
評判の悪いハウスメーカーはどこ?クレームの多い大手業者ランキングとおすすめしない業者の特徴
注文住宅を建てるなら、評判の悪いハウスメーカーはできるだけ避けたいものです。
一体、どのハウスメーカーのクレームが多いのか、どんな傾向があるのかを分かりやすく解説していきます。
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評判の悪い大手ハウスメーカーランキング
評判の悪いハウスメーカーは一体どこなのか調査をすると、やはり大手業者が目立ちます。
大手は口コミの数自体が多いので、クレームの総数もどうしても増えてしまいます。
ここからは、悪評が目立つ大手ハウスメーカーを3社紹介していきます。
積水ハウス
積水ハウスは業界を代表する高品質メーカーですが、質にこだわるあまり単価が高い、オプションが多いといったデメリットが良く聞かれます。
設備のオプションなどで凝り過ぎてしまうと、いざという時に便利な一方でコストパフォーマンスが落ちてしまう。
一方で高価な割にデザインに面白みがなく、デザイン性を求める人からの不評も少なくありません。
一条工務店
一条工務店の悪い評判としては、営業マンや現場監督に関する内容が多いです。
一条工務店は営業マンに厳しいノルマを課すことで急成長を遂げたハウスメーカーですが、その厳しさ故に顧客と軋轢が生まれるケースも少なくないと想像できます。
また、着工棟数が業界内でも多いので、その分だけクレームの総数が多くなってしまっている可能性もあります。
大和ハウス
大和ハウスは派手さが全くない、家に特徴がないといった評判が多いです。
対応の柔軟性に不満がある、営業マンがしつこいというクレームもあり、物件のイメージも従業員も、良くも悪くも真面目な傾向にあるのかな?といった印象が強いです。
リーズナブルな施工を売りにするハウスメーカーは意外と悪評が少ない
ハウスメーカーの中でもレオパレスやタマホームのように、低コストを売りにするタイプの業者が存在します。
高級さを売りにするハウスメーカーに比べると資材や設備のグレードが落ちるところもありますが、意外と悪評やクレームは多くありません。
悪評が多いかどうかは、顧客が持つ期待感がどれくらいで、それを上回っているか、下回っているかが大きく影響します。
低コストが売りなのに出来栄えに納得がいかない、どことなくチープな感じがして不満という方は、そもそもハウスメーカー選びが上手くいっていない可能性が高いので注意しましょう。
大手ハウスメーカーの悪い評判から分かる不満の傾向
ハウスメーカーの悪い評判をチェックすると、ある一定の傾向があることに気が付きます。
多くの方はハウスメーカーのどの部分に不満を持っているのでしょうか?
傾向①費用が高い
大手ハウスメーカーへの不満で特に言われるのが、コストがかかるというクレームです。
実際、ハウスメーカーの坪単価は高級住宅なら70万円以上が相場なのに対し、工務店は50万円以上で済みます。
同じレベルの物件でもハウスメーカーは住宅展示場の人件費やCMなどの広告費がかかってくるので、どうしても割高になってしまいます。
→坪単価とは?平均の相場はいくら?どう計算する?ハウスメーカー・工務店の坪単価を比較
傾向②希望通りにいかない
顧客が懸命に希望・要望を伝えても思い通りにならない、出来上がりが不満という声は多く聞かれます。
ただ、顧客が思い描く理想はそれぞれ異なる上に正確も違うので、ある人がネットで不満を抱いているからといって自分も思い通りにならないという確証はありません。
ほとんどの人は新居に高すぎるほどの理想を抱いているので、それが100%叶わないケースは決して珍しいことではありません。
順位 | ハウスメーカー | 販売戸数 |
---|---|---|
1 | プライムライフテクノロジーズ | 14,497 |
2 | 積水ハウス | 13,252 |
3 | セキスイハイム | 10,200 |
4 | へーベルハウス | 9,111 |
5 | ダイワハウス | 7,738 |
6 | 住友林業 | 7,738 |
【出典】住宅産業新聞
こうした背景を考えると、大手ハウスメーカーほど相対的にクレームが多いのは仕方がない部分もあります。
ただ、大手は施工に関わる人数が多く小回りが利かない分、工務店に比べて柔軟性に劣る傾向があります。
希望・要望を通したいなら、工務店のほうがおすすめです。
失敗せずハウスメーカーを選ぶコツ
ネットで調査をすると、大手も中小も、ハウスメーカーも工務店も含めて、悪評が全くない業者というのはほぼありません。
他の人からの悪評があったとしても、自分にあったハウスメーカーをしっかり選べることが失敗しないために大切です。
ハウスメーカー選びでチェックしたいポイントを一つずつ解説していきます。
コツ①デザイン性をチェックする
住宅のデザイン性は、施工するハウスメーカーによって異なります。
ナチュラル・シックなどの選択肢を用意しているか、好みに合わせて柔軟に対応できるかなどは各社の実力が大きく出るところなので、カタログや住宅展示場でチェックしてみることをおすすめします。
コツ②工法・構造をチェックする
住宅の工法や、それに付随する構造はハウスメーカーによって独自のものを提供しているケースが多いです。
耐震性や耐熱性、防音性、かかるコストなどが工法によって大きく変わるので、予算や気候に合わせた家作りをしてくれるハウスメーカーをすすめします。
コツ③オプションやプランの価格帯をチェックする
同じタイプの住宅でも、価格帯は大きく変わります。
追加で依頼できるオプションの数・質やそれぞれの費用も違うので、まず自分が依頼したい内容を決めて、そこからハウスメーカーを絞り込み、想定予算で比較をすれば自ずとおすすめしたい業者が分かります。
コツ④アフターメンテナンスをチェックする
ハウスメーカーによって、アフターメンテナンスの有無や質も異なります。
家を建てたらそれで終わりという訳ではなく、故障や不具合に対応してくれるハウスメーカーを選ぶことこそが、長期に渡って快適に暮らすために大切です。
定期的なメンテナンスの有無も、ハウスメーカーを決める前に確認しておきたいところです。
ネットの悪評はハウスメーカーを選ぶ上で参考にすべき?
ネットで悪い口コミが多いハウスメーカーは、業者選びの際に参考にしても良いのでしょうか?
当然ですがネットの口コミの中には真偽が不明なものもあるので、100%参考にできる訳ではありません。
担当者の対応の悪さなどは、口コミ投稿者との相性もありますし、態度の悪い担当が今も在籍しているとは限らないので、業者選びの決め手にはなりにくいでしょう。
ただ、「○○円安くなると言っていたはずが、実は他のコストを抜いて計算されていた」というような、具体的な口コミは大いに参考にすべきでしょう。
どの業者を選ぶかの決定打にはなりにくいですが、情報収集の際は活用することをおすすめします。
評判の悪いハウスメーカーを選ぶことが必ずしも失敗ではない
正規のハウスメーカーとして数年以上営業が出来ている以上、どんな人から見ても悪質な業者である可能性は低いです。
悪評が多くても自分に合ったハウスメーカーである可能性は十分あるので、まずは何を業者選びの軸にするか決めておくことをおすすめします。
