40坪の土地でできる、おすすめの土地活用は次の7つです。

• アパート経営
• 戸建て賃貸
• 駐車場経営
• トランクルーム経営
• 店舗貸し出し（テナント）
• 自動販売機
• 広告看板設置

40坪の土地はある程度広さがあるので、様々な土地活用が可能です。

収益性や活用の手間を考えながら、自分の土地に最適な活用方法を探しましょう。

以下にそれぞれの特徴を解説します。

アパート経営

アパート経営は入居者から家賃収入を得ることで利益を出す土地活用で非常に人気がある活用方法です。

40坪の土地では始められないかと考えている人も多いかもしれませんが、都市計画法や建築基準法などの法規制をクリアしていれば始めることができます。

都市計画法は住みやすい街づくりのために土地の使い方を定めた法律で、アパートを建築することができるかどうか決められます。

また建築基準法は建物の敷地や構造について定めた法律で、40坪の土地では構造上アパートを建築できないこともあります。

法規制をクリアする必要はありますが、アパート経営は収益性が高い土地活用で、住宅街や駅から近い土地などであれば需要が見込まれるので高収入になりやすいです。

ただし、入居者が集まらない空室リスクもあるので、始める際は地域のニーズを考えてから始めると良いです。

戸建て賃貸

戸建て賃貸経営は近年増えている土地活用で、戸建てを1世帯に貸し出して家賃収入を得る土地活用です。

生活音を気にする必要がないため、特に子供がいるファミリー層から人気があります。

アパートやマンションが多いエリアでは、戸建て賃貸は特に人気があるので検討しましょう。

また戸建て賃貸経営は、家を気に入った借主に家をそのまま売却できる可能性もあるので、価値の下がった戸建てを不動産会社に売却する必要もなくなるメリットがあります。

アパート経営に比べると収益性は低くなりますが、安定して家賃収入を得やすい特徴があるのでお勧めです。

駐車場経営

駐車場経営は、駐車場として区画分けしたスペースを貸し出して、賃料を得る土地活用です。

駐車場経営は主に「月極駐車場」「コインパーキング」の2つにわけられます。

月極駐車場は個人と契約して1か月ごとの賃料を受け取る方法で、コインパーキングは時間貸しして賃料を得る方法です。

40坪程度あれば5台程度の区画が作れるので、ある程度の収益が期待できます。

月極駐車場とコインパーキングは、土地のエリアによってどちらがいいか判断しましょう。

たとえば観光地の近くであればコインパーキングが良いですし、住宅街などであれば月極駐車場のニーズが多くなります。

トランクルーム経営

トランクルーム経営とは、コンテナを設置して物を預けたい利用者から賃料を得る方法で、近年非常に人気が高まっています。

アパートや戸建て賃貸に比べると、コンテナを設置するだけなので初期費用も安く済みます。

また変形地でも始めることができるので、40坪あるけど整形地でない場合でもおすすめです。

特に周辺が住宅街で、収納の需要がある地域ならトランクルームを利用する人も多いので向いています。

コンテナを設置するだけなので、別の土地活用を始めたい時はすぐに撤去できる点も魅力です。

店舗貸し出し（テナント）

店舗貸し出しとは、所有する土地にテナント貸し用の店舗を建築して、飲食店などのテナントを探している事業者に貸し出す土地活用です。

店舗を貸し出す賃料が収入となります。

人通りが多い道路沿いや、幹線道路沿いなどの土地であれば特に借りたい事業者は多くなります。

商業施設の賃料相場は住居系よりも高く設定されていることが多いので、利回りは10％～20％程度と高い収入が期待できます。

商業集積地に土地を所有している人は検討してみましょう。

自動販売機

自動販売機の設置も、40坪の土地でできる土地活用としてはおすすめです。

自動販売機の運営会社に依頼すれば、自動販売機の設置から集金・空き缶回収まですべて担当してくれるため、運営側の手間もかかりません。

初期費用がほとんどかからずに始めることができ、売り上げの20％前後の収入が得られます。

また自動販売機の設置は、駐車場経営やトランクルーム経営などと組み合わせて始めることが可能なので、追加の利益として期待できます。

特に人通りの多いエリアであれば、そこそこの収益が期待できるのでお勧めです。

広告看板設置

交通量や人通りは多いけれど、土地活用が難しい地域におすすめの活用方法が広告看板の設置です。

広告看板は一度契約できれば、その事業者が倒産するなどしない限り解除される可能性が低いので、長期間安定した収入になりやすいです。

広告看板は立地が限定されますが、上手く条件がかみ合えば大きな収益になります。

他の土地活用とも組み合わせることも可能なので、さらに収益性を高めたい人におすすめです。

土地活用のアイデア9選！土地の広さ別に発想のヒントを紹介

40坪の土地を活用する際には、次の点に気をつけましょう。

• 建ぺい率と容積率を調べる
• 立地のニーズを一番に考える
• 複数の会社に土地活用のプランを請求する

40坪の土地があればある程度土地活用の幅は広がります。

しかし、上記のポイントに気を付けていなければ始めた後に損することもあるので確認しておきましょう。

以下にそれぞれの注意点を解説します。

建ぺい率と容積率を調べる

土地活用を始める前に、所有する土地の建ぺい率と容積率を調べましょう。

建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合、容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合のことを指します。

決められた建ぺい率と容積率をオーバーする建物は建築できないので、アパートなどを建築したくてもできないケースがあります。

事前に建ぺい率と容積率を調べたうえで、土地活用を選択するようにしましょう。

立地のニーズを一番に考える

40坪の土地ではある程度できる土地活用も限られているので、できるだけ収益性の高い活用を始めたいと考える人も多いかもしれません。

しかし、土地の大きさに関わらず、一番に考えなければならない点は立地のニーズです。

アパート経営をしても家を探している人が少ないエリアでは収益も下がるので、その土地の需要に合った土地活用を選ぶことを優先しましょう。

所有する土地の周辺エリアの需要を確認するか、不動産会社に相談するなどして、どの土地活用であれば利用者が多いかを確認しましょう。

複数の会社に土地活用のプランを請求する

土地活用は同じ活用方法でも、企業によってプランが異なります。

同じ土地でも提案してもらえる土地活用の種類は異なるので、複数の会社に相談してプランを比較しましょう。

自分がアパート経営をしたいと思っていても、他のプランの方が高い収益性が期待できることが分かるかもしれません。

土地活用を始める際は、1社だけに頼らず、複数の選択肢から選ぶことを心がけましょう。

40坪の土地があれば、様々な土地活用が可能です。

都市計画法や建築基準法などの法規制を破らないようにする必要はありますが、それでも複数の活用方法があるので自分の所有する土地に合った活用方法を選択しましょう。

土地活用には収益性が高いものや初期費用を抑えて始められるものまであるので、土地活用の目的や自己資金に合わせて始めると良いです。