不動産屋が物件を隠す理由とは?隠し物件を閲覧するメリット・デメリット・注意点を徹底解説
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賃貸住宅を決めるとき、多くの方がSUUMOやホームズなどの物件検索サイトを活用して、自分が求めるニーズ・条件に合致した物件を探しているわけですが、中には、検索サイト上には公開されていない隠れ物件と呼ばれる物件も存在します。
隠れ物件に出会うには、特定の物件検索サイトを活用している不動産屋を訪ねて紹介してもらうか、チャットやLINE経由で不動産屋に相談して紹介してもらうしか方法がありません。
非公開物件の情報を知っているのは、紹介方法を知っている不動産屋と、紹介してもらった方しか知らないため、競争相手が低いため、誰かに取られる心配がありません。
しかし、非公開物件ゆえのリスクも有しています。
今回は、物件を非公開にしている理由の解説と合わせて、隠し物件を探すメリット・デメリット、隠し物件を探す時の留意点を紹介します。
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物件を非公開にしている理由
隠し物件は、その名の通りSUUMOやホームズなどの物件検索サイト上で掲載されておらず、特別な有料サイトでのみ閲覧・検索ができる物件のことを指します。
検索ができるのは、特別な有料サイトにアクセスができる部倒産屋のみで、パスを知らない不動産屋では、閲覧はおろか探すことすらできません。
ではなぜ、物件を一般公開せず、非公開にしているのかという理由として考えられるものが4つあります。
- オーナーの都合で非公開にしている
- ポータルサイトに掲載していない
- ポータルサイトに反映されていない
- 情報がまとまっていない
ここからは、上記4つの理由を1つずつ解説していきます。
オーナーの都合で非公開にしている
1つ目は、物件所有者であるオーナーの意向や都合で非公開にしている可能性があります。
たとえば、所有する物件がエリア需要の高い立地にある物件だからこそ、入居者を厳選したり、社会的信用問題に傷がない人に住んでほしいなどの理由で一般公開ではなく、非公開にしていることがあります。
ポータルサイトに掲載していない
2つ目は、ポータルサイト上に掲載していないパターンです。
賃貸物件を探す時に利用しているSUUMOやホームズなどの物件検索サイト上に掲載されている物件の多くは、不動産屋がATBBやレインズから持ってきた物件情報を自社運営のポータルサイトに掲載して公開しています。
よって、情報を持ってきて掲載処理を施すまでの間は、非公開物件になっています。
無論、掲載処理が完了すれば、隠し物件もポータルサイトから閲覧できます。
ポータルサイトに反映されていない
3つ目は、タイムラグによる反映の遅延です。
ポータルサイトへの掲載処理が完了しても、一般公開されるまで最低2週間のタイム楽が生じます。
また祝日や年末年始が間に入ってくると、掲載処理を行う部署の営業そのものが休業してしまうため、繁栄そのものが停止する可能性もあります。
情報がまとまっていない
4つ目は、掲載する情報がまとまっていないため、非公開にしている可能性があります。
入居者を募るためのポータルサイトである以上、開示できる情報は多い方が入居を希望する際の比較情報に最適です。
逆にも開示できる情報が少なかったり、掲載したい情報がまとまっていないと、反って入居希望者を混乱させる恐れがあるなどの意向から一般公開を控えています。
隠し物件の探し方
SUUMOやホームズなどの一般ユーザーが利用する物件検索サイトには掲載されていない隠し物件から住まいを選ぶ場合、不動産屋を訪ねて紹介してもらうしか方法がありません。
もちろん、最寄りの不動産屋を訪ねれば、必ず紹介してくれるとはわけではありません。
前節でも触れた「ATBB」や「レインズ」といった不動産屋しかアクセスができない有料データベースを利用して紹介してもらうしか方法がありません。
ATBBやレインズには、47都道府県内にある物件の約8割が集結しており、その中の一部がSUUMOやホームズなどの物件検索サイトに掲載されています。
ATBBやレインズが扱える不動産屋は、「取扱い可」であることを公式サイトもしくは店頭に明記しています。
また来店せずとも、非公開物件を紹介してくれる不動産屋もあります。
それが、イエプラと呼ばれるネット上にある不動産屋です。
こちらは、来店不要で専用のチャット、もしくはLINEからいつでも相談ができ、そのうえで非公開物件を紹介してもらえます。
隠し物件を探すメリット
ネット上には公開されていない隠し物件を不動産屋に紹介してもらい、賃貸物件の候補の1つに加えるメリットが3つあります。
- 希望者に取られる可能性が低い
- 掘り出し物件に出会える可能性がある
- 相場よりも安い可能性がある
希望者に取られる可能性が低い
隠し物件を探す方法が不動産屋を訪ねて、閲覧をお願いするしかない以上、希望した条件に見合った隠し物件が自分以外の誰かに取られる可能性は低いです。
また引っ越しシーズンになる1~3月の繁忙期機関であっても、自分以外の誰かが申し込んでいる可能性は低いです。
よって、隠し物件を借りたいと考えているなら、焦らずじっくりと検討していいでしょう。
掘り出し物件に出会える可能性がある
新築物件や築浅、デザイナーズなど、一般公開されている物件よりも好条件・好待遇な立地環境下にある物件は、需要が高く、応募が殺到してしまいます。
応募処理でパンクしないよう、オーナーや不動産屋の意向で非公開にしている可能性があります。
隠し物件の中には、一般公開前の新築や築浅の最新物件が眠っているおり、これらは、不動産屋でしかお目にかかれません。
自分が求める条件に合致する物件を探すためにも、一般公開されているもののみならず、隠し物件にも目を向けてみましょう。
相場よりも安い可能性がある
エリアの賃貸相場よりも安い物件もまた、新築や築浅などの最新物件に並んで人気が高いです。
特に、賃貸が安い物件は、月の住居費が抑えられるなどの理由から、部屋探しをしている人からの応募が多いです。
オーナー側も閲覧対応で手ぇいっぱいになる事態を未然のモノにするため、あえて非公開にして入居希望者を絞っています。
隠し物件が持つデメリット
隠し物件の多くは、一般公開される前の物件が多く、その中には、新築や築浅、デザイナーズなどの最新の物件からエリア相場よりも安い賃貸で借りられる物件が眠っています。
しかし、隠し物件を踏まえたうえで物件を探したとしても、提示した条件に合致した物件が100%見つかる保証がありません。
また物件を探す度に不動産屋に問い合わせる必要があるなど、一般公開している物件よりも手間が借ります。
隠し物件を探す時の留意点
隠し物件には、一般公開されている物件にはないお得感と競争相手が少ないなどのメリットがある一方、留意しなければならないことが多々あります。
ここでは、隠し物件を探す際の留意点を、前節で紹介したデメリットに絡めて紹介します。
条件に合致した物件が見つかるとは限らない
隠し物件の中には、新築や築浅などの最新の物件が眠っていると解説しましたが、いずれも提示した条件に合致した優良物件を引き当てることができる保証はありません。
中には、家賃や礼金を割高に設定されている物件や、年季が入った設備を未だに搭載しているものもあります。
よって、隠し物件を探す際は、物件を不動産屋に紹介してもらうと同時に、その日のうちに閲覧を済ませて契約するか否かを検討しましょう。
瑕疵付・近隣トラブルに遭遇する
隠し物件の中には、事故物件や近隣トラブルに見舞われる可能性がある瑕疵付物件に遭遇する可能性があります。
非公開にしている理由が、一般公開しても契約につながる可能性が低いとみているためです。
ほかにも、物件周辺の住人に知られたくないなどの理由で非公開にしているケースがあります。
よって、前述した内容と絡めて、隠し物件=優良物件とは限らないということになります。
事故物件はやめたほうがいい?住んでみて後悔する理由と危ない物件の目分け方エリア相場よりも高い可能性がある
隠し物件の中には、周辺の家賃相場よりもやや高めに設定している物件もあります。
非公開にすることで、一般公開されている物件の家賃との比較されにくい状況になります。
好条件の物件を契約しても、後の生活に支障をきたす可能性があるため、物件を探す際は、検討しているエリアの家賃相場を調べたうえで隠し物件の提示を不動産屋にお願いしましょう。
隠し物件の中には条件不一致のモノも含まれている
物件を非公開にしている理由の解説と合わせて、隠し物件を探すメリット・デメリット、隠し物件を探す時の留意点を紹介してきました。
通常の手段では、閲覧ができない隠し物件の中には、掘り出し物が眠っているのと同時に、瑕疵付物件やエリア相場よりも高い物件なども眠っています。
一般公開されている物件よりも競争率が低く、契約が取りやすい一方、閲覧して情報を得たうえで契約するか否かを吟味しないと、後々面倒な事態を招く可能性があります。
とはいえ、一般公開されている物件の中で自分が求める条件に合致するものが少ないと感じたら、隠し物件も検討の1つに加えて、探してみてはいかがでしょうか。
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