインになるのが、50%保障がん団信・100%保障がん団信の2種類です。

項目 50%保障がん団信(全疾病特約付) 100%保障がん団信(全疾病特約付)
借入時年齢 50歳以下 50歳以下
融資金利 年0.2%上乗せ
死亡・所定の高度障害状態
余命6ヶ月以内の診断時(リビング・ニーズ特約)
がんと診断確定 50%保障 100%保障
就業不能給付金
就業不能保険金
夫婦連生団信 任意(年0.2%上乗せ) 任意(年0.2%上乗せ)

楽天銀行住宅ローンを利用する際は、このガン特約を利用するを前提に考えている方も多いです。

しかし、必ずしも団信に入れる訳ではありません。

楽天銀行住宅ローンのがん特約は楽天生命が窓口になりますが、かつてこことトラブルがあった場合などは審査で不安が残ります。

健康状態が不安な方は、審査落ちのケースも念頭に置いておきましょう。

落とし穴④楽天銀行以外を返済口座に選ぶと金利上乗せがある

楽天銀行住宅ローンは幅広い銀行口座を返済口座に指定することができます。

サラリーマンの方などは会社の給与振込はメガバンクが多いですから、わざわざ楽天銀行の口座に移さなくて良いのは便利です。

ただ注意したいのが、楽天銀行以外の口座を選んだ場合、借入金利が年0.3%上乗せされてしまうという点です。

手数料を最安にするため楽天銀行の口座を開設し、そこにお金を移動する方も多いです。

ただ、資金移動にかかる費用を合わせれば、トータルでそこまでお得という訳ではありません。

お得という文言につられて、口座まで開設した上で結局損したとなると後悔してしまうので注意しましょう。

落とし穴⑤Skype相談にやりにくさを感じる

楽天銀行住宅ローンはネット銀行で実店舗を持たないですが、顧客を対象にSkype相談サービスを提供しています。

土日祝日も22時まで対応してもらうことができ、チャットやメールではなく担当者の顔を見て話せるのが魅力です。

一方、Skypeを使い慣れていない方やネット利用が不得意な方だと、直接対面できないことに不満を持つケースも多いです。

住宅ローンに関して銀行側に相談するタイミングは意外に多いので、相談できる環境がしっかり整っているかは事前にチェックしておきましょう。

利用者の知識不足で落とし穴にはまるケース

住宅ローンの仕組みは複雑な部分もあり、概要を見てもリスクが分からず、利用してから始めて気付いたという事例は良くあります。

ただ、金融機関も利用者を陥れようとしている訳では必ずしもありません。

楽天銀行住宅ローンの落とし穴にはまったと思っていたのが、実は元々書かれていたことで、自分だけ勘違いしていたというケースも多々あります。

楽天銀行だけに関わらず、初めて住宅ローンを利用する方が良くやってしまう失敗を紹介します。

金利最安・返済額が家賃並みという言葉を信用する

上記文言は住宅ローンがいかにお得かを表すためによく使われる言葉ですが、家賃をいくら払っていたのか、金利最安の水準をいくらで考えているのかは人によって様々です。

担当者は平均の利用者層を考えた上でこうした発言をしているのですが、例外のケースも当然あります。

家賃を抑えて暮らしていた方なら、ローン返済額のほうが遥かに高くなることもあるので注意しましょう。

無計画に頭金を入れすぎてしまう

住宅ローンを組む際は頭金を多くしたほうが、金利がお得で返済もスムーズというのは良く言われています。

ただ、見方を変えれば頭金を増やすことで家計は圧迫されています。

住宅ローンを安全に借りるためには、いざ収入が途絶えた時にもどうにかなる位の貯蓄はキープしておかないといけません。

これに手を付けてまで頭金を増やしても逆効果なので、注意しましょう。

5年ルールでも金利変動の影響は受ける

楽天銀行住宅ローンは5年ルールというものを用意しています。

変動金利がどう推移するかは専門家も100%把握できている訳ではなく、急激な金利変動で返済額が跳ね上がる可能性もあります。

こうした時に備えて、当初5年間は返済負担が変わらないとするのが5年ルールの概要です。

ただ、5年ルールでも金利変動の影響を実は受けています。

なぜなら、返済額が一定でもその中の利息の割合が大きくなり、1回で返済できる元金が減るからです。

1回の返済における元金の割合が減ると、その分だけ返済期間が長くなり、トータルの利息も増えてしまいます。

ルールがなければリスクはもっと大きくなるのですが、ルールがあっても影響は受けているので注意しましょう。

楽天銀行住宅ローンの落とし穴にはまるのを回避する方法

楽天銀行住宅ローンには落とし穴があるというのは前述の通りです。

ただ、これらの落とし穴には注意してもハマってしまう可能性があります。

知らずに落とし穴にハマるのを避けるため、利用者は何に注意すれば良いのでしょうか?

返済額以外の支払いも計算する

楽天銀行住宅ローンの返済は家賃並みと言っても、ローンを組んで新居を購入すると、賃貸ではかからない固定資産税などが新たに発生します。

こうした負担も考えておかないと、返済途中でつまずくことになります。

3か月分の生活費は常にキープ

住宅ローンの返済期間は長く、今は大丈夫でも将来的に何があるか分かりません。

万が一の時に最低3か月分の生活費をキープしておくことで、何かあった時に返済が滞るのを避けることができます。

将来的に必要な費用を考えて積み立てる

まだ子供が小さい家庭などは、将来的に高額の教育費が必ずかかります。

教育費を支払うための準備・計画をしていないと、予想外の支払い+ローン返済に対応できない可能性もあります。

介護費・医療費なども老後ほぼ確実にかかってくるので、早めに積立をするのが賢いやり方です。

ローン残高を定期的に確認

住宅ローンの返済は途中でマンネリ化し、なぜ返済しているのか分からなくなるケースも少なくなりません。

返済のモチベーションが無くなり、「もうどうでもいいや」と思ってしまう方も少なくありませんが、こうした方ほど落とし穴にハマりやすいです。

定期的にローン残債の減り具合をチェックしておくことで、「こんなに返済したんだ!」と思えて嬉しくなり、モチベーションを失わずに済みます。

楽天銀行住宅ローンへ借り換えるメリット

楽天銀行住宅ローンへ借り換えるメリットとしては、次の内容があげられます。

  • 繰上返済手数料が無料
  • 50%保障がん団信(全疾病特約付)が0円
  • リフォーム資金も上乗せできる

以下にそれぞれのメリットを解説します。

繰上返済手数料が無料

楽天銀行住宅ローンでは、繰上げ返済手数料が無料です。

多くの住宅ローンでは、繰上げ返済をする際に手数料が発生しますが、楽天銀行ではそのような費用が全くかからないため、返済計画に余裕が出た際にも気軽に繰上げ返済が可能です。

返済期間を短縮したり、利息負担を軽減することが可能になります。

また一度でも繰上げ返済をしたことがある人なら、その利便性と費用節約のメリットを実感できるでしょう。

50%保障がん団信(全疾病特約付)が0円

楽天銀行では、がんを含む全ての疾病に対して50%保障を行う団体信用生命保険「50%保障がん団信」が無料で提供されています。

がんなどの重大な疾病にかかった場合でも、住宅ローンの返済が一定期間免除されるという保証内容です。

通常、団信は住宅ローンの返済に必要な追加コストとなりますが、楽天銀行ではこの保険料が0円であるため、返済負担を軽減することができます。

リフォーム資金も上乗せできる

楽天銀行住宅ローンでは、購入後のリフォーム資金も住宅ローンに上乗せすることが可能です。

中古住宅を購入してリフォームする予定の人や、新築後に改装を考えている人にとって大きなメリットとなります。

リフォーム費用を住宅ローンに組み込むことで、一度に大きな出費を抑えつつ、理想の住まいを実現することができます。

他の住宅ローンではあまり見られない特色であり、楽天銀行住宅ローンが借り換えにおすすめな理由の一つです。

楽天銀行住宅ローンへ借り換える注意点

楽天銀行住宅ローンへ借り換える際には、次の点に気を付けましょう。

  • 事前にシミュレーションをする
  • 審査に落ちることもある
  • 必ずしも最優遇金利が適用されるとは限らない

借り換え時には事前のシミュレーションが重要です。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

事前にシミュレーションをする

楽天銀行住宅ローンへの借り換えを考える前に、まずは事前にシミュレーションを行うことが重要です。

借り換えによる金利の変動や返済計画の変更など、具体的な影響を把握するためです。

楽天銀行ではオンライン上でシミュレーションを行うことが可能ですが、それにより初めて見えてくる現実的な負担やメリットもあります。

このシミュレーション結果を基に、自身の返済能力やライフプランと照らし合わせて慎重に判断することが求められます。

審査に落ちることもある

楽天銀行住宅ローンへの借り換えも、新規の住宅ローンと同じように審査が必要となります。

そのため、現在の返済状況や収入、勤続年数などの条件によっては、審査に通らない可能性もあります。

特に、借入額が多かったり、収入が安定していない場合は注意が必要です。

借り換えを検討する際には、自分が審査に通る可能性を事前に確認しておくことが大切です。

必ずしも最優遇金利が適用されるとは限らない

楽天銀行住宅ローンは、その金利の低さで知られていますが、最優遇金利が全ての人に適用されるわけではありません。

金利は、借入人の信用状態や借入総額、返済期間などによって変動します。

そのため、最優遇金利が適用されると考えて借り換えを決断するのではなく、自分自身に適用されるであろう金利を確認した上で、借り換えを考えるべきです。

楽天銀行住宅ローンをおすすめしない人

大手銀行を利用したい人

楽天銀行はネット銀行の中でも大手ですが、一般的な安心感はメガバンクに比べると未だ劣ってしまいます。

住宅ローンは一生に一度の買い物なので、信頼できる老舗に依頼をしたいという気持ちも分かります。

実際のサービスの内容とは別に大手銀行を依頼したいという希望があるなら、メガバンクを選ぶのも一つの手です。

事前に丁寧な相談を受けたい人

楽天銀行住宅ローンは担当者との対面相談が出来ません。

チャットで相談することも出来ますが、深刻な悩みや説明しにくい悩みの場合はどうしても不安が残ってしまいます。

こうした方のためにSkypeによる相談サービスを楽天銀行は提供していますが、予約制で時間に限りもあるため、気になる方にはおすすめしません。

借入中の相談ならまだどうにかなりますが、メガバンクや地銀のように借入前に時間をかけて相談することができないのは大きなデメリットです。

トータルコストを安く抑えたい人

楽天銀行住宅ローンはネット銀行の中でもトップの低金利を維持している訳ではありません。

金利を低く設定することもできますが他行が更に低金利の住宅ローンを提供していますし、諸費用が比較的高めなのでトータルコストで差がついてしまいます。

出来るだけコストを安く抑えたいのであれば、楽天銀行住宅ローンはおすすめしません。

楽天銀行住宅ローンのメリットとデメリットを事前に把握しておこう

楽天銀行住宅ローンはネット銀行の中でも提供元が大手で安心して利用できる他、保証料の安さや融資のスピーディさが魅力の商品です。

一方で金利がネット銀行基準だとそこまで低くないというデメリットも存在します。

楽天銀行住宅ローンのメリット・デメリットを知らずに印象だけで選んでしまうと、借入後に大きなリスクが発生します。

申し込みを検討している住宅ローンの特徴は隅々までチェックしておきましょう。

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