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任意売却取扱主任者は法務・実務のエキスパート!資格概要と試験内容

【更新日】2019-12-09
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任意売却取扱主任者

任意売却とは、住宅ローンの残る家を売る手段です。

金融機関と交渉してローン残債の返済方法や圧縮の可否を相談しながら売却の許可をもらい、その後実際に不動産を売っていきます。

任意売却取扱主任者は、この交渉のエキスパートと言えます。

今回は、任意売却取扱主任者は実際にどんなことをするのか、資格を取るためにはどうすれば良いのか詳しく解説していきます。

任意売却をしたらどうなる?任意売却後のローン残債の行方・問題解決の方法

任意売却取扱主任者の業務内容

任意売却取扱主任者は、任意売却に関する正にスペシャリストと言えます。

債権者の話をしっかり聞き、弁護士とも協力しながら任意売却取引を成功へ導くコンサルタント的要素もあります。

また、任意売却の取引には通常の不動産売却の知識の他に、債権者への提案や調整、弁護士との連携が必要になります。

債権者の事情はそれぞれ違うことを理解しなければいけませんし、弁護士と連携する際にはかなりの知識が必要になります。

それだけでなく、任意売却をすると、その後のローン返済プランが変更されます。

これを債権者にとって無理がないように調整するのも任意売却取扱主任者の仕事です。

また、住宅ローンを返済するためには、それ以外のコストを工夫して減らしておく必要があります。

また、任意売却後の引っ越し先を早めに確保しておかないと、任意売却取扱主任者が立てた計画は実現します。

このように、任意売却取扱主任者は債権者の事情に合わせてかなり柔軟に動く必要がありますし、そのために多岐にわたる知識が必要になります。

モラルや人柄・カウンセリング力も重要になる

任意売却を通じてローン状態を解決しようと思ったら、かなりその人の事情に踏み込んでいかなければいけません。

債権者は借金でクビが回らず、人生に絶望していることも多いです。

こうした方と二人三脚で問題解決に取り組むためには、人間力も必要になっています。

生活の再建や心理状態の改善に関してもカウンセリングをおこなうため、知識があるだけでは務まらない仕事です。

任意売却取扱主任者になるのってどんな人?

任意売却取扱主任者は、試験を受けて合格すると取得できる資格です。

この試験の主な受験者は宅地建物取引業者や弁護士、または銀行員などです。

受験者の中には任意売却そのものにかかわる方もいれば、債務整理全般の業務を請け負う中で、そのうちの一つの解決方法である任意売却をマスターしておこうという考えの方も多いようです。

任意売却取扱主任者の試験内容

任意売却取扱主任者になるためには、毎年11月頃に実施されている試験に合格しなければいけません。

試験の合格率は40%前後で、こうした財務系・不動産系の試験の中では、そこまで難しいものではありません。

ちなみに、この試験は「一般社団法人 全国住宅ローン救済・任意売却支援協会」によって実施されています。

任意売却取扱主任者試験の申込条件

任意売却取扱主任者の受験資格は、以下の方に付与されます。

  • 弁護士・税理士・司法書士・FP・宅地建物取引主任者のいずれかの資格を持つ人
  • 金融機関・債権回収業・不動産業に2年以上従事した人

一方、以下の条件に当てはまる方は受験をすることができません。

  • 成年被後見人・被補佐人
  • 禁錮以上の刑に処され、執行が完了してから5年以内の人
  • 宅地取引主任者としての事業禁止が完了してから5年以内の人

任意売却取扱主任者試験の内容

試験は4択問題を40問に、筆記が2問の構成です。

試験は120分です。

内容は、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、民事訴訟法、民事執行法、税法、民法、弁護士法などの法律問題。任意売却の手続きや実務に関する問題の大きく2種類に分かれます。

願書の申し込み期間 7月中旬~9月中旬
試験日程 11月下旬
試験地 東京・大阪
受験料(税込) 16,200円
合格発表 翌1月上旬

任意売却取扱主任者は試験に合格したらすぐ名乗れる?

任意売却取扱主任者の試験に合格したら、試験合格日から5年間、資格登録をする権利を得ることができます。

資格登録の希望者は、6時間の指定講習を受けた後に、登録をするようになります。

ちなみに、指定講習を受ける際は、54,000円の受講料がかかるので注意しましょう。

必ず登録が必要なので、試験合格後すぐに名乗れる訳ではありません。

任意売却取扱主任者の権威性は今後高まっていく

普通の不動産会社は任意売却に関するノウハウを持ち合わせていないか、特別な勉強をしなくても自分なりに実施しているケースが多いです。

それでも、昔は最寄の不動産会社や、代々利用していた不動産会社のお世話になるのが当たり前だったので、不動産会社ごとの実力差というのはあまり分からなかったのです。

今は不動産会社も能力を比較して選ぶのが当たり前になったので、任意売却取扱主任者のように実力をしっかりアピールできる業者の人気は今後より高まると考えられます。

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