そもそも副業とは、本業とは別で、自分のスキルや趣味を活かして収入を得る仕事を指します。

近年は、フリーランスで仕事を受け持つ方や、本業の片手間に副業をされる方向けの法整備が進んでいることからも、収入増加を目的に副業を始められる方が増えています。

また似た言葉として複業や兼業というのがあります。

ここでは、在宅で気軽に収益が得られる副業を紹介します。

ブログ

ブログは、Web上にオリジナルサイト(ブログ)を開設して、そこに記事を投稿して収益化を図る副業です。

ブログは記事執筆が中心になってくるので、分譲が書ける方や書くことが好きという方に向いている副業でもあります。

なお、ブログで収益を得る方法として、以下の3方法があります。

広告収入

広告収入とは、執筆した記事にアドセンス広告を張り付けて収益を得る方法です。

投稿した記事が読まれたり、貼り付けた広告がクリックされた数に応じて報酬が決定します。

アフィリエイト

アフィリエイトは、開設したブログやTwitter、InstagramなどのSNSにメディア広告を張り付け、広告経由で発生した利益の一部が収益になる方法です。

貼り付けた広告のサービスや商品が売れた時に収益が発生するので、成果報酬型広告とも呼ばれています。

なお、アフィリアエイトで収益を得る場合、商材や製品を絞ってブログを開設するのが得策です。

コンテンツ販売

コンテンツ販売は、動画や写真などの情報商品から、独自の情報サービスを販売して収益を得る方法です。

販売するコンテンツの大部分が、情報コンテンツになるので、在庫を抱えるリスクが少ないうえ、システムに自動化を図れば、労働負担の削減に繋がります。

エンジニア・プログラマー

エンジニア・プログラマーは、プログラミング言語を用いてWebサービスやシステム開発などに携わって収益を得る副業です。

プログラミングがメインになる場合があれば、企画や要件定義、開発テストなどの各工程に携わる機会があるなど、仕事の幅が広いです。

エンジニア・プログラマーとして副業を開始する場合、専門的なスキルと知識が必要になるので、持ち前のスキルを活かしたい方や、業界で活躍していた方向けの副業になります。

また案件の受注は、クラウドソーシングやフリーランスエージェントなどを利用するのが一般的です。

もし完全未経験からエンジニア・プログラマーとして活躍したいという場合は、プログラミングスクールに通ってから副業を始めるのがベストです。

動画編集

動画編集は、第3者が撮影した動画を預かってテロップやSEなどを張り付けたり、場面に応じてカットを入れたりして、1本の動画コンテンツを作成する副業です。

主に動画配信を行って広告収入を得ているYouTuberやVimeoなどの個人事業主や、企業が撮影した動画を編集するのが主な仕事です。

動画編集は、PCと編集ソフトがあれば場所を問わず、仕事ができるうえ、インターネット環境がなくても仕事ができるため、他の副業よりも柔軟な働き方ができます。

動画1本の単価は5,000円からで、商業用やプロレベルのものになると、1本あたり10万以上と単価のふり幅が広いです。

基本的に、動画のつなぎ合わせやテロップの挿入がメインになる仕事ですが、複数の案件をこなしていけば、月5万円以上もの稼ぎが得られます。

Webライター

Webライターは、Web上にあるメディアサイトにWeb広告やアフィリアエイト収入を目的にした記事を執筆して収益を得る副業です。

前述したブログに似ている節がありますが、Webライターの場合は、特定の検索キーワードやテーマに沿った内容の記事を執筆して発注者に納品するのが仕事です。

つまるところ、ブログはサイト運営と記事の執筆を同時並行で進めながら収益を得ていく一方、Webライターは記事執筆がメインになります。

なお、執筆する内容は、特定の検索キーワードでヒットした上位媒体の情報を参考にしながら、記事執筆を進めていくので、専門的な内容じゃない限り、どなたでも始められます。

報酬は、文字単価で決められている場合が多く、1文字1.0円の場合や1文字0.1円でライターを募集しています。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトの企画・デザイン、作成に至るまで一貫して受け持つ副業です。

サイトのデザインのみを受け持つ場合も、Webデザイナーを称する場合もあります。

Webデザイナーでは、サイトデザインを作るうえで必要になる発想力をはじめ、プログラミングなど、多岐に渡るスキルが求められます。

ある程度のレベルになるまで、約1～2年以上もの学習時間を要するため、始めたての頃はデザインか作成のいずれかをメインにしたいかを決めてから始めるのが最適です。

イラストレーター

イラストレーターは、イラスト作成ツールを活用して、様々なイラストを作成する副業です。

仕事を行う際は、紙やペン、コピックなどのアナログの道具ではなく、Illustratorをはじめとするデジタルソフトを使用してイラストを手掛けていきます。

イラストレーターは、主に、以下のような仕事を受け持ちます。

イラストレーターは、イラストを描くことがメインになってくるので、発想力と画力の2つに加えて、PhotoshopやIllustratorなどデザインツールを扱うスキルが必須になってきます。

最初は、情報量が少ないロゴやバナー作成から始めて、徐々にレベルの高い案件を受注していくことで、スキルに磨きがかかります。

ここからは、副業を考えている男性におすすめの副業を5つご紹介します。

配達パートナー

配達パートナーは、主に食品や新聞、DM広告などを配達する副業です。

主に、以下のような仕事を配達パートナーといいます。

いずれも自転車やバイク(原付)を使用して配達するので、体力に自信がある男性におすすめです。

業務時間も1～3時間程度の短時間なため、気軽に始められます。

治験モニター

地検モニターは、国からの認証をも待っている薬の候補を身体に投薬して、様子を伺う副業です。

臨床試験とも呼ばれている副業で、試験は短期間で終わるものから長期に渡って行われるものがあるので、スケジュールにある程度余裕がある方に向いている仕事です。

また治験モニターは、エリア限定で実施されていることが多く、誰でも参加できるわけじゃありません。

不用品回収

不用品回収は、文字通り、生活で不必要になったものを回収してオークションに出品したり、ごみ専門の回収業者に買い取ってもらって収益を得る副業です。

業務形態は、回収業者と業務委託の契約を交わして働くか、自分で不用品を回収するかの2択になります。

ただし、自分で拐取する場合は、以下の許可を得る必要があります。

中でも、古物商許可は中古品を買い取ったり、販売するうえで必要なものですので、副業を始める前に手続きを済ませておきましょう。

コワーキングスペース運営

コワーキングスペースの運営は、会社の空きスペースや賃貸物件を借りて、個人事業主や企業を対象作業ができるスペースを貸して収益を得る副業です。

本業とは別で副業を始める方が増えている今、快適な作業スペースを探している方が終えつつある今、利用者のニーズを把握していれば、安定した運営が行えます。

コワーキングスペースを運営するための下準備として、設備やスペースのデザイン・レイアウトなどを決めておく必要があるほか、初期費用や場所代などの運営費用がいくらかかるのかを確認しておく必要があります。

交通誘導員

交通誘導員は、主に、道路工事の現場で交通誘導を行う副業です。

男女問わずできる仕事ですが、交通量が減る夜間に働くことが多いうえ、就業中はずっと立ち仕事になるので、相応の体力が必要になります。

なお、交通誘導員として仕事をするには、警備会社に登録しておく必要があります。

ここでは、副業を検討している女性におすすめの副業を5つご紹介します。

動画・ライブ配信

動画・ライブ配信は、冒頭で紹介した動画編集に加えて、動画撮影もこなして広告収入を得る副業です。

代表的な仕事として、YouTuberやTikTok、InstagramなどのSNSを活用して配信を行います。

動画配信で稼ぐ場合、特別なスキルは必要ありませんが、収益を得るまで相応の時間を要するため「継続する」という確固たる意志と継続力が必要になります。

また動画編集ソフトの扱いに慣れていれば、動画編集者として収益を築くこともできます。

またYouTubeで成功を収めるには単純に動画を撮影して編集・投稿するだけじゃなく、コンテンツの需要を調べるための市場ちよぅさ能力や、自身をいかに魅力的に魅せるかというセルフブランディング力が必要になってきます。

ハンドメイド品の販売

ハンドメイド商品の販売は、自分の手で作ったオリジナル商品をネット上で販売して収益を得る副業です。

モノづくりが主な仕事になるので、日ごろからアクセサリーや編み物などを自分の手で作るのが好きな方に向いています。

また、ハンドメイド商品の販売では、主にアクセサリーや洋服、バッグなど、日常使いがいい物を作って販売していることが多く、1から素材を集めて仕立てていきます。

材料費は、基本実費になりますが、売り上げが良好であれば、利益の一部を材料費に充てることができます。

またハンジメイド商品の晩売は、メルカリやCreemaなどのアプリを介して販売しているほか、SNSを活用して販売する方法や、フリマイベントに参加して売買する方法もあります。

ベビーシッター

ベビーシッターは、保護者の代わりに子どもの世話をする副業です。

保育士や幼稚園教諭の資格を持っていなくても、仕事ができるので、子どもが好きな方や育児で培ったノウハウを活かしたい方におすすめです。

給料は、働いた時間に合わせて支給される時給制で、単価は1時間当たり1,500円～3,000円と非常に好待遇ですが、始めたての頃は1,500円/1hで雇用されるケースが多いです。

ベビーシッターは、以下の年齢の子たちを対象に仕事を完遂します。

また終業間際には、お子さんが1日どんな様子で過ごしていたのかを、クライアントである保護者に報告しなければなりません。

テレアポ業務

テレアポは、企業や個人を対象に電話をかけて、商談や訪問のアポイントメントを獲得する副業です。

業務報酬は、働いた時間に対して給与が支給されるしぎゅぅ生徒、アポイントメントや商談が成立した数に応じて支払われる出来高制の2種類があります。

テレアポ業務は、他の副業とは違ってパソコン作業やツール操作など、特別なスキルや専門知識がなくても始められます。

また電話でのお客様対応が主な仕事になってくるので、ビジネスマナーを学びたい方や日中は時間がある方におすすめです。

美容モニター

美容モニターは、化粧品や美容サービスなどを実際に利用して、感想や体験談・レビューをクライアント先に共有する副業です。

案件の中には、対象の商品が自宅に送られてきて、使用感を試すものや、実際にエステや美容院に出向いて、指定された施術を受けた感想を共有するものがあります。

商品や施術の費用は、クライアントが持ってくれるので、モニターは基本無料で商品や施術体験ができるうえ、報酬も得られる特徴から女性人気が高いです。

ここでは、スマホ1台で気軽に始められるおすすめの副業を4つご紹介します。

アンケートモニター

アンケートモニターは、文字通り、企業から送信されたアンケートに回答して報酬を得る副業です。

アンケートモニターの募集は、以下のサイトで行われています。

基本的に無料で登録できるうえ、一部のアンケートサイトでは、登録するだけでボーナスポイントが得られるものもあります。

単価はアンケート1つにつき1～数百円程度と非常に安価で、相応の額を稼ぐなら、多くのアンケートに回答する必要があります。

またアンケートモニターとして稼ぎを得るなら、商品モニターやお買い物モニターなどを活用するのがおすすめです。

ポイ活

ポイ活は、買い物をするたびに付いてくるポイントを貯めて、商品やサービスの交換に利用したり、買い物の支払いに使用する活動です。

ポイ活を行う際は、以下のサービスを使用します。

いずれも、特定の商品やサービスを受けたり、定期的に来るアンケートに答えることでポイントが貯まっていきます。

貯まったポイントは現金や電子マネーに交換できます。

ただし、収益は1,000～3,000円弱と他の副業よりも厳しいので、他の副業と並行しながら行うのがおすすめです。

写真販売

写真販売は、スマホや一眼レフカメラで撮影した写真を販売サイトに投稿して収益を得る副業です。

収益は、投降した写真購入の利益に応じて還元される完全出来高制になるため、安定した収益を得るまで、相応の時間がかかります。

また一度、写真を投稿してしまえば、購入者が現れるたびに収益が発生します。

ただし、投降したからといって必ずしも収益につながるという保障がないので、売れる写真を撮って提供するという努力が必要になります。

LINEスタンプ販売

LINEスタンプの販売は、チャットアプリ「LINE」で使用するスタンプを販売する副業です。

常日頃、LINEを使用している方におすすめの副業です。

LINEスタンプの販売は、アプリ内で簡単にスタンプ作成ができ、作成したスタンプの審査申請から販売までが一貫して行えます。

ただし、LINEスタンプの販売収益が、減少の一途にある状況なので、イラストを描くのが得意という方は、イラストレーターとしての仕事の片手間に作成をすることで収入額が増額します。

前節で気軽に始められるおすすめの副業を紹介してきました。

副業は、本業の片手間にできるものが多いので、ちょっとしたお小遣い稼ぎや収益の足しにしたい方に最適です。

ここでは、副業を始めるメリットを4つ紹介します。

収入が増える

副業を始める最大のメリットは、収入が増えることです。

特に、本業だけでは生活が厳しい方や、将来的な資産形成を始める時に有効的です。

また副業で得た収入を株式などに投資すれば、資産をさらに増やすこともできます。

自分のスキルや趣味を活かせる

副業の中には、自分のスキルや趣味を活かして収益を得ることができるものから、仕事に対するやりがいが増すものもあります。

特にスキルや趣味が活かせられる仕事は、本業とは違った学びややりがいが感じられるうえ、ストレスの軽減にもつながります。

また、新しいことを学ぶきっかけや、自己成長の機会にもなります。

本業とは違った楽しみが得られる

副業は、本業とは違った楽しみがあります。

新しい人との出会いや、自分が興味を持っている分野での活動が中心になるので、刺激的な経験になります。

将来的に独立するための準備ができる

副業を始めてから、収益が安定してくれば、副業を本業にすることもできます。

実際に副業で得た経験やスキルを活かして起業する方もいます。

また副業で得た収益を元手に独立するための資金を貯めることも可能です。

副業の多くは、自分から仕事を探して受注するものが多く、様々なサービスを活用していく必要があります。

ここでは、副業の探し方を4つ紹介します。

SNSを活用する

TwitterやInstagramなどのSNSは、個人や企業が案件を依頼する場所として活用していることが多いので、案件探しに最適です。

常時案件が飛び交っているわけじゃありませんが、人手不足による急募が多いので、初めて副業をされる方におすすめです。

ただし、SNSを活用した営業は、案件を出している個人や企業と直接やり取りを行うので、取引経験がないとトラブルに発展することもあります。

相互間でトラブルに発展しない工夫として、契約書を交わしたり、作業範囲を明確にするなど、事前準備が必要になります。

またSNS上に飛び交っている案件の中には、スパムや詐欺に近い物もあります。

知り合いからの紹介

身内や知り合いから仕事を紹介してもらう方法もあります。

オフラインでやり取りを行うので、人なりの判断がしやすいというメリットがあります。

ただし、紹介してくれる案件が希望に適ったものじゃないや、マルチの勧誘などの場合もあります。

信用できる相手からの紹介とはいえ、中身をしっかり聞いたうえで契約するかどうかの話をしましょう。

副業サービスを活用する

副業サービスとは、システム開発や記事作成などの案件がインターネット上に掲載されているサービスで、初心者から上級者の各レベルに合った案件が豊富に掲載されています。

また案件の種類も選り取り見取りで、希望に適った副業を探すのに最適です。

代表的なサービスとして、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトや、Webライター向けのサグーワークスや翻訳案件を紹介するConyacなどがあります。

フリーランスエージェントを活用する

案件は、プログラミング言語やポジションなどの複数の条件を並べることで、希望に適った案件を探すことができます。

ただし、案件受注には、実務経験や一定レベル以上のスキルが求められるので、完全未経験の方にはやや不向きです。

また、代表的なサービスとして以下のものが挙げられます。

副業を始めれば、収益が増えるなどのメリットがありますが、うまい話で事が進むという保障はありません。

案件の中には、受注者を騙すようなものから、大金をえさに個人情報を抜き取るような悪質なものなどがあります。

ここでは、副業を始めるうえで気を付けることを3つ紹介します。

口約束の契約を交わさない

副業を始める時、個人間で案件を受け持つ場合、口約束で契約を交わしてはなりません。

案件を受注して何かしらのトラブルが発生した場合、自分の手で解決しなければならないので、案件受注の契約を交わすときは慎重に事を進めなければなりません。

契約書を交わしていれば、契約外のことを依頼されても、契約書を縦に自分の正当性を主張できますし、相手が納得しなければ、契約書を持って法的措置をとることも可能です。

個人間でのやり取りに自信がない方は、契約関係をサポートしてくれるクラウドソーシングを利用するのがおすすめです。

違法性がないかを確認する

副業の中には、特別な資格が必要になるものがあったり、法的にグレーなモノなどがあります。

中には、マルチ商法を促すものもあります。

マルチ商法が違法じゃないという声もありますが、違法な勧誘や販売は特定商取引に関する法律に抵触します。

案件を受注する際は、違法性がないかを確認したうえで、契約の話を進めましょう。

本業の就業規則を確認する

副業を始めるときは、必ず、本業の就業規則の「副業に関する規則」に目を通しましょう。

企業の大多数は副業を容認していますが、一部の企業では、副業そのものを禁止している場合もあります。

また副業を容認していても事前に許可を取っておく必要があったり、副業の種類に制限をかけているものもあります。

厚労省が提示している副業・兼業に関するガイドラインには、副業を行うこと自体は個人の自由である旨が記載されているので懲戒処分になる心配はありません。

ただし、何かしらの処罰を受ける可能性は高いので、バレた時のトラブルを回避するためにも、前もって副業に関する規則の確認をしておきましょう。

副業は、自分のスキルや趣味を仕事に生かせるうえ、月収入を増やすことができます。

副業を始めることで、経済的ゆとりが手に入るうえ、ある程度収入が安定してくれば、個人事業主として独立することも可能です。

また副業は、自分から案件を受注していかなければならない節があるほか、個人間で案件の受注をするため、内容の確認や契約などの手続きを慎重に行わなければなりません。

副業選びに成功するためにも、計画的な取り組みが大切です。

副業を始めれば、本業からは得られない経験やスキル、人とのつながりが構築できるなど、様々な変革をもたらしてくれます。

ぜひ今回紹介した副業を参考に、自分に合った副業を見つけて、充実した生活を送ってください。