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不動産査定業者の選び方とは?依頼する時のポイント・注意点

【更新日】2023-12-08
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不動産査定業者
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不動産価格を知りたい時は、不動産会社に無料で査定依頼をするのがセオリーです。

不動産会社の力量はピンキリで、査定額もそれぞれ異なります。

今回は、不動産査定業者の選び方と依頼時の注意点を詳しく解説していきます。

不動産査定の方法を徹底解説!査定額の計算方法・査定価格が決まる仕組み

不動産査定業者への依頼は慎重にすべき理由

不動産査定業者の選び方とおすすめ査定業者に依頼する時のポイント・注意点を徹底解説

不動産を売却する際、どの業者と契約するかは慎重に選んだほうが良いというのは多くの方が知っているかと思います。

ただ、不動産を査定に出す場合は無料で気軽に依頼するという方も多いのではないでしょうか。

実は不動産査定の段階から、しっかりと不動産会社を選んだほうが良いのです。

不動産査定は売却の第一歩

不動産会社はどこも無料で査定サービスを提供していますが、これは決してボランティアでやっている訳ではありません。

仲介売却はまず不動産会社の査定を受け、価格に納得いけば契約を結ぶという流れになります。

つまり、不動産会社は契約をとるための営業手段として、査定サービスを提供しているのです。

売主側からすれば気軽に査定を依頼したつもりでも、業者からしたら「全国に数万社ある不動産業者の中から、うちを選んでくれた」という受け取り方になるので、必死に営業をかけてくる可能性があります。

適当に査定業者を選んで依頼すると、その流れで契約を結んでしまい失敗する可能性が高くなります。

不動産査定業者を選ぶ際は、その先の売却を見越して依頼する必要があります。

不動産査定業者によって精度・信ぴょう性は異なる

不動産査定額は100%あてになる訳ではありません。

業者によって価格はピンキリで、金額が正確ではない業者も存在します。

査定額の精度が低い理由は、以下の3つが考えられます。

  • 不動産会社の実績が低い
  • 不得意なタイプ・エリアの不動産の査定を依頼した
  • あえて査定額を操作された

精度の高い不動産査定を依頼するには、地域の知識が豊富で、かつ特定の物件タイプの取り扱い実績が豊富な業者に任せなければいけません。

最も注意したいのが査定額だけ高い業者に依頼をしてしまうケース。敢えて査定額を高めに設定し、契約をもぎ取ろうとする悪徳業者も少なくありません。

こうした業者と契約してしまうと、割高物件とみなされて逆に売れ残るという末路になってしまうので、しっかり回避していきましょう。

不動産査定業者へ依頼をする賢い方法

上記の注意点を踏まえて不動産査定業者へ依頼をする場合は、質の低い業者を排除しつつ良い業者を絞り込んでいくことが求められます。

そのためには、査定依頼のフローを賢く考えていく必要があります。

ここからは、不動産査定業者へ依頼をするフローを紹介していきます。

【Step1】一括査定サイトで複数社に机上査定を依頼

不動産査定には、机上査定(簡易査定)と訪問査定の2種類があります。

  • 机上査定(簡易査定):依頼者の申告情報+各社の独自データで簡易的に査定額を算出
  • 訪問査定:机上査定+担当者の訪問調査によって査定額を算出

査定を依頼する際は机上査定と訪問査定のどちらか一方を選ぶことになりますが、実際には売却前に訪問査定をほぼ100%実施するので、机上査定を途中に挟むかどうかの違いとなります。

まずは複数の業者へ机上査定を依頼し、結果がかえってきたらある程度絞り込んだ上で訪問査定を依頼するのがおすすめです。

近年は一括査定サイトの登場により、複数社へ短期間で査定を依頼することが可能になりました。

一括査定によって比較した後、結果や査定額の根拠、加えて担当者の対応などで絞り込んでいきましょう。

【Step2】査定書の内容を比較する

依頼した査定の結果は査定書という形で戻ってきます。

各社の査定額だけでなく、査定の根拠・評価のポイントが記載されているので、そちらもしっかりチェックをしましょう。

査定の根拠で気になる部分・曖昧な部分があれば確認をすべきですし、他社の査定書を持ち寄って相見積もりをする方法もあります。

単純な金額だけを比較するのではなく、なぜその金額になったのか、その金額になるために必要なプランは準備されているのかまでもチェックしておきましょう。

【Step3】訪問査定を依頼する

不動産会社への査定は、トータルで6~10社に依頼をして、絞り込んでいくのがおすすめです。

ただ、これくらいの数の業者を比較すると、1社に絞り込むのが難しくなります。

ある程度絞り込んだら、訪問査定を依頼して最適な1社を決定していきましょう。

訪問査定はスケジュールを立てて、担当者の訪問を待ちます。

実際の訪問調査は1、2時間ほどで対象の不動産だけではなく接道状況や周辺環境、暮らしやすさなどもチェックをします。

これによってより高い精度の査定額算出が可能になる上、担当者とコミュニケーションをとることができ、自分に合った業者を見極めやすくなります。

不動産査定業者を選ぶポイント

不動産査定業者を選ぶ際は慎重に進めていく必要があります。

査定業者選びに失敗してしまうと、不動産売却も失敗してしまう可能性が高いです。

不動産査定は最初の手続きですが、売却結果にかなり大きな影響を与えます。

ここからは、不動産査定業者を選ぶ際のポイントを紹介します。

①不動産査定業者の実績を比較する

不動産会社は、それぞれ実績が異なります。

査定額は各社の実績・経験がもとになって算出されるので、実績の高い業者ほど査定の精度は高く、逆に実績の浅い業者は査定の精度が低い傾向にあります。

ある業者に査定を依頼して高い価格を算出してもらえたとしても、実績が低くて目利きの精度が甘いだけという可能性もあります。

取扱件数などの実績は公式HPで確認できるので、事前にチェックしておきましょう。

②不動産査定業者の得意・不得意を見極める

どの立地・どのタイプの不動産でも高額売却できる業者はありません。

どの業者にも得意のエリア・物件タイプというものがあり、得意ではない物件を業者に依頼しても最大限のパフォーマンスは見込めません。

実際に幅広いエリア・物件タイプをバランスよく扱っている業者は意外と少なく、90%以上がマンションや戸建てなど特定の物件であるところも多いです。

マンションの取り扱いが主な業者に遠方から一戸建ての査定を依頼しても、その査定額の精度に疑問が残る上、高く売れる可能性も低くなってしまいます。

エリアとタイプでまずは不動産会社を絞り込み、査定を依頼していきましょう。

③大手か中小か選ぶ

不動産会社は基本的に全国展開している大手業者と、地域密着型の中小業者の2種類に分かれます。

大手業者は検査・保証サービスが充実していたり、Webを使った宣伝に定評があったりすることが多いです。

ただ、大手より中小のほうが高い査定額を提示するケースもあり、決して大手に依頼すべきという訳ではありません。

また、大手は利益主義なところがあり、儲けになりそうにない売れない物件は契約を断るケースもあります。

一方で中小業者は慢性的に供給が不足しており、条件の悪い物件でも受け入れてくれる可能性が高いです。

ただ、これは傾向であって大手と中小のどちらが良いかは実際に比較しなければ分かりません。

まずは客観的に、業者の規模にとらわれず査定額を比較していきましょう。

不動産査定業者を選ぶ際の注意点

査定額と売却価格はイコールではない

査定額はあくまで不動産会社の予想見積もりであり、実際の売却価格とイコールではありません。

査定額通りに売り出したとしても運・タイミングによって売れ残ってしまえば、その状態を解消するために値下げをする必要が出てきます。

また、契約時の価格交渉で買主から値下げの依頼を受けて、下げざるを得ないケースもあります。

売却価格=市場価格であり、需要と供給のバランスで価格が変わることを理解しておきましょう。

査定額をわざと高く吊り上げる業者もいる

不動産査定は業者が「うちならこれくらいで売れる」という金額を無料で提示してくれるサービスです。

しかし、中にはあえて査定額を吊り上げることで契約を取ろうとする悪徳業者も存在します。

こうした業者に騙されてしまうと高く売れるどころか、逆に買主からそっぽを向かれて売れ残ってしまいます。

特に平均的な相場よりも2割前後高い査定額を提示してくる業者は危険です。

事前に不動産売却相場を調べた上で査定を依頼することで、こうした業者との契約を避けることができます。

不動産査定業者を上手に選べるかどうかで結果が変わる

不動産査定は人生に1度あるかどうかの手続きであり、事前知識も持っていない方が多いです。

不動産会社に言われた内容や算出された価格を鵜呑みにする方も多いですが、1社に言われたことが100%正解ということはありません。

ピンキリの業者の中から、しっかり厳選をして査定を依頼していきましょう。

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