山奥でできるおすすめの土地活用5選!始めるための基本知識や注意点もあわせて解説
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「山奥でできる土地活用はある?」
「山で土地活用するためのルールを知りたい」
遺産相続などで、山を所有している人はどのように活用すればいいか悩みますよね。
山奥の土地であれば活用できないと考えて、放置する人もいるのではないでしょうか。
しかし、山奥の土地でも上手く活用する方法はあります。
基本的なルールや注意点も理解した上で、上手く活用する方法を確認しましょう。
この記事では山奥で始めるおすすめの土地活用方法を5つ紹介してから、山で土地活用するための基本知識や注意点を解説します。
土地活用のアイデア9選!土地の広さ別に発想のヒントを紹介山奥で始めるおすすめの土地活用
山奥で始めることができるおすすめの土地活用方法は、次の5つです。
- 林業への貸し出し
- 太陽光発電
- キャンプ場経営
- 農園経営
- サバイバルゲーム場
以下にそれぞれの特徴を解説します。
林業への貸し出し
山の知識がない人や活用する手間をかけずに活用したい人は、林業への貸し出しが活用方法としておすすめです。木材を売って収益を上げる林業従事者にとっては、山は価値が高いので受け取ってくれる人も多いです。
また巻きやキノコなどを取り扱う林産物業者に貸し出すことも同じくおすすめです。
ただし、山によっては重機が入りづらく木を切れないなどの問題があることもあるので、必ずしも買い取ってくれるわけではありません。
また、木を一度伐採すると、次の生えてくるまでに時間がかかるので、林業従事者も木を一度伐採するタイミングで契約解除されるケースもあります。
山を貸し出すのであれば、事前に貸し出せるか確認しておきましょう。
太陽光発電
太陽光発電で収益を上げる方法もおすすめです。山は土地が広いため、樹木を伐採できるのであればソーラーパネルを置けるスペースの確保ができます。
太陽光発電では、作った電気を電力会社に売ることで収益となります。
現在は売電価格が下がっていますが、今後価格が上昇する可能性もあるため、土地活用に困っている人はおすすめです。
ただし、太陽光発電を始めるためのパネルは高価なので、初期費用が数百万円~数千万円かかる点はデメリットです。
資金に余裕がなければ始めてから利益がでるまでに時間がかかるため、注意が必要です。
キャンプ場経営
近年キャンプは人気が出始めているアウトドアです。子連れや女性の利用も多く、幅広い世代に利用者がいるのでキャンプ場経営は収益が見込めます。
山を整備してキャンプ場として貸し出すことで、利用者からの利用料金が取れます。
グランピング場などのように、宿泊施設や飲食を提供するキャンプ場にする場合は経営を始める前に資格も必要ですが、場所を貸し出すだけであれば資格も必要ありません。
始めるまでに山を整備しないといけないため初期投資は大きくなりますが、上手くいけば高利益が期待できます。
農園経営
山を切り開いて、農園を経営する事も可能です。山の斜面の木々を伐採すれば、段々畑として日の光を浴びやすい環境で農園を経営することができます。
山によってはキノコやタケノコの採集も可能なので、脱サラして農園を経営する人もいます。
また農園を作成して、貸農園として貸し出すことで収益を得る方法もあります。
ある程度住宅街と立地が近くなければ利用者も現れづらいですが、区画分けをして複数人に貸し出せれば収益性もあげることが可能です。
サバイバルゲーム場
エアソフトガンを打ち合って楽しむサバイバルゲーム場として、山を貸し出す方法もあります。サバイバルゲームはサッカーのようにコートが決まっておらず、山林などはコートとしてよく使われます。
そのためある程度整備すれば利用場所として貸し出すことができるので、初期投資もほとんどかかりません。
ただし、サバイバルゲーム場を作る際は、弾が敷地から出ないように防風ネットを設置するなど、安全に楽しめる工夫は必要です。
お金のかからない土地活用方法5選!資金なしでも始められる方法と注意点・節税対策を解説山奥で土地活用するための基本知識
山奥で土地活用する方法はいくつかありますが、山林はそもそも活用するためのルールがあります。
法律上のルールや決めなければならないことを紹介するので、確認しておきましょう。
山を活用するルール
山林とは、「耕作によらないで竹木が生育している土地」を指します。宅地に比べると、固定資産税が低く抑えられるメリットがあります。
しかし、山林を規制するための法律としては、次のようなものがあるので、当てはまれば土地活用ができないこともあります。
- 森林法
- 都市緑地法
- 生産緑地法
- 都市計画法
- 建築基準法
例えば、山林では基礎のしっかりした建物の建築が認められていないので、勝手に作成すると法律違反になることがあります。
山林を活用するのであれば、事前に法律を遵守できるか確認しておきましょう。
境界を確定する
山を所有している場合、必ず山の境界を確定しておきましょう。隣接する山との境界線が不明確になることが多く、知らずに隣の森林の材木を切り出してしまってトラブルになるケースもあります。
境界を確認する方法としては、次のようなものがあります。
- 公図
- 実測図
- 境界標
境界協定書を作成しておけば、今後のトラブル防止も兼ねることができます。
山奥で土地活用する際の注意点
山奥で土地活用をする際は、次の点に気をつけましょう。
- 地盤改良が必要なことがある
- 初期費用が高い
- 土地活用できなければ売却も手
以下にそれぞれの注意点を解説します。
地盤改良が必要なことがある
山奥で土地活用を始める前に、地盤改良が必要なケースがあります。例えば太陽光発電をするのであれば、パネルに太陽光が当たるような角度に斜面を調節できなければ、地盤を改良しなければなりません。
また地盤が弱いとキャンプ場経営をする際にも安全が確保できないことがあるので、山奥の土地をすぐに活用できるわけではありません。
地盤改良を怠ると活用している途中に問題が発生してさらに費用がかさむこともあるので、地盤の状態によっては始めるまでに追加で費用が掛かります。
土砂崩れなどが起きると賠償責任にもなるので、必ず始める前に確認しておきましょう。
初期費用が高い
山奥で土地活用を始めると、基本的には初期費用が掛かります。山をそのまま利用できれば費用は掛かりませんが、基本的には山を活用するために地盤調査や伐採などの手間がかかります。
その際には費用が追加でかかるので、通常の土地を保有している場合よりも費用はかさんでしまいます。
また太陽光発電など初期費用がそもそも高い土地活用方法もあるので、始める際は資金計画を立ててから始めましょう。
土地活用できなければ売却も手
土地活用がしづらい山だとわかれば、売却するのも一つの方法です。特に地盤改良が必要な山や、活用しても利用者が現れづらい山奥であれば、売却する方が手間も資金もかからないケースが多いです。
山の売却はハウスメーカーに仲介してもらうか、直接買取業者に買い取ってもらう方法があります。
基本的に買い手も見つかりづらいため、契約成立には数か月~数年の月日がかかることがあるので覚悟しておきましょう。
山奥でできる土地活用を始めよう
山奥でできる土地活用としては、林業従事者に貸し出す・キャンプ場経営・太陽光発電など様々な方法があります。
山の広い土地を活かして活用できるので、興味がある人は参考にしてください。
ただし、山奥の土地は地盤改良が必要なケースや、初期費用がかさんでしまうこともあるので、費用が掛かりすぎると感じるのであれば売却するのも手です。
山奥の土地が活用できるか判断してから、上手く活用できそうであれば今回紹介した土地活用を実践してみてください。