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マンション買取でかかる手数料は?費用を抑えるコツや売却時の注意点も解説

【更新日】2024-01-11
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マンション買取でかかる手数料は?費用を抑えるコツや売却時の注意点も解説
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マンションを売却する際は、仲介と買取の方法があります。

不動産会社に仲介を依頼する方法が一般的ですが、買取査定をしてもらってそのまま買取してもらうことも可能です。

ではマンションを買取する際にかかる手数料はどの程度でしょうか? この記事ではマンション買取にかかる手数料を解説してから、マンション買取の費用を抑えるコツや売却時の注意点を解説します。

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マンション買取とは?

マンション買取とは、マンションの売却方法の一種です。

個人に購入してもらうのではなく、不動産会社に直接買取してもらう方法です。

不動産会社はマンションを買取してからクリーニングやリフォームを行うことで、資産価値を高めて再び販売します。

仲介とは違って購入者を見つける必要がないため、買取依頼をしてからすぐに買取してもらえるメリットがあります。

できるだけ早くマンションを手放したい人におすすめの売却方法です。

マンション買取にかかる手数料

マンション買取にかかる手数料は、次の4点です。

  • 印紙税
  • 抵当権抹消費用
  • 譲渡所得税
  • 住宅ローンの一括返済手数料

それぞれかかる手数料を解説します。

印紙税

売買金額 本則税率 軽減税率
10万円~50万円 400円 200円
50万円~100万円 1,000円 500円
100万円~500万円 2,000円 1,000円
500万円~1,000万円 10,000円 5,000円
1,000万円~5,000万円 20,000円 10,000円
5,000万円~1億円 60,000円 30,000円

印紙税は課税文書の契約書に、収入印紙を貼って納税する必要がある税金です。

不動産の取引では必ずかかるので、不動産の売却価格によって上記の金額の印紙を購入する必要があります。

令和4年3月31日までの間で作成された契約書類については軽減税率が適用されるので、覚えておきましょう。

抵当権抹消費用

マンションの買取売却を行う際には、マンションの所有権が不動産会社に移動します。

住宅ローンを組む際に、契約者には不動産を担保にする抵当権が設定されていますが、マンションを売却する際には抵当権を抹消する必要があります。

抵当権抹消には登記手続きが必要で、抹消の際には1不動産につき1,000円かかります。

建物と土地に抵当権をそれぞれ設定している場合は、併せて2,000円を支払う必要があります。

ただし、登記手続きは面倒なので、スムーズに進めるために司法書士に依頼するのが一般的です。

司法書士に依頼する際は依頼料として15,000円~20,000円程度がかかります。

譲渡所得税

所有期間 譲渡所得税率
5年以下 39.63%
5年以上 20.315%

不動産を売却して利益が出た場合は、譲渡所得税がかかります。

譲渡所得税は不動産の所得期間によって税率が変わり、5年以上か5年未満で大きく税率が変わります。

税率が倍近く変わるため、5年間程度マンションを保有している場合は、できる限り5年以上たってから買取してもらうと良いです。

不安な人は、不動産会社に買取依頼する際に相談しておきましょう。

住宅ローンの一括返済手数料

マンションを買取売却する際に、住宅ローンが残っている場合は抵当権を抹消するために一括で返済する必要があります。

まとめて金額を返済する際には、5,000円~20,000円程度の一括返済手数料がかかります。

金融機関によって異なるので、買取をする際にはできるだけ早めに確認しておきましょう。

またインターネットバンキングを利用すると手数料は安くなり、窓口で直接対応してもらうと手数料が高くなる傾向があります。

できるだけ手数料を安く済ませたい人は、ネット上で手続きできないか調べてみましょう。

マンション買取をするメリット

マンション買取をするメリットは次の通りです。

  • 短期間でマンションを売却できる
  • 仲介よりも売却費用が抑えられる
  • 契約不適合責任を負わなくて済む

マンション買取をしてもらうことで、仲介を依頼するよりも優れているポイントがあります。

以下にそれぞれのメリットを解説していきます。

短期間でマンションを売却できる

マンション買取を依頼することで、仲介よりも短期間でマンションを売却できます。

仲介を依頼すると、仲介手続きから売買契約を結ぶまでに半年以上かかるケースもあります。

買い手が見つかるまでに時間がかかるので、急いで購入者を探したい人は買取を選ぶと良いです。

買取は不動産会社と契約内容が確定すれば、すぐに売買契約を結んで契約が完了します。

最短で1週間程度で売却可能なので、非常におすすめです。

仲介よりも売却費用がかからない

マンション売却で仲介を依頼すると、数十万円~百万円程度の仲介手数料が発生します。

仲介手数料とは、不動産会社が買い手を見つけてくれる代わりに支払う手数料です。

仲介手数料は売却価格の5%程度がかかるので、金額としては相当大きくなります。

しかし買取であれば直接買取をしてもらえるため、仲介手数料を支払わずに済むのでお得です。

契約不適合責任を負わなくて済む

マンションなどの不動産を売却する際、買主が個人の場合は契約不適合責任を負う必要があります。

契約不適合責任とは、物件に不備(瑕疵)が見つかった際に元の売り手が責任を負う制度です。

例えば雨漏りなどの瑕疵が売却後に見つかれば、損害賠償責任を負う必要があります。

しかし買取であれば買い手は不動産会社なので、契約不適合責任は免責となります。

瑕疵があったとしても責任を負う必要がないので、余計な心配をする必要がありません。

マンション買取でできるだけ費用を抑えるコツ

マンション買取でできるだけ費用を抑えるコツは次の通りです。

  • 5年以上所有してから買取する
  • 特別控除を利用して節税する

マンション買取では様々な手数料がかかりますが、上記を意識すれば費用を抑えることも可能です。

以下にそれぞれのコツを解説します。

5年以上所有してから買取する

マンションを買取してもらう際には、譲渡所得税がかかります。

所得税と住民税の税率が5年以上所有しているかどうかで大きく異なるため、可能であれば5年以上保有しておくと良いです。

5年以内で売却してしまうと税率は39.63%かかるので気をつけましょう。

特別控除を利用して節税する

居住用として使用していたマンションを買取してもらうのであれば、特別控除を利用できます。

適用条件としては、次の内容があります。

  • 現在主に居住しているか
  • 空き家の場合はすまなくなってから3年以内
  • 家族などへの売却ではないか
  • 前年・前々年二同じ特例を受けていないか

基本的には住んでいた家を売却する際には適用されるので、確認してみましょう。

マンションを買取してもらう際の注意点

マンション買取をしてもらう際には、次の点に気をつけましょう。

  • 仲介よりも買取価格が低い
  • 買取してもらえないこともある

マンションは買取してもらうメリットもありますが、次の点は理解しておきましょう。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

仲介よりも買取価格が低い

マンション買取では、仲介よりも買取価格が低くなります。

仲介は不動産会社が買い手を見つけて売却手続きをしてくれますが、査定金額は大きく異なります。

買取では仲介手数料がかからないので余計な費用を支払う必要はありませんが、仲介手数料を引いても仲介の方が高く売却できます。

そのため、基本的に時間にゆとりがある人は仲介を利用した方が金銭的にお得です。

買取価格は明示されていないため、査定の正誤は一派的に判断できなくなっています。

できる限り買取で高く売りたい場合は、複数の買取業者に連絡して査定してもらうと買取価格が比較できます。

買取してもらえないこともある

マンション買取では、価値が低いと買取してもらえないケースもあります。

不動産会社はリフォームやクリーニングをして売却が見込める物件は買取してくれますが、価値が低いと買取拒否されることもあります。

買取してもらえない場合は、建物を取り壊して土地を売るか、他の買取業者にも連絡して買取依頼するかなど、別の方法を取りましょう。

買取業者専門の会社に連絡すると、多少価値の低い物件でも買取してもらえる可能性が高まるのでおすすめです。

マンション買取の手数料は譲渡所得税によって大きく異なる

マンション買取の手数料は、印紙税・譲渡所得税・住宅ローンの一括返済手数料・抵当権抹消費用が掛かります。

中でも譲渡所得税は売却で利益が出た際に支払わないといけない税金ですが、不動産の所有年数が5年以内では40%近い税率がかかるので大きな割合を占めます。

また、買取では仲介手数料はかかりませんが、仲介を依頼した場合よりも売却価格は下がることを認識しておきましょう。

できる限り費用を抑えたい場合は、特別控除が利用できないか、不動産の所有年数が5年以上になってから買取できないか判断すると良いです。

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