TOP > 不動産買取の基礎知識 > 不動産買取相場は市場価格の約7割!全国の買取相場と調べ方・高く買い取ってもらうコツ

不動産買取相場は市場価格の約7割!全国の買取相場と調べ方・高く買い取ってもらうコツ

【更新日】2020-10-16
このエントリーをはてなブックマークに追加
不動産買取相場

不動産を売りたいと思った時、不動産会社から「買取募集!」というチラシをもらって心動かされている方も少なくないでしょう。

ただ、不動産買取を依頼するのは、多くの人にとって損でもあります。

その大きな要因が、市場価格に比べて不動産の買取価格は安いという点です。

今回は、全国の買取相場と調べ方、高額買取のコツを紹介していきます!

物件タイプ 買取相場の解説記事
家買取相場は市場価値の60~80%!買取価格が下がる仕組みと築年数別の相場・調べる方法を解説
マンション マンション買取相場は市場価値の60~80%!調べ方・買取相場の決まり方とコツ
土地 土地買取相場は市場価格より20%~30%安い?買取相場の調べ方と高く買い取ってもらうコツを紹介

不動産買取相場は仲介売却の約7割まで下がってしまう

不動産買取と仲介売却の違い

不動産を売る方法は大きく分けて、業者買取と仲介売却の2通りです。

売却方法 仲介 買取
内容 仲介業者に販売活動を依頼 不動産会社に買い取ってもらう
長所 高額で売れやすい 成約の可能性が高く、現金化も早い
短所 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) 利益が低い(仲介の2~4割減)
かかる手数料 仲介手数料が発生 仲介手数料不要
期間 売主とのマッチングまで 最初に提示された期間で売れる
瑕疵担保責任 あり なし
プライバシーの保護 普通 高い

業者買取は、不動産を募集している会社に直接買取を申し込み、買ってもらう方法です。

一方、仲介売却は仲介会社に販売を委託し、不特定多数の第三者に向けて売却していく方法です。

相場は、不動産買取が仲介売却の7割前後になるのが一般的です。

例えば、3,000万円が市場価格の不動産を買取に出したら、3,000万円の70%で2,100万円となります。

この場合、不動産買取のデメリットを知らずに依頼したら、900万円も損してしまうことになってしまいます。

不動産買取相場が仲介売却の相場より安い3つの理由

不動産買取相場が仲介売却より極端に低いという印象を受けますが、なぜこのようになるのでしょうか?

不動産買取相場が低い理由としては、大きく4つが考えられます。

理由➀リフォーム・リノベーションなどの再販費用が差し引かれるから

不動産買取相場が低い理由として良く言われるのが、不動産を買い取った後、再販するまでにかかる費用が差し引かれているという点です。

例えば、条件が良いのに和室・不便なところに柱が建っているなど、少し“惜しい”物件を買い取り、出来るだけ安くリフォームを施して高く売れれば、再販で得た利益-(買取費用+再販費用)が不動産会社の利益となります。

裏を返すと、再販費用を差し引かなかったら不動産買取という事業自体が成り立たないと言えます。

理由②必ず再販が成功する保証がないから

不動産を買い取ってリフォームを施しても、その不動産が売れる保証はありません。

ほとんど修繕の必要がない物件でも、買取後に売れ残るリスクを考えると、自然と市場価格より買取価格は下がってきます。

理由③市場価格より安いほうが会社の利益になるから

買取業者にとって、不動産を買い取る作業は商品の“仕入れ”となります。

不動産会社側からすれば、相場が安い時に物件を仕入れ、相場が高くなった時に物件を再販することで大きな差益を生むのが理想的です。

つまり、そもそも不動産会社にとって不動産を高額買取するメリットは全くないのです。

相手が不動産の素人なら、足元を見て価格を調整される可能性もあるので注意しましょう。

理由④買取に出される物件は仲介売却より条件が悪いから

そもそも、買取に出される物件は仲介売却より状態の悪いことが多いです。

不動産会社が物件を買い取るのは、建物というより敷地の確保がメインとなります。

国土は有限なので、不動産会社もどんどん新築物件を建てられる訳ではありません。

また、注文住宅やマンションが普及し始めた1970年代から駅近などの良い立地はドンドン取られてしまっているので、後発の不動産会社は買い取って好条件のエリアを自分のものにするのを目指しているのです。

仲介売却の場合、購入してそのまま住むことを目指す方も多いので、買うかどうかの基準は厳しくなります。

一方で、買取の場合はそこまでハードルは高くありません。そのため、仲介売却で売れ残ったので買取に出したというケースが多くなり、相対的に条件が悪くなります。

これによって市場の活性化が限定的となり、相場が上がってこないとも考えられます。

全国の不動産買取相場をチェック【最新版】

全国の不動産買取相場

全国の不動産買取相場をまとめたものが、こちらになります。

都道府県 マンション買取相場 家買取相場土地買取相場
北海道 1,113万円 1,118.6万円833万円
青森県 826 万円 943.6万円476万円
岩手県 1,246万円 1,036万円519.4万円
秋田県 1,176万円 944.3万円406万円
宮城県 1,309万円 1,608.6万円1,099万円
山形県 945万円 966万円531.3万円
福島県 1,176万円 1,258.6万円722.4万円
山梨県 406万円 1,043万円591.5万円
長野県 1,399.3万円 1,134万円693万円
新潟県 1,050万円 1,036万円613.9万円
富山県 1,113万円 945万円549.5万円
石川県 1,475 万円 1,580万円998万円
福井県 1,450 万円 1,480万円766万円
東京都 2,681万円 2,996万円3,416万円
神奈川県 1,890万円 2,226万円1,946万円
埼玉県 1,533万円 1,539.3万円1,386万円
千葉県 1,505万円 1,386万円1,106万円
茨城県 1,183万円 937.3万円595万円
栃木県 1,043万円 1,049.3万円626.5万円
群馬県 763万円 943.6万円476万円
愛知県 1,386万円 1,820万円1,456万円
岐阜県 1,036万円 910万円686万円
静岡県 910万円 1,225万円896万円
三重県 1,155万円 1,049.3万円686万円
大阪府 1,680 万円 1,456万円1,596万円
兵庫県 1,526万円 1,526万円1,316万円
京都府 1,596万円 1,596万円1,799万円
滋賀県 1,398.6万円 1,323万円896万円
奈良県 945万円 1,316万円1,043万円
和歌山県 546万円 686万円560万円
岡山県 1,319.5万円 1,078万円693万円
広島県 1,393万円 1,260万円1,106万円
島根県 1,526万円 1,049.3万円497万円
鳥取県 1,155万円 875万円455万円
山口県 1,050万円 910万円504万円
愛媛県 1,036万円 1,031.8万円686万円
香川県 826万円 910万円462万円
高知県 1,176万円 1,218万円735.7万円
徳島県 896万円 1,015万円560万円
福岡県 1,328.6万円 1,386万円1,113万円
佐賀県 1,106万円 1,036万円579.6万円
長崎県 1,295万円 1,211万円612.5万円
秋田県 1,680 万円 1,349万円580万円
熊本県 1,246万円 1,780万円686万円
大分県 1,106万円 1,326.5万円722.4万円
宮崎県 1,246万円 1,106万円805万円
鹿児島県 1,456万円 1,050万円700万円
沖縄県 2,168.6万円 2,379.3万円1,470万円

こうしてみると、思っているよりも高いという感想を持たれる方も多いのではないでしょうか?

ただ、不動産買取の依頼件数はそこまで多くなく、特にマンション棟数の少ない地方などでは、1件あたりの買取価格が大きく相場に影響を及ぼしています。

不動産買取相場は100%参考にできない!それでも調べるべき2つの理由

前述の通り、不動産買取相場は100%参考にできる訳ではありません。

更に、相場がいくらであれ買取業者との契約内容が全てなので、あまり相場を調べる必要がないのでは?と疑問に思う方も少なくないでしょう。

しかし、それでも買取依頼の前に相場を調べておくのは、大きなメリットがあります。

➀買取業者に足元を見られなくなる

自分の不動産がだいたいいくらになるのかイメージを付けておけば、悪徳業者に騙される可能性は低くなります。

例えば、似たような物件が2,000万円で売却されていた場合、「こうした物件は1,000万円くらいにしかなりませんね…」と言ってくる業者との契約を拒否するという判断が簡単にできます。

②いくらで売れば成功なのかが分かる

不動産がいくらになれば良いかの目標を設定する際、目標が低すぎても損をしますし、高すぎると買い取り手がいなくなってしまいます。

ちょうど良い目標設定をする上でも、事前に相場を知っておくのが助けになります。

不動産買取相場を自分で調べる方法

不動産買取相場は、初心者でも自分で調べることができます。

ここからは、初心者が調べられる方法の中でも、特におすすめの3つのやり方を紹介していきます。

土地総合情報システムを調べる

土地総合情報システム

土地総合情報システムとは、国土交通省が提供しているデータベースで、直近5年分の全国の成約事例を見ることができます。

こちらから近いエリアの類似物件を見つけて、成約価格を0.7倍すれば、だいたいの買取相場が分かります。

ただし、土地総合情報システムに記載されている価格は各不動産会社のアンケート(自己申告)なので注意が必要です。

不動産ポータルサイトを調べる

不動産ポータルサイト

スーモやライフルホームズ、アットホームのような大手不動産サイトには、現在売り出し中の中古物件や土地が多数掲載されています。

絞り込み検索でいま現在売られている物件価格を調べて0.7倍すれば、だいたいの買取相場が分かります。

ただ注意して欲しいのが、こちらの価格は成約価格ではなく売り出し価格ということです。

売り出し価格は査定額をベースに売主の希望も含めて設定するので、適正価格より高くなることが多いです。

参考にする場合は、その点を考慮しておきましょう。

REINS Market Informationを調べる

REINS Market Information

REINS Market Informationには、直近1年間の全国のマンション・戸建ての成約情報が掲載されています。

データはグラブで視覚化されており、初心者にも分かりやすくておすすめです。

不動産買取相場より高額で買い取ってもらうポイント

不動産買取相場より高額で買い取ってもらうポイント

調べた不動産買取相場に納得がいかなくても、本番で高く買い取ってもらえれば問題はありません。

ただ、相場より高額で買い取ってもらうなんて可能なのでしょうか?

ここからは特に意識したいポイントを紹介します。

とにかく多くの買取業者に相談する

仲介売却の場合、相場よりも高い価格で売り出すと、割高物件と思われて売れ残ってしまいます。

しかし、不動産買取の場合は、買い取る本人が値段を付けるので、相場より高値を付ける業者を見つけさえすれば高額買取は実現できるのです。

はじめの1社の買取査定額が低くても、めげずに次の業者へ相談してみましょう。

交渉・相見積もりをおこなう

前述の通り、言葉にはしませんがどの業者も漏れなく、相場と同等かそれ以下で買い取ることを望んでいます。

そのため、依頼側が何もいわなければ相手のペースで進んでしまう可能性が高いのです。

こうした事態を避けるためには、勇気を出してキチンと価格交渉をおこないましょう。

この際に有効な手段が、相見積もりといって他社の見積もりを提示しながら交渉をする方法です。

買取業者は安く買い取りたいと思うものですが、値段を下げすぎて契約を断られたら意味がありません。

これまで「この値段が限界です…」と言っていた業者も、他社の結果を見せた途端、「その値段より高く買い取るんで、うちと契約しませんか?」と態度を変えてくる可能性は十分あります。

一括査定サイトを活用する

複数の不動産会社に査定を依頼する場合、1社ずつ電話をかけて対面相談をしていたら、かなりの手間と時間がかかります。

そこでおすすめしたいのが、不動産一括サイトです。

簡単な物件情報を入力するだけで、複数社へ無料・一括で査定依頼をすることができます。

すぐに買取に出したい人はもちろん、何となく価格が知りたい方なども利用できるのでおすすめですよ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する他の記事

不動産買取とは?家を売るなら業者買取と仲介売却のどっちがお得か徹底比較
不動産を売る方法は買取と仲介の2種類に大きく分かれます。いらない家を売る時はどちらが良いのでしょう…
ビル買取業者おすすめランキング!買取業者の選び方と買取に向いているビルの特徴
ビルの買取におすすめな業者TOP5をこっそり紹介!少しでも高く買い取ってもらうにはどうすれば良いかも後…
不動産買取業者おすすめランキング!185社を一覧で紹介・業者選びに役立つチェックリスト付き
不動産買取のおすすめ業者を185社掲載!この一覧を見れば、どの業者に買取を依頼すべきか一目で分かりま…

おすすめ・特集記事!

【2020年】大手不動産会社ランキング!売上高・売却仲介件数・評判を比較!信頼できるのはどこ?
不動産会社ランキングの決定版!総合売上、売却仲介実績、過去の利用者の口コミ・評判からおすすめの不動…
不動産一括査定サイト33社を比較!2020年おすすめランキング
不動産査定サイトのメリットとしては、複数業者に査定依頼できる、無料でネットから申し込める事の他にも…