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不動産買取は損?後悔する前に売却との違い・買取保証について知ろう

【更新日】2020-10-16
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不動産買取は損?

不動産を売りたいと思った時、買取募集のチラシを見て気持ちが動かされている方も少なくないでしょう。

ただし、不動産買取は気軽に依頼してしまうと、あとで後悔してしまう可能性があります。

不動産買取で後悔しないために、ポイントを解説していきます。

不動産買取とは?家を売るなら業者買取と仲介売却のどっちがお得か徹底比較

不動産買取とは?わかりやすく解説

不動産買取と仲介売却の違い

不動産買取とは、あなたの所有する不動産を業者が直接買い取る方法です。

業者が不動産を買い取るのは、買い取った物件をリフォーム・リノベーションして再販したり、更地にして活用したりするのが目的です。

「そんなことせず新築を建てればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、そもそも日本の国土は有限なので、どんどん新築できる訳ではありません。

立地の良いエリアはすでに取られてしまっているので、後発で売られそうな家を見つけて買い取るという事業をおこなっています。

不動産を売る時に買取を選ぶケースは少数派

実際は不動産売却をする人の中で、業者に買い取ってもらうケースは少数派です。

不動産買取のことを“売却”と認識している人も多いですが、一般的に不動産売却というと仲介売却のことを指します。

仲介売却は、不動産が販売を代行して不特定多数の第三者に売却をしていきます。

仲介売却の場合、不動産会社は依頼者の情報に応じて査定を行います。

その査定結果に納得してもらえれば、不動産会社は販売活動を進めていきます。

不動産買取は市場価格より3割前後低いので損

不動産買取は市場価格より3割前後低くなるという大きなデメリットがあります。

一方、仲介の不動産会社に依頼して売却すると、売れるまで時間はかかってしまいますが、ほぼ市場価格通りに売れます。

不動産買取では仲介手数料が発生しないというメリットもありますが、それを加味しても買取は損をする可能性が高いです。

不動産買取と仲介売却の違いを整理

不動産買取と仲介売却の違いを整理すると、以下の通りとなります。

売却方法 仲介 買取
内容 仲介業者に販売活動を依頼 不動産会社に買い取ってもらう
長所 高額で売れやすい 成約の可能性が高く、現金化も早い
短所 売れるまで時間がかかる(平均3~6ヵ月) 利益が低い(仲介の2~4割減)
かかる手数料 仲介手数料が発生 仲介手数料不要
期間 売主とのマッチングまで 最初に提示された期間で売れる
瑕疵担保責任 あり なし
プライバシーの保護 普通 高い

仲介と買取は上記のように、どちらも一長一短です。

ただ、不動産を売るニーズとして高い利益を得たいというのは強くあるため、仲介売却を選ぶ方は多いです。

ただ、離婚の財産分与や急な転勤など、早く売るのが目的の方は買取をおすすめします。

不動産買取で損する前に知っておきたい買取保証サービス

不動産の買取保証サービス

不動産買取で損をする前に知っておきたいのが、買取保証サービスです。

買取保証サービスは、最初に期限を決めて仲介売却をおこない、期限内に成約が取れなければ自社で買い取ってもらうというものです。

期限内に売ることができれば市場価格通りに高く売れますし、期限を過ぎてしまったとしてもそれ以上売れ残る心配はありません。

不安なく高額売却にチャレンジできるので、築古物件の扱いに困っている方なども安心です。

買取保証を提供しているのは基本的に大手

不動産買取保証は多くの集客が見込めることを前提としているので、基本的に大手が実施することが多いです。

仲介売却で売り出す物件は質が悪いと売れ残り、値下げせざるを得なくなってしまいます。

ただ、それを加味しても業者からすれば、買取再販で得られる利益よりも仲介売却で得られる仲介手数料のほうが高額の傾向にあります。

中小だと一定期間内に依頼される件数は限られているので、売れ残ったとしてもどうにかして仲介売却で売っていきたいのです。

また、買取保証はフローが複雑になるので、検査・補償がしっかりしている大手に頼むのがそもそも安心ということもあります。

大手に依頼するのが正解とは限らない

大手と中小なら、多くの方は大手に依頼するのが安心と思っているでしょうが、場合によっては中小に依頼したほうが高く売れるケースも多々あります。

利用者が多く、「依頼すれば高く売れる」と評判の大手も、あなたの物件を高値で査定してくれる確証はありません。

むしろ大手より中小のほうが会社総出で対応してくれたり、柔軟に希望を聞き入れてくれたりすることも多く、何よりエリアに対する知見の深さは地元中小のほうがあります。

会社規模にかかわらず、まずはフラットに複数社の査定額・実績・サービス内容を比較していきましょう。

不動産買取保証は条件をクリアしないと依頼できない

どんな不動産も買取保証に出せる訳ではありません。

不動産会社は買取保証をするにあたって、以下のような条件を定めています。

項目 条件
エリア 依頼した業者の営業範囲内
土地・戸建て 敷地面積40㎡以上。その他、建物調査のクリアが必要。
マンション 専有面積40㎡以上※旧耐震基準の物件は除く

この条件をクリアしないことには依頼ができないので、まずは詳細を確かめておきましょう。

不動産買取保証とは?各社のサービス比較と流れ・デメリットと注意点を詳しく解説

不動産買取のメリットも整理しよう

不動産買取は価格が低くなるという大きなデメリットがありますが、その一方で仲介売却にはない強みもあります。

不動産買取で損しないためには、買取のメリット=自分のメリットなのか、慎重に見極めることが大切です。

不動産買取は仲介売却より3倍ほど早く処分できる

不動産買取の強みは、何といっても換金までのスピードです。

仲介売却は早くても相談から引き渡しまで3か月ほどかかります。

一方、不動産買取は早ければ一週間以内で成約可能です。

安さより早さを優先したいのであれば、不動産買取はおすすめです。

仲介売却よりも成約のハードルが低い

業者が不動産を買い取るのは、良い立地を確保して、リノベーションや解体をした後に収益化するという目的のためです。

そのため、買い取った不動産は手を加える前提なので、状態はそこまで意識されません。

一方で仲介売却の場合は、相手も同じ不動産の素人なので第一印象にこだわりますし、相手にとって期待の新居となれば中古だとしても厳しい目線で見られます。

そのため、明らかに売れ残りそうな築古物件などは、早く売る希望がなくても買取に出すメリットはあります。

ただ、不動産買取の場合でも、立地が悪すぎて再販の見込みがない、条例等の制限が厳しいといった場合は断られる可能性が十分あるので注意しましょう。

プライバシーを保護できる

仲介売却の場合も売主のプライバシーを保護してくれますが、ネットに広告を掲載したり、近所のポストにチラシを配布したりするので、バレる可能性は高いです。

一方で、不動産買取の場合は依頼する業者との間で取引が完結するので、広告の作成作業が不要となり、周囲に情報が一切バレません。

離婚や借金など知られたくない理由がある場合、買取を選ぶのも一つの手です。

不動産買取では契約不適合責任免除特約が適用される

仲介売却では、引き渡し後に契約の趣旨と適合しないことが分かった場合、買主は売主に対して賠償を請求することができます。

これを契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)と呼びます。状態の悪い物件を仲介売却に出す際は、このケースを回避しなければならず、検査代などがかさむ可能性があります。

一方で、不動産買取には契約不適合責任免除特約が適用されるため、どんな物件でも引き渡し後の責任に問われることはありません。

意図があって不動産買取を依頼するのは損ではない

不動産買取が損なのは、仲介売却より利益が低いためです。

ただ一方で仲介売却にないメリットもあるため、それを目的として不動産買取を依頼したのであれば、全く損ではないでしょう。

「多くの人が買取は損と言っているから、仲介にしよう」という考え方ではなく、それぞれの長所・短所を見極めた上で冷静に選択していきましょう。

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