都内品川区内にある立会川駅の土地価格は、1㎡当たり約69.2万円/㎡、坪単価は約229万円となっています。

坪単価は、前年度の坪単価に比べて約5.1%(11.7万円/坪、3.5万円/㎡)ほど上昇しています。

そもそも不動産価格は、その時の景気や経済動向に左右されやすく、例えば、2008年に起きたリーマンショックの影響で不動産価格が一時的に下落しました。

しかし、2012年ごろに施行されたゼロ金利政策や財政政策などの影響で景気が回復し始めると、不動産価格も大きく上昇しました。

また日本は今、「少子高齢化」という巨大な問題を抱えている状態で、都市部を中心に人口が増え続けている状態です。

この状態が今後も続くとなれば、都市部にある土地や建物の需要上昇により、供給が追い付かないことから価格の上昇、一方、地方は過疎化の影響で不動産価格が下落する状況になります。

立会川駅は、人口が増えつつある品川区内にあるため、今後も土地価格が上昇する可能性が高いです。

立会川の地価推移

立会川駅周辺の土地価格の平均69.2万円/㎡、坪単価は約229万円と前年度よりも5.1%の上昇がみられます。

この影響は、立川駅周辺の土地すべてに影響をもたらしています。

例えば、立川駅周辺で最高額と最低額の地価を調査すると、以下の2カ所になります。

なお、立川駅の地価最高価格は平成7年に出た70万円/㎡が最高とされ、最低は平成12年に出た47.8万円/㎡となっており、約1.46倍もの開きがあります。

また最新の情報を見るに、最寄り駅に当たる立川駅から近くなればなるほど、地価が高騰し、遠くなるにつれて地価が下がっている傾向にあります。

また、以下は立会川駅の地価推移グラフになります。

10年先の予想価格

先のグラフを見る限り、2008年のリーマンショックの影響で地価が一時的に下がっているものの、2012年の金融政策等を経て、右肩上がりで回復しています。

土地価格の上昇は、景気動向や人口推移など様々な要因が絡むことによって発生します。

今後10年先、立会川駅周辺の土地価格がどのような変化を迎えるのかを、景気動向と人口増減の2つから考察してみましょう。

例えば、現在の景気動向は横ばいで推移しており、人口は減少の一途を辿っている状態です。

しかし、地域別で人口推移をみると、都市部を中心に人口が増加し、都市部から離れた地方や郊外になるにつれて人口が減少している状態です。

立会川駅周辺は品川区内にあるため、人口増加の影響を今後10年先まで受ける可能性が高いため、土地価格は上昇するとみていいでしょう。

具体的な数値で状勝率を予想した場合、約10%以上の上昇が予想されます。

とはいえ、10年という長期視点となると、今後の景気動向や人口の増減が大きな指標になってきます。

また人の流入で増えつつある都市部でも、人口の増減が発生して土地価格が高いエリア、安いエリアの二極化が進む可能性が高いです。

以下は、立会川駅の近隣エリアとの土地価格の相場比較になります。

今回取り上げた7駅の土地価格をそれぞれ比較した場合、品川駅方面を含め、都市中央に近づくにつれて土地価格が上昇傾向にあり、逆に中央から離れていくにつれて価格が下がっています。

立会川駅は、鮫洲駅と大森沿岸駅の中間に位置するという点から、土地価格も2駅のほぼ中間にあたる価格になっています。

とはいえ、エリア内の人口の増減次第で価格が大きく変わるので、立会川駅周辺で土地購入を考えている方は、周囲エリアの動向を確認しながら購入や売却のタイミングを見計らいましょう。

ここまで、立会川駅の坪単価と地価推移、そして立会川駅を起点に前後3駅分の土地価格の比較を行いました。

ここでは、立会川駅がある品川区全域の坪単価と価格推移について解説して行きます。

品川区の坪単価

まず、令和5年9月時点における品川区の坪単価の平均値は、約360万円/坪、基準地価は109万円/㎡となっており、約5.58%の上昇を期しています。

以下は、坪単価と地価の平均値を起点に区内で最も高い駅名と平均値に近い駅名、そして区内で最も低い坪単価と地価の駅名をまとめた表になります。

品川区内の地価と坪単価全体の平均から立会川駅周辺の地価と坪単価を見比べた場合、下から3～4番目に位置する順位にいます。

つまるところ、品川区内の地価と坪単価の平均値を頼りに、立会川の地価と坪単価を調査すると、比較的安価な部類に位置するエリアであることが分かりました。

品川区の価格推移

品川区内にある30にも及ぶ駅周辺の土地価格は、2022年から2023年の間で約4.1%、2018年からの5年間では約18%にも及ぶ上昇を見せています。

価格上昇がみられた理由は、大きく分けて2つあります。

1つは、住宅ローン金利の低下で高額物件の購入が容易になったことです。

2013年に開始したアベノミクスによる異次元緩和政策の影響が金利値に大きな影響をもたらし、コロナ禍以前の2013年から2020年の間で1%以上もの金利低下が見られました。

さらに2022年に入ると、変動金利の金利値が0.3%近くにまで低下したことにより、物件価格が上昇しても、低金利値で借入ができる変動金利型住宅ローンを利用すれば、高額な物件も購入できます。

2つ目は、区内全体で人口が増加したによる需給率の上昇です。

土地価格は、その時の経済状況をはじめ、人口の増減でも価格が変動します。

今回のように、品川区全体で価格上昇がみられたというのは、区全体の需要が高まり、空き地の供給量が減ったため土地価格が上昇したと考えられます。

土地価格は、周辺環境や公共施設へのアクセスの良し悪し、土地の形状、そして人口の増減、景気など様々な要因が複雑に絡み合って算出されます。

一般の方がこれらの要因を調査しておおよその価格を出すのは困難なため、不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。

不動産一括査定サイトを活用すれば過去の取引事例に関する情報も取得でき、おおよその価格相場も把握できます。

とはいえ、不動産一括査定サイトといっても様々な査定サービスを要しています。

ここでは、土地の売却相場の調査に最適な一括査定サイトを2つ紹介します。

HOME4U

HOME4Uは、NTTデータグループが運営している不動産サイトで、数ある不動産一括査定サイトの中では最も古いサイトになります。

そんなHOME4Uには、約1,000社近い不動産会社が運営基と提携を組んでおり、いずれも運営基が設けた厳しい審査を突破した優良企業のみが在籍しています。

査定依頼ができる物件種別の幅も広いうえ、47都道府県にも対応しています。

無論、東京都内の立会川駅周辺の情報にも精通している会社が当サイト中に在籍している可能性は高いです。

SUUMO

SUUMOは、リクルートホールディングスが運営を務めている不動産情報サイトです。

数ある一括査定サイトの中で最も提携社数が多いサイトでもあるため、業者数が見込めない地方でも条件に見合った会社探しが容易に行えます。

また一度の情報入力で最大10社もの会社に査定依頼が送信できるという特徴も有しているので、手早く査定価格を把握して比較したい方に最適です。

ここまで、立会川周辺の土地価格の相場や今後の動向について解説と考察をしてきました。

立会川駅周辺の土地価格は、2012年の金融政策以降、右肩上がりで土地価格を上昇させています。

土地価格が最も高かった1995年時の価格に迫っている勢いで土地価格の上昇がみられることから、今後10年先も右肩上がりで土地価格が上昇する可能性があります。

とはいえ、土地価格は、景気動向や人口の増減などの変化でガラリと変わります。

今は上昇傾向にある土地価格も、景気や人口の移り変わり次第でゆっくりと降格することも考えられます。