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任意売却をすると信用情報が傷つく?信用情報機関のブラックリストに登録されるのか

【更新日】2023-12-11
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任意売却をすると信用情報が傷つく?
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任意売却をする際に気になるのが、信用情報です。

信用情報に任意売却の履歴が登録されてしまうと、今後のローン審査などに不利なイメージがあります。

また、信用情報がブラック状態になると、クレカの利用などにしばらく支障が出る可能性もあります。

果たして、任意売却をすると信用情報にキズがついてしまうのでしょうか?

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信用情報のブラックリストは存在しない

前提として、ブラックリストというものがはっきり存在する訳ではありません。

信用情報に支払いの滞納や債務整理の履歴などが残っている状態(金融ブラック)を、便宜上ブラックリストと呼んでいるのです。

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金融事故の内容によって登録期限が決まっている

金融事故にはそれぞれ信用情報に登録される期限があり、期限を過ぎると「ブラックから抜け出す」「喪明け」などと表現します。

ブラックリストの登録期限は、金融事故の重大性に比例して決まります。

事故情報 JICCの登録期間 CICの登録期間 JBAの登録期間
支払いの延滞に関する情報 最大5年以内 5年を超えない期間 5年を超えない期間
  • 債権回収
  • 債務整理
  • 保証履行
  • 強制解約
  • 破産申立
  • 債務譲渡など
5年を超えない期間(債権譲渡に関しては、発生から1年を超えない期間) 決定から10年を超えない期間
不渡り情報 発生から6ヶ月を超えない期間(取引停止処分の場合は処分日から5年を超えない期間)
クレカやローンへの申込情報 照会日から6ヶ月間 照会日から6ヶ月間 照会日から6ヶ月間
クレジット情報 契約期間中~終了後5年以内 契約期間中~終了後5年以内 契約期間中~終了後5年以内
利用記録 利用日より6ヶ月間 利用日より6ヶ月間 利用日より6ヶ月間

事故情報が登録されている期間内は、ローン審査などに通過しにくくなります。

任意売却をすると信用情報機関にどれくらいの期間登録される?

任意売却をする場合も、信用情報機関に登録されています。

そもそも任意売却をするのは住宅ローンを滞納している方ですから、ローン滞納情報が信用情報機関に登録されています。

一方、任意売却という作業自体は、特に信用情報に悪影響がある訳ではありません。

重大なのは、どちらかというと過去に住宅ローンを滞納してしまったことです。

では、任意売却をした後は信用情報機関にどれくらいの期間登録されるのでしょうか。

任意売却でローンを完済すれば最大5年で履歴は削除される

住宅ローンの滞納履歴が消えるまでの期間は、滞納状態が解消されてから計算します。

任意売却で住宅ローン残債を一括返済することができたなら、そこで滞納状態が解消されます。

任意売却・一括返済から最大5年が、この場合の登録期間となります。

任意売却後に住宅ローン残債が残ったケース

任意売却をしても、その代金をもって一括返済ができないケースがあります。

この場合、残債は無担保ローンという扱いになり、債権回収業者へ支払いと続けていくことになります。

この場合は一度住宅ローンの返済を完了して新たなローンの返済を進めることになるので、完済できた時と同じく任意売却をした時から最大5年で事故情報は削除されます。

ただし新たなローンを返済中という情報は残ってしまいますし、返済を滞納すればまた新たにブラック情報が掲載されます。

任意売却後に自己破産をしたケース

任意売却後に自己破産をした場合は、ローン滞納歴より自己破産履歴の方が大きな影響を及ぼします。

自己破産情報が信用情報に掲載されるのは、最大5~10年です。

任意売却後は信用情報だけでなく社内ブラックにも注意しよう

任意売却後に注意すべきは信用情報に残った金融事故履歴だけではありません。

信用情報に登録されていた事故情報が削除されたとしても、ローンを滞納した金融機関にはあなたの情報がブラックリストに残り続けます。

この社内ブラックのほうが、今後の長い人生を考える上では怖いのです。

あなたが三井住友銀行の住宅ローンを滞納して任意売却をおこなった場合、今後同じ住宅ローンの審査に通るのは難しいでしょう。

またグループ事業・会社内で情報を共有しているとしたら、三井住友銀行グループのクレジットカード、教育ローン、フリーローンなど、あらゆる商品の利用に影響する可能性があります。

社内のブラックリストには削除期限がないので、いつまでも情報が残る可能性があります。

確実に金融商品を利用するなら、一度滞納した金融機関は利用しないことをおすすめします。

ローン滞納時点で信用情報は傷ついている!ためらわず任意売却すべし

ローンを滞納した時点で信用情報には傷がついているので、任意売却をしたからどうにかなるという訳ではありません。

むしろ早めに任意売却をして残債を0にしたほうが、早期に信用情報から滞納情報を削除してもらえます。

任意売却をしたいけど信用情報が不安という方は、余計なことを考えず1日でも早く手続きをおこなうことをおすすめします。

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