不動産の物確とは、既に契約が決まっていないか・まだ契約可能かを確認する作業を指します。
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不動産会社に賃貸・購入物件の相談に行った際、営業マンの使うテクニックに「カラ電」というテクニックがあるのをご存知ですか?
このカラ電は、不動産業界で使う隠語でもあります。
顧客側から見ると、売主・管理会社に契約可能か確認しているかのように見えるのがこのテクニックです。
しかし、その裏には「契約を勝ち取る」「紹介できない理由がある」など事情がある場合こともあります。
この記事では、不動産会社が「カラ電」を使う理由と、信頼できる不動産会社選びのコツを解説します。
「カラ電」とは、顧客の見ているタイミングで、架空の相手と電話がつながっているように見せるテクニックです。
この時、売主・管理会社へ、まだ仲介可能かを伺っている風にみえます。
入居が既に決まっている物件があり、店先などの掲示を見た顧客が営業マンにまだ契約可能か、伺ったとしましょう。
営業マンはここで、ただ断るのではなく「たった今」契約が決まった風に見せ、別の物件への案内をスムーズに切り替えることができます。
カラ電は、顧客へ対する何かしらの事情があり使われるテクニックです。
その物件を紹介したくない・決めたくないなどの事情から、理由をつけ選択肢を「消す」目的にも使われます。
カラ電は、消す目的以外に、契約獲得時にも有効なテクニックです。3つのポイントに分けて解説していきます。
一つ目は、「すでに入居が決まっていた時」です。
仲介会社へ物件の問い合わせをした際、既に入居が決まっていたとします。
条件の良い物件は、顧客を自社へ呼びやすいので、空室と説明したまま自社へ誘います。
物件説明を一通り終え、営業マンが契約できるか電話をかける「フリ」でカラ電をします。
しかし、すでに契約は決まっているので、ついさきほど決まってしまったといわれるでしょう。
顧客にとっては残念ですが、できる営業マンは、ここから次の物件の案内の紹介を始めます。目星物件への誘導もスムーズにできるでしょう。
二つ目は、「顧客に感動を与えたい時」です。
「家賃がもう少し低ければ…」という理由から、契約を断念した経験はありませんか?
ここで、できる営業マンは道筋を立てます。
このように営業マンは、相手の感情を揺さぶってきます。
顧客が周囲にその話をすることで、次の顧客を集う「広告」にもなってくれるんです。
3つ目は「迷っている顧客を誘導したい時」です。
条件の良い二つの物件の契約で迷っているとしましょう。
営業マンは、その顧客の心理も利用します。
売主・管理会社にカラ電を行い、競合の顧客がいる風を装います。
顧客に先に取られたくないと思わせることが、契約成功に繋がります。
営業マンにとっても、カラ電を使う方が、契約に繋がりやすいんです。
賃貸・購入時には、不動産会社を利用することがほとんどです。
特にマイホームの購入は、人生に一度かもしれません。
中には、不動産会社の都合で、希望していない物件の契約を促す営業マンもいます。
ここでは、賃貸・購入時の不動産会社選びに使えるテクニックを消化します。
あらかじめ知っておくことで、一人での物件選びもしやすくなります。
一つ目のポイントは「土地をどこにするか・周辺施設は充実しているか」です。
主に駅周辺を探す方も多いと思いますが、駅周辺は激戦区で家賃も高いです。
ポータルサイトで検索する際は、あえて想定よりも広く検索しまします。
そうすることで、徒歩圏内に、目星の物件も見つかるかもしれません。
周辺施設でオススメしたいのが「ドラッグストア」が近くにあるかです。ドラッグストアは、食品や日用品がスーパーに比べて安く、薬までなんでも揃います。一店舗あるだけで生活の充実度は上がるので、積極的に選んでもいいかもしれません。
二つ目のポイントは「希望条件をあらかじめ準備」しておくことです。
仲介会社へ訪れる際、スムーズに案内もできますし、候補を大きく絞ることもできます。
などが挙げられます。
ここで注意したいのが、Wi-Fiなどインターネット設備についてです。
気を付けておきたいポイントをまとめると、以下の3点が挙げられます。
希望条件として、上がることの多いネット環境ですが、細かく知り物件選びに後悔のないようにしましょう。
SNSやネットの口コミ評価を参考にするのもオススメです。
もちろん、全員が悪く評価している可能性は低いです。
しかし、対応が適当・きつく当たってくる会社は、自然とクチコミも悪くなります。
特に、逆切れされたなどあり得ない対応の口コミがある場合は、避けるべきです。
ここで注意してほしいのが、スパムレビューを信用しすぎる点です。
スパムレビューとは、わざと悪く書くことで、会社の評価を下げるクチコミを指します。
見極めは難しいですが、何度も書いている、一件だけ悪く評価しているなどの場合は、スパムレビューの可能性があります。
最後に「複数の不動産会社に問い合わせる」ことも大切です。
希望する条件が全て備わっている物件は、基本的にはないといえます。
そうすることで、信頼できる仲介会社に巡り会うこともできます。
希望する条件の物件が決まっていた場合、親身になって相談に乗ってくれる会社は、安心して契約できます。
売り上げよりも顧客に安心感を与えられる会社の方がいいです。
不動産会社は、「仲介・管理」を両方に担っている会社を選ぶのもオススメです。
トラブルの時に、大家さんに変わって駆けつける管理会社もいます。
何より、設備関係をよく知っている点は、入居も安心してできます。
ここまで、カラ電はなぜ使われるのか・良い不動産会社を選ぶ際のポイントについてもまとめてきました。
カラ電を使う営業マンにとってのメリットは、以下の3点です。
できる営業マンは、ただ条件の良い物件を提示するわけではなく、顧客の心理を利用し、自分のノルマも達成させます。
経験と実績が可能にするテクニックですが、その分信頼できるともいえます。
騙されたと思うのではなく、なぜカラ電を使っているのかという事情を知ることで、次回物件探しの役に立ちます。
不動産の物確とは、既に契約が決まっていないか・まだ契約可能かを確認する作業を指します。
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この記事では、不動産営業マンが使うカラ電のテクニックを紹介しています。
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